Xiaomi Mi8 Pro(屏幕指紋版)登場。画面内指紋センサーと新色加わる
- 2018-09-21
- 2018-10-02
中国のスマホメーカー小米(Xiaomi / シャオミ)より、「小米8 屏幕指紋版」(Mi8 Pro)がリリースされました。同社の看板機種である「Mi8」のハイスペックをほぼそのまま引き継ぎつつ、画面内指紋認証センサーを取り入れた上位モデルです。
カラーバリエーションは、真っ黒な「曜石黑」、背面から内部基盤が透けて見える「透明版」、そして黄色+赤のグラデーション「暮光金」の合計3色展開。どれも洗練された高級感あるデザインに仕上がっています。
価格は、6GB RAM + 128GB ROMモデルが3,199人民元 = 約5.3万円、8GB + 128GBモデルが3,599人民元 = 約5.9万円。
<a class=”link” href=”https://www.mi.com/mi8ud/”>小米8 屏幕指纹版 – 小米商城</a>
目次
Xiaomi Mi8 Proのスペック・対応周波数帯
OS | Android / MIUI 10 (中国版は日本語非対応) |
---|---|
プロセッサー | Qualcomm Snapdragon 845 AIE 10nm LPP FinFETプロセス CPU:Kryo 385 4x 2.8GHz + 4x 1.8GHz オクタコア GPU:Adreno 630 |
ストレージ | 128GB |
メモリ | 6GBまたは8GB |
ディスプレイ | 6.21インチAMOLED(有機EL)ディスプレイ 2,248 x 1,080ピクセル ピクセル密度402ppi |
内側カメラ | 2,000万画素 |
外側カメラ | メイン:1,200万画素f/1.8 (IMX363センサー) + 望遠:1,200万画素f/2.4 デュアルレンズカメラ |
バッテリー容量 | 3,000mAh QuickCharge 4.0+ |
拡張 | USB Type-C x1 |
SDカード | 非対応 |
センサー | GPS L1+L5、A-GPS、Galileo E1+E5a、QZSS(みちびき) L1+L5、GLONASS、BeiDou、電子コンパス、加速度、環境光、超音波による近接センサー、ジャイロ、ホール、気圧、画面内埋め込み式の指紋認証センサー |
SIMカード | Nano-SIM x2 |
幅 x 厚さ x 高さ | 74.8 x 7.6 x 154.9mm |
本体重量 | 177g |
カラー | 曜石黑(ブラック)、暮光金(イエロ+レッドのグラデーション)、透明版(基盤が透けるスケルトンモデル) |
対応周波数帯は無印版Mi8と全く同じで、以下のとおり↓
- GSM:850, 900, 1800, 1900MHz
- CDMA:1X/EVDO BC0
- WCDMA:B1, 2, 4, 5, 8
- TD-SCDMA:B34, 39
- FDD-LTE:B1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 17, 20
- TDD-LTE:B34, 38, 39, 40, 41
画面内に指紋認証センサーを搭載
既にリリース済みのMi8標準モデルは、背面に丸い指紋認証センサーがあり、そこへ指を当てることでロック解除する仕組みでした。
一方のMi8 Proはというと、センサーをディスプレイ内部へ組み込んだ「画面内指紋認証」を採用していて、ロック画面に映る指紋マークへ指を当てるとロック解除されます。既にリリース済みの「Mi8 透明探索版」と同じ仕組みですが、読み取り速度が29%向上したとのこと。
10月リリースのHuawei Mate 20 ProやOnePlus 6Tも画面内指紋認証を取り入れるなんて噂もありますから、順調に進めばハイエンドスマホの主流になるかもしれませんね。
3色のカラーバリエーション
カラーバリエーションは3色展開。
まずはベーシックなブラックモデル「曜石黑」です。背面に指紋センサーが無いことを除けば、無印版Mi8のブラックと変わりないように思えます。
続いて「透明板」。こちらは既にリリース済みの「透明探索版」と全く同じデザインで、基盤やチップが丸見えなスケルトン仕様。
個人的にとても気になるのが、新色の「暮光金」で、下部が黄色 + 上部が赤色・ピンクのグラデーション。公式画像からは女性ユーザーへ推したい意図が伝わってきますが、男女問わず人気出そうなカラーです。
パフォーマンス
Snapdragon 845 AIEチップ
SoC(システム・オン・チップ)としては、無印版Mi8やMi MIX 2Sと同じQualcomm社の「Snapdragon 845 AIE」を採用しており、現状ではAndroidスマホ最高峰のパワーを誇ります。
