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Xiaomi Mi Max 3発表 6.9型液晶と5500mAhバッテリー搭載ファブレット

  • 2018-07-19
  • 2018-07-20

中国Xiaomi(シャオミ)は本日7月19日、新たなスマートフォン「Mi Max 3」を正式に発表しました。対角6.9インチの大画面と5,500mAhのバッテリーを超巨大なボディへ収めた、いわゆる“ファブレット”に属する機種です。

主な特徴やスペック、旧型「Mi Max 2」との違いなど、得られる情報を一通りまとめてみました。

小米Max 3 – 小米商城

Xiaomi Mi Max 3とMi Max 2の主要スペックを比較

Mi Max 3 (新) Mi Max 2 (旧)
SoC Snapdragon 636 (14nm)
CPU:8コア 4×1.8GHz + 4×1.6Ghz
GPU:Adreno 509
Snapdragon 625 (14nm)
CPU:8コア 8×2.0GHz
GPU:Adreno 506
ストレージ 64GB、128GB
メモリ 4GB、6GB LPDDR4X 4GB LPDDR3
ディスプレイ 6.9インチ
2,160 x 1,080
520nit 液晶
6.44インチ
1,920 x 1,080
450nit 液晶
アウトカメラ デュアルカメラ
メイン:1,200万画素 f/1.9 1.4μm
サブ:500万画素
シングルカメラ
1,200万画素 f/2.2 1.25μm
インカメラ 800万画素 f/2.0 500万画素 f/2.0
バッテリー 5,500mAh 5,300mAh
急速充電 Qualcomm QuickCharge 3.0
拡張端子 USB Type-C x1、3.5mmオーディオジャック x1
SDカード 最大256GBのMicro SDXCに対応 最大128GBのMicro SDXCに対応
カラー ブラック、ゴールド、ブルー ブラック、ゴールド
セキュリティ 指紋認証 + 顔認証 指紋認証
筐体寸法 幅87.4mm
厚み7.99mm
高さ176.15mm
幅88.7mm
厚み7.6mm
高さ174.1mm
本体重量 221g 211g
SIMカード Nano-SIM x2

対応周波数帯は以下のとおり↓

  • GSM:850, 900, 1800, 1900MHz
  • CDMA 1X/EVDO:BC0
  • WCDMA:B1, B2, B5, B8
  • TD-SCDMA:B34, B39
  • FDD-LTE:B1, B3, B4, B5, B7, B8, B20
  • TDD-LTE:B34, B38, B39, B40, B41

従来よりも縦に伸びた6.9インチディスプレイ

超でかい画面が売りのMi Maxシリーズも、今作で3世代目となりました。初代Mi MaxとMi Max 2は6.44インチのフルHD液晶を搭載していて、まさしくズルトラ難民(※)の救世主でもあったわけですが、今作Mi Max 3は更に大きな6.9インチディスプレイを搭載しました。

※ズルトラ難民とは、5年前リリースされた「Xperia Z Ultra」を愛用してきたものの、丁度よい乗り換え先を見つけられず頭抱えているユーザーを指す。

旧型でさえ片手持ち難しいサイズなのに、これ以上大きくしてどうするの!?と困惑の声も聞こえてきそうですが、ご安心を。ディスプレイは縦に240ピクセル伸びたものの、その周りのベゼル部分は従来よりも狭められており、大画面になりつつもボディサイズそのものは殆ど変わっていません。

解像度は1,920 x 1,080から2,160 x 1,080に、アスペクト比は16:9から18:9 = 2:1になりました。

5,500mAhの大容量バッテリー

Mi Max 2は当ブログでもレビューしてますが、これまでレビューしてきたどのスマホよりも電池持ちに優れており、一般的なスマホの倍は動いてくれます。ゲームしても丸1日は余裕で、ライトユースであれば2~3日充電せずとも使えてしまいます。

(Mi Max 2のバッテリーに関するレビュー記事:Xiaomi Mi Max 2はトンデモナイ電池持ちだった!急速充電もグッド)

  • Xiaomi Mi Max 2Snapdragon 625 / 5300mAh
    18:20
  • Ulefone Power 3MediaTek Helio P23 / 6080mAh
    15:48
  • Xiaomi Redmi 4 PrimeSnapdragon 625 / 4100mAh
    15:43
  • Xiaomi Redmi 5 PlusSnapdragon 625 / 4000mAh
    12:16
  • Xiaomi Mi6Snapdragon 835 / 3350mAh
    10:22
  • Huawei P20 ProHiSilicon Kirin 970 / 4000mAh
    10:00
  • Xiaomi Mi MIX 2SSnapdragon 845 / 3400mAh
    9:48
  • Huawei novaSnapdragon 625 / 3020mAh
    9:07
  • OnePlus 6Snapdragon 845 / 3300mAh
    8:45
  • Elephone U ProSnapdragon 660 / 3550mAh
    8:28
  • Huawei nova lite 2HiSilicon Kirin 659 / 3000mAh
    6:50

Mi Max 3には、Max 2よりも更に200mAh増量された5,500mAhの超弩級バッテリーが内蔵されています。また、燃費の良さに定評のあるSnapdragon 625の後継SDM636が載っているということで、Mi Max 2同様に省電力性にも期待できますので、電池持ちは大いに期待して良いでしょう。

従来同様、QuickCharge 3.0による急速充電をサポートしており、2時間ほどでフル充電が可能。

Maxシリーズ初となるデュアルカメラを搭載

今やスマホの標準装備と化したデュアルレンズカメラ。Mi Max 3の背面には、メイン1,200万画素 + 500万画素のデュアルカメラが搭載され、両カメラで捉えた映像を合成することで擬似的な絞り効果(背景ぼかし)が可能になりました。

公式サイトのスペックシートに、「ピクセルサイズは1.4μmでデュアルピクセルAFに対応」と書かれていることから、メインカメラのイメージセンサーはMi8やMi MIX 2Sと同じSony IMX363が組み込まれているものと推測できます。

最近流行りの「AIカメラ」も実装されています。夜景や建物、多肉植物、猫、フードなどなど、計25種類のパターンを画像AIが識別し、それぞれに適したチューニングが施されるという便利機能。

SoCはSnapdragon 636採用で性能底上げ

処理性能を握るSoC(システム・オン・チップ)としては、Qualcommの「Snapdragon 636」を搭載。

CPUはこれまで同様8コア構成。クロック周波数だけみればSnapdragon 625の2.0GHzから1.8GHzへと下がっていますが、Cortex-A53よりも優秀なKryo 260コアに変わったことで、結果的に40%の処理性能向上を果たしたとのこと。

GPUもAdreno 506からAdreno 509へ強化されています。

イヤホンジャックもMicro SDカードスロットも温存

最近のスマホは3.5mmイヤホンジャックを省く傾向があり、XiaomiのMiシリーズも例に漏れず全面廃止へ乗り出しているさなか、Mi Max 3に限ってはこれまでどおり温存。Mi Max 2と同じく本体上部に備わっています。

また、Micro SDカードスロットも温存されています。最大256GBのMicro SDXCに対応しているので、音楽や動画を詰め込むにはもってこい。

4+64GB版は1699元、6+128GB版は1999元

メモリの構成は4GB RAM + 64GB ROMと6GB RAM + 128GB ROMの2択で、気になるお値段は1699人民元と1999人民元。今の為替レートだと、64GB版は約2.8万円、128GB版は約3.3万円で買える計算になりますね。発売は明日7月20日。

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