Win10中文家庭版のXiaomi Mi Notebook Air / Proを日本語化する方法

  • 2018-01-12
  • 2018-01-12

先日投稿したXiaomi Mi Notebook Proレビュー記事の続編として、今回は同機種を日本語化する方法をご紹介します。

Xiaomi Mi Notebook AirとProには、Windows 10 Homeがプリインストールされているものの、中国向けの「中文家庭版」という特殊なバージョンで、残念ながら日本語には非対応なのです。これを日本語対応させるには、OSそのものを再インストールする必要があるので、その様子を順を追って解説します。

Xiaomi Mi Notebook Pro

事前に用意すべきもの

8GBのUSBメモリ

OS再インストールの際、USBメモリからインストーラーを起動し、そこからMi Notebook Pro内臓のSSDへシステムデータが書き込まれる仕組みです。インストーラーの全データ量は約6GBなので、8GB以上のUSBメモリを用意しましょう。

書き込むデータ量が多いため、USB 2.0よりも転送速度が勝るUSB 3.0に対応しているメモリスティックが好ましいです。

BUFFALO USB3.0対応 USBメモリ 8GB RUF3-K8GA-BK/N

Windows 10 メディア作成ツール (Media Creation Tool)

Microsoftの公式ページにて、簡単な操作でWindows 10のインストールUSBを作れる「メディア作成ツール」(Media Creation Tool)が配布されているので、ダウンロードしましょう。

下のリンクよりアクセスし、「ツールを今すぐダウンロード」ボタンをクリックすると「MediaCreationTool.exe」がダウンロードされるので、分かりやすいフォルダに保存します。

Windows Product Key Viewer

必須ではありませんが、Windowsのプロダクトキーを一発で調べられるアプリ「Windows Product Key Viewer」があると便利です。

下のページの「Compressed .ZIP File」をクリックし、ダウンロードしたzipファイルの中に入っている「winproductkey.exe」を起動すれば使えます。

1. Windows 10のインストールUSBを作る

まずは、Windows 10を再インストールするためのUSBメモリを作らねばならないので、容量8GB以上のメモリをMi Notebook Proに挿し込み、メディア作成ツール (Media Creation Tool)を起動しましょう。

全て中国語表示ですが、「接受」とか「下一歩」をポチポチすれば進めます。

「U盘」と書かれている方にチェック。

言語やバージョンの選択画面が現れるものの、グレーアウトして変更出来ないはずなので、チェックボックスを外します。選択可能に切り替わったら、「语言」から日本語を選びます。

注意が出てきますが、「確定」をクリック。

「U盘」にチェック。

外部メモリ一覧にUSBメモリが現れるはずなので、それを選んで「下一歩」をクリック。

インストールUSB作成が始まるので、終わるまで気長に待ちます。同時に他の作業をしても問題ありません。

2. 念のため、Windowsのプロダクトキーを控える

Mi Notebook Proに入っているWindows 10中文家庭版は、ライセンス認証済みです。特別な作業をせずとも、再インストール後は元のプロダクトキーが引き継がれますが、念のためキーを控えておきましょう。

先ほどご紹介した「Windows Product Key Viewer」を使えば、簡単に調べることが出来ます。

3. BIOSにてUSBメモリから起動するよう設定する

いよいよ再インストールを始めますが、その前に必要なのがBIOSの設定。

先ほど作ったインストール用USBを挿しても、標準のままだと内蔵のSSDが読み込まれてしまい、インストーラーを起動できません。そこで、BIOS内にあるディスクの優先順位(Boot Devices Order)を変更し、SSDよりも先にUSBが読み込まれるよう設定します。

手順は以下のとおり。

  1. Mi Notebook Proの電源を切る
  2. インストールUSBをUSBポートに挿す
  3. 「Fn」キーと「F2」を同時に押しながら電源投入(BIOSが表示されるまで押し続ける)
  4. 「Boot」の中の「Boot Devices Order」から、USBメモリが最上位になるよう順位を変更する
  5. 設定を保存して再起動(Save and Exit)

一昔前PCによくある青地に白文字のBIOSではなく、分かりやすいUIでマウス操作も可能なため、戸惑うことはありませんね。

4. 日本語版Windows 10のインストール

BIOSの設定を保存して再起動すると、自動的にUSB内のインストーラーが読み込まれ、Windows 10の新規セットアップが始まります。

一番初めのセットアップ画面に現れる「キーボードの種類」は、「英語キーボード」を選びます。

続いて、プロダクトキーの入力が求められますが、この時点では「プロダクトキーがありません」を選んでスキップします。(セットアップ後に自動的に認証されるので、問題ありません。)

アップグレードorカスタムの選択肢は、「カスタム」を選びます。

Windowsのインストール先として4つのパーティションが提示されますが、必ず「Windows」と書かれたGB単位のものを選びましょう。

お馴染みのセットアップ画面が現れれば、後は、音声ガイダンスに従ってセットアップしていくだけ。

5. 各種ドライバーをインストールする(任意)

更なる仕上がりを求める方は、各種ドライバーをインストールしましょう。

Xiaomi公式の配布ページより、諸々が全てパッケージングされた「驱动整合包1」と「驱动整合包2」をダウンロードするか、必要な物のみを個別にダウンロードしましょう。

MX150(独立GPU)のドライバーは、NVIDIA公式の最新版を入手した方が確実かと。

Xiaomi Mi Notebook Pro

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