レビュー

2018年最初のデジモノはXiaomi Mi Notebook Pro。開封&軽くレビュー

  • 2018-01-07
  • 2018-01-21
9/10
  • Intel第8世代CPU+爆速SSDで超快適なレスポンス
  • 確かな打鍵感のあるキーボード
  • 指紋認証センサーによるスムーズなログイン
  • 臨場感あるステレオスピーカー
  • MacBook Proにも引けを取らない良質なメタルボディ
  • 冷却ファンのノイズが少し気になる
  • ディスプレイの光沢が激しい
  • サイズも重量もそれなりにあるので、機動性はいまいち

2018年、明けましておめでとうございます。本年も、中華パソコン・スマホを中心に様々なガジェットをご紹介していきますので、どうぞよろしくお願いします。

今年最初のデジモノは、中国Xiaomiより去年秋リリースされた高性能ノートパソコン「Mi Notebook Pro」です。外でもガツガツ作業できる環境欲しさに、年末購入に踏み切りまして、先日やっとこさ手元に届きました。

まだ使い始めて丸一日しか経っていませんが、開封の様子、軽い使用感レビューなどをお届けします。

Xiaomi Mi Notebook Pro

Xiaomi Mi Notebook Proとは?購入に踏み切った理由

小米(シャオミ / Xiaomi)とは中国の大手電子機器製造メーカーで、スマートフォンやパソコン、ロボット掃除機、テレビ、アクションカムなどなど、幅広いジャンルを手がけます。同社がApple MacBookに対抗するかたちで売り出しているのが「Mi Notebook」シリーズで、「MacBookみたいなノートパソコンを安く買いたい」というニーズに応えるマシンです。

「Mi Notebook Pro」は、「Pro」の名のとおりラインナップ上での最上位モデルにあたり、処理性能に重きを置いているのが特徴。つまり、MacBook Pro 15インチに対抗すべく投入された機種ですが、その半額以下という中華プライスが何よりもの魅力。

ちなみに筆者は、Geekbuying.comという中華通販サイトにて、Core i5搭載版を839.99ドルで手に入れました。送料入れると872.23ドル、日本円にすると10万円以下で買えたことになります。

このマシンを購入するに至った理由は、「性能」これ一つ。

これまで愛用してきたMi Notebook Air 12に、若干の力不足とスタミナ不足を感じるようになってきたため、外での快適な作業環境を実現すべくMi Notebook Proへ乗り換えました。とはいえ、機動性抜群なAir 12を転売してしまうのは勿体無いので、シーンに応じて使い分けていくつもりです。

開封の儀と付属品チェック

では、待望の開封の儀!パッケージ左右はスチロール製の型にがっちりガードされていて、目立った傷や凹みはありませんでした。

どことなくAppleっぽさも感じられる、シンプルなつくりの白箱。

説明書類は全て中国語表記となっています。

Mi Notebook Airにはケーブル一体型の充電器が付いてきましたが、今回のProはそれぞれが独立しているため、取り回ししやすいです。

両端USB-CなおかつUSB-PD対応のものであれば、サードパーティ製のUSB-Cケーブルでも充電できます。絶賛愛用中の高耐久ケーブル「Anker PowerLine+ USB-C」の活躍の場がますます増えることでしょう。

パソコンに限らずスマホからタブレットまで、すっかりUSB-C一色!表裏の区別が無いリバーシブル形状なので、向きを確認せずとも挿せるのは大変有り難い。

良質なフルメタルボディ!外観チェック

続いて、肝心の本体を見ていきましょう。

数ある中国メーカーの中でも最高峰の工作技術を有するXiaomiの製品は、細部に至るまで抜かりない作り込みが印象的ですが、Mi Notebook Proも所有感を十分に満たしてくれる素晴らしい仕上がりです。お世辞抜きで、MacBook Proにも劣らない出来栄えだと感じました。

大概のノートパソコンには、最も目につくであろう天板部分にロゴマークが描かれていますが、Mi Notebookシリーズにはそれがありません。本当に装飾らしい装飾が一切無いので、下の写真を見る限り、まな板や金属板としか思えませんね。

ミニマリズムを極めたこの天板こそ、本機種の顔とも言えるのではないでしょうか。

本体外装を覆うのはアルミとマグネシウム合金で、指紋が目立ちにくいマットな質感はお気に入り。

上蓋を開けると、15.6インチの大きなディスプレイが目に飛び込んできます。2Kや4Kといった高解像度も珍しくないこのご時世、解像度がフルHD止まりなのは少々残念な点ではありますが、作業スペースとしては十分。

