
USB-Cを最大限活用できる周辺機器アクセサリー、幅広く総まとめ
- 2018-02-14
- 2018-02-17
気づけばパソコンもタブレットもスマホもUSB-Cに統一され始めたこの頃ですが、この端子のポテンシャルを最大限引き出すために、周辺機器選びを怠ってはなりません。
一年以上前に投稿した「2016年MacBook Proの本領を発揮する、USB-C対応の周辺機器」が今でもなかなか好評なので、その続編的な感じで、最新のUSB-C対応アクセサリーを一挙にご紹介します。拡張ハブやストレージ、ディスプレイからバッテリーまで、幅広くまとめました。
拡張ハブ・ドック
dodocool 8in1 USB-Cハブ DC46
当ブログにて頻繁にご紹介しているdodocoolというメーカーの「8in1 USB-Cハブ」(型番DC46)は、その名の通りUSB-Cひとつを8つの端子に拡張できるハブ。フルサイズUSB 3.0やSDカード、HDMIによるディスプレイ出力、更にはLANポートなど、多彩なポートを網羅しています。
また、Power Deliveryによる電源供給にも対応しているため、パソコン本体を充電しながら使ったり、ハブ本体のUSBポートをスマホの充電用として活用することも可能。
LANケーブルが抜き挿ししづらいのは難点ですが、転送速度や機能性に関しては申し分なく、筆者も自宅用ハブとして愛用しています。MacとWindowsパソコン両対応なので、「ひとまず万能なハブがほしい」という方にはお薦めしたい製品です。
dodocool 多機能8in1 USB-Cハブ DC46
MacBook Proのために開発されたdoedoefluのオールインワン拡張ハブ
MacBook Proユーザーの方には、doedoefluのハブを推したいですね。2016年以降のMacBook Pro 13インチと15インチ用に開発されたこのハブは、パソコン本体左側面に直付けできるケーブルレスタイプで、MacBook Proと一体化できる統一感あるデザインが特徴です。逆に言えば、MacBook Pro以外のラップトップには対応していません。
HDMI無しの6ポート型と、HDMI付きの7ポート型がラインナップされており、カラーバリエーションはMacBook Proと同じくグレーとシルバーの2色。
doedoeflu MacBook Pro 13/15用 USB-Cハブ
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Belkin Thunderbolt 3 Express Dock HD
「Belkin Thunderbolt 3 Express Dock HD」もMacBook用に開発されたUSB-Cハブの一つですが、机の上に据え置いて使う「拡張ドック」にジャンル分けされますね。拡張ポートは計9基備わっており、最大85WのPower Deliveryをサポートするほか、DisplayPortとThunderbolt 3ポートによるデュアル4K映像出力にも対応。
如何せん4万円以上と高額なのがネックで、簡単に手が伸びる代物ではありません。しかし、Appleの公式ストアでも販売されている云わばお墨付きの製品で、デザインも機能も申し分ない仕上がりとなっています。
Belkin Thunderbolt 3 Express Dock HD
ケーブル
Anker PowerLine II 3.1(Gen2)
品質に定評のあるAnkerのケーブル「PowerLine」は、耐久性の高さを売りにしたシリーズで、様々な規格が展開されていますね。そのうちの一つ「PowerLine II USB-C & USB-C 3.1(Gen2)」は、最大10Gbpsという超高速な転送速度を誇るUSB 3.1 Gen2に対応したUSB-C端子を備え、その端子やケーブルを強力な被覆で保護しています。
- 数が示すその強さ:約80kg以上の重さを持ち上げられるほどに耐久性を向上させました。ケーブル内部のワイヤーを断線から保護し、安心して充電することができます。
- 究極の耐久性:一般的なケーブルより12倍以上の耐久性をもち、12000回以上の厳しい折り曲げテストもクリアしました。
- USB-IF認証取得:USB-IFが設定するUSB製品が正しく稼働するための安全基準をすべて満たしています。
Amazon | Anker PowerLine II USB-C & USB-C 2.0 ケーブル(0.9m)【USB-IF認証取得 / 超高耐久】
