Xiaomi Mi6X 登場:SDM660、20MP自撮りカメラ搭載の低価格モデル
- 2018-04-25
- 2018-04-27
Xiaomiは本日午後、同社CEOの母校である武漢大学にて発表イベントを開催し、新しいスマートフォン「Mi6X」を披露しました。去年7月にリリースされた「Mi5X」の後継機であるとともに、いずれ来たるであろうAndroid Oneスマホ「MiA2」のベースとなるモデルです。
目次
Xiaomi Mi6Xのスペック
Mi6Xの主なスペックは以下のとおり↓
OS | Android / MIUI |
---|---|
プロセッサー | Qualcomm Snapdragon 660 AIE CPU:Kryo 260 2.2GHz x8 オクタコア GPU:Adreno 512 |
ストレージ | 6GB、128GB eMMC5.1 |
メモリ | 4GB、6GB LPDDR4x |
ディスプレイ | 5.99インチ 2,160 x 1,080ピクセル 403ppi IPS液晶ディスプレイ |
内側カメラ | 2,000万画素 / f1.75 / 2in1 2.0μm / IMX376センサー |
外側カメラ | メイン:1,200万画素 / f1.75 / 1.25μm / IMX486センサー サブ:2,000万画素 / f1.75 / 2in1 2.0μm / IMX376センサー |
バッテリー容量 | 3,010mAh Quick Charge 3.0対応 |
拡張 | USB Type-C x1 |
SDカード | 非対応 |
センサー | GPS、A-GPS、GLONASS、BeiDou、近接、ジャイロ、加速度、電子コンパス、環境光、ホール、指紋認証センサー |
SIMカード | Nano-SIMカード x2 |
幅 x 厚さ x 高さ | 75.4 x 7.3 x 158.7mm |
本体重量 | 168g |
カラー | レッド(赤焰红)、ブルー(冰川蓝)、ピンク(樱花粉)、ゴールド(流沙金)、ブラック(曜石黑) |
対応周波数帯は以下のとおり↓
- GSM:800, 900, 1,800, 1,900MHz
- CDMA 1X/EVDO:BC0
- WCDMA:B1, B2, B5, B8
- TD-SCDMA:B34, B39
- FDD-LTE:B1, B3, B5, B7, B8
- TDD-LTE:B34, B38, B39, B40, B41
前後共に強化されたカメラ
背面には1,200万画素 + 2,000万画素、F値1.75のデュアルカメラで暗所撮影強化
Mi5Xと同じく背面にはデュアルレンズカメラが備わっていますが、以前弱点であった暗所撮影を克服すべく、明るいレンズとラージセンサーが組み込まれました。
メインとなる1,200万画素カメラには、以前よりも明るいf/1.75のレンズが用いられ、ノイズ軽減に期待できます。イメージセンサーはソニーのIMX486で、同社の「Redmi 5 Pro」やHisenseが最近リリースした「Hisense V+」にも同じものが採用されています。
Mi5Xのサブカメラは1,200万画素・f/2.6でしたが、今作の6Xはメインカメラと同じf/1.75で、画素数も2,000万画素にアップ。4ピクセルを1つに束ね2μm相当のイメージセンサーとして活用する技術が備わり、暗所撮影能力を強化しています。センサーはIMX376。
画像認識技術を活用したチューニング機能
MIUIにプリインされているカメラアプリには、Xiaomi独自の画像認識技術が盛り込まれており、被写体を認識してそれに適したチューニングを行う機能が備わっています。
先日のMi MIX 2Sのリリースイベントでも披露されましたが、風景や食べ物、人物、犬・猫、日没などを認識し、各シーンにあわせて露出やコントラストや色味などを自動的に調節するというもの。206ものシーンや物を判別可能とのこと。
自撮りカメラは2,000万画素で、AIポートライト撮影にも対応
画面上部にある自撮りカメラは、著しい進化を遂げました。Mi5Xは500万画素でレンズはf/2.0でしたが、6Xでは背面サブと同じIMX376センサーを採用することで2,000万画素へアップし、f値も同じくf/1.75に。より鮮明でノイズの少ない自撮りが可能になりました。
デュアルカメラではありませんが、AIを活用したポートレートモードが実装されており、対抗機種よりも自然な背景ボケを表現するとのこと。
Snapdragon 660搭載でMi5Xから大幅なスペックアップ
