Xiaomi Mi6総合レビュー:基本仕様と付属品、外観チェック(Part1)
- 2017-06-16
- 2018-04-01
- 基本仕様と付属品、外観チェック
- 旧型Mi5sとの比較
- 各種ベンチマーク、電池持ち、発熱
- MIUI(ソフトウェア)
- カメラ・対応周波数帯
- 総評、販売状況、後日談
一昨日の記事にてXiaomiのノートパソコン「Mi Notebook Air」をご紹介しましたが、今回も同じくXiaomiネタで、噂の最強スペックスマホ「Mi6」の実機レビューをお届けします。
何と言っても最大の注目ポイントは内部スペック。現状のAndroid向けSoCとしては最高峰の性能を持つ「Qualcomm Snapdragon 835」を搭載するほか、6GBの実行用メモリに64GBまたは128GBのUFSストレージなど、フラッグシップに相応しい高いスペックを盛り込んでいる点が特徴です。
また、背面カメラを2つのレンズから成る「デュアルレンズカメラ」へ刷新したほか、Wi-FiやBluetoothの強化、外部からの水滴の侵入を防ぐ防滴仕様を取り入れるなど、旧世代のMi5sを基にブラッシュアップが施されています。
気になるお値段ですが、筆者はGearBest.comから約4.7万円で購入しました。激安中華プライス!とまではいかないものの、Snapdragon 835を搭載するスマホとしては現状最安なので、コストパフォーマンスは抜群です。
Xiaomi Mi6 6GB RAM + 64GB ROM ブラックモデル
目次
基本仕様
まずはMi6の基本仕様をチェック↓
OS | MIUI(Android) |
---|---|
プロセッサー | Qualcomm Snapdragon 835 2.45GHz |
ストレージ | 64GBまたは128GBのUFSストレージ |
メモリ | 6GB LPDDR4x 1,866MHz |
ディスプレイ | 5.15インチ 1,920 x 1,080ピクセル |
内側カメラ | 800万画素 f/2.0 IMX268センサー |
外側カメラ | メイン:1,200万画素 1.25μm f/1.8 IMX386センサー 光学式 + 電子式手ぶれ補正対応 サブ:1,200万画素 1.0μm f/2.6 S5K3M3センサー |
バッテリー容量 | 3,350mAh |
拡張 | USB Type-Cx1 |
SDカード | 無し |
センサー | GPS、電子コンパス、環境光、近接、ホール、気圧、指紋(ホームボタンに内蔵) |
SIMカード | Nano-SIMx2 |
幅 x 厚さ x 高さ | 7.45 x 70.49 x 145.17mm |
本体重量 | 通常版:168g、セラミック版:182g |
カラー | ブラック(亮黑)、ブルー(亮蓝)、ホワイト(亮白) |
開封と付属品チェック
毎回定番の開封の儀を執り行うと共に、付属品等のチェックもさくっと進めていきます。
今回購入したのは、6GB RAM + 64GB ROMバージョンいわゆる下位版で、カラーはブラック(亮黑)。
パッケージを開けるとこんな感じです。
本体には傷防止のためのフィルムが貼られているので、剥がして使い始めます。
同梱物は下の写真の通り。一つずつ紹介していきますね。
ソフトケース付き!ひとまずこれで傷は防げる
何とも嬉しいことに、Mi6の美しいガラス背面を傷から守るべく、専用のソフトケースが付いてきました。パーツの位置ズレ等はありませんでしたが素材や作りは安っぽく、黒なだけに指紋は目立ちます。
本格的に使うとなれば、サードパーティ製のしっかりしたものを買ったほうが良いでしょう。アマゾンで無色透明のハードケースがあれば後日ポチろうと思います。
充電・通信ケーブルはUSB Type-C
充電・通信ケーブルは、最近ではすっかり馴染み深くなったUSB Type-Cです。iPhoneに付属するLightningケーブルのような質感で、長さは約1mありました。
急速充電対応のUSB充電器
USB充電器は、日本のコンセントでも問題なく使えるタイプAのプラグとなっています。最大出力は5V 3Aとなっており、Qualcommの急速充電規格「QuickCharge 3.0」に対応しています。
Mi5sのものと同様に非常にコンパクトで、持ち運びにはもってこい。
USB-Cをオーディオジャックへ変換するアダプター
詳しくは後ほど書きますが、Mi6には有線イヤホンを挿す3.5mmオーディオジャックがありません。Mi6底面のUSB-Cポートにイヤホンは繋がらないので、iPhone 7みたくUSB-Cを3.5mmオーディオジャックへ変換するアダプターが同梱されます。
