Xiaomi Mi6遂に登場!史上最強スペックのSnapdragon 835を搭載
- 2017-04-19
- 2018-01-27
皆さんお待ちかね(?)のアイツが遂に登場しました!そうです、中国Xiaomiが開発した2017年最初のフラッグシップスマートフォン「Xiaomi Mi6」が正式に発表されました。
何よりも、最大の目玉はQualcommの最新プロセッサ(SoC)であるSnapdragon 835を採用した点。iPhone 7に搭載のA10 Fusionチップを追い抜く性能があると言われており、正に「史上最強」と呼ぶに相応しいスマートフォンです。その他にもメモリを6GB積載しストレージは高速なUFSタイプを採用、更にはiPhone 7 Plusみたく背面にデュアルレンズカメラを設けるなど、着実な進化を遂げています。
Qualcomm社からの供給の大半がSamsungに流れたため、一時は「旧型の821を搭載するかも!?」なんて噂も流れましたが、無事835採用に至りました。Xiaomiファンとしては嬉しい限りです。
発表されてから間もないですが、スペックや特徴などの情報を一通りまとめてみました。
Xiaomi Mi6
目次
後日、実機レビューを行いました
【2017年6月16日追記】この記事を書いてから2ヶ月ほどが経ちますが、やっとXiaomi Mi6の実機が手に入りましたのでレビュー記事を書きました。外観から機能面での特徴まで、多数の写真と共に詳しく紹介しているので、ぜひそちらもお読み下さい。
Xiaomi Mi6のスペック
OS | MIUI(Android) |
---|---|
プロセッサー | Qualcomm Snapdragon 835 2.45GHz |
ストレージ | 64GBまたは128GBのUFSストレージ |
メモリ | 6GB LPDDR4x 1,866MHz |
ディスプレイ | 5.15インチ 1,920 x 1,080ピクセル |
内側カメラ | 800万画素 |
外側カメラ | 1,200万画素x2(広角+望遠) デュアルレンズカメラ |
バッテリー容量 | 3,350mAh |
拡張 | USB Type-Cx1 |
SDカード | 無し |
センサー | GPS、電子コンパス、環境光、近接、ホール、気圧、指紋(ホームボタンに内蔵) |
SIMカード | Nano-SIMx2 |
幅 x 厚さ x 高さ | 7.45 x 70.49 x 145.17mm |
本体重量 | 通常版:168g、セラミック版:182g |
カラー | ブラック(亮黑)、ブルー(亮蓝)、ホワイト(亮白) |
抜かりのない超ハイスペック
史上最強の性能を持つQualcomm Snapdragon 835を採用
先日Samsungより発表されたGalaxy S8に続いて、このXiaomi Mi6にもQualcommの最新SoC「Snapdragon 835」が搭載されました。
Kryo 280コアを8つ搭載するオクタコアSoCで、プロセスルールは10nm。旧型であるSnapdragon 820よりも性能は20%ほど向上しつつも、25%の省電力化を実現しているとのこと。グラフィックも強化されており、新たに採用されたAdreno540は従来比で25%高性能となっています。
iPhone 7に搭載されているApple A10 Fusionチップを追い抜く性能を持つとされており、Xiaomiが公開したAntutuベンチマークのスコアはなんと184,292点。正に「史上最強」と呼ぶにふわさしい超ハイエンドなプロセッサです。
下位版でも6GBの大容量メモリを内蔵
以前のMi5sは3GBまたは4GBの実行用メモリを内蔵していましたが、今回のMi6はなんと6GBのLPDDR4xメモリを採用。しかも上位版と下位版の違いはストレージのみで、メモリは両者ともに6GBとなっています。
Galaxy S8でさえ4GB、それを超す6GBメモリの恩恵にあやかる場面は滅多にありませんが、魅力的なステータスには違いありません。強力なプロセッサと合わさって、重量級ゲームでも快適に動作するでしょう。
ストレージは最大128GBに留まる。MicroSDカードは非搭載
ストレージ容量は下位版が64GB、上位版が128GBを内蔵し、にわかに期待していた256GBモデルは登場しませんでした。また、これまでと同様にMicroSDカードスロットは非搭載なので、高画質な動画や音楽などのメディアファイルを詰め込む方は要注意です。
転送速度に関しては文句無しで、UFSという超高速なストレージ規格を採用しています。
バッテリーは従来とほぼ変わらず
バッテリーはMi5sとほぼ変わらず、容量は3,350mAhとなっています。筆者は現在Mi5sを使っていますが、電池持ちは至って普通で、可もなく不可もなくといったところ。
また、Snapdragon 835は次世代の急速充電規格「Quick Charge 4.0」をサポートしており、これは以前のQC3よりも充電を20%高速化できるというもの。このMi6でもQC4をいち早く試せるのか!?と思いきや、Xiaomi公式ページによると今回はQC3(快充3.0)に留まったようです。とは言っても、QC4対応の充電器はまだ一般向けには出回っておらず、不便を感じることは無いでしょう。
iPhone 7 Plusみたいなデュアルカメラを搭載
Mi6最大の目玉は背面にあるデュアルレンズカメラで、1,200万画素のカメラが2基横並びで配置されています。片方が広角でもう片方が望遠という、iPhone 7 Plusを意識したような作りとなっており、2倍の光学ズームや、背景をぼかすポートレートモードに対応しています。
また、新たに4軸の光学式手ぶれ補正が備わり、本体に内蔵されているジャイロセンサーと加速度センサーと連動して映像のブレを補正します。