CPUのKryo 385は、2.8GHzの高クロックコア(big)が4基 + 1.8GHzの低クロックコア(LITTLE)が4基 = 計8コアのオクタコア構成。高クロックコアに関しては、Snapdragon 835の2.45GHzよりも0.35GHzクロックアップしているため、単純に処理能力が向上しています。ゲーミングにおいて重要となるGPUとしては「Adreno 630」を内蔵し、従来比で30%向上しつつ、消費電力を30%削減。
参考までに、当ブログのレビューにて実施したAntutu Benchmark v7の総合スコアは約27万点↓
- CPUスコア
- GPUスコア
- UXスコア
- MEMスコア
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OnePlus 6 (8GB RAM)Snapdragon 845289018
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Xiaomi Mi8Snapdragon 845270179
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Xiaomi Mi MIX 2S (6GB RAM)Snapdragon 845270138
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Samsung Galaxy Note9Samsung Exynos 9810240622
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Xiaomi Mi6Snapdragon 835209386
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Huawei P20 ProHiSilicon Kirin 970206033
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Apple iPhone XApple A11 Bionic202949
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Elephone U ProSnapdragon 660141339
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Xiaomi Redmi 5 PlusSnapdragon 62576427
6GBまたは8GBのRAMと128GBのストレージ
実行用メモリ(RAM)は6GBまたは8GBで、データを保管するストレージは128GB一択。無印版同様、Micro SDカード用いた拡張はできません。
新色「暮光金」は6GBと8GB両方ラインナップされていますが、ブラックモデル「曜石黑」は6GBのみ、スケルトンデザインの「透明版」は8GBのみ。
無印版よりもやや少ない3,000mAhバッテリー
処理能力やカメラや通信性といった諸々のスペックは無印版のMi8と何ら変わりありませんが、唯一違いを上げるとすればバッテリー容量でしょうか。
無印版は3,400mAhを内蔵しているのに対し、今回のMi8 Proは3,000mAhへ削られているため、実の駆動時間にも少なからず影響が及ぶでしょう。近頃のハイエンドスマホにしてはやや少なめです。
GPSや「みちびき」(QZSS)の2波受信に対応
無印版Mi8同様、本モデルもGPSのL1 + L5同時受信に対応。2010年頃から運用されはじめた次世代の民間用バンド「L5」は、非常に精度が高く、数mほどの誤差が生まれるL1波に対し、このL5波は誤差30cmと桁違い。
加え、日本の準天頂衛星システム「みちびき」(QZSS)もサポートし、こちらも2波受信が可能です。その他、欧州GalileoのE1 + E5aに対応するほか、これまで通り露GLONASSや中BeiDouにも対応。
早くもGeekbuying.comにてプリオーダー開始
日本発送対応の海外通販サイトGeekbuying.comでは、早くもプリオーダーの受付が始まっています。
初売り価格は6GB RAMモデルが679.99ドル、8GB RAMモデルが779.99ドルで、登場直後ともあり割高感ある価格設定ですが、気になる方は下のリンクから販売ページを覗いてみてください↓
- 6GB RAM + 128GB ROM 暮光金
:679.99ドル
- 6GB RAM + 128GB ROM 曜石黑
:679.99ドル - 8GB RAM + 128GB ROM 暮光金
:779.99ドル - 8GB RAM + 128GB ROM 透明板
:779.99ドル
日本語には対応していますか?
現在出回っているのは中国版(大陸版)のみなので、残念ながら日本語表示には対応していません。