1〜2万円で買えるXiaomiの低価格スマホRedmi 4、Redmi 4A登場
- 2016-11-14
- 2017-10-27
先日XiaomiのフラッグシップスマホMi5sの開封レビュー記事を挙げたばかりで、ここんとこ中華製品(特にXiaomi)尽くめになってしまっていますが、何度もしつこくまたまたXiaomiの話題です。
先日Mi MIXやMi Note 2が発売開始され、完成度は着実に上がった一方、中華スマホ本来の魅力である”安さ”が損なわれつつあるとの不満点も残りました。Xiaomiは高級路線に走ってしまったのか!?と、その行く末が気になっていたところ、性能よりも安さを重視した廉価版「Redmi 4」と「Redmi 4A」が登場しました。
それぞれの位置付けは、エントリーモデルのRedmi 4(699人民元=約10,900円)とその廉価版Redmi 4A(499人民元=約7,800円)といった感じ。Redmi 4は更に通常版と高スペック版の2機種に分かれており、その違いは内部スペックや画面解像度に現れています。
新たに登場したRedmi 4と4Aの詳細スペックや、両モデルの違いを分かりやすくまとめました。
目次
Xiaomi Redmi 4
Redmi 4はRedmi 3Sの後継機にあたり、安さと実用的な性能の両立を図ったエントリーモデルです。
内部スペックはほぼ変わりませんが、背面のデザインが変わって高級感がグッと増した印象です。また、背面カメラが指紋認証センサーの上に移動しました。
下位版 詳細スペック表
OS | Android 6.0 MIUI 8 |
---|---|
プロセッサー | Qualcomm Snapdragon 430 8コア 1.4 GHz |
ストレージ | 16GB |
メモリ | 2GB |
ディスプレイ | 5インチ 1,280 x 720ピクセル 296ppi |
内側カメラ | 500万画素 |
外側カメラ | 1,300万画素 |
バッテリー容量 | 4,100 mAh |
拡張 | micro USBx1、オーディオ端子x1 |
SDカード | Micro SD 最大256GB(Nano-SIMスロット兼用) |
センサー | GPS、赤外線、環境光、指紋認証、加速度、ジャイロ、近接 |
SIMカード | Micro SIMx1、Nano SIMx1 |
幅 x 厚さ x 高さ | 141.3 x 8.9 x 69.6mm |
本体重量 | 156g |
カラー | シルバー、グレイ、ゴールド |
上位版(Prime) 詳細スペック表
OS | Android 6.0 MIUI 8 |
---|---|
プロセッサー | Qualcomm Snapdragon 625 8コア 2.0 GHz |
ストレージ | 32GB |
メモリ | 3GB |
ディスプレイ | 5インチ 1,920 x 1,080ピクセル 441ppi |
内側カメラ | 500万画素 |
外側カメラ | 1,300万画素 |
バッテリー容量 | 4,100 mAh |
拡張 | micro USBx1、オーディオ端子x1 |
SDカード | Micro SD 最大256GB(Nano-SIMスロット兼用) |
センサー | GPS、赤外線、環境光、指紋認証、加速度、ジャイロ、近接 |
SIMカード | Micro SIMx1、Nano SIMx1 |
幅 x 厚さ x 高さ | 141.3 x 8.9 x 69.6mm |
本体重量 | 156g |
カラー | シルバー、グレイ、ゴールド |
販売価格
Xiaomi直販での販売価格は以下のとおりです。日本円換算は、2016年11月14日現在のドル円レート(1ドル=107.3円)を基に算出しています。
- 2GB RAM + 16GB ROM 下位版:699人民元 = 約10,900円
- 3GB RAM + 32GB ROM 上位版:899人民元 = 約14,000円
電子機器専門のECサイト「GearBest」(ギアベスト)では、早くもプリオーダーを受付開始しました。もちろん直販よりかは割高になりますが、それでも2万円台に収まっています。そしてなぜか、下位版よりも上位版のほうが微妙に安いという奇妙な現象が…(どういうことだ?)
GearBestへのリンクは下に貼っておきます。
2GB RAM + 16GB ROM 下位版:201.99ドル = 約21,600円
3GB RAM + 32GB ROM 上位版:198.99ドル = 約21,300円
後日、実機レビューをしました
【2017年3月4日追記】後日、Xiaomi Redmi 4の実機レビューをしました。細部に至るまでじっくりとレビューしていますので、そちらもあわせてお読み下さい!
