3辺狭額縁「Xiaomi Mi MIX 2」レビュー:通信バンド、MIUI(Part3)
- 2017-11-09
- 2018-06-11
※この記事は3ページ目です。初めてご訪問された方は、1ページ目からお読み頂いたほうが分かりやすいかと思います。
Xiaomi Mi MIX 2
日本のほぼ全ての通信バンドに対応!しかし技適は無い
世界的に見ると日本の通信バンド事情はやや特殊なため、海外スマホと国内キャリアの相性はあまりよろしくないのですが、嬉しいことにMi MIX 2は国内の主要なバンドを幅広くカバーしており、グローバルモデルとして十分通用するスペックです。
特に注目したいのが、山間部や大きな建物内で重宝する「FOMAプラスエリア」ことWCDMA B6で、中華スマホがこれに対応するのは稀。更には、ドコモのプラスエリアLTE B19やソフトバンクのB8やB41、auが用いているB18などにも対応しています。
- GSM:850/900/1,800/1,900MHz
- 2G CDMA:BC0/BC1/BC6/BC10
- 3G CDMA EVDO:BC0/BC1/BC6/BC10
- 3G WCDMA:B1/2/3/4/5/6/8/9/19
- 3G TD-SCDMA:B34/39
- 4G FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/27/28/29/30
- 4G TD-LTE:B34/38/39/40/41
ただし、技適マークは付いていませんしソフトウェア上での表示も出来ないので、これを日本国内で使えば電波法に背くことになります。購入および使用は自己責任で!
SIMカードを入れるトレイは、Nano-SIMカードが2枚横並びで入る構造で、片方を4G(通信と通話)・もう片方を3G(通話オンリー)で待ち受けするデュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)に対応しています。
試しに、au回線のMVNO「UQ mobile」とドコモ回線の「楽天モバイル」で検証してみると、見事両回線ともアンテナピクトが立ち、通話も通信も問題ありませんでした。
筆者の運用方法では、DSDSによるメリットは皆無なので、しばらくはUQ mobileオンリーで使おうと思います。にしても…UQは相変わらずの爆速っぷり!(空いている時間台はWi-Fi並の速度出ます)
OSはAndroidベースのMIUI
Xiaomiのスマホには、Android OSをベースにメーカー独自の改造を施した「MIUI」というカスタムROMがインストールされているので、Googleが配信しているオリジナルのAndroidとは見た目や作りが若干異なります。筆者が手にした実機は、Android 7.1.1 NougatベースのMIUI Global 8.5.2.0が搭載されていました。
何処と無くiOSを意識させるシンプルに整ったUIは良いのですが、素のAndroidやOnePlusのOxygenOSに比べると機能やカスタマイズ性に物足りなさを感じます。
一番残念なのは、画面を2つに分割して異なるアプリを同時に使える機能「マルチウィンドウ」に対応していない点。Android 7.0以降であればサポートされるはずの同機能ですが、MIUI側の設計により無効化されているため、約6インチもの大きなディスプレイを活かしきれていません。
どうやら、近々配信されるであろうMIUI 9にてようやくサポートされるようなので、アップデートを気長に待とうと思います。
【追記】後日、MIUI 9のOTAアップデートにより、マルチウィンドウに対応!
(EMUIのHuawei Mate 9はマルチウィンドウに対応↓)
進歩している部分もあります。長らく手付かずの状態だった日本語への対応ですが、最近になって「グローバルROMで日本語が選べる!」との報告が相次いでいます。
実機で確認してみたところ、設定画面には確かに「日本語」の選択肢がありまして、それを選ぶだけで簡単に日本語化できました。機械翻訳っぽい不自然な表現は散見されるものの、使うには全く支障ないレベルです。
【追記】後日、MIUI 9のOTAアップデートにより、完全な日本語化に対応!