筆者の持っているイヤホンは黒色、おまけにMi6本体も黒なので、白のアダプターだけが浮き出てなかなかダサいです。
外観チェック。高級感あるガラスボディだが指紋は目立つ
Mi6のボディは前面と背面共にガラスが用いられており、すべての面においてツルツルテカテカ。ケースを付けずに触っていれば、当然のごとく指紋だらけになりますので、好みは分かれそうです。
正直なところ、筆者としてはMi5sみたくアルミ合金で作って欲しかったですが、デザインは格好良いので良しとしましょう(笑)
では、Mi6の美しい外観をたくさんの写真と共にお届けします。
5.15インチディスプレイのある本体前面
本体前面には5.15インチの液晶ディスプレイが備わっています。iPhone 7が4.7、7 Plusが5.5インチなので、その間の子といった感じでしょうか。解像度は7 Plusと同じ縦1,920 x 横1,080のフルHDなので、密度の高い綺麗な映像を映し出します。
別段ベゼルが引き締まっているわけではないものの、iPhone 7をほんの少し大きくした程度の大きさで、背面は側面にかけてカーブしており、片手でも持ちやすいボディに仕上がっています。
前面の上部には、スピーカーとしての役目も果たす受話口、その左横には強化された800万画素カメラが設置されています。
ホームボタンは指紋認証センサー兼用
ディスプレイの下には、Androidではお馴染みのタッチボタンが付いていますが、中央のホームボタンは凹んでいます。一見すると、Mi Note 2のような押し込める物理キーにも思えますが、あくまでもタッチ操作のみ。
このホームボタンは指紋認証センサーとしても機能し、画面消灯時にここへ指をあてると、パスコードを入力せずとも即座にロックが解除されます。
オールガラスの背面
背面は一面ガラスでコーティングされており、周囲の景色がそのまま映り込むため、自分が映らないよう配慮しながら撮影しました。
今回はブラックモデルを購入しましたが、パット見まるでiPhone 7のジェットブラック。黒光りするボディからはプレミアムな風合いを感じますが、長く使っていると指紋や汗でベタベタになります。致し方ないですね。
双眼鏡のようなデュアルレンズカメラ
背面左端には、2つのカメラが横に並んだ「デュアルレンズカメラ」があります。どちらも1,200万画素のカメラですが、メインは広角、サブは望遠のレンズを用いており、基本的な仕組みはiPhone 7 Plusと同じです。
ただ、形状はiPhoneとは違って表面から飛び出ていないので、テーブルに置いてもガタつかないのは嬉しいポイント。
その左側にあるのはフラッシュライトで、白色と褐色の2灯式になります。
ボタンと端子
音量調節ボタンと電源ボタンは、本体右側面に集結しています。筆者の知る限り、Xiaomiスマホは全てこの配置ですね。
充電とデータ転送を担うのは本体底面にあるUSB Type-Cポートで、両面リバーシブルに使える形状となっています。
その両脇には4つずつ穴が開いていますが、右側がスピーカーで左側はマイクとなります。

Xiaomi Mi6 6GB RAM + 64GB ROM ブラックモデル
こんばんわ。以前もパソ充さんの記事にコメントさせて頂いたTukkiyですが、覚えていらっしゃいますか?笑
安くなってきたので、そろそろ買おうかと迷っていたところ、ちょうどレビューがアップされていたので、なんだか後押しされた気分です(^^)
先ほど、無事ギアべストにて購入できたので、首を長くして到着を待ちます。
イヤホンジャック無しは気に入らないですが……性能には魅力感じますね〜
コメントありがとうございます。はい!以前も同じくMi6の記事にコメント下さりましたよね。
発表直後は割高でしたが、最近はGearBestのセールで値引きされ、随分とお手頃な価格にまで落ち着きましたね。手にしたばかりなので詳しいレビューは出来ていませんが、購入前の参考材料の一つとして少しでもお役に立てれば幸いです。
初の中国スマホなのであまり詳しくないため、一つお聞きしたいことがあります
MI6ってMI5や5Sと同じ大きさだと思うのですが、それらに対応した保護フィルムは使えますか?
当方、指紋を防ぐタイプのものを探していますが、まだMI6用があまり出回ってないので。。。
コメント、ありがとうございます。
ご質問いただいた件ですが、以前のMiシリーズのケースやフィルムは、基本的に使いまわし出来ないものとお考え下さい。前面においてはMi5sの作りと大差ないようにも思えますが、カメラや近接センサーの位置が異なるため、Mi5s用フィルムを貼ると位置ズレを起こします。
実は、私も同じく防指紋・低反射のフィルムをamazon.co.jpなどで探していますが、選択肢が少ないのが現状ですよね…。
電池持ちはどんな感じです?