パソコンにオマケとしてついてくるケーブルでも、実用上は問題ありませんが、使い込んでいくうちに断線してしまう…というのはお決まりのパターン。ケーブルはある意味ノートパソコンの要ですから、PowerLineのような頼れるケーブルはストックしておきたいですね。
なお、最大100WのPower Deliveryにも対応するため、MacBook Pro 15インチも問題なく充電できます。
Anker PowerLine II 3.1(Gen2)
Apple USB-C – Lightningケーブル
最近のAndroidスマホはことごとくUSB-Cに対応しているので、USB-C搭載パソコンならUSB-Cオンリーで繋げられますが、Lightning端子のiPhoneやiPadの場合そうはいきません。MacBook同様に、iOSデバイスもUSB-Cに統一してくれれば随分スマートになるのですが…。
USB-Cポート → 変換アダプタ → USB-A to Lightningというかたちでアダプターを挟まなくてはならず、見た目も使い勝手もよろしくありません。USB-C搭載パソコンとiOSデバイスの両方をお持ちの方は、「USB-C – Lightningケーブル」で一本化しましょう。
また、iPhone 8、8 Plus、Xは、Power Deliver対応充電器・モバイルバッテリー(後ほど紹介)による急速充電にも対応していますが、その恩恵にあやかるためにはこのケーブルが必須となります。
現状、アマゾンで売られているものは評判がイマイチなので、Apple純正品が無難でしょう。お値段は2,800円(税別)とケーブルにしては高価ですが、互換性や安全性を考えるとベストかなと。
Apple USB-C to Lightningケーブル
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外部ストレージ
Samsung 外付けSSD T5シリーズ
容量面でのコストパフォーマンスを求めるならハードディスクを選びたいところですが、耐衝撃性に弱いのが難点で、やはり持ち運ぶならSSDの方が安心。HDDとは比べ物にならないほどの転送速度、そして省電力性も魅力ですね。
お薦めはSamsungの「T5」シリーズで、面積は名刺よりも小さく、本体重量はわずか51g。それでいて最大2TBもの大容量が手に入ってしまいます。(その他にも、250GB、500GB、1TBをラインナップ。)
USB 3.1 Gen2に対応しているので、SSD本来の速度を惜しみなく活かせます。また、SSD本体側のポートはUSB-Cオンローですが、ケーブルはUSB-CとUSB-Aの2本が付属するため、数多くのパソコンに繋げられるのも嬉しいポイント。
Samsung 外付けSSD T5シリーズ USB3.1 Gen2対応
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TerraMaster RAID対応HDDケース D2-310 / D5-300 / D5-300C
しかし、動画や画像を貯め込むとなると大容量ストレージが必要になり、それをオールSSDで実現するとなると費用が桁違いで嵩んでしまいます。
ポータブルHDDを導入してしまうのが手っ取り早いですが、メンテナンス性を考えるならばHDD + ケースの組み合わせが好ましいでしょう。TerraMasterの「D2-310」「D5-300」「D5-300C」は、いずれもUSB-C接続のRAID対応3.5インチハードディスクケースで、それぞれのスペックは以下のとおり。
D2-310 | D5-300 | D5-300C | |
---|---|---|---|
USB | USB-C 3.1 | USB-C 3.0 | USB-C 3.0 |
HDD台数 | 2台 | 5台 | 5台 |
最大容量 | 20TB(10TB x2) | 50TB(10TB x5) | 50TB(10TB x5) |
RAIDモード | RAID 0/1 | RAID 0/5 | RAID 0/1 |
TerraMaster D2-310 USB3.1 3.5インチHDDケース 2台用
TerraMaster D5-300 USB3.0 3.5インチHDDケース 5台用
TerraMaster D5-300C USB3.0 3.5インチHDDケース 5台用
HDD本体は、Western DigitalのBlueシリーズやRedシリーズが良いでしょう。
Kingston DataTraveler microDuo 3C USB-Cメモリ