カメラメインのスマホではないので過度な期待は禁物ですが、Mi5sのカメラ画質はなかなか良かったので、Mi6ではさらなるブラッシュアップがかかっていると思われます。
非常にiPhone似なMi6ですが、嬉しいことにカメラユニットは飛び出ておらず、背面はフラットな形状になっています。
Mi6のデザイン
鏡面仕上げへ回帰
Mi6の背面には鏡面仕上げが施されており、メタルとガラスを組み合わせた光沢感が特徴的です。ブラックモデルはiPhone 7のジェットブラックを連想させるデザインで、ケースをつけないと傷が目立ちそうです。
Mi5はメタルボディをガラスコーティングする背面、Mi5sではマットな手触りのアルミボディを採用したものの、今回のMi6では鏡面仕上げへ回帰したわけですね。
前面のホームボタンには指紋認証センサー内蔵
前面のディスプレイ下に設けられたホームボタンには、ユーザーの指紋を読み取る指紋認証センサーが内蔵されており、指を当てるだけで素早いロック解除が可能です。
形状や仕組みは従来のMiシリーズと同じで、Mi5sのような超音波リーダーが採用されていると思われます。
カラバリは3+1色
カラーバリエーションはブラック(亮黑)、ブルー(亮蓝)、ホワイト(亮白)の3色。それに加えてセラミック版(陶瓷尊享版)がラインナップされ、こちらは背面素材に陶磁器素材のセラミックを用いたスペシャルエディションの位置づけです。
おまけ程度ではあるものの防滴仕様に
これまたiPhone 7を意識したのか、Mi6のボディは外部からの水滴を防ぐ防滴仕様となりました。
しかし、防水とは別物で、あくまでもおまけ程度と捉えるのが適切でしょう。あらゆる方向からの水の侵入を防ぐ「防水」に対し、「防滴」は一定方向からかかる水滴の侵入を防ぐことを意味するので、「雨にぬれても大丈夫だよ」程度でしょうか。
なんと、イヤホンジャックが廃止される
これはちょっと予想外で、従来備わっていた3.5mmオーディオジャックが廃止されました。よって、イヤホンやヘッドホンを使うにはBluetooth接続が主になるかと思います。
Xiaomiは「Appleをパクりつつも痒いところに手が届く」的なイメージがあったので、個人的にこれはかなり残念な変更点です。
時代の流れなのか、それとも防滴仕様が関係しているのか…
価格はiPhone 7の半額。いつものハイコスパっぷり
さて、やはり最も気になるのはその価格。容量とモデルによって異なり、以下の通りとなります。なお、日本円換算は記事を執筆している2017年4月19日現在のレートから算出しています。
- 64GB 通常モデル:2,499人民元 = 約39,500円
- 128GB 通常モデル:2,899人民元 = 約45,800円
- 128GB セラミックモデル:2,999人民元 = 約47,400円
実際買うとすればGearBestやGeekbuyingなどの海外通販サイト経由になるかと思いますので、プリセールは5万円前後でしょうか。
スペック増強に伴いMi5sよりは高価になっていますが、iPhone 7を超すスペックを半額で手に入ると考えれば妥当です。コストパフォーマンスは高く、やはりいつものXiaomiさんだなといった感じ。
5月3日:GearBestにてフラッシュセール実施!
プリセールが始まるも割高だったGearBestですが、ついに本日フラッシュセールが実施されました。64GBは469.99ドル、128GBは569.99ドルと、通常より130ドルも値引きされています。購入を検討されている方はお見逃しなく!
4月26日:販売状況を別記事にまとめました
【2017年4月26日追記】Xiaomi Mi6の販売状況と価格を「海外通販にてXiaomi Mi6の予約注文始まる!各社の価格を総まとめ」にまとめました。いち早くゲットしたいという方は、この記事を参考にしていただければ幸いです。
4月25日:GearBestでも販売開始&クーポン配信
【2017年4月25日追記】中華スマホ界隈ではお馴染みの通販サイトGearBestでも、Xiaomi Mi6のプリセールが始まりました。価格は64GBモデルが599.99ドル、128GBモデルが699.99ドルとなります。
また、スタッフの方より割引クーポンを提供頂いたので、シェアします。クーポン「GBofertaM」を注文時に入力すると64GBが590.68ドルに、128GBが666.09ドルに値引きされるので、ご購入の際はぜひご活用ください。
4月20日:Geekbuyingにてプリセールが始まる
【2017年4月20日追記】早くも、通販サイトGeekbuyingではXiaomi Mi6のプリセールが始まったもようです。価格は489.99ドル~となっています。
下のリンクから販売ページへ飛べます。
はじめまして。いつもスマホ関連の記事を読ませて頂いております。
人生初の中華スマホとしてMi6を購入したいと思っていますが二つ疑問があります。Xiaomiの端末は日本語に非対応と聞きますが、このMi6も同じく非対応でしょうか?
また、androidのバージョンはいくつか、ご存知でしょうか?
コメント、毎度のご訪問ありがとうございます。
まずは日本語対応について回答いたします。これまでXiaomiより販売されてきたスマホには、残念ながら日本語の言語パックが入っておらず、Mi6も例外ではありません。しかし、先日国内にもXiaomiの代理店(TJC株式会社)がオープンしたこともあり、今後もしかすると正式に日本語対応するかも…と期待を寄せています。
初めての中華スマホとしてXiaomiは良い選択肢だと思いますが、日本語対応を重視するのであれば、今のところは国内で販売されているHuaweiなどが無難でしょう。
次にOSに関してです。Xiaomiの公式ページにはOSに関する記載が見当たらず、GearBestの販売ページによれば「MIUI 8」とのことなので、Android 6.0ベースと思われます。