
Mi Notebook 15.6(廉価版)が良さそう!8世代CPU搭載でRAM換装も可
- 2018-09-18
- 2018-09-19
以前当ブログでもご紹介した「Mi Notebook Air」と「Mi Notebook Pro」に引き続き、新たなモデル「Mi Notebook 15.6」がひっそりデビューしてましたので、ざっと詳細をまとめました。
Intel第8世代(4コア/8スレッド)のCore i5またはCore i7に128GB SSD、1TBのハードディスク、さらには独立GPUとしてGeForce MX110を搭載。裏蓋を開ければRAMとSSDとHDDを換装することが出来るのもキーポイント。
画面サイズは15.6インチで、ボデイもかなり大柄。いかんせん本体重量は2kgを超えるため、持ち運びよりかは据え置きに向いたマシンですが、3,999人民元 = 約6.5万円~という安さを考えれば許せてしまいます。
目次
Mi Notebook 15.6のスペックとラインナップ
OS | Windows 10 Home (中文家庭版) ※日本語化の作業が必要 |
---|---|
プロセッサー | Intel第8世代CPU (4コア/8スレッド) Core i5-8250U 1.6~3.4GHz または Core i7-8550U 1.8~4.0GHz |
ストレージ | 128GB M.2 Type2280 SATA SSD + 1TB 2.5インチHDD |
メモリ | 4GB または 8GB DDR 2400MHz |
ディスプレイ | 対角15.6インチ 1,920 x 1,080ピクセル IPS液晶ディスプレイ 250nit |
グラフィックチップ | NVIDIA GeForce MX110 2GB GDDR5 |
光学ドライブ | 無し |
バッテリー駆動時間 | 40Wh 約5時間半の動画再生、約6時間のWebブラウジング |
ワイヤレス | Wi-Fi:802.11b/g/n/ac、Bluetooth v4.1 |
接続端子 | USB 3.0 x2、USB 2.0 x1、フルサイズHDMI x1、フルサイズSD/SDHC/SDXCカードスロット x1、有線LANポート x1、3.5mmオーディオジャック x1、電源端子 x1 |
サイズ | 長辺382mm x 短辺253.5mm x 厚み19.9mm |
本体重量 | 2.18kg |
CPUとRAMのラインナップは3種類で、それぞれの定価は以下のとおり↓
- Core i5 + 4GB RAM:3,999人民元 = 約6.5万円
- Core i5 + 8GB RAM:4,499人民元 = 約7.3万円
- Core i7 + 8GB RAM:4,999人民元 = 約8.2万円
パフォーマンス
Intel第8世代のCore i5 / Core i7
要となるCPUとしては、Intel第8世代のCore i5-8250UまたはCore i7-8550Uを搭載。両者ともに4コア/8スレッド構成で、2コア/4スレッドの第7世代から大幅なスペックアップを果たし、マルチコア処理に強くなりました。
ちなみに、シリーズ最上位の「Mi Notebook Pro」同じCPUなので、処理能力面では互角と言えます。10万前後のマシンに採用されがちなCPUですが、7万円弱で手に入る本機はコスパモンスターそのものです。
独立GPUとして「GeForce MX110」を搭載
正直言っておまけ程度ではありますが、一応独立GPUとしてNVIDIAの「GeForce MX110」を搭載し、Intel UHD Graphicsよりも僅かながらグラフィック力を高めています。
PassMark Videocard Benchmarksのスコアで比べるとこんな感じ↓
- Intel UHD Graphics 620:1,004
- NVIDIA GeForce MX110:1,494
- NVIDIA GeForce MX150:2,115
- NVIDIA GeForce GTX 1050 with Max-Q:4,429
M.2 SSD + 2.5インチHDDのデュアルドライブ
ストレージ構成は全モデル共通で、M.2タイプのSATA SSD 128GBに加えて1TBの2.5インチハードディスクが内蔵されています。
容量は少ないが読み書き高速なSSD側にOSとアプリケーションを保存し、メディアファイルはHDDに保存する、といった使い分けになりますね。
詳しくは後述しますが、SSDもHDDもユーザーの手によって換装できます。軽作業であれば持て余すほどの大容量ですが、さらなる大容量へ拡張して撮りためた写真や動画を詰め込む!なんて使い方もあり。
4GBまたは8GBのRAMを搭載
メモリはCore i5の下位版のみ4GBで、i5の中位版とi7の上位版は8GBを搭載。ライトユースであれば申し分ない容量です。
オンボードかと思いきや、2つあるうちのメモリバンク片方に搭載されていて、もう片方は空いているため、これまたユーザーの手によって増設または換装できます。
裏蓋開ければDIYし放題!最大32GBのRAMを積める
Mi Notebook AirとProは裏蓋を外すことでM.2スロットへアクセスできましたが、今回のMi Notebook 15.6はM.2 SSDのみならずHDDやRAMにもアクセスできるため、DIYし放題というわけです。ThinkPad先輩に次ぐ拡張性!
SSDはM.2 Type2280のSATAタイプに対応。HDDスロットには2.5インチのSATA HDDを装着可能。RAMに関してはSO-DIMM 260pinのDDR4 2400MHzに対応していて、2つの空きスロットへ16GBずつ積むことで最大32GBへ増設できます。
それから、Wi-Fiカードも交換できるようです。
15.6インチのフルHD液晶は暗めだが、幸いにも非光沢
ディスプレイは対角15.6インチもの大画面で、横1,920 x 縦1,080ピクセルのフルHD解像度。100%表示(ドットバイドット)で表示しても文字が小さくなりすぎない大きさで、デスクトップPCさながらの作業スペースを得られます。
一つ気になる点を申すと、輝度が250nitと暗めなこと。300nitのMi Notebook Proでさえ屋外での視認性は決して優れていないので、室内での作業を想定しているのでしょう。
幸いにも、ディスプレイ表面にはアンチグレア処理が施されているため、周囲光の反射はある程度抑えられているはず。(手元にあるMi Notebook Air 12とProはもともと反射が酷いため、アンチグレアフィルムを貼って使ってます。)
デカくて重いけど、拡張ポートは一通り網羅
天板は382 x 253.5mm、本体厚19.9mmで、Mi Notebook Proよりも一回り大柄かつ分厚いボディとなっています。重量は実に2.18kgあり、今どきの薄型ウルトラノート2台分に匹敵する重さなので、据え置き使いが好ましいといえます。
そのかわりと言ってはなんですが、拡張ポートは大変充実しており、USB 3.0を2基備えるほか、USB 2.0、HDMI、SD/SDHC/SDXCカードスロット、有線LANポート、3.5mmオーディオジャック、電源端子を搭載。
PD対応のType-C端子があれば尚良しですが、モバイルを考えなければさして重要ではありませんし、もしそれを求めるならMi Notebook Air・Proを選ぶべきです。
海外通販にて販売中。実売600ドル台から
現在はGearBest.comやGeekbuying.comにて販売中で、実売価格は600ドル半ば = 約7.5万円から。
画面サイズとスペックほぼ同じMi Notebook Proが800ドル台であることを考えると、性能に対するコスパは優秀で、「なるべく良い性能をできるだけ安く手に入れたい」という方にはまさにうってつけのマシンです。
購入からまだ間もないため、今後1~2ヶ月のうちはさらなる値下げに期待できます。セールやクーポンを待ち構えつつ、購入検討してみては如何でしょう。
Xiaomi Mi Notebook 15.6 Core i5-8250U + MX110 + 4GB RAM + 128GB SSD + 1TB HDD
いつも楽しく拝見しています。スペックテーブルのメモリの表示がHDDになっていますのでお知らせまで。