Mi Notebook Airと一緒に買いたい「Xiaomi 45W USB-C充電器」
- 2017-07-09
- 2018-02-14
Xiaomi Mi Notebook Air 12を使い始めて早くも一ヶ月ほど経過しましたが、現在、筆者のノマド用サブ機として絶賛活躍中です。より快適に使えるよう、周辺機器もあれやこれや買い足していますが、中でも満足度高いのが今回ご紹介する「Xiaomi 45W USB-C充電器」です。
Mi Notebook Airは充電端子としてUSB Type-Cを備えていますが、こいつの仕様がやや特殊。
端子は見慣れた「USB Type-C」ですが、どうやらXiaomi独自の充電規格をしているようで、基本的にサードパーティ製のUSB-C充電器は使えません。MacBookやDell XPS 13はOKでも、Mi Notebook Airは互換性の問題から充電不可、といった事例がほとんど。
では、同梱のもの以外の選択肢は無いのかと思いきや、先日「Xiaomi 45W USB-C充電器」という存在を知りました。嬉しいことにMi Notebook Airを充電出来て、更にはスマホ向け急速充電規格「QuickCharge 3.0」にも対応している優れもの。
筆者のように、Mi Notebook Airに加えてMi6やMi5sなどのスマホを併せ持つモバイラーにとっては、正に理想形とも言えるアイテムです。
Xiaomi 45W USB-C充電器
目次
「Xiaomi 45W USB-C充電器」の特徴
端子はUSB Type-Cのみ
まず端子についてですが、この充電器はUSB Type-C 1ポートのみを備えます。通常サイズのUSBは付いていないため、USB-C対応機器を両端USB-Cのケーブルで繋ぐ、といった使い方。
要するにUSB-Cオンリーなんです。
最大45W出力で、Mi Notebook AirやMacBookを充電できる
通常の充電器はせいぜい1ポートにつき10W程度の出力で、スマホやタブレット向き。
対し、このXiaomi製充電器は最大出力45W(20V/2.25A)なので、同社のノートパソコン「Mi Notebook Air」シリーズへの充電も可能です。先ほどもお伝えしたとおり、Mi Notebook Airに対応する充電器は極めて少ないため、ユーザーにとっては心強い存在です。
また、Apple MacBookの充電にも対応しているため、Xiaomi製品以外でも幅広い使い道があります。
ケーブル脱着式
購入に至った最大の理由がこれ。
Mi Notebook Airの充電器はケーブル一体型なので、カバンの中での収まりが悪いですし、使っているうちにヘタってしまわないか心配でした。
しかし、この充電器はケーブル脱着式で、別々に持ち運ぶことが出来ます。好みのケーブルを選べるのも大きなメリットで、高耐久で有名な「Anker PowerLine+」と組み合わせて使っています。
スマホ向けの急速充電規格QuickCharge 3.0もサポート
更には、スマホの急速充電規格「QuickCharge 3.0」をサポートしているのもポイント。
Galaxy S8やXperia XZをはじめ、XiaomiではMi6やMi Note 2などなど、最近のフラッグシップAndroidスマホはことごとくQC 3.0に対応しています。この充電器を使えば、忙しい朝でも充電に悩まされないという訳です。
同梱品とパッケージの様子
今回筆者は、中国の通販サイトGearBest(ギアベスト)より個人輸入。リスクを承知で追跡無しの無料配送を選びましたが、トラブル無く注文から2週間程度で届きました。意外と早かった。
パッケージは真っ白で、Apple製品を意識したかのようなつくり。
中身は充電器本体、USB-Cケーブル、中国語の説明書の3点でした。
同梱されるUSB-Cケーブルは、両端共にUSB Type-Cポートとなっているため、挿す向きや裏表などは一切ありません。取り回しがこの上なく楽なんですよ。
外観・他の充電器との大きさ比較
外観は見てのとおり真っ白で、Macとの相性も良さそうなシンプルなデザインは良い思います。プラスチックで覆われており表面はツルテカなので、使い込んでいるうちに擦り傷が目立ちそうです。
プラグは折りたたみ式となっており、日本でも変換アダプター噛ませず使える形状となっています。
