レビュー

Xiaomi Redmi 5 Plus総合レビュー:性能、電池持ち、充電時間(Part2)

  • 2018-02-04
  • 2018-08-07
9/10
  • 2万円という安さを一切感じさせない、良質なアルミボディ
  • Mi MIX 2と同じ画面サイズ・解像度で映像が綺麗
  • Micro SDスロットやイヤホンジャックを装備
  • 電池持ちが良い!使い方によっては2〜3日充電要らず
  • 端子がMicro USB
  1. 本体外観、ディスプレイ
  2. 性能、電池持ち、充電時間
  3. カメラ、MIUI、仕様、販売情報

※この記事は2ページ目です。初めてご訪問された方は、1ページ目からお読み頂いたほうが分かりやすいかと思います。

Xiaomi Redmi 5 Plus グローバルバージョン

Snapdragon 625搭載で日常使いには十分なパワーを確保

人間でいえば頭脳にあたるパーツ「SoC」(システム・オン・チップ)としては、QualcommのSnapdragon 625が採用されており、日常使いなら十分満足できる処理能力を確保しています。

採用例としては、XiaomiスマホではMi5X(A1)やMi MAX 2やRedmi Note 4Xなど、国内発売されている機種ではASUS ZenFone 3やHuawei novaなどが挙げられます。ミドルレンジスマホではド定番のSoCです。

Snapdragon 630や660といった600番台の新型が既に登場しているのにも関わらず、2年前の625を積んでいるのは少々残念な点ではありますが、依然として低燃費で発熱控えめなSoCであることに変わりはないので、大きな減点ポイントとは考えていません。性能だけでなくお値段もアップしてしまっては、Miシリーズとのすみわけが難しくなるので、むしろ正解かなと。

ベンチマークアプリ4種の結果

お馴染みのベンチマークアプリ4種(Antutu v6、v7、Geekbench 4、3DMark)のスコアを一挙に公開します。いずれも、発熱によるばらつきを観察するため3回連続でテストしましたが、落ち込み無く極めて安定したスコアを記録しました。

Antutu Benchmark v6.3.7

まずは、ド定番の「Antutu Benchmark v6.3.7」。総合スコアは6.3万点前後で、3Dは1.3万点台、CPUは2万点台となりました。

ついでに、他のAndroidスマホと比較してみました↓ Huawei novaやP10 liteなど、3万円前後で売られている国内の格安スマホと同水準。

Antutu Benchmark v7.0.4

続いて、当ブログでは初登場となるAntutu Benchmarkの新バージョンv7.0.4です。総合スコアは7.6万点で、CPUは3.8万点、GPU(旧3D)は1.2万点後半を記録しました。

よく見てみると、1回目と2回目のスコアが全く同じなのですが…なんという偶然…。

Geekbench 4

次に、CPUの処理能力を測るべく「Geekbench 4」を走らせました。シングルコアスコアが約860点、マルチコアスコアは4,200点後半をマーク。

3DMark Sling Shot Extreme

最後に、3Dグラフィックの処理能力を測る「3DMark」の「Sling Shot Extreme」です。

電池持ち良いぞ!

4,000mAhの大容量バッテリー、そして省電力性に長けたSnapdragon 625が載っているということで、電池持ちにはかなり期待を寄せていましたが、やはりその通りでした。

「PCMark」というベンチマークアプリに備わっているバッテリーテスト機能「Work 2.0 battery life」にて調査。

このテストは、Webブラウジングや写真編集、表・グラフデータの処理などなど、日常的に想定される作業を永遠と繰り返すというもの。バッテリー容量や公称値にとらわれず、正確な駆動時間を測ることができる、大変便利な機能です。

結果、バッテリー残量100%の状態から20%に至るまでに掛かった時間は12時間16分を記録し、同社のフラッグシップスマホ「Mi6」や「Mi MIX 2」よりも優秀。ゲームをしなければ、余裕で2〜3日は充電要らずで使えてしまいます。

(画面輝度50%、明るさの自動調節をオフ、Wi-Fiは2.4GHzのネットワークへ接続し、Bluetoothはオフにした状態で計測)

