Xiaomi Mi Notebook Pro徹底レビュー:購入した理由、開封の様子、本体外観(Part1)
- 2018-01-07
- 2018-04-13
- 購入した理由、開封の様子、本体外観
- 丸一日使ってみて感じた長所・短所
- ベンチマーク結果、バッテリー駆動時間
- 周辺グッズ、販売情報
2018年、明けましておめでとうございます。本年も、中華パソコン・スマホを中心に様々なガジェットをご紹介していきますので、どうぞよろしくお願いします。
今年最初のデジモノは、中国Xiaomiより去年秋リリースされた高性能ノートパソコン「Mi Notebook Pro」です。外でもガツガツ作業できる環境欲しさに、年末購入に踏み切りまして、先日やっとこさ手元に届きました。
この記事では、Xiaomi Mi Notebook Proの特徴から実際の使い心地、ベンチマーク結果を交えた性能チェック、バッテリー駆動時間などなど、様々な角度から実機レビューします。
Xiaomi Mi Notebook Pro Core i5 + 8GB RAM + 256GB SSD
Xiaomi Mi Notebook Proとは?購入に踏み切った理由
小米(シャオミ / Xiaomi)とは中国の大手電子機器製造メーカーで、スマートフォンやパソコン、ロボット掃除機、テレビ、アクションカムなどなど、幅広いジャンルを手がけます。同社がApple MacBookに対抗するかたちで売り出しているのが「Mi Notebook」シリーズで、「MacBookみたいなノートパソコンを安く買いたい」というニーズに応えるマシンです。
「Mi Notebook Pro」は、「Pro」の名のとおりラインナップ上での最上位モデルにあたり、処理性能に重きを置いているのが特徴。つまり、MacBook Pro 15インチに対抗すべく投入された機種ですが、その半額以下という中華プライスが何よりもの魅力。
ちなみに筆者は、Geekbuying.comという中華通販サイトにて、Core i5搭載版を839.99ドルで手に入れました。送料入れると872.23ドル、日本円にすると10万円以下で買えたことになります。
このマシンを購入するに至った理由は、「性能」これ一つ。
これまで愛用してきたMi Notebook Air 12に、若干の力不足とスタミナ不足を感じるようになってきたため、外での快適な作業環境を実現すべくMi Notebook Proへ乗り換えました。とはいえ、機動性抜群なAir 12を転売してしまうのは勿体無いので、シーンに応じて使い分けていくつもりです。
開封の儀と付属品チェック
では、待望の開封の儀!パッケージ左右はスチロール製の型にがっちりガードされていて、目立った傷や凹みはありませんでした。
どことなくAppleっぽさも感じられる、シンプルなつくりの白箱。
説明書類は全て中国語表記となっています。
Mi Notebook Airにはケーブル一体型の充電器が付いてきましたが、今回のProはそれぞれが独立しているため、取り回ししやすいです。
両端USB-CなおかつUSB-PD対応のものであれば、サードパーティ製のUSB-Cケーブルでも充電できます。絶賛愛用中の高耐久ケーブル「Anker PowerLine+ USB-C」の活躍の場がますます増えることでしょう。
パソコンに限らずスマホからタブレットまで、すっかりUSB-C一色!表裏の区別が無いリバーシブル形状なので、向きを確認せずとも挿せるのは大変有り難い。
良質なフルメタルボディ!外観チェック
続いて、肝心の本体を見ていきましょう。
数ある中国メーカーの中でも最高峰の工作技術を有するXiaomiの製品は、細部に至るまで抜かりない作り込みが印象的ですが、Mi Notebook Proも所有感を十分に満たしてくれる素晴らしい仕上がりです。お世辞抜きで、MacBook Proにも劣らない出来栄えだと感じました。
大概のノートパソコンには、最も目につくであろう天板部分にロゴマークが描かれていますが、Mi Notebookシリーズにはそれがありません。装飾らしい装飾が一切無いので、下の写真を見る限り、まな板や金属板としか思えませんね。
ミニマリズムを極めたこの天板こそ、本機種の顔とも言えるのではないでしょうか。
本体外装を覆うのはアルミとマグネシウム合金で、指紋が目立ちにくいマットな質感はお気に入り。
上蓋を開けると、15.6インチの大きなディスプレイが目に飛び込んできます。2Kや4Kといった高解像度も珍しくないこのご時世、解像度がフルHD止まりなのは少々残念な点ではありますが、作業スペースとしては十分。
