比較

現存するMi Band・AMAZFITシリーズの特徴やスペックをまとめてみた

  • 2018-07-06
  • 2018-07-25

日本でも大変人気の高い中国発のウェアラブルデバイス「Xiaomi Mi Band」と「Huami AMAZFIT」シリーズ。ラインナップが充実してきたので、ここで今一度、それぞれの特徴やスペックや価格など振り返ってみました。

Xiaomi Mi Bandシリーズ

初代Mi Band:「小型・電池超長持ち・激安」の原型(2014年7月)

Mi Band 2の存在感が強すぎて薄れてしまっている印象ですが、2014年7月にリリースされた無印版の「Mi Band」は、Xiaomi製フィットネスバンドの原点です。この頃は画面や心拍数センサーすらなく、フィットネスバンドというより“スマート万歩計”とも呼ぶべきミニマムなつくりでした。

コンパクトなのにバッテリーは超長持ち、なにより激安中華プライスが魅力的で、それは今も変わること無く引き継がれています。価格はたったの79元 = 約1,300円。

Mi Band Pulse:シリーズ初となる心拍数センサーを搭載(2015年11月)

初代Mi Bandをベースにして、本体裏側に心拍数センサーを新設したものが「Mi Band Pulse」。「Mi Band 光感版」や「Mi Band 1S」とも呼ばれます。価格は99元 = 約1,60円でやはり激安。

Mi Band 2:日本でも爆売れした有機EL搭載バンド(2016年6月)

「Mi Band 2」は世界的に爆売れしたフィットネスバンドで、TJC株式会社という国内唯一の正式代理店が販売したことで、日本でも多大な人気を博しました。中華好きなガジェッターなら、誰もが即買いしたであろう一品です。

0.42インチの小さな有機ELディスプレイを搭載したことで、現在時刻や歩数や心拍数等を手元で確認できるようになりました。バッテリーは70mAhと超少量ですが、2~3時間充電するだけで最大20日間も駆動する優れもの。

画面搭載によって従来よりも値上げされたものの、それでも149元 = 約2,500円という激安っぷりには驚かされます。コレ10台大人買いしてもApple Watchには及ばないのだから…。

Xiaomi Mi Band 2 Smart Bracelet

Mi Band 3:大画面で5気圧防水になるも小型で電池長持ち(2018年5月)

現状最新作の「Mi Band 3」は、ディスプレイ拡大によってアプリ通知や時計が大きく表示されるようになりました。さらには、5気圧 = 水深50m防水になったので、水泳しながらの使用も可能。

気になるお値段は169元 = 約2,800円で、相変わらず安い…。

【2018年7月20日】当初「Mi Band 3はGPS対応」との記載をしていましたが、私の勘違いでした。従来モデル同様GPSは非搭載のため、正確な距離の測定はできません。

コメント欄にてご指摘くださった家族全員 mi band様に感謝申し上げるとともに、誤った情報をお伝えしてしまったこと深くお詫び致します。

Xiaomi Mi Band 3 Smart Bracelet

レビュー記事↓

Huami AMAZFITシリーズ

AMAZFIT Pace:GPSと円形ディスプレイを搭載するベーシックモデル(2016年11月)

AMAZFITの初段として売り出されたいわゆる無印版AMAZFIT。Huamiからは「AMAZFIT Pace」として、Xiaomiからは「华米Amazfit运动手表」(Huami Amazfit Sports Watch)として売り出されています。

前面には320 x 300の円形タッチディスプレイを搭載し、計21種類のウォッチフェイスから好みのものを設定可能で、まさに絵に描いたようなスマートウォッチ。赤+黒のスポーティーなカラーリングが特徴的で、筐体はIP67の防水加工が施されています。GPS内蔵のため単体でトラッキング可能で、内蔵されている4GBのストレージへ音楽を保管してそれを再生することもできます。

Mi Bandよりも高機能なため、当然ながら電池持ちは短くなっていますが、それでも5日~11日間充電要らずで使えるのは凄いことです。

価格は799人民元 = 約13,300円と、Mi Bandシリーズに比べれば高価ではあるものの、機能性と品質の高さを鑑みれば十分妥当な価格だといえるでしょう。

Huami AMAZFIT Smartwatch

AMAZFIT Bip:廉価なのに一ヶ月充電要らずなスクエアウォッチ(2017年8月)

「AMAZFIT Bip」はAMAZFIT Paceよりも安くて、そのお値段399人民元 = 6,600円と激安。機能が省かれているのかといえば全然そんなことはなく、心拍数センサーやGPSしっかり搭載してますし、防水性能に至ってはPaceよりもワンランク高いIP68です。

