Helio X25に2K液晶搭載のVernee Apollo、3万円以下で販売開始
- 2016-11-30
- 2017-10-04
中華スマホメーカーはもはや乱立状態ですが、その中の1つ「Vernee」(バーニー)というメーカーをご存知ですか?
日本でもVerneeスマホのレビュー記事は多く見かけるので、そこそこ有名なメーカーと思われますが、当ブログで取り扱うのは今回が初めてですね。
筆者はXiaomi推しなのですが、このVerneeもなかなかやります。
Verneeはフラッグシップスマホ「Apollo」を正式に市場投入し、GearBestにて販売を開始しました。Apolloは既に登場しているApollo Liteの上位版にあたるモデルで、10コアのMediaTek Helio X25を採用したほか、4GBのメモリやフルHDを超える2K解像度(2,560 x 1,440)のディスプレイを備えます。
そして、ハイスペックな事はもちろん、更に魅力的なのが価格。通常販売価格でも299.99ドル=約33,600円と十分にお安いのですが、GearBestでは12月7日までの先着1,000台限定で50ドル値引き、Vernee Apolloを249.99ドル=約28,000円で購入できるキャンペーンを実施しています。
前々からおおよその情報は公表されていましたが、改めてその特盛りスペックとコストパフォーマンスの高さに脱帽します。
Vernee Apolloは下のリンクから購入できます。
目次
Vernee Apolloの仕様
Vernee史上、最もハイスペックな一台「Vernee Apollo」の仕様を詳しくまとめました。
基本スペック
OS | Android 6.0 |
---|---|
プロセッサー | MediaTek Helio X25 10コア 2.5GHzx2 + 2.0GHzx4 + 1.55GHzx4 |
ストレージ | 64GB eMMC |
メモリ | 4GB LDDR3 |
ディスプレイ | 5.5インチ 2,560 x 1,440ピクセル 538ppi |
内側カメラ | 800万画素 |
外側カメラ | 2,100万画素 ソニー製IMX230センサー |
バッテリー容量 | 3,180 mAh |
拡張 | USB Type-Cx1、オーディオ端子x1 |
SDカード | Micro SDカードスロットx1 最大128GBまで対応 |
センサー | GPS、環境光、近接、重力、ジャイロ、加速度、ホール |
SIMカード | Micro SIMx1、Nano SIMx1 |
幅 x 厚さ x 高さ | 152 x 9.3 x 75.6mm |
本体重量 | 188g |
カラー | グレー、ゴールド |
対応周波数帯
- GSM:850/900/1800/1900MHz
- WCDMA:900/2100MHz
- FDD-LTE:800/1800/2100/2600MHz
カラーバリエーションについて
上の仕様表では、Apolloのカラーバリエーションはグレーとゴールドの2色と記載しています。しかし、これはあくまでも公式ページから引用したもので、現状GearBestにて販売されているのはグレー1色のみとなります。
ゴールドバージョンが欲しい方は、本格的な販売が開始されてから狙ってみては如何でしょう。
フルメタルボディのクールなデザインに心惹かれる
筆者がApolloを見て、真っ先に感動した点は本体のデザインです。
もちろん、デザインに対する好みは人それぞれ異なるので、一概にApolloのデザイン性が優れていると断定はしません。しかし、背面がフルメタルであること、左右のベゼルを極限まで削ったスリムなフォルムには心惹かれ、ぜひとも一度手にしてみたい物欲 そそられる一台です。
また、グレーとゴールド共に、前面をブラックにしてロゴ等のプリントを一切施していないのも好感度高いです。
スペックにおいても抜かりなし
やはり「フラッグシップ」を名乗るだけ合って、Apolloのスペックはかなり高いです。Androidデバイス全体として見た場合、惜しくも最高峰には届きませんが、少なくともスペック不足に悩まされる心配は殆ど無さそうです。
デカコア(10コア)のMediaTek Helio X25
まずプロセッサですが、ApolloにはMediaTek製のHelio X25というものが採用されてます。
Helio X25は2.5GHzの高周波数2コア、2.0GHzの中周波数4コア、1.55GHzの低周波数4コアから構成されるデカコア(10コア)で、現状ではMediaTekの最上位に君臨しているハイスペックなSoCになります。
Helio X25を搭載したスマートフォンは既にいくつか存在しており、筆者の知っている範囲ではRedmi ProやMeizu Pro 6などが挙げられます。これらは全てハイスペックな機種に違いありませんが、現在の主流はやはりSnapdragon 821で、比べてしまうとHelio X25の立ち位置はあやふやだなと感じます。