ちなみに、グローバルROMであれば、GooglePlayストアをはじめとするGoogleサービスも標準装備です。

Xiaomi Mi MIX 2
こんにちは。
非常に詳しく参考になるレビューですね。
私も購入したのですが、
その前に使っていたのが今はもはや化石同然の初代Mi Maxのほうで、
まさにモッサリ、あまりゲームはやらないのでGPU性能はあまり気にしてなかったのですがそれにしてもメモリが少ないため音楽アプリで曲を聞きながらChromeでも開こうものなら必ずと言っていいほど落ちる…
19000円くらいで買ったので文句を言うのもお門違いなのなもしれませんが
大画面でサクサクに動くのを次は買おうと思っていた私にとってMix 2は最高でした。
Mix 2sだかMix 3は下のところもベゼルレスになるとかならないとか言われていますが
もしそれが実現したらまた買いますね、これ^_^;
でもそんなのが出る頃には他のメーカーも完全ベゼルレスのやつを出すんだろうと思うと(最近はXiaomiも中国イチと自信を持って言えるほどのメーカーではなくなってきてしまっていますし)それはそれで迷いますね。
もし件のMix 2sだかMix 3というのが本当に出て購入されるような是非同じような素晴らしいレビューを拝見したいです(^^ゞ
当ブログへのご訪問、また大変充実したコメント、ありがとうございます!
Xiaomiのスマホは世代を重ねるごと著しく進化していて、新型が出るたびに高揚してしまい、ついつい注文ボタンをポチポチしてしまうんです…笑
今月末には、更に磨きのかかった「MI MIX 2S」なる機種がお披露目されるらしいので、今からワクワクが止まりません。もちろんレビューする予定ですよ!
大変参考にさせていただきました
情報をもとに安く購入させていただき、まずはせっせと自分好みにカスタム設定をしているところです
もしお分かりになれば教えていただきたいのですが、ロック画面に表示される時計の、「時」(時と分の、時 です)の文字が中国語の表記になっているのですが、これを変更する方法はあるでしょうか
私はHH:MMというフォーマットに設定しているため、同様の現象を確認できないのですが、MIUIのカスタムテーマを導入されましたか?
もし、テーマの仕様で中国語表記になってしまっているとすれば、それを日本語へ変えることは難しいかと思います。
mi mix2とoneplus5tで悩んでてどうしても結論が出ないのですが、ズバリどちらを買うべきでしょうか?
正直、どちらも捨てがたいです…。
Mi MIX 2の強みはデザインと通信バンド、対するOnePlus 5Tの強みはカメラと有機ELディスプレイとイヤホンジャックです。Mi MIX 2はベゼルデザインに全力を投じているいる一方、OnePlus 5Tは実用性を追求している印象なので、どちらに重きを置くかによりますね。
ただ、Mi MIXに関しては3月27日に新型(Mi MIX 2s…?)が登場するので、発表を見届けてから検討しても遅くないと思いますよ。
お世話になります。
こちらのサイトで購入の勇気をいただき、Mi MIX 2を使い始めて3ヶ月になります。
楽天モバイルさんの通話SIMで、たいへん満足しております。
今度初めての海外、香港マカオへ旅行することになったのですが、
現在挿入しているSIMはそのままで、下記のようなSIMを挿すとデータ通信できるのでしょうか?
使用目的は現地でのゲーム(ポケモンGO)と友人とのLINEです
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0792YPX9M/ref=s9_dcacsd_dcoop_bw_c_x_1_w
このサイトにふさわしくないコメント(質問)でしたらスルーしてください。
DSDSが理解できないため、質問になってしまいました。
よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
APNさえ設定すれば世界中ほぼすべてのSIMで通信できるのが本機の強みです。
DSDSとは、2回線を同時に待ち受ける「デュアルSIM・デュアルスタンバイ」の略称で、Mi MIX 2は3G回線と4G回線の同時待受に対応しています。
SIMを2枚入れると、データ通信や通話をどちらのSIMで行うか切り替えられるようになりますので、日本に居る時は日本のSIMを、香港に居る時は現地のSIMを選ぶと良いでしょう。