「SSDやHDDほどの大容量は要らないので、なるべくコンパクトにデータを持ち運びたい」という願いを叶えてくれるのが、Kingstonの超小型USBメモリ「DataTraveler microDuo 3C」。
小型メモリは他にも選択肢はありますが、こいつの凄いところはUSB-AでもUSB-Cでも使える点。薄型ラップトップに限らず、デスクトップパソコンやAndroidスマホ(OTG対応の機種に限る)でも使える優れものなので、外出する際は常備しています。
ただ、あまりにも小さいので、ストラップを付けておかないと無くしてしまう恐れがあります。
Kingston DataTraveler microDuo 3C
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液晶ディスプレイ
LG 27UK850-W
以前の「2016年MacBook Proの本領を発揮する、USB-C対応の周辺機器」にてご紹介した「27UD88-W」に非常に似通ったスペックとなっていますが、HDR10に対応し、スピーカーを新設したものがこの「27UK850-W」になります。
4K解像度のディスプレイとしては最も一般的な27インチで、USB-C接続でパソコンへ電源を供給しながらディスプレイ出力が可能です。
LG 27UK850-W 27インチ 4K解像度IPS非光沢モニター HDR対応
LG 32UD99-W
最もお薦めしたいのは「32UD99-W」ですね。こちらも4Kモニターですが、27UK850-Wよりも一回り大きな31.5インチで、4Kの精細さを活かしつつも十分な作業スペースを確保できるちょうどよいサイズ感が魅力的。(ちなみに、筆者も4Kの31.5型モニターを愛用しています。)
こちらも27UK850-W同様に最大60WのPower Deliveryに対応しており、スピーカーも内蔵。
LG 32UD99-W 31.5インチ 4K解像度IPS非光沢モニター HDR対応
Dell U3818DW
完璧な環境を求めるなら、DellのU3818DWなんて如何でしょう。お値段は約14万円也。
横3,840 x 縦1,600 = アスペクト比21:9の横長ディスプレイで、デュアルモニターのような広い作業スペースを1台で実現してしまおう!というのがコンセプト。37.5インチと超大型なディスプレイですが、パネルが緩やかにカーブしているため、視線の移動を最小限に抑えているのが特徴です。
Dell U3818DW 37.5インチ WQHD+解像度IPS非光沢 曲面モニター
充電器・モバイルバッテリー
Xiaomi 45W USB-C PD & QC3.0対応充電器
以前の記事『Mi Notebook Airと一緒に買いたい「Xiaomi 45W USB-C充電器」』にてレビューしたXiaomiの45W USB-C充電器は、Power Deliveryに加えてQualcommのQuickCharge 3.0にも対応しているので、QC3.0をサポートするAndroidデバイスを素早く充電できます。
ただ、国内のアマゾンでは販売されておらず、GearBest.comなどの中華系通販サイトから個人輸入するかたちとなります。
Xiaomi 45W USB-C充電器
dodocool 60W 6ポート USB-PD対応充電器
自宅に据え置いて使うなら、dodocoolの60W 6ポート充電器なんてどうでしょう。
PD対応USB-Cポートが1つ、それに加えてフルサイズUSBが5ポート、合計6ポートが一台に集約されており、パソコンもスマホもこれ一台で完結します。しかし、USB-Cポートの出力は最大30Wなので、MacBook Pro 15インチ等のハイスペックパソコンはキツいですね。
dodocool 60W 6ポートUSB-PD対応充電器 DA124
dodocool DP13 USB-PD対応 20100mAhモバイルバッテリー
PD対応モバイルバッテリーとしては、dodocoolの「DP13」を激プッシュしたいと思います。
最大45WのUSB-Cポートに加え、USB-Aを2基搭載。PD対応デバイスだけでなく、急速充電非対応のスマホ・タブレットやモバイルルーターまで、ありとあらゆるデバイスを充電できます。20,100mAhの大容量バッテリーを内蔵するので、いまや決して手放すことの出来ない相棒となりました。
しかも、競合製品であるAnker PowerCore Speed 20000 PD(7,999円)やRAVPower RP-PB058(6,999円)に比べ割安なので、現状ではベストチョイスかと。
dodocool DP13 USB-PD対応 45W 20100mAhモバイルバッテリー