Xiaomi、より大きな10.1インチAndroidタブ「Mi Pad 4 Plus」発表
- 2018-08-15
- 2018-08-15
中国Xiaomi(小米/シャオミ)より、既に販売されているAndroidタブレット「Mi Pad 4」の兄弟機として「Mi Pad 4 Plus」がリリースされました。
Plusの名のとおり、Mi Pad 4よりも2インチほど大きな10.1インチの大画面を備えると共に、バッテリー容量は6,000mAhから8,620mAhへ拡大、ストレージ容量は倍増されました。一方、Snapdragon 660チップやディスプレイ解像度、カメラなどなどキースペックには変化ありません。
また、Mi Pad 4はWi-FiモデルとLTEモデルがラインナップされていましたが、PlusはLTEモデル(Wi-FiとLTEが使える)のみ。
目次
Mi Pad 4 PlusとMi Pad 4のスペック
今回新たに登場した「Mi Pad 4 Plus」と従来機「Mi Pad 4」のスペックは以下のとおり↓
Mi Pad 4 Plus | Mi Pad 4 | |
---|---|---|
OS | Android Oreo / MIUI | |
ディスプレイ | 対角10.1インチ 1,920 x 1,200ピクセル アスペクト比16:10 224ppi コントラスト比1000:1 |
対角8インチ 1,920 x 1,200ピクセル アスペクト比16:10 283ppi コントラスト比1200:1 |
型番 | Qualcomm Snapdragon 660 AIE CPU:8x 2.2GHz オクタコア GPU:Adreno 512 |
|
メモリ・ストレージ構成 | 4GB + 64GB 4GB + 128GB |
3GB + 32GB 4GB + 64GB |
バッテリー | 8,620mAh | 6,000mAh |
充電 | 最大5V / 2A | |
端子 | USB Type-C、3.5mmイヤホンジャック | |
Micro SD | 現状では不明 | 最大256GB対応 |
背面カメラ | 1,300万画素 f/2.0 | |
前面カメラ | 500万画素 f/2.0 | |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac | |
Bluetooth | v5.0 | |
Wi-Fi版・LTE版 | Wi-Fi + LTE版のみ | Wi-Fi版、Wi-Fi + LTE版 |
LTE版の対応周波数帯 | FDD-LTE:B1, B3, B5, B7, B8 TD-LTE:B34, B38, B39, B40, B41 |
|
位置情報 | LTE版のみGPS・AGPS・GLONASS・Beidouに対応 | |
セキュリティ | 指紋認証、顔認証、パスコード等 | 顔認証、パスコード等 |
筐体寸法・重量 | 長辺:245.6mm 短辺:149.08mm 厚み:7.99mm 重量:485g |
長辺:200.2mm 短辺:120.3mm 厚み:7.9mm 重量:342.5g |
カラー | 黑色(ブラック)、金色(ピンクゴールド) |
販売価格は64GBが1899元、128GBが2099元
冒頭でもお伝えしたとおり、今回のMi Pad 4 PlusではWi-Fi + LTE版のみのラインナップで、Wi-Fiオンリーのモデルは今のところラインナップされていません。Xiaomiの定価は64GBモデルが1,899人民元 = 約3.1万円、128GBモデルが約3.4万円となります。発売日は明日8月16日。
ちなみに8インチのMi Pad 4は、Wi-Fi・32GBが1099元 = 約1.8万円、Wi-Fi・64GBが1399元 = 約2.3万円、LTE・64GBが1499元 = 約2.4万円でした。
Mi Pad 4(8インチ)との違い
システムオンチップとしてQualcommの「Snapdragon 660」を搭載すること、1,920 x 1,200というディスプレイ解像度、前後カメラの解像度などなど、主立ったスペックはMi Pad 4と変わりません。端子も共通で、両機種ともUSB Type-Cに加え3.5mmイヤホンジャックを備えます。
一方で、画面サイズ、本体サイズおよび重量、ストレージ容量に関しては違いがあります。
画面サイズがFire HD 10と同じ10.1インチに
ひと目見てわかる違いはディスプレイサイズで、対角8インチのMi Pad 4に対し、今回のMi Pad 4 Plusは10.1インチへ拡大しました。面積でいうと約59%広くなった計算になりますね。
ただし解像度は変わらず、縦1,920 x 横1,200ピクセルで「WUXGA」という規格にあたります。ちなみに、アマゾンの「Fire HD 10 2017」やHuaweiの「MediaPad M3 Lite 10」と全く同じ解像度・サイズ。また、IPS液晶である点もこれまで同様です。
1インチあたりのピクセル数を示すppi(ピクセル・パー・インチ)の値は224ppiで、264piの10.5インチiPad Proに比べれば精細さは若干劣るものの、ライトなタブレットとしては必要十分です。
縦横比4:3のiPadは電子書籍との相性が大変よろしいのですが、動画を楽しむならばワイドスクリーンのMi Pad 4シリーズが適任で、16:9のフルHD動画を等倍表示(ドットバイドット表示)できます。
重量は約140g増して485gに
ディスプレイサイズ拡大と共に本体も大きくなったので、当たり前ですが重量も増して、342.5gのMi Pad 4よりも140gほど重い485gになりました。
iPad Pro 10.5のセルラーモデルが477g、Fire HD 10が500gなので、10インチタブレットとしてはまさに標準的な重さです。
バッテリーは4割増しの8,620mAhに
本体をデカくすれば必然的に内部スペースには余裕が生まれるわけで、Mi Pad 4 Plusはデカいボディに見合った8,620mAh大容量バッテリーを内蔵。Mi Pad 4よりも約40%増しており、動画再生においてはMi Pad 4よりも4時間長い最長16時間、ゲームプレイにおいては2時間長い10時間駆動を謳っています。
ストレージ倍増
Mi Pad 4のストレージ容量は32GBもしくは64GBでしたが、Mi Pad 4 Plusはそれが倍増され、64GBまたは128GBを選べます。
前面には指紋認証センサーを搭載
本体前面をよく見ると、指紋認証センサーが新設されていることが分かります。Mi Pad 4は顔認証のみだったので、よりセキュリティが向上しています。
気になるポイント
Micro SDカードの対応状況が不明
Mi Pad 4リリース直後は、中国版スペックシートに「支持扩容256GB TF卡」(最大256GBのMicro SDカードに対応)と記載されていたものの、いつの間にか消えています。
あえて省くとは考えづらいものの、Micro SD廃止→ストレージ倍増…の流れも捨てきれないので、ちょっと確証持てない部分です。
依然として急速充電には対応していないもよう
Snapdragon 660はQuickCharge 4.0と(QC4に内包されている)USB-PDに対応していて、Mi Pad 4シリーズもまさに同チップを採用しているわけですが、スペックシートを観る限りQC4.0やPDはおろかQuickCharge 3.0にも対応していないもよう。
これほどの大容量バッテリーを5V/2Aで充電するとなると、一体どれほど時間を要するのでしょう。
早くもGeekbuying.comにて前売り開始
発売前にも関わらず、海外通販Geekbuying.comでは製品ページが公開されて前売り(Pre-order)が始まりました。ここは毎回仕事が早いですね。
現状選べるのは64GBのブラックモデル一択で、お値段は359.99ドル = 約4万円。さすがに割高感が否めないので、本格販売とクーポンを待つのが賢明でしょう。