キーボード周りは、2016年以前のMacBook Proにそっくり。購入前は、キーボードも金属製に統一したほうが良かったのでは?とも思いましたが、実物を手にしてみるとコレはコレで格好良いかなと納得です。
キー配列はUS配列と呼ばれるもので、JIS(日本語)配列に見られる「英数」や「かな」等のキーが省かれているため、スッキリまとまっています。筆者は日頃からUS配列のキーボードを叩いているので、すんなり馴染めましたが、JIS使いの方は慣れるまで時間を要するでしょう。
キーボードの下に設けられているトラックパッドは、かなり広々していて、Windows 10より実装されたマルチタッチ操作にも完全対応しています。そして、その右上にあるのは指紋認証センサー。
白色のバックライトが仕込まれていますが、残念ながら明るさの調節は出来ません。
電源ボタンは、右上の隅に設けられています。
正面から見て左側面には、フルサイズのHDMIが1基、USB 3.0が2基、そして3.5mmオーディオジャックが1基付いています。
反対側の右側面には、SDXCカードスロット、データ転送のみに使えるUSB Type-C、そしてデータ転送と充電を兼ねるUSB Type-C。
小さなインジケータランプは充電状況を示すもので、充電中は赤色またはオレンジ色に光り、バッテリーが満タンになると緑色へ変わります。

Xiaomi Mi Notebook Pro Core i5 + 8GB RAM + 256GB SSD
はじめまして。
貴重なMi Notebook Proのレビューありがとうございます。
つい先日私もCore i7/8GBモデルを購入しました!
Air同様にSSDの換装ができるのが何気に嬉しいです。
スロットも2つありますし。
容量や速度に不満が出てきたら換装に挑戦してみようかなと考えてます。
重さは確かにネックですよね。
薄さの割には持ち上げたときかなりずっしり来る感じで文鎮のようです(笑)。
持ち出しにはやっぱりAirですね~。
ところで私の個体だけかもしれませんが
一部のUSB機器を繋ぐとたまにWindowsがフリーズします…
機器との相性なのか、まぁこんなもんなのかなーと諦めてます。
コメント、ありがとうございます。
>Air同様にSSDの換装ができるのが何気に嬉しいです。
そうですね!外部HDDを持ち歩かずとも、パソコン1台で完結出来るのは大変有り難いことです。
私は、Premiereでの動画編集や、音楽制作(DTM)に活用したいと考えていますが、大容量SSDを付け加えれば無敵のマシンに仕上がりそうです。
>一部のUSB機器を繋ぐとたまにWindowsがフリーズします…
外部HDDやUSBメモリやUSB-Cハブなどなど、一通り試してみましたが、同様のトラブルは今のところありませんね…。機器との相性問題でしょう。
はじめまして。
詳しい実機レビューありがとうございます。
私もXiaomi Mi Notebook Air 12を所有しており最近スペック不足を感じXiaomi Mi Notebook Proの購入を考えておりお聞きしたいことがあります。
残念なポイントで
>小型ファン特有の「シャー」という甲高いノイズが耳につき、ファンレスに慣れてしまうと騒々しく感じてしまいます。
とのことですが、常時耳につく状況でしょうか、またファンが回っていないときもあるのでしょうか。
詳しく教えていただけると幸いです。ファンレスの慣れてしまい心配です。
どうぞよろしくお願い致します。
CPUやGPUに負荷がかかり、パソコン内部の温度が上昇し始めると、ファンが回り始める仕組みとなっています。
筆者の個体の場合、Webブラウジング程度であれば回りませんが、YouTubeにて高解像度動画を観たり、Photoshopで写真編集を行うと、ファンが回ります。
どうやら、そのしきい値が低めに設定されているためか、幸い熱暴走は上手く回避できている様子です。
>最近スペック不足を感じXiaomi Mi Notebook Proの購入を考えており…
Mi Notebook Air 12とは段違いのスピードで動いてくれるので、処理能力を求めて買い替えた私としては、「大正解!」と満足しています。
ご返信ありがとうございます。
購入に踏み切りました。
これからもわかりやすいレビユー楽しみにしております。
どうぞよろしくお願いします。
日本人によるレビューがあまり見当たらなかったので、助かりました!管理人さんと同じi5版を注文したいと思います。
一つ質問というより依頼なのですが、内蔵SSDの型番をお調べいただく事は可能でしょうか?
