レビュー

Xiaomi Mi5sのIMX378搭載バックカメラで試し撮りしてみた

  • 2016-11-26
  • 2017-10-26

Xiaomi Mi5sレビューの続編です。今回はカメラテスト回ということで、Mi5sの背面カメラで試し撮りしてみた結果を公開します。まだ以前の記事をお読みでない方は、開封レビューの記事や、ベンチマーク測定&電池持ち検証の記事も併せてお楽しみ下さい。

Mi5sの背面カメラには、ソニー製のIMX378というセンサーが使われており、先月発表されたGoogle Pixelにも同一のものが搭載されています。

Mi5sの一つ型落ちモデルにあたるMi5は、1,600万画素のIMX298センサーが使われていますが、Mi5sのIMX378は1,200万画素。解像度だけ見れば旧モデルMi5より劣っていることになりますが、センサーサイズが大型化し、より明るくノイズの少ない映像を捉えられるとのこと。

撮影可能な解像度は、写真が最大4,000 x 3,000ピクセル動画は最大4K(3,840 x 2,160ピクセル)となります。

今回レビュー用として「Xiaomi Mi5s」の実機をGearBest様より提供頂き、タイアップ記事となっています。ステルスマーケティングではありませんし、中立で率直なレビューを致します。

早速、Xiaomi Mi5sのバックカメラ性能をチェック!

細かい説明はさておき、早速試し撮りしてみた写真と動画を公開します。

記事内の写真をクリックすると、別画面で拡大表示ができます。細部をじっくりと観察したい方は、ぜひ拡大表示でご覧下さい。

屋外での撮影

撮影当日は暖かい秋晴れでしたので、近所の公園へ出かけました。やや陰ったような柔らかい日差しで、コンディションはなかなか良い感じでした。

咲きかけの椿の花を見つけたので、とりあえず試し撮り。赤色と葉っぱの緑色がバランス良く再現されていて、花びら一枚一枚が緻密に写っています。

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木の根元の辺りから生えている葉にふと目をやると、小さな蟻が歩いていました。蟻にフォーカスを合わせて、ぱしゃり。拡大してみると分かりますが、葉脈や蟻の足一本一本がクッキリと撮れています。

葉の後ろには木の根元部分が写っていますが、ちょうど良い具合にボケてくれています。

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公園の並木をややシルエットっぽく撮影。枝の一本一本が綺麗に撮れていますし、傾きかけた日のあたり具合も良い感じに表現されています。

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ジャングルジムの中に入って、空を見上げるように撮影。なかなか面白いアングルです。

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住宅展示場を発見、そのうちの一軒を下から撮りました。壁の木目がくっきりと表現されていますね。

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近くの海辺にて、作業用のクレーン船(?)を見つけました。カメラの解像力を試すには良い被写体だと思ったので、ぱしゃり。

クレーンを支えるワイヤーや、骨組みっぽいやつ(正式な名称は分かりません…)を拡大してみると、非常にくっきりと再現されており立体感も感じられます。

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カタログスペックだけでカメラの画質は判断できない。下の画像がそれを証明しています。

1,600万画素のバックカメラを備えるRedmi Note 3 Proで、先ほどのクレーンを全く同じアングルから撮影、比較してみました。左がMi5s、右がRedmi Note 3 Proとなります。

Redmi Note 3 Proは1,600万画素に比べMi5sは1,200万画素と、画素数だけ見ればMi5sは負けています。しかし、いざ撮り比べて見ると違いは一目瞭然で、Mi5sの方がより細部まで緻密に表現されていることが分かるかと思います。

Xiaomi Mi5s vs Redmi Note 3 Pro 撮り比べ

ここから下は夕方撮影した写真です。

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暗所での撮影能力はいかほどか。気になったので、ふと目に留まった電柱にフォーカスし、一枚撮ってみました。

撮影時は日没後で辺りはかなり暗かったのですが、思ったよりもノイズが目立っていません。SNSにアップする程度の画像であれば、十分実用域に達していると思いました。

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屋内での物撮り

お次は屋内での物撮り写真です。

まあ「物撮り」と言っても、撮影台用意して照明をセットする…といった本格的なものではなく、作業机の上にあった物を撮っただけ。カメラに詳しい方から「何やってんだよ」と笑われてしまいそうですが、何卒ご容赦下さい。