SoCとしてはSnapdragon 660(SDM660)を搭載し、SD625を搭載していたMi5Xに比べ飛躍的に性能が伸びました。Antutu Benchmark v7で比べてみると、SD625が約7.5万点に対しSD660は約14万点を叩き出すので、ミドルレンジど真ん中からミドルハイへ一気に昇格です。
メモリとストレージのラインナップは、4GB + 64GB、6GB + 64GB、6GB + 128GBの3つが発表されました。Mi5Xは4GB + 32GB、4GB + 64GB ROMの2択だったので、ストレージに至っては倍増。
バッテリー容量は3,010 mAhでQuick Charge 3.0による急速充電をサポート
バッテリー容量は従来とほぼ変わらず3,010mAhを内蔵。以前はサポートしていなかったQuick Charge 3.0に対応したので、これもまた着実なステップアップです。
筐体の作りとデザイン
5.99インチの縦長ディスプレイ採用
Redmi 5 PlusやRedmi Note 5 Proに先導されるように、このMi6Xにも縦2,160 x 横1,080 縦横比18:9のワイドディスプレイが採用されました。これまで一般的だったフルHD解像度は1,920 x 1,080ですが、横幅はそのまま維持しつつ縦に240ピクセル拡大することで、情報量と映像の迫力が増しています。
画面サイズは5.5インチから5.99インチ(6インチ)になりましたが、ベゼルを削ることにより、Mi5Xと殆ど変わらぬサイズ感に収めています。前面のデザインはRedmi 5 Plusそっくり。
Mi5X同様、USB-C採用
底面にあるUSBポートは、向きを気にせず挿せるリバーシブルタイプ「USB Type-C」が採用されています。
既にMi5Xが取り入れていたため今さら驚くことではありませんが、Redmiシリーズは全てMicro USBですし、他社の低価格機にもMicro USBは散見されるので、これはメリットの一つとして数えられるでしょう。
イヤホンジャックとMicro SDカードスロットは廃止
発表会では7.3mmというボディの薄さを強くアピールしていましたが、その影で3.5mmオーディオジャックは失われてしまいました。おまけに、Micro SDカードスロットまでもが無くなってしまったので、拡張端子はUSB-C一つだけ。
万人受けを狙った普及機でありながら、この2つをきっぱり廃してしまうとは、随分と思い切った判断ですね。
カラバリ5色のメタルボディ
カラーバリエーションは、レッド(赤焰红)、ブルー(冰川蓝)、ピンク(樱花粉)、ゴールド(流沙金)、ブラック(曜石黑)の合計5色展開。筐体素材は従来同様に金属で作られており、表面に指紋がつきにくいマットな仕上がりとなっています。
価格は1,599元~1,999元
価格は、4GB + 64GBの最安モデルが1,599元 = 約2.7万円、6GB + 64GBの中位モデルが1,799元 = 約3.1万円、6GB + 128GBの中位モデルが1,999元 = 約3.5万円。リリース当初のMi5Xは1,499元なので、お値段はほぼ据え置きといったところ。
Snapdragon 660搭載機といえば、「OPPO R11s」「OPPO R15 DME」「Vivo X20」などが挙げられますが、いずれもお値段は3,000元ほど。その半額とまではいきませんが、明らかに相場を下回る安さなので、性能面でのコストパフォーマンスは抜群です。
また、Mi5Xが「MiA1」へ姿を変えてデビューしたように、この6XをベースにしてAndroid One(素のAndroid)を載せたグローバルモデル「MiA2」がいずれ発表されるでしょう。SD660搭載のAndroid One端末が3万円程度で手に入るとなれば、なおさら胸熱!
早くもGeekbuyingにて予約受付開始&クーポン配布
リリース翌日、早くも通販サイトGeekbuying.comにて予約注文の受付が始まりました。ただし、実際に出荷されるのは一ヶ月ほど先になります。
初売り価格は、下位・中位・上位の順で314.99ドル・357.99ドル・399.99ドルですが、以下のクーポンを適用することで若干値引きされます↓
- 4GB + 64GB 黒・赤・青・金:クーポン「XIAOMI6X」で299.99ドル
- 6GB + 64GB 黒・赤・青・金:クーポン「FNBLOOHP」で349.99ドル
- 6GB + 128GB 黒・赤・青・金:クーポン「QUMLRDKS」で389.99ドル