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Snapdragon 845搭載スマホ一覧:国内販売されている機種(Part1)

  • 2018-11-02
  • 2018-11-03
  1. 国内販売されている機種
  2. 海外通販サイトで手に入る国内非売機

Androidスマホとしてはトップクラスの性能を誇る、Qualcomm製ハイエンドSoC「Snapdragon 845」。搭載するスマホが徐々に増えてきたので、現在把握している機種それぞれのスペックや特徴、販売状況など、まとめてみました。

【2018年11月2日追記】OnePlus 6TとXiaomi Mi MIX 3を加えました。

また、従来の1ページ構成では長くなりすぎたので2ページへ分割しました。国内販売されている機種を1ページ目にて、国内非売の海外スマホを2ページ目にて紹介しています。

Samsung Galaxy S9 / S9+

Qualcommのレファレンスモデルを除き、スマホで初めてSnapdragon 845を搭載したのは、Samsungの「Galaxy S9」と「Galaxy S9+」です。2018年2月末にリリースされ、日本では5月18日よりドコモとauから売り出されました。

ドコモでの一括価格は、S9(型番SC-02K)が99,792円、S9+(型番SC-03K)が111,456円。auでの一括価格は、S9(型番SCV38)が95,040円、S9+(型番SCV39)が112,320円。海外ではS9:849ユーロ = 約10.9万円、S9+:949ユーロ = 約12.2万円でSIMフリーモデルが販売されており、いずれにせよAndroidスマホとしてはかなり高価な部類になります。

旧型S8から最も大きく変化したのは背面カメラで、絞りf/1.5とf/2.4を物理的に切り替える画期的な機構を採用しています。通常はf/2.4、暗所では明るいf/1.5へ自動的に切り替わる仕組みで、夜でもノイズとブレの少ない写真が撮れるのが強みです。また、4K動画の60fps撮影や最大960fpsのスーパースローモーション撮影にも対応しており、スマホとしては最高水準の動画を撮影できます。

IP68という、iPhone X(IP67)よりも更に強力な防水性(+防塵性)を有すS9とS9+ですが、3.5mmイヤホンジャックはこれまで通り温存。

Galaxy S9の仕様表↓

OSAndroid 8.0
プロセッサーQualcomm Snapdragon 845またはExynos 9810
ストレージ64GB
メモリ4GB
ディスプレイ5.8インチ 2,960 x 1,440ピクセル Super AMOLEDディスプレイ
内側カメラ800万画素 f/1.7
外側カメラ1,200万画素 デュアルピクセルカメラ f/1.5 or f/2.4の可変絞り 光学式手ぶれ補正対応
バッテリー容量3,000 mAh Qiワイヤレス充電に対応
拡張USB Type-Cx1、3.5mmオーディオジャックx1
SDカードMicroSD/SDHC/SDXC 最大400GB対応
センサーGPS、加速度、ジャイロ、環境光、近接、電子コンパス、気圧、心拍、虹彩、NFC(FeliCa対応)
SIMカードNano-SIM
幅 x 厚さ x 高さ68.7 x 8.5 x 147.7mm
本体重量163g
防水・防塵性IP68等級の防水・防塵性
カラーライラックパープル、ミッドナイトブラック、チタニウムグレー、コーラルブルー

Galaxy S9+の仕様表↓

OSAndroid 8.0
プロセッサーQualcomm Snapdragon 845またはExynos 9810
ストレージ64GB
メモリ6GB
ディスプレイ対角6.2インチ 2,960 x 1,440ピクセル Super AMOLEDディスプレイ
内側カメラ800万画素 f/1.7
外側カメラメインカメラ:1,200万画素 f/1.5 or f/2.4の可変絞り 光学式手ぶれ補正対応
望遠カメラ:1,200万画素 f/2.4 光学手ブレ補正対応
バッテリー容量3,500 mAh Qiワイヤレス充電に対応
拡張USB Type-Cx1、3.5mmオーディオジャックx1
SDカードMicroSD/SDHC/SDXC 最大400GB対応
センサーGPS、加速度、ジャイロ、環境光、近接、電子コンパス、気圧、心拍、虹彩、NFC(FeliCa対応)、指紋認証センサー
SIMカードNano-SIM
幅 x 厚さ x 高さ73.8 x 8.1 x 158.1mm
本体重量189g
防水・防塵性IP68等級の防水・防塵性
カラーライラックパープル、ミッドナイトブラック、チタニウムグレー、コーラルブルー

Samsung Galaxy Note9

S9とS9+に引き続き2018年8月にリリースされた「Galaxy Note9」も、当然のごとくSnapdragon 845を搭載し、旧型Note8より着実に性能が上がっています。前面には対角6.4インチもの大型有機ELディスプレイを備え、筐体内には同シリーズ最大となる4,000mAhのバッテリーを内蔵。

ストレージ容量は128GBと512GBの2つがラインナップされ、両モデルとも最大512GBのMicro SDカードスロットに対応しているので、お財布さえ許せば最大1TBもの大容量が実現できる計算に。実行用メモリは128GB版が6GB、512GB版が8GBとなっています。

本体側の変更点は少ないものの、お馴染みのスタイラスペン「Sペン」はまるで別物の如く進化。Bluetooth LE接続になったことでリモコン機能が盛り込まれ、カメラのシャッターと切ったりYouTube動画の再生・停止といった操作をSペンのボタンへ割り当てられます。バッテリーという制約は生まれたものの、Note9本体へ収納すればわずか40秒で充電され、その状態で30分間使うことができるので、普段使いであればストレス感じないはず。

海外では8月24日に発売され、価格は128GBが999.99ドル = 約11万円、512GBは1249.99ドル = 約13.8万円。既に日本語公式ページが公開されているので、日本での販売も確実視されていますが、今のところ具体的なスケージュールや価格は不明。

【2018年10月11日追記】本日行われたauの発表会にてNote9の国内投入が明かされました。10月下旬、SCV40として発売予定です。

Galaxy Note9の仕様表↓

OSAndroid 8.0
プロセッサーQualcomm Snapdragon 845またはExynos 9810
ストレージ128GB、512GB
メモリ6GB、8GB
ディスプレイ対角6.4インチ 2,960 x 1,440ピクセル Super AMOLEDディスプレイ
内側カメラ800万画素 f/1.7
外側カメラメインカメラ:1,200万画素 f/1.5 or f/2.4の可変絞り 光学式手ぶれ補正対応
望遠カメラ:1,200万画素 f/2.4 光学手ブレ補正対応
バッテリー容量4,000 mAh Qiワイヤレス充電に対応
拡張USB Type-Cx1、3.5mmオーディオジャックx1
SDカードMicroSD/SDHC/SDXC 最大512GB対応
センサーGPS、加速度、ジャイロ