こちらは円形ではなく、正方形(176 x 176ピクセル)ディスプレイを搭載するスクエア型ウォッチで、ぱっと見た感じはApple Watchのスポーツバンドバージョン瓜二つ。しかし電池持ちに関しては天と地の差で、Apple Watchは2~3日が限界なのに対し、このAMAZFIT Bipは通常使用で30日間~最大45日間という驚異的な駆動時間。スマートウォッチって本来こうあるべきだと思うんですけどね…。

Huami AMAZFIT Bip Smartwatch

AMAZFIT Stratos:ビジネスシーンにも適したフォーマルデザイン(2017年12月)

AMAZFIT Paceをベースに、ビジネスシーンにも違和感なく溶け込むようなフォーマルなデザインに仕上げたのが「AMAZFIT Stratos」で、筆者もこれを絶賛愛用中です。(レビュー記事)

Pace同様に320 x 300の円形ディスプレイを搭載するほか、電池持ちは5日~11日間を謳います。

価格はAMAZFITシリーズ中もっとも高価で999人民元 = 16,600円。まあ、それでもApple Watchの半額なので、とんでもなくお買い得なのですが。

Huami Amazfit Stratos (Amazfit Smartwatch 2)

レビュー記事↓

AMAZFIT Cor:バンド型のAMAZFIT(2017年9月)

「AMAZFIT Cor」は、1.23インチの見やすいカラー液晶を搭載しつつもバンド型に仕上げたモデルで、AMAZFIT PaceとMi Bandを足して2で割ったような作りとなっています。価格は299元 = 約5,000円。

気になる電池持ちは12日間駆動で、5気圧防水にも対応している優れものですが、残念ながらGPSは非搭載。

Huami AMAZFIT Cor Smartband

Xiaomi Mi BandとHuami AMAZFITの違いとは

Xiaomi社とHuami社はそれぞれ独立した会社ではあるものの、XiaomiはHuamiへ出資しているため、Huamiは実質Xiaomiの子会社的な位置づけになりますね。Mi Bandに関しては、Huamiが製造担当・Xiaomiが販売担当といった具合で連携体制をとっているとのこと。

Xiaomi Mi Bandは「スマートバンド」や「フィットネスバンド」に分類されるのに対し、対しHuami AMAZFITはまさに古典的なスマートウォッチで、画面の大きなAMAZFITのほうが機能は富んでいます。ただし、両者共に基本的なトラッキング機能はとても充実していますし、スマホアプリの構造もほぼ同じなので、単純に「バンド状か時計型か」という観点で選んでも支障ないでしょう。

Mi Bandの弱点としては、充電のたびに本体部分とバンドを取り外さねばならないことと、直射日光下において画面が見づらいこと、この2点が挙げられます。一方のAMAZFITシリーズはというと、ドッキング型チャージャーと本体を合体させるだけで充電できますし、Cor以外のモデルは反射型液晶を用いているため、むしろ直射日光下のほうが見やすくなっています。

Androd・iOS向けの専用アプリに関してですが、Mi Band向けには「Mi Fit」、AMAZFIT向けには「Amazfit Watch」が配布されており、前者はMiアカウント、後者はAmazfitアカウントで管理するかたちとなります。残念ながら、どちらか片方で蓄積してきたデータをもう一方のアプリへ移行させることは出来ないようで、以前Mi Band 2からAMAZFIT Stratosへ乗り換えた際、Mi FitからAmazfitアプリへデータは引き継がれずゼロからのスタートとなりました。

まとめ:スタイルに応じて選べるコスパ抜群なウェアラブルたち

今回の記事では、現存するMi BandとAMAZFITをまとめてみましたが、お気に入りのウェアラブルは見つかりそうですか?

どれもコストパフォーマンスなものばかりなので、選びに選びきれないのも正直なところではありますが、実用性と安さ重視なら「Mi Band 3」と「AMAZFIT Bip」、普段使いなら「AMAZFIT Stratos」が個人的な推しメンです。

Xiaomi Mi Band 3 Smart Bracelet

Huami AMAZFIT Bip Smartwatch

Huami Amazfit Stratos (Amazfit Smartwatch 2)

家族全員 mi band へ返信する キャンセル

記事に関係あることでしたら、なんでもお書き下さい!頂いたコメントは公開前に管理人が一読し、問題がなければ承認します。

誠にお恥ずかしながら、たまに記事の誤記などを指摘して頂くことがあり、とても助かっております。どんなに小さなミスでも構いませんので、もし誤記や誤報を見つけましたらぜひお知らせ下さい。

批判には誠意をもって対応致しますが、アンチはスルーします。スパムはシステムのフィルターに引っ掛かるため、確認すらしていません。スパムは嫌いです。