デバイスマネージャーで確認したところ、Samsung製の「PM961 MZVLW256HEHP-00000」が搭載されていました。
主なスペックは、公式ページhttp://www.samsung.com/semiconductor/ssd/client-ssd/MZVLW256HEHP/をご確認願います。
まだ中華ECサイトで買い物したことないのですが、このPCの購入を検討しています。
日本に輸入する形で購入するときに、ノートPC1台でも関税はかかるものなのでしょうか?
本来なら、1.6万円以上の買い物で商品代金x4.8%の輸入消費税が掛かる…はずですが、通販サイト側で”業・販・割・引”してくれます。(あまり大きな声では言えないので、お察しください)
なので、これまで関税や輸入消費税を支払った試しがありません。
はじめまして。
本製品購入にあたり何度も参照させて頂き大変助かりました。ありがとうございます。
それと、もしご存知であれば教えて頂きたいのですが、こちらのmi notebook pro(i7/16GB)で使えるusb-c to LAN アダプター、あるいはLANアダプター付きのusb-c ハブを教えて頂きたいのですが、何かお勧めのメーカー等ありますか?
LANポート付きのハブですが、「dodocool 8in1 USB-Cハブ」なんて如何でしょう。3基のUSBやHDMI出力、MicroとフルサイズのSDカードスロットなどなど、計8つもの端子を備えるので、デスクトップ並の拡張性を得られます。
過去のレビュー記事:拡張セヨ!! 有線LANも付いた「dodocool 8in1 USB-Cハブ」をレビュー
ただ、上記のハブはLANの差込口が固いのが難点です。
頻繁に抜き挿しするのであれば、「AUKEY USB C to Gigabit Ethernetアダプター」のようなアダプタを単体で繋ぐほうが賢明かと思います。
アマゾンの販売ページ:https://amzn.to/2JfoXDD
(こちらのアダプターは動作検証をしていませんが、OS問わず非常に多くの機種をサポートしているので、Mi Notebook Proでも使えるはずです)
pasoju 様
素早い返信、ありがとうございます。
お勧めしていただいたdodocool 製のusbハブを買い求めようかと思います。
ただ、電力ロスの点や使用頻度の点から、8in1ではなく6in1の方にしようかと存じます。
この度はご親切にありがとうございました。
はじめまして。
こちらのレビューを参考にさせていただき、先日Geekbuyingにてi5モデルを購入しました。とにかくコスパがいいところに惹かれて…これから楽しんでいきたいと思っております。
ひとつ質問というかアドバイスをいただきたく…シャットダウンしたあとは充電ケーブルは外しておいたほうがいいのでしょうか?
残量100%にも関わらず充電を続けると「過充電」に陥ってしまい、バッテリーを痛める原因になり得ます。
Mi Notebook Pro本体のインジケータランプが緑へ切り替わり次第、充電ケーブルを抜くのが好ましいかと思います。
早速の返信ありがとうございました!
以前使っていた国内メーカーのノートPCは、過充電防止の機能があったようでつなぎっぱなしだったもので…。こまめに抜くようにします。
Xiaomi Mi Notebook Proの購入を予定しているのですが、壊れたりしたら修理はしてもらえますか?
初期不良の場合はショップ側が返品または交換に応じてくれる場合がありますが、基本的には自己対処になりますね。