仕様書きは全て中国語。入力は100〜240V、出力は最大20V/2.25Aと書かれています。
付属のケーブルを繋いだ様子です。ケーブルとの統一感も抜群ですね。
他製品と大きさを比べてみます。
まずは、Mi Notebook Air 12に同梱されるXiaomi純正の充電器。デザインは踏襲していますが、全体的に一回り小さくなっており、僅かながらモバイル性は向上しています。
次は他社のものと比較。下の写真では左から順にiClever製2ポートUSB充電器、今回のXiaomi製45W充電器、そして皆さんお馴染みのiPhoneに付属する充電器です。
ノートパソコンにも対応する高出力仕様ともあり、スマホ向けの充電器に比べると嵩張ってしまいますが、持ち運びを苦と感じるレベルではありません。
充電能力にはとても満足
Mi Notebook Air 12インチを問題なく充電
「Mi Notebook Airに対応するスマートな充電器が欲しい」という願いのもと購入したので、早速お試し。まあ、当然のことながら、問題なく12インチモデルを充電できました。側面のインジケーターランプもWindows上での残量表示も正常です。
気になる速度についてですが、Mi Notebook Air付属のものと同じく45W出力であるため、充電速度も全く変わりません。およそ2時間ほどでフル充電できます。
QuickCharge 3.0対応も嘘偽り無し
スマホの急速充電規格「QuickCharge 3.0」にも対応するとのことで、こちらも検証してみました。
Xiaomi Mi6というスマートフォンを充電したところ、測定アプリ「Ampere」にて3,000mA台と表示されたため、確かに嘘偽りは無さそうです。実際の充電速度も申し分なく、残量20%から僅か1時間ほどで80%、1時間半あればフル充電出来ます。
タブレットMi Pad 3もOK
USB-C採用のタブレット「Xiaomi Mi Pad 3」でも使えました。こちらは急速充電非対応なので、フル充電には3時間ほど要しますが、ひとまず正常動作を確認しました。
USB-C機器はコレ一台でOK。価格は2〜3千円
このように、USB-C機器であれば幅広く対応するので、充電機材を極限までシンプルにまとめられます。今回の事例では、ノートパソコン(Mi Notebook Air)とスマホ(Mi6)それにタブレット(Mi Pad 3)、これら全ての充電を一本化出来ました。あとは…iPhoneのUSB-C化を望みたいところですね!(笑)
また、Mi Notebook Airに対応する数少ない製品の一つでもあるため、在庫のあるうちに手に入れておきたい一品です。
「Xiaomi 45W USB-C充電器」は現在、通販サイトGearBest.comにて販売中です。為替レートやセール等によって価格は変動しますが、通常2,000〜3,000円で買えます。
最後に配送料に関してですが、筆者は危険承知で送料無料の「Unregistered Air Mail」を選びました。もしトラブっても許せるお値段なので…。安全第一であれば、商品代金に数百円上乗せされますが、Priority Line辺りが賢明でしょう。

Xiaomi 45W USB-C充電器
Lenovo ThinkPad X1 Carbon 5th用に購入してみました。純正の65Wより時間はかかるようですが、問題なく充電できるようです。micro USBのスマホも変換ケーブルを使えば5V1Aで充電できました。
ただ、この充電器を使ったときだけヘッドホン(プロ用の高感度機)からハムノイズが聞こえ、USB DAC(バスパワー式)のグラウンドをアース(床)に繋ぐと収まります。おそらく一般のイヤホン程度ではわからないかと思いますが、プロ機では明らかなので作業に支障が出ます。
どうやらこの充電器、コンセントからうまくアースできないのでこうなるようです。あるいは異常なノイズが電源に乗っている可能性があります。一昔前の日本のコンセント事情もこんな感じだったので不思議ではないですが、アースの無い充電器がもし壊れたら、ノイジーなのに使い続けたら高価なPCがどうなるのか心配です。高いと思いつつ買った、LenovoやAppleの純正品は決してボッタクリではなく素晴らしいものであり、安心できることが分かりました。