超高性能でデュアルエッジな「Xiaomi Mi Note 2」開封レビュー
- 2017-03-14
- 2017-10-27
以前の記事でちらっと予告しましたが、Xiaomi Mi Note 2の上位版を購入しまして、先日ついに現物が届きました!
中国スマホメーカーXiaomiのラインナップ上では最上位に位置する機種で、スペックもさることながら価格もお高いです。しかし先日配信されたGearBestのクーポンで、そこそこお買い得と言える値段へ落ち着いたため、勇気を振り絞ってポチってみました。お値段は6.4万円。
Xiaomiといえば、3万円のハイスペックスマホ「Mi5s」や、1〜2万円のコスパ重視低価格スマホ「Redmi」シリーズが有名ですが、よりプレミアムな機種を求める方にとってMi Note 2やMi MIXあたりは非常に魅力的な存在だと思います。流石にMi MIXにまでは手が出ませんでしたが、より実用性を重視したMi Note 2を入手出来ましたので、その魅力をたっぷりとレポートしていきたいと思います。
今回の記事では本体の外観や基本的な機能のみレビューし、ベンチマーク結果やカメラ性能に関しては後日詳しくお届けします。
Xiaomi Mi Note 2
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目次
Xiaomi Mi Note 2を開封
それでは早速開封の儀!付属品も一挙にご紹介です。
Mi Note 2のパッケージは真っ白で、天面に薄っすらと「Mi」の文字が。側面には「小米Note 2」と書かれています。
中国語混じりでよく分かりませんが、仕様が書かれています。購入したのは6GB RAM + 128GB ROMの上位版です。
開封です!フィルムに包まれたMi Note 2本体が現れました。
充電器とケーブル、説明書類とSIM取り出しピン、それに専用の背面保護カバーが同梱されています。
SIM取り出しピンとセットになった簡素な説明書。
USB充電器は非常にコンパクトで、持ち運びに適しています。プラグはいわゆるUSタイプってやつで、日本でも問題なく使えます。
出力は5V 2.5A、9V 2A、12V 1.5Aのいずれかで、急速充電に対応しています。
USBケーブルは片方が通常のUSBで、もう片方がUSB Type-Cとなっています。USB-Cは両面リバーシブルなので、とても扱いやすい端子です。
ケーブルの長さは1mほどありました。
専用の背面カバーまで付属しています。おまけ程度のクオリティなので過度な期待は禁物ですが、これは嬉しい配慮です。ガラスコーティングされた背面を綺麗なままで保ちたい方は付けましょう。
最後に本体のフィルムを剥がします。次は外観チェックです。
高級感漂う外観を隅々までチェック
左右ギリギリまで占有するデュアルエッジディスプレイ
Mi Note 2には5.7インチもの大きなOLEDディスプレイが備わっており、左右側面ギリギリまで占有しています。Mi MIXのような狭額縁デザインではないものの、5.7インチの割に本体はコンパクトに収まっており、スタイリッシュなデザインです。
また、バッテリー問題で騒がれた「Galaxy Note 7」みたく(Mi Note 2は発火しません)、左右側面にはデュアルエッジが取り入れられています。しかし、Note 7やEdgeシリーズよりかはベゼルが太く、どうせ意識するならもっと狭額化に挑戦して欲しかった気もします。
本体下部から見るとこんな感じ。縁のカーブがよくわかります。
指紋認証センサー内蔵のホームボタン
ディスプレイ下にはホームボタンが備えられており、物理的に押し込めます。確実な押し心地で、耐久性もありそうです。
指紋認証センサーとしても機能します。画面消灯時にボタン上へ指をあてて押し込むと、指紋が読み取られてロック解除されます。
受話口と前面カメラ
ディスプレイ上には受話口と800万画素の前面カメラが備えられています。
ガラスコーティングされた背面
背面はガラスコーティングされており、フラッグシップの名に相応しい高級感が漂っています。工作技術も素晴らしく、Xiaomi機の中でもデザイン性は断トツでトップと言って良いかもしれませんね。デザインと言えば、超狭額縁のMi MIXも魅力的ですが…。
今回購入したのは「ピアノブラック」。その仕上げは正にグランドピアノのようで、周囲の景色が映ります。指紋だらけになるのが難点ではあるものの、この美しい筐体を保護カバーで覆ってしまうのも勿体無い気がします。
ピアノブラックの他にも「グレイシャーブルー」がありますが、公式サイトの画像を見る限り、そちらのほうが指紋は目立ちにくそうです。
背面カメラは2,256万画素で、カメラ周りには銀色のリングが設置されています。フラットな形状に見えますが、微妙に背面表面から出っ張っています。
フラッシュは白+褐色の2灯式です。
背面下部にはXiaomiロゴがプリントされています。
USB-Cが備わった本体下部
充電と通信は本体下部に備わるUSB-Cポートが担い、その右側にはスピーカー、左側にはマイクが設けられています。シンプルなデザインと配置ですね。また、電波をキャッチするための樹脂製アンテナバンドも見受けられます。
背面は合金で作られており、ほんの少し青みがかった色です。ネイビーブルーってやつでしょうか。
イヤホンジャックが備わった本体上面
イヤホンジャックは本体上面に備えられています。また、端末を家電のリモコンとして使える「Mi Remote」のための赤外線ポートも見受けられます。
右側面には電源ボタンと音量調整ボタン
電源ボタンと音量調節ボタンは本体右側面です。筆者の知る限り、Xiaomiスマホは全てこの配置で統一されています。
ボタンも側面と同じく合金で、押し心地も確実です。
SIMカードスロットは左側面
SIMカードスロットは左側面に設けられています。SIMの形状に関してはこのあと詳しく解説します。
Mi Note 2の外観を動画でチェック
外観の様子は写真だけだと伝わりづらいので、YouTube動画に収めました。下に貼っておきます。
文句なしの特盛りスペック
プロセッサはQualcomm Snapdragon 821