まあ、IT業界は日々目まぐるしく進化していますから、最新のSoCと比べて見劣りするのも無理ないのです。とはいえ、Antutuベンチマークで10万点を出せるだけの性能は持っているので、十分満足出来るのではないでしょうか。
フルHDを超える2K解像度のディスプレイ
Apolloは、現在の主流であるフルHD(1,920 x 1,080)よりワンランク上の解像度、2K(WQHD)=縦2,560 x 横1,440のディスプレイを備えます。下位版というか廉価版であるApollo LiteはフルHDなので、明確に差別化が出来ています。
Androidスマホのグレードは、フルHDディスプレイを搭載しているか否かで振り分けられている気がします。ハイスペックな機種ではフルHDが主流で、安価なものはHD解像度(1,280 x 720)といった感じです。
筆者としては、4〜5インチの小さな画面であればフルHD程度の解像度で十分だと感じていますし、むやみに高精細化してもバッテリー消費が増えるだけだと思っています。しかし、5.5インチのファブレットサイズともなれば話は別で、高精細な2Kディスプレイを採用したことは評価して良いでしょう。
4GBのメモリと64GBのストレージ
メモリとストレージに関しては、この価格でよくここまで良くやった!という感じで、4GBのLDDR3メモリ、64GBのeMMCストレージを内蔵しています。更に上を見上げれば、6GBのメモリや256GBの大容量ストレージを積んだものもありますが、それはもはや高級スマホのジャンルに属し価格そのもの雲泥の差ですから、比べること自体ナンセンスです。
また、ApolloにはMicro SDカードスロットが備えられています。もし内蔵の64GBで足りなくなったとしても、Micro SDを使えば最大128GBまで拡張出来るので安心かなと。
カメラ画質はなかなか良好
Apolloのバックカメラは2,100万画素、イメージセンサーは2年前に発表されたソニーのIMX230を使っています。
同センサーを搭載したLeTV LeEco Le2 ProやLenovo Moto X Playのカメラテスト動画をいくつか見たところ、最新のセンサーと比べれば若干性能は劣るものの、今でも十分使えると感じました。特に静止画の撮影には強いみたいで、細部に至るまで緻密に表現されています。
撮影可能な最大サイズは、静止画が5,433 x 4,008ピクセル、動画が4K(3,840 x 2,160ピクセル)となります。
海外のサイトですが、IMX230を搭載したLenovo Moto X Playで撮影した写真が公開されていました。撮影アプリの違い等ありますが、おおよその目安にはなるかと思います。
Motorola Moto X Play Review
The camera produces quite detailed images with good sharpness and vivid colours. The dynamic range is pretty decent too. But what we found to be really good was the autofocus and shutter speed which were really fast.
VRゴーグルが付属
VRブームに便乗したのか、Apolloを購入すると専用のVRゴーグルが付属してきます。確かに、VRならば5.5インチの2Kディスプレイの恩恵を受けられそうですし、CPUパワーもあるので快適なVR体験が出来そうです。
3万円で買えるVernee Apolloは買いか?
先ほども書きましたように、GearBestでは12月7日までの期間限定かつ1,000台限定で、Vernee Apolloを249.99ドル=約28,000円で販売しています。割り引きキャンペーン終了後は、299.99ドル=約33,600円で販売されます。
ハイエンドモデルよりかは性能が劣るHelio X25を搭載していたり、バックカメラに2年前のIMX230センサーを採用している点は少々残念ですが、スマホの多くを求め過ぎなければVernee Apolloは十分使える機種です。フルメタル背面にデザインセンス抜群の外観は魅力的ですし、何よりも3万円台でこれほどの完成度を実現しているので、コストパフォーマンスは良いです。
初めての中華スマホをお探しの方、またApollo Liteを愛用していてApolloへの買い替えを検討している方は、ぜひ販売ページをチェックしてみて下さい。
Vernee Apolloは下のリンクから購入できます。
おまけ:GearBestでお買い物する方法
「海外ガジェットは面白そうだけど、個人輸入には不安を感じる...」と、いまいち踏み出せない方へ。GearBestの使い方や決済方法について下の記事にまとめていますので、参考にして頂ければ幸いです↓
GearBestの解説記事↓
オンライン決済サービスPayPalの解説記事↓