キーボード周りは、2016年以前のMacBook Proにそっくり。購入前は、キーボードも金属製に統一したほうが良かったのでは?とも思いましたが、実物を手にしてみるとコレはコレで格好良いかなと納得です。

キー配列はUS配列と呼ばれるもので、JIS(日本語)配列に見られる「英数」や「かな」等のキーが省かれているため、スッキリまとまっています。筆者は日頃からUS配列のキーボードを叩いているので、すんなり馴染めましたが、JIS使いの方は慣れに時間を要するでしょう。

キーボードの下に設けられているトラックパッドは、かなり広々していて、Windows 10より実装されたマルチタッチ操作にも完全対応しています。そして、その右上にあるのは指紋認証センサー。

白色のバックライトが仕込まれていますが、残念ながら明るさの調節は出来ません。

電源ボタンは、右上の隅に設けられています。

正面から見て左側面には、フルサイズのHDMIが1基、USB 3.0が2基、そして3.5mmオーディオジャックが1基付いています。

反対側の右側面には、SDXCカードスロット、データ転送のみに使えるUSB Type-C、そしてデータ転送と充電を兼ねるUSB Type-C。

小さなインジケータランプは充電状況を示すもので、充電中は赤色またはオレンジ色に光り、バッテリーが満タンになると緑色へ変わります。

丸一日使ってみて、良いと感じたところ

流石はPro!高性能CPU+超速SSDのコンビで、段違いにレスポンスが良い

ガツガツした作業にも耐えられるパワフルなラップトップを求め、コスパに優れた「Mi Notebook Pro」を手にした訳ですが、期待通りの性能でした。Web閲覧やブログ更新はもちろんのこと、PhotoshopやLightroomなどのグラフィック系ソフトもモタツキ無く動いてくれるので、自宅のデスクトップPCと同じようなスピード感で作業が進みます。

まず注目したいのが、人間でいえば頭脳にあたるパーツ「CPU」です。Mi Notebook Proには、Intel第8世代つまり現状最新型のCore i5-8250UまたはCore i7-8550Uが載っています。末尾にUが付く「Uシリーズ」は、ノートパソコン向けの省電力型プロセッサで、性能の低い順にCore-M(MacBookやMi Notebook Air 12に搭載) < Uプロセッサ < HQプロセッサ(MacBook Proに搭載)といった感じ。

第7世代から8世代へ移る過程でコア数が倍増、つまり4コア/8スレッド構成となっているため、「省電力型」とはいえマルチコア処理においては著しくスピードアップしています。

今回手にしたのは、最も安価なi5搭載版。より高性能なi7でも良かったのですが、両者の性能差は微々たるもので、i5でも十分事足りるであろうと判断。もちろん、お財布の都合も…。

Geekbuying 4のスコアで比べてみます。左がこれまで使ってきたMi Notebook Air 12、右がMi Notebook Proになりますが、シングルコアスコアで約2倍、マルチコアスコアは約3倍も伸びていることが分かります。i7ならマルチスコアで1.5万点を叩き出すらしいですが、体感上ほぼ変わらないはずです。

内蔵ストレージとしてはPCIe接続のSSDが搭載されているため、申し分ない転送速度を発揮してくれます。読み込み速度は約3,500MB/s、書き込みは約1,400MB/sを記録し、筆者が所持するどのパソコンよりも高速です。

パフォーマンスやバッテリーに関する詳しいレビューは、後日お届けしたいと思います。

【2018年1月21日追記】ベンチマーク結果や駆動時間など、Mi Notebook Proのパフォーマンスに特化した記事「Mi Notebook Pro(Core i5版)のベンチマーク結果・バッテリー持続時間」を新たに書き起こしましたので、そちらも併せてお楽しみ下さい。

キーボードはしっかりと打鍵感があり、間隔もナイス

Mi Notebook Proは過度な薄型化をしていないので、構造には程よい余裕があり、キーボードにも十分な間隔と深みが設けられています。

キーストロークは1mm以上あるため、確実な打鍵感を得られます。キーピッチ(キー中心から隣キー中心までの間隔)は19.5mmで、MacBook Proよりも余裕があるとのこと。

ただ、EnterやBackspaceに隣接するかたちで、HomeやPageUp・Down等の特殊キーが配されているため、右手小指の打ち間違えが頻発しました。また、右一列の特殊キーによってキー全体が若干左へズレているため、指も若干左に寄せるよう意識しています。こればかりは、慣れるしかありませんね。

指紋認証がめちゃくちゃ便利!精度や速度共に問題なし

トラックパッド右上には、指紋認証センサーが取り付けられており、指をあてることでパスコードを打つことなく速やかなロック解除が可能です。Windows 10より実装されたセキュリティ機能「Windows Hello」の一環である、指紋認証システムと連携する仕組みです。

パソコンの生体認証は何かとハズレが多い印象で、あまり期待していませんでしたが、精度と速度共に大満足。スマホと同じくらいのスピードで、素早くログイン出来ます。

半信半疑だったスピーカーだが…良いじゃん!!