背景が何となくザラザラした感じがしますが、これはテーブルの表面加工でノイズではありません。

まずは、いつも使っているキーボード。プリントされた文字はもちろんのこと、汚れもしっかりくっきり撮れています。(お掃除します)

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千円紙幣と硬貨です。

紙幣は紙のザラザラとした質感が再現され、細かい印刷もくっきりと写っています。硬貨は傷や汚れまでしっかり撮れていて、使い古された風合いが伝わるリアルな仕上がりです。

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MONOのシャープペンと赤色ボールペンを撮ってみました。シャープペンのラベル部分を拡大してみると、使い込みによる傷や塗装剥げも緻密に撮れている事が分かります。

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4K動画撮影はまずまず

最後に動画撮影能力のチェックです。静止画と同じく、MIUIにプリインストールされているカメラアプリで撮影し、解像度は4K(3,840 x 2,160ピクセル)です。他にも720p(1,280 x 720)と1080p(1,920 x 1,080)を選ぶことが出来て、720pではスローモーション撮影も可能です。

その気になる性能ですが、撮影してみた4K動画をパソコンの大画面で確認してみましたが、可もなく不可もなくといったところ。もしかしたら、標準カメラアプリにも一因があるのかもしれませんが、静止画の方が解像感は感じられます。やはりスマホの小さいレンズでは無理があるのか、大きくアングルが動いた時にノイズが出てしまいます。

フルHDあたりが実用域かなと思いました。

YouTubeに4K撮影のテスト動画をアップしましたので、下に貼り付けておきます。

Xiaomi Mi5s 4K video test – YouTube

今後、撮影機材として活躍しそうな一台

筆者は、でっかいレンズの付いた”カメラ”を持っていません。もちろん、金銭的余裕があれば買いますけど…。そりゃ、欲しいですとも!(笑)

レビュー記事を書く時も、記事のサムネイル画像を自作する時も、撮影はスマホで行っています。高画質なカメラを備えたXiaomi Mi5sは、撮影機材として今後大いに活躍してくれそうです。

また、1,300万画素のモノクロカメラとカラーカメラを2つ備えた、5.7インチの「Mi5s Plus」という存在も忘れてはなりません。一眼レフカメラのような背景をボカシた写真を撮れたり、より明るく鮮明な写真を撮れたりと、デュアルレンズの恩恵を活かした撮影機能が盛り込まれています。

カメラ画質にこだわる方であれば、Mi5sの上位版であるMi5s Plusという選択肢もありでしょう。

Xiaomi Mi5s、Mi5s Plusの購入方法

Xiaomi Mi5s GearBest

今回Mi5sのレビューを行うにあたり、実機をGearBest様より提供いただきました。ありがとうございました。

GearBest(ギアベスト)は、デジタルガジェットを専門に取り扱う通販業者で、中国メーカーのスマートフォンやタブレットの販売には特に力を入れています。Xiaomi製品は全てと言って良いほど網羅しており、中でもMi5sとMi5s Plusは現在高い人気を浴びているようです。

Mi5sとMi5s Plusの販売価格は以下の通りです。なお、表記する価格は2016年11月26日の最安値で、今後セールが実施されたりクーポンコードが配布されると更に安くなる可能性があります。

おまけ:GearBestでお買い物する方法

「海外ガジェットは面白そうだけど、個人輸入には不安を感じる...」と、いまいち踏み出せない方へ。GearBestの使い方や決済方法について下の記事にまとめていますので、参考にして頂ければ幸いです↓

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  • z4ck より:

    IMX378を搭載したmi5sのカメラが実際どれほどいいのか気になっていたのでありがたい記事でした。細かいことですがmi5sのイメージのところのIMX378の下のところが16MPになってますよ><

    • pasoju より:

      コメントと誤記のご指摘ありがとうございます!確かに12MPを16MPと記していました…。
      写真を入れ替えようと思いましたが、ちょうどよい素材を持ち合わせていないので、当該の写真を削除致しました。

  • jojo より:

    mi5sのカメラが画質がどうっていうよりも、手ぶれには非常に弱くモバイル使用には厳しいと思いました。きれいに写すには三脚など完全に固定された環境でないと高い確率でブレます。と言う事ですので当然パノラマ撮影は間違いなくブレて、使い物にならない機能となっております。一方同じSONYセンサーを使っているLe Max 2のカメラはiphone並みに非常にきれいに映ります。この違いは何でしょうね?