Mi Note 2に搭載されているプロセッサ(SoC)は、Qualcomm Snapdragon 821です。4つのKryoコアから成るクアッドコアSoCで、最大2.35GHzで駆動します。基本的にSnapdragon 820と同じですが、わずかに性能アップを実現しています。
ZenFone 3 Deluxe (ZS570KL)やGoogle Pixelでも搭載されたSoCなので、ご存じの方も多いと思います。Androidでは最高峰のスペックを備えます。
性能に関しては後日別の記事にてご紹介しますが、以前レビューしたXiaomi Mi5sにも同型のSoCが採用されていることから、それと同等の処理性能を持っているはずです。
6GBもの大容量メモリを搭載
Mi Note 2のメモリは下位版が4GB、今回レビューしている上位版では6GBを備え、もはやパソコン並みです。いくつものアプリを同時起動しても、メモリ不足になる気配は全く感じません。
特にメモリ量の恩恵を感じる場面は、複数アプリの切替時。2GBのメモリを備えたRedmi Note 3に比べ、挙動が安定していて速いです。
ストレージも余裕の128GB
ストレージ容量にも余裕があり、下位版が64GB、この上位版が128GBを搭載します。残念ながらMicroSDカードスロットは備えていませんが、動画ファイルをじゃんじゃん詰め込んだりゲームを入れまくったりしない限り、不足には至らないでしょう。
また、ストレージの規格はスマホでよく使われるeMMCではなくより高速なUFS 2.0を採用しており、転送速度にも申し分ありません。
バッテリーは4,070mAhと大容量。持ち具合は普通?
やはり5.7インチの大画面スマホともあり、内蔵するバッテリー容量もデカいです。容量は4,070mAhで、バッテリー大きめのXiaomiスマホでは見慣れた数値ですが、他社スマホの数割増しといったところ。
これだけのバッテリーを積んでいるので長時間駆動に期待しましたが、実際に数日間使い込んでみると持ち具合は並のスマホと同じくらいだな感じました。やはり高性能なプロセッサを積んでメモリも多量な分、どうしても電池持ちは短くなりがちなのでしょうか。とはいっても、丸一日しっかり働いてくれるので、不満はありません。
2,256万画素のバックカメラを搭載
Mi Note 2の背面カメラにはソニーのIMX318センサーが組み込まれており、解像度は2,256万画素を誇っています。アスペクト比4:3の静止画を撮ると、横5,488 x 縦4,112ピクセルの超高解像度な写真が出来上がります。
動画は最大4K解像度で、3軸の電子式手ぶれ補正あり。
もちろん高解像度 = 高画質ではありませんが、お値段相応になかなか良く撮れます。下に、試しに撮ってみた写真をいくつか載せておきますね。画像をクリックすると原寸大表示できますが、容量が数MBありますのでスマホの方はご注意下さい。
SIMと通信について&グローバル版と中国版の違い
SIMはNano-SIMの2枚構成
Mi Note 2のSIMスロットは本体左側面に備えられており、中身はNano-SIMの2枚構成です。4Gと3Gの同時待ち受け(DSDS)に対応しています。
グローバル版の対応周波数帯
グローバル版の対応周波数帯は以下のとおり。FOMAプラスエリアには対応していないもの、LTE B19とB28いわゆるプラチナバンドに対応しています。また、auのプラチナバンドB18にも対応しているので、中国だけでなく日本でも技術的には問題なく使えます。(技適の問題があるので、あくまでも自己責任でお願いします。)
- FDD-LTE:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B13/B17/B18/B19/B20/B25/B26/B28/B29/B30
- TDD-LTE:B38/B39/B40/B41
- TD-SCDMA:B34/B39
- WCDMA:B1/B2/B4/B5/B8
- GSM:850/900/1800/1900MHz
- CDMA:BC0/B1/B10/B15
中国版の対応周波数帯
今回入手したのは中国版で、グローバル版に比べて対応するバンドが限られます。残念ながら、プラチナバンドには対応していません。
- FDD-LTE:B1/B3/B5/B7
- TDD-LTE:B38/B39/B40/B41
- TD-SCDMA:B34/B39
- WCDMA:B1/B2/B5/B8
- GSM:850/900/1800/1900MHz
- CDMA:BC0
通信面にこだわるならグローバル版がおすすめ
Wi-Fi運用ならグローバル版も中国版も関係ありませんが、日本国内のキャリアやMVNOのSIMを挿して実用的に使うことを考えると、より多くのバンドをカバーするグローバル版が圧倒的に有利です。
しかし、グローバル版は上位版(6GB RAM + 128GB ROM)のみなので、多少お値段は嵩んでしまいます。
Xiaomi Mi Note 2の販売価格と購入方法
最後に、Xiaomi Mi Note 2の販売価格と購入方法についてご紹介します。
筆者は中国のECサイト「GearBest」(ギアベスト)より個人輸入しました。ちょうど割引クーポンコードが配布されていたので、それを利用してお値段は約6.4万円。
1〜3万円台のスマホを多く販売するXiaomiですが、Mi Note 2は格安モデルでは決して味わえないプレミアム感がありました。値は張りますが、それなりに所有感を満たしてくれる一台です。スペックでもデザインでも満足できるメインスマホをお探しの方、このMi Note 2も選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょう。
各通販サイトでの販売価格は以下のとおりです。購入される方は、各業者の円レートやキャンペーン情報等をチェックして頂き、よりお得な方法を選んで下さい。
リンクをクリックすると、各販売ページへ飛びます。

Xiaomi Mi Note 2
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