5sを持っていますが、持ちがあまり良くないので
コメント、ありがとうございます。
私もMI5sを半年ほど使ってきましたが、確かに別段電池持ちが良いと感じたことはありませんね。可もなく不可もなくでしょうか。
ではMi6はどうなのかといえば、劇的な改善は見られないものの、Mi5sよりかは若干伸びたかな?といった印象です。
バッテリーに関しては後日詳しく検証する予定ですので、その時にMi5sとの比較も行いたいと思います。
ご返答いただき、ありがとうございます
突然のコメント、失礼します。
私も数日ほど前からMi6を使い始めたのですが、液晶消灯時の電池消耗が速くて、普通に使っているときとほぼ同じくらいのペースで無くなってしまいます。
他の方の記事も読んでみましたが、有力な情報が見つかりません。管理人さんはいかがでしょう?
コメントありがとうございます。
まさか、私と同じような悩みを抱えている方がおられるとは…。
このレビューを書いてから数日間、電池持ちは極めて良好でした。しかし、後に「寝る前に充電したのに…無い!?」といった現象に度々出くわすようになったので、数日間ほど掛けて様々な検証を行い、一昨日になってやっと解消できました。
様々な設定をいじったので、コレと言って確かな解決策は見出だせていません。
ただ、以下の3点を行ったところ、スリープ時の消耗はピタリと止まりましたので、ぜひ試してみて下さい。
1. Googleアカウントの同期をGmailのみに(効果薄)
2. 設定アプリからAdditional settings→Location Mode→Privacy→Locationと進み、「Location Mode」の項目を「Device Only」へ変更
3. Wi-Fi設定を一度リセットし、アクセスポイントを5GHzから2.4GHzへ変更
早速のお返事、ありがとうございます。
初期不良を疑ったので、この症状が私だけでなくて少し安心しました(スイマセン)
挙げて頂いた3点、家に帰ったら試してみます!
突然な質問申し訳ありません。
当方もMi6を購入し、こちらの記事を参考にuqモバイルのVoLTEシムを使う予定で本日到着しました。
apnの設定を済ましたところKDDI 4Gとつかみはするのですが、すぐにNo Serviceとなってしまいます。
海外の端末はそこまで詳しくないため何か設定等、別のものがありましたら教えていただけませんでしょうか?
初期設定時、私も同じく「4Gの表示は出るものの、間もなく圏外表示となってしまう」といった現象に出くわしまして、その時はVoLTEの設定を見直すことで解決できました。
以下の手順を試してみて下さい。
=== VoLTEの有効化 ===
1. 設定より「SIM card & mobile networks」を開く
2. 「VoLTE enabled」を有効化
3. 一旦機内モードへ切り替え→解除
機内モードのオンオフを行っても掴まない場合は、VoLTEを有効にしたまま一度SIMを取り外し、再度同一のスロットに装着してみて下さい。
少しでもお力添えできれば幸いです。
返信ありがとうございます。
こちらではなぜかSim Card&mobile networksの中にVoLTE enabledの欄が無く、設定ができない状態です。
何処かから表示させることは出来るのでしょうか?
Simフリー化したSC-02Hでims等の設定をしないと掴まなかったので間違いなくuqモバイルVoLTEシムのはずなのですが…相変わらず先が見えません…
これからmi6を購入するつもりですが、持っている楽天モバイルのSIMカードを入れて4Gできますか?今悩んでいる、この前買った同じ会社で製造されたxiaomi noteはモバイルのSIMカードを入れて3Gしか使えませんでした。
ドコモ回線のMVNOである楽天モバイル、mineoのDプラン、LINEモバイルの3社で検証済みですが、いずれも通話・通信共に正常です。使い始める前のAPN設定が少々面倒くさいですが、各業者が公開している方法に則って設定すれば、問題なく使えるかと思います。
ただ、国内販売を視野に入れていない海外製のスマホですので、山間部等の一部地域や大きな建物の中では繋がりにくくなる可能性もあります。
念のため、ドコモの公式ページにあるサービスエリアマップ(下のアドレス)より、WANGKAI様のお住いの地域が「LTEエリア」にあてはまるか、ご確認願います。範囲内であれば問題ありません。(LTEエリア800MHzやFOMAプラスエリアには非対応です)
https://www.nttdocomo.co.jp/support/area/