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IP68防塵防水なのにゴツ過ぎないタフネス機「Vernee V2 Pro」登場

  • 2018-05-28
  • 2018-05-29

中国のスマホメーカーVernee(バーニー)から、新機種「Vernee V2 Pro」がリリースされました。

防塵性と防水性を示すIPコードの最高等級「IP68」を取得していて、水深1.5mに30分間沈めても浸水しない作りとなっており、金属製フレームで周りを囲うことでそこそこの耐性も確保しています。いわゆる「タフネススマホ」の部類に属しますね。

ただ、今回のV2 Proはルックスや持ち心地にも気を配っていて、タフネス機っぽい“いかにもなゴツさ”はありません。「アウトドアでも使えそうな丈夫なスマホが欲しいけど、あまりにもデカくて重いのはNG!」というユーザーを狙った一台です。

主な特徴やスペックなど、詳細をチェックしてみましょう。

IP68の防塵・防水性を持ちつつもゴツ過ぎないボディ

この類のスマホって、やたらゴツかったり重かったりで、持ち運びを考えるとちょっと尻込みしてしまうものが多いのです。

以前当ブログで取り上げた「AGM S2 SE」は、IP68の防塵防水に加えて米軍のMIL規格もクリアしているツワモノですが、いかんせん本体厚が14mmもあり、横幅は80mm超え…。「Ulefone Armor 2」や「Blackview BV9000 Pro」なんかもIP68ですが、いずれも一般的なスマホ2台分くらいの厚みがあり、重量も250g超え。

今回登場した「Vernee V2 Pro」も、重量259gとそれなりにありますが、本体厚は12.1mmと他機種よりかはマシで、横幅もギリギリ80mm以内に収めています。ゴツくないと言えば嘘になりますが、IP68の十分な防水性能と6,200mAhの大容量バッテリーを備えていることを考えれば、許容範囲内といえるでしょう。

ディスプレイは対角5.99インチ・縦横比18:9で、従来のフルHDよりも表示領域が縦が広がっています。画面周囲のベゼル部分は狭まっており、タフネスっぽさを匂わせないスタイリッシュな前面です。

6,200mAhの大容量バッテリーと18Wの急速充電

スマホのバッテリーは3,000mAh台が一般的ですが、このV2 Proはなんと6,200mAhと超大容量で、タフネスであると同時に「ハイスタミナ」ジャンルにも分けられます。一度フル充電してしまえば、通常使用で4日使えるというのだから驚き。

汎用のUSBチャージャーでこれほどまでの大容量を充電するとなると、おそらく5~6時間はかかるでしょう。そこで登場するのが同梱の最大18W(9V / 2A)充電器で、これを用いれば1時間で65%、2時間半でフル充電可能とのこと。ちなみに、充電端子は両面リバーシブルタイプのUSB Type-Cです。

背面・前面共にデュアルカメラで、水中撮影を想定した物理ボタンも搭載

いつの間にか「デュアルレンズカメラ」が標準装備になってしまった最近の中華スマホですが、案の定このV2 Proもデュアルカメラで、それも背面だけでなく自撮り用の前面カメラもが2眼です。つまり、合計4つのカメラを装備するということ。

まず背面ですが、メイン2,100万画素 + サブ500万画素の組み合わせで、レンズはf/2.0。反対側の前面には自撮り用のデュアルカメラがあり、メイン1,300万画素+ サブ500万画素で、こちらにもフラッシュライトが設けられています。

そうそう、本体側面には電源ボタンと音量調節ボタンに加えてもう一つ物理ボタンが見受けられますが、公式ページによれば写真撮影のための物理ボタンなのだとか。防水対応の当機種ならプールや海中でも撮影(短時間に限る)できますが、水中ではタッチ操作が効かないため、そのためのボタンを設けたそうです。手袋している時にも重宝しそう。

処理性能は控えめだが、ゲームしなければ問題なし

SoC(システム・オン・チップ)としては、MediaTek製の「MT6763T」(別名Helio P23)を採用し、実行用メモリ(RAM)は6GB、ストレージは64GBを内蔵。メモリ6GBというのはインパクトありますが、いかんせんチップの処理能力が控えめなため、オーバースペックにも思えてしまいます。

処理能力はHuawei novaやZenFone 3に載っているSnapdragon 625と同レベルで、少なくともネット閲覧や動画視聴等なら快適にこなせる程のパワーは有しています。ただ、ミドルハイクラスの中華スマホに採用例の多いMediaTek Helio XシリーズやSnapdragon 660には及ばず、2Dならまだしも、3D系のゲームは厳しいでしょう。

Vernee V2 Proの主なスペック・対応周波数帯

OSAndroid 8.1 Oreo
プロセッサーMediaTek MT6763T (Helio P23) 2.3GHz オクタコア
ストレージ64GB
メモリ6GB
ディスプレイ5.99インチ 2,160 x 1,080ピクセル 液晶ディスプレイ
内側カメラ1,300万画素 + 500万画素
外側カメラ2,100万画素 + 500万画素
バッテリー容量6,200mAh 9V/2Aの急速充電対応
拡張USB Type-C
SDカード最大128GBのMicro SD/SDHC/SDXCカードに対応
センサーGPS、GLONASS、BeiDou、重力、近接、環境光、電子コンパス、ジャイロ、磁気、NFC、指紋認証センサー
SIMカードNano-SIM x2
幅 x 厚さ x 高さ79.4 x 12.1 x 164.2mm
本体重量259g
防水・防塵性IP68の防塵・防水性
カラーブラック、レッド

対応周波数帯は以下のとおり↓

  • GSM:850, 900, 1800, 1900MHz
  • WCDMA:B1, 2, 4, 5, 8
  • TD-SCDMA:B34, 39
  • TDD-LTE:B34, 38, 39, 40, 41
  • FDD-LTE:B1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 17, 19, 20

ソフトバンクのLTE B8をカバーしているほか、中華スマホとしては珍しくドコモ回線のプラチナバンドLTE B19にも対応しているので、両社もしくは両社系列MVNOのNano-SIMを装着すれば問題なく通信できるでしょう。しかし技適マークは付いていないので、あくまでも“技術的には問題無い”という話ですが。

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