充電時間

ただし、急速充電には対応していないので、充電時間は平々凡々。

【追記】ワットチェッカーに不具合があり、正常に計測されていませんでした!チェッカーを変えて実験したところ、QuickCharge 3.0充電器を用いた場合の出力は9V / 1.5A前後を記録し、Redmi 5 Plus側には急速充電を示す稲妻アイコンが表示されました。

※ただし、端末そのものはQC2.0止まりのもよう。

4,000mAhと大容量なバッテリーを搭載するRedmi 5 Plusですが、2時間あればバッテリー残量一桁の状態からフル充電できてしまうので、よほど急いでいる時でなければ支障ありませんね。

Xiaomi Redmi 5 Plus グローバルバージョン

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  • jubilee より:

    はじめまして、こんにちは。
    いつも楽しく拝見させていただいております。
    このたび、香港でRedmi5 plusをゲットしましたので
    香港版についての情報を・・・
    MIUIはGlobai9.2 Stable 9.2.6.0でした。
    日本ロケールや日本語にも標準で対応してました。
    グローバル版でしたので、GOOGLE PLAYなど一通りのモノは入っておりました。
    まだ、起動したばかりであまりいじっていないのでこれくらいしかご報告できませんが
    参考になれば幸いです。
    それではまだまだ寒い日が続きますので体調に気をつけてがんばってください。

  • k より:

    質問させてください。

    こちらのWork 2.0 battery lifeの結果に、他の機種も含め結果が掲載されていますが、どのような設定での計測ですか?
    (画面輝度(最大輝度?,~%程度?,自動調整off?)、その他(Wifi,Bluetoothのon/off等)など)
    大変興味深かったので手持ちの機種で実際に計測してみたのですが、輝度の設定変更は少なからず影響するようでしたので、今回のこちらのテストの設定を参考にさせていただきたく。

    よろしくお願いいたします

    • pasoju より:

      以下の条件に統一して計測しています。(今しがた、記事にも追記しました)
      ・画面輝度:約50%
      ・明るさの自動調節:オフ
      ・Wi-Fi:2.4GHz帯のネットワークへ接続
      ・Bluetooth:オフ
      ・スピーカー:オフ

      >輝度の設定変更は少なからず影響するようでしたので…
      そうですね。機種にもよりますが、画面輝度と明るさの自動調節は駆動時間に大きく影響します。

  • midori より:

    こんにちは。
    記事読ませて頂きました。
    こちらRedmi5 plusはAUでも使えますでしょうか。
    対応周波数を見てもさっぱり分かりません。。。

    当然の質問で恐縮ですが、よろしくお願いします。

    • pasoju より:

      LTEのB1には対応しているものの、B18とB26の両方に対応しておらず、しかもau VoLTEにも非対応なため、au回線やそれ系列のMVNOでの運用は現実的とはいえません。
      一応、CDMA2000 BC0をサポートしているため、非VoLTEいわゆる「黒SIM」で通話できる可能性はありますが、保証は出来ませんね。

  • ナコルル より:

    Redmi5 PLUS Grobalをこちらのお勧め記事で気に入り購入してみました。ソフトバンク回線なのですが、どうも屋内での電波の掴みが悪いようです。MTKのSOCを載せた他機種のENGINEER MODEのBANDMODEの様に、スマホから対応バンド一覧を取得する方法はございますでしょうか。

    • pasoju より:

      >ソフトバンク回線なのですが、どうも屋内での電波の掴みが悪いようです。
      (中国版・グローバル版問わず)LTE B1とB3とB8に対応しているので、ソフトバンク回線との相性は良いはずなのですが…。

      >スマホから対応バンド一覧を取得する方法はございますでしょうか。
      Snapdragon機の場合、「対応バンド一覧を取得する方法」というのは無いようですが、現在掴んでいるバンドを表示する「LTE Discovery」というアプリはあります。
      配信ページ:https://play.google.com/store/apps/details?id=net.simplyadvanced.ltediscovery&hl=ja