最大の驚きは、スピーカーの音質と音圧。

Mi Notebook Air 12のスピーカーがいまいちだったので、Proに関しても「オマケ程度かな」と高を括っていましたが、「ドルビーアトモスのサウンドテクノロジー搭載」というだけあってノートパソコンとは思えないほど音が良いです。

削れがちな中低音あたりが程よい具合に持ち上がっていて、ステレオ感もあるので、非常に臨場感のあるサウンドを奏でてくれます。裏面にある2基のみで、よくここまで頑張っているな!と感心。

残念なポイント

ファンレス慣れしているせいか、内部から発せられる風切り音が耳につく

スマホやタブレットのように、ノートパソコンも冷却ファンを持たない「ファンレス機」が増えてきましたが、Mi Notebook Proには2基のファンが内蔵されています。

電子機器にとって発熱は大敵なので、それを速やかに排出してくれる冷却ファンは欠かせない存在。しかし、小型ファン特有の「シャー」という甲高いノイズが耳につき、ファンレスに慣れてしまうと騒々しく感じてしまいます。

静音性でいえば、Mi Notebook Air 12は最強ですね。

ディスプレイの光沢が激しい

ディスプレイの発色や解像度には不満ありませんが、いかんせん表面光沢が激しいので、屋外での視認性に欠けます。近々、アンチグレアフィルムを購入しようかと。

覚悟の上だったが…大きくて重い

重々覚悟の上で手にした訳ですが、やはり現物は大きくて重たいです。本体重量はMi Notebook Air 12の倍近い1.95kgあり、15.6インチともなるとそれなりに嵩張るため、気軽に持ち運べるマシンとは言い難いですね。

本体厚は15.9mm。Mi Notebook Air 12よりも3mm分厚くて、ちょうど現行のMacBook Proと同じくらい。

あわせて買いたい周辺グッズ

まず一点目は持ち運び用のバッグ。「Amazonベーシック」ブランドの14.1インチショルダーバッグを使い続けるつもりでしたが、無理やり押し込まなければ入らないので、一番デカい17.3インチ用をポチりました。

Amazonベーシック ノートパソコン&タブレット ケース 17.3インチ NC1406118R1

そして二点目は、先ほども述べたアンチグレアフィルム。毎度PDA工房さんのフィルムをポチっているので、今回もまた「Perfect Shield」のMi Notebook Pro用を注文しました。防気泡・防指紋・反射低減の三拍子揃ったフィルムです。

PDA工房 Perfect Shield Xiaomi Mi Notebook Pro 15.6

ひとまず上の二点で満足できそうですが、そのうちM.2タイプのSATA SSDを購入して、増設するかもしれません。

というのも、Mi Notebook Proの基盤には2つのM.2スロット(PCIeとSATA)が搭載されており、そのうちの1つは空いているので、予算さえ許せば256GB + 2TBのデュアルSSDなんて特盛り構成も夢ではありません。

WD Blue SSD M.2-2280 SATA 3.0

次回は、中国版Windowsを日本語化する方法について解説します

完成度と性能、そして何よりコストパフォーマンスが魅力のMi Notebook Proですが、日本人が使う上でネックとなるのが日本語化の作業。

Mi Notebookシリーズには「Windows 10 家庭中文版」という中国国内向けのOSが入っており、その状態では日本語化できないため、一般向けのWindowsを再インストールしなくてはなりません。同工程はMi Notebook Air 12で一度経験しているので、特に戸惑いやトラブルなく出来ましたが、やはり面倒くさいです。

しかし、これさえクリアすれば国内のパソコンと変わらぬ操作感で使えるので、次回の記事「Win10中文家庭版のXiaomi Mi Notebook Air / Proを日本語化する方法」にて具体的な手順を紹介します。

