3辺狭額縁「Xiaomi Mi MIX 2」レビュー:ベンチマーク、電池持ち、急速充電(Part2)
- 2017-11-09
- 2018-06-11
- 主な仕様、デザイン、ディスプレイ
- ベンチマーク、電池持ち、急速充電
- 通信バンド、MIUI
- カメラ画質
- 購入方法、最新のクーポン情報
※この記事は2ページ目です。初めてご訪問された方は、1ページ目からお読み頂いたほうが分かりやすいかと思います。
Xiaomi Mi MIX 2
Androidではこの上ない性能を持つ「Snapdragon 835」
最近のハイスペック中華スマホは、リリース時の最高峰SoCを当たり前のように積んでるので、「スナドラ835!」と聞いてもさほど驚かない自分が少々怖いですが、このMi MIX 2もやはりSnapdragon 835を搭載。現状のAndroidスマホとしては頂点に位置し、Samsung Galaxy S8やXperia XZといった名だたるフラッグシップ機と肩を並べる性能を持っています。
つい半年前ならSnapdragon 820や821あたりが主流でしたが、この業界は日を重ねるたび凄まじい勢いで進化しており、後継型の835はプロセスルールを14nmから10nmへ微細化することで、20〜25%の性能向上と共に20%の省電力化を実現。パワフルでありながら省エネという訳です。
CPUは高速コアと省電力コアを組み合わせるbig.LITTLE方式で、2.45GHzと1.9GHzのKryo 280コアがそれぞれ4つずつ、合計8コアのオクタコアとなっています。グラフィック処理を行うGPUはAdreno 540。
各種ベンチマーク結果
皆さんとても気になっているであろう、各種ベンチマークのスコアを公表します。左からAntutu Benchmark、Geekbench 4、3DMark Sling Shot Extremeとなります↓
Antutuのスコアを他のデバイスと比べるとこんな感じ↓
iPhone 7のA10 Fusionにはギリギリ勝っていますが、8やXのA11 Bionicには大きく差をつけられていますね。とはいえ、その力差を感じる場面といえばヘビーな3Dゲームくらいで、日常用途においてはどれも等しくキビキビな動作を見せてくれますよ。
6GB or 8GBのメモリ
実行用メモリは、今回レビューしている標準モデルで6GB、筐体がフルセラミックのスペシャルエディションにおいてはなんと8GBを内蔵します。(参考までに、Galaxy S8やHuawei P10 Plusは4GB、Galaxy Note 8は6GB)
メモリが増えれば増えるほどアプリの同時起動に強くなりますが、流石は大容量メモリを搭載するだけあって、アプリ間の切り替えはこの上なく快適。筆者の用途では明らかにオーバースペックです。
UFS 2.1規格のストレージ。ラインナップは64・128・256GB
アプリやデータを保存するストレージは、64GB・128GB・256GBの3容量がラインナップされており、今回は128GBを購入。
転送速度を左右する規格においても抜かりなく、全モデルにおいて「UFS 2.1」というものを採用するので、パソコンのSSD並に匹敵するほどの速さを誇ります。
バッテリー駆動時間は一般的な水準
「PCMark」というベンチマークアプリに備わっているバッテリーテスト機能「Work 2.0 battery life」を用いて、Mi MIX 2のバッテリー駆動時間を調べてみました。テスト内容は、Webブラウジングや写真編集といった日常的に行なう作業を繰り返し、残量100%の状態から20%に達するまでの時間を測るというもの。
画面輝度を5割に設定して試したところ、9時間3分という記録を残しました。
これは、Huawei Mate 9やOnePlus 5に並ぶ結果で、スマホとしてはごく一般的な駆動時間になります。3Dゲームをしなければ、丸一日は働いてくれるので、特に不満はありません。
QuickCharge 3.0とUSB-PDに対応
現行のほぼ全てのフラッグシップスマホは「QuickCharge 3.0」に対応していますが、USB-Power Delivery(USB-PD)に対応するスマホはまだ数少ないのが現状です。Mi MIX 2の公式ページを見ても、「QC 3.0対応」とは書かれているものの、PDに関してはノータッチ。
以前手にしたMi6がPDに対応していたため、にわかに期待して試してみたところ、QuickCharge 3.0とUSB-PDの両方に対応していることが分かりました。