Xiaomi Redmi 4A
Redmi 4AはRedmi 4の廉価版という位置付けで、エントリー向けRedmiシリーズの中でも最も安いモデルになります。性能よりも低価格を追求しているため構成はミニマム、カラーバリエーションもゴールドとローズゴールドの2色のみです。
また、5インチのスマホながら重量は131.5gと、サイズの割に本体は軽量です。参考までに、4.7インチのApple iPhone 7は138gなので、インチあたりの重量はRedmi 4Aの方が軽いということになります。
詳細スペック表
OS | Android 6.0 MIUI 8 |
---|---|
プロセッサー | Qualcomm Snapdragon 425 4コア 1.4 GHz |
ストレージ | 16GB |
メモリ | 2GB |
ディスプレイ | 5インチ 1,280 x 720ピクセル 296ppi |
内側カメラ | 500万画素 |
外側カメラ | 1,300万画素 |
バッテリー容量 | 3,120 mAh |
拡張 | micro USBx1、オーディオ端子x1 |
SDカード | Micro SD 最大256GB(Nano-SIMスロット兼用) |
センサー | GPS、赤外線、環境光、加速度、ジャイロ、近接 |
SIMカード | Micro SIMx1、Nano SIMx1 |
幅 x 厚さ x 高さ | 139.9 x 8.5 x 70.4mm |
本体重量 | 131.5g |
カラー | ゴールド、ローズゴールド |
販売価格
Xiaomi直販での販売価格は499人民元。現在のドル円レート(1ドル=107.3円)を基に日本円換算すると約7,800円になります。
Redmi 4と同じく、GearBestではプリオーダーを受付開始、Redmi 4Aの販売価格は104.99ドル=約11,200円になります。Redmi 4では直販との価格差が目立ったGearBestですが、Redmi 4Aではさほど割高感のない価格設定になっていますね。
下のリンクから販売ページへ飛べます。
Redmi 4とRedmi 4Aの違い
兄弟機のようなRedmi 4と4Aですが、お互いの存在意義を守るために様々な面で差別化が図られています。ざっくりですが、両者の違いをまとめました。
指紋認証センサーの有無
もはや今の時代では当たり前となり、Redmi 4では背面カメラの真下に取り付けられている指紋認証センサーですが、残念ながらRedmi 4Aには搭載されていません。おそらくRedmi 4と4Aの機能面での違いといえばこれくらいですが、ロック解除の度にパスコードやらパターンやらを入力しなくてはならず、すっかり指紋認証に慣れてしまった方は不便を感じることでしょう。
指紋認証センサーの有無で大きく差別化されています。
内部性能
プロセッサの性能にも差があり、Redmi 4Aに搭載されているSnapdragon 425はエントリーモデル向けのSoCで性能は低く、Redmi 4の下位版に積まれているSnapdragon 430と比べると体感できるほどの処理能力の差があります。
Redmi 4の上位版には、ZenFone 3にも搭載されたSnapdragon 625が載っておりメモリは余裕のある3GB、高負荷な3Dゲームでもしない限り十分満足できる仕様です。
Redmi 4Aのスペックは価格相応、使用用途としてはネットブラウジングやYouTube視聴などのライトユースに限られます。
バッテリー容量
バッテリー容量にも違いがあり、Redmi 4は4,100 mAhに対し4Aは3,120 mAhと、2割ほど削られています。
とはいえ、Redmi 4のバッテリーは同等サイズのスマホと比べると郡を抜いて大容量、4Aの3,120 mAhは極めて一般的な容量です。おまけに、スペックとともに消費電力も抑えられているので、よほどヘビーな使い方をしなければ1日は持つでしょう。
実際、4,000mAhのバッテリーを積んだRedmi Note 3 Proを日々愛用していますが、電池がかなり長持ちするので2、3日充電せずに使うこともあります。
画面解像度
画面解像度はRedmi 4、4Aとも1,280 x 720ピクセル(HD画質)と、実用的な域に達していますが、Redmi 4の上位版は更に高精細な1,920 x 1,080ピクセル(フルHD画質)の液晶ディスプレイを搭載しています。
但し高解像度ディスプレイにも一長一短あり、きめ細かくて鮮明な映像を楽しめるメリットはありますが、描画する解像度や表示ドット数が増えることによって電池の消耗も大きくなります。実際に筆者は、5インチサイズであればHD画質で何ら問題ないと感じています。
redmi 4関連の記事をいろいろと調べていますが、記事により電子コンパスの有無が異なっていますので、確認いただければ幸いです。
ちなみに、xiaomiの中国サイトを見ると、電子コンパスの記載はありません。
コメントありがとうございます。
確かに、Xiaomiの公式サイトでは”電子コンパス”の記載は見当たりませんでした。私が所持するRedmi Note 3 Proではコンパスが使えたので、Redmi 4でも使えるものと勝手に解釈していましたが、公式サイトに載っていないので当記事の仕様表からも削除しました。
しかし、海外のサイトでは、Redmi 4及び4Aでのコンパス動作確認報告がちらほら挙がっています。なので、隠れ機能として組み込まれているのかもしれません。
GSMArena.com:https://goo.gl/6mXY3x
Xiaomi MIUI Official Forum:https://goo.gl/hk41as
私事で恐縮ですが、近日中にRedmi 4の実機レビュー記事を投稿しようと考えています。その時に、今回ご指摘頂いたコンパスの有無について調査してみます。