Xiaomi Mi Notebook Pro

随時更新中:Mi Notebook Proが安くなるクーポン

Mi Notebook Proを通常よりも安く購入出来るクーポンコードを配布しています。使用するにあたっては、以下の事項に注意して下さい。

  • 入力ミスを減らすためにも、当ページに記載されているクーポンをそのままコピーアンドペーストしてお使い頂ければ幸いです。
  • 同じ商品でもバージョンが複数存在する場合がありますので、掲載しているリンクから購入すると間違いないかと思います。
  • 稀に、クーポンとセールが被る場合がありますので、より安い方法でご購入下さい。
  • クーポンコードには有効期限や台数の制限が設けられていますので、購入時にはクーポンが適用されているか必ず確認して下さい。

GearBest:「MIBOOKI7」で$929.99

  • モデル:Xiaomi Mi Notebook Pro Core i7-8550U + 8GB RAM + 256GB SSD
  • 適用後価格:$929.99
  • 先着200台限定で2018年01月30日まで

GearBest:「12DFDG」で$1,099.99

  • モデル:Xiaomi Mi Notebook Pro Core i7-8550U + 16GB RAM + 256GB SSD
  • 適用後価格:$1,099.99
  • 先着150台限定で2018年01月30日まで

Geekbuying:「GKBMILAP」で$939.99

  • モデル:Xiaomi Mi Notebook Pro Core i7-8550U + 8GB RAM + 256GB SSD
  • 適用後価格:$939.99
  • 先着50台限定で2018年01月26日まで

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  • Capybara より:

    はじめまして。
    貴重なMi Notebook Proのレビューありがとうございます。
    つい先日私もCore i7/8GBモデルを購入しました!

    Air同様にSSDの換装ができるのが何気に嬉しいです。
    スロットも2つありますし。
    容量や速度に不満が出てきたら換装に挑戦してみようかなと考えてます。

    重さは確かにネックですよね。
    薄さの割には持ち上げたときかなりずっしり来る感じで文鎮のようです(笑)。
    持ち出しにはやっぱりAirですね~。

    ところで私の個体だけかもしれませんが
    一部のUSB機器を繋ぐとたまにWindowsがフリーズします…
    機器との相性なのか、まぁこんなもんなのかなーと諦めてます。

    • pasoju より:

      コメント、ありがとうございます。

      >Air同様にSSDの換装ができるのが何気に嬉しいです。
      そうですね!外部HDDを持ち歩かずとも、パソコン1台で完結出来るのは大変有り難いことです。
      私は、Premiereでの動画編集や、音楽制作(DTM)に活用したいと考えていますが、大容量SSDを付け加えれば無敵のマシンに仕上がりそうです。

      >一部のUSB機器を繋ぐとたまにWindowsがフリーズします…
      外部HDDやUSBメモリやUSB-Cハブなどなど、一通り試してみましたが、同様のトラブルは今のところありませんね…。機器との相性問題でしょう。

  • 倉下幸三 より:

    はじめまして。
    詳しい実機レビューありがとうございます。
    私もXiaomi Mi Notebook Air 12を所有しており最近スペック不足を感じXiaomi Mi Notebook Proの購入を考えておりお聞きしたいことがあります。

    残念なポイントで
    >小型ファン特有の「シャー」という甲高いノイズが耳につき、ファンレスに慣れてしまうと騒々しく感じてしまいます。

    とのことですが、常時耳につく状況でしょうか、またファンが回っていないときもあるのでしょうか。
    詳しく教えていただけると幸いです。ファンレスの慣れてしまい心配です。
    どうぞよろしくお願い致します。

    • pasoju より:

      CPUやGPUに負荷がかかり、パソコン内部の温度が上昇し始めると、ファンが回り始める仕組みとなっています。
      筆者の個体の場合、Webブラウジング程度であれば回りませんが、YouTubeにて高解像度動画を観たり、Photoshopで写真編集を行うと、ファンが回ります。

      どうやら、そのしきい値が低めに設定されているためか、幸い熱暴走は上手く回避できている様子です。

      >最近スペック不足を感じXiaomi Mi Notebook Proの購入を考えており…
      Mi Notebook Air 12とは段違いのスピードで動いてくれるので、処理能力を求めて買い替えた私としては、「大正解!」と満足しています。

      • 倉下幸三 より:

        ご返信ありがとうございます。
        購入に踏み切りました。
        これからもわかりやすいレビユー楽しみにしております。
        どうぞよろしくお願いします。

  • Kronee より:

    日本人によるレビューがあまり見当たらなかったので、助かりました!管理人さんと同じi5版を注文したいと思います。

    一つ質問というより依頼なのですが、内蔵SSDの型番をお調べいただく事は可能でしょうか?