いずれも18W前後で充電されますが、今回の検証ではUSB-PDの方が若干速く、PDだと約1時間20分、QC3.0では約1時間40分となりました。

Xiaomi Mi MIX 2
こんにちは。
非常に詳しく参考になるレビューですね。
私も購入したのですが、
その前に使っていたのが今はもはや化石同然の初代Mi Maxのほうで、
まさにモッサリ、あまりゲームはやらないのでGPU性能はあまり気にしてなかったのですがそれにしてもメモリが少ないため音楽アプリで曲を聞きながらChromeでも開こうものなら必ずと言っていいほど落ちる…
19000円くらいで買ったので文句を言うのもお門違いなのなもしれませんが
大画面でサクサクに動くのを次は買おうと思っていた私にとってMix 2は最高でした。
Mix 2sだかMix 3は下のところもベゼルレスになるとかならないとか言われていますが
もしそれが実現したらまた買いますね、これ^_^;
でもそんなのが出る頃には他のメーカーも完全ベゼルレスのやつを出すんだろうと思うと(最近はXiaomiも中国イチと自信を持って言えるほどのメーカーではなくなってきてしまっていますし)それはそれで迷いますね。
もし件のMix 2sだかMix 3というのが本当に出て購入されるような是非同じような素晴らしいレビューを拝見したいです(^^ゞ
当ブログへのご訪問、また大変充実したコメント、ありがとうございます!
Xiaomiのスマホは世代を重ねるごと著しく進化していて、新型が出るたびに高揚してしまい、ついつい注文ボタンをポチポチしてしまうんです…笑
今月末には、更に磨きのかかった「MI MIX 2S」なる機種がお披露目されるらしいので、今からワクワクが止まりません。もちろんレビューする予定ですよ!
大変参考にさせていただきました
情報をもとに安く購入させていただき、まずはせっせと自分好みにカスタム設定をしているところです
もしお分かりになれば教えていただきたいのですが、ロック画面に表示される時計の、「時」(時と分の、時 です)の文字が中国語の表記になっているのですが、これを変更する方法はあるでしょうか
私はHH:MMというフォーマットに設定しているため、同様の現象を確認できないのですが、MIUIのカスタムテーマを導入されましたか?
もし、テーマの仕様で中国語表記になってしまっているとすれば、それを日本語へ変えることは難しいかと思います。
mi mix2とoneplus5tで悩んでてどうしても結論が出ないのですが、ズバリどちらを買うべきでしょうか?
正直、どちらも捨てがたいです…。
Mi MIX 2の強みはデザインと通信バンド、対するOnePlus 5Tの強みはカメラと有機ELディスプレイとイヤホンジャックです。Mi MIX 2はベゼルデザインに全力を投じているいる一方、OnePlus 5Tは実用性を追求している印象なので、どちらに重きを置くかによりますね。
ただ、Mi MIXに関しては3月27日に新型(Mi MIX 2s…?)が登場するので、発表を見届けてから検討しても遅くないと思いますよ。
お世話になります。
こちらのサイトで購入の勇気をいただき、Mi MIX 2を使い始めて3ヶ月になります。
楽天モバイルさんの通話SIMで、たいへん満足しております。
今度初めての海外、香港マカオへ旅行することになったのですが、
現在挿入しているSIMはそのままで、下記のようなSIMを挿すとデータ通信できるのでしょうか?
使用目的は現地でのゲーム(ポケモンGO)と友人とのLINEです
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0792YPX9M/ref=s9_dcacsd_dcoop_bw_c_x_1_w
このサイトにふさわしくないコメント(質問)でしたらスルーしてください。
DSDSが理解できないため、質問になってしまいました。
よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
APNさえ設定すれば世界中ほぼすべてのSIMで通信できるのが本機の強みです。
DSDSとは、2回線を同時に待ち受ける「デュアルSIM・デュアルスタンバイ」の略称で、Mi MIX 2は3G回線と4G回線の同時待受に対応しています。
SIMを2枚入れると、データ通信や通話をどちらのSIMで行うか切り替えられるようになりますので、日本に居る時は日本のSIMを、香港に居る時は現地のSIMを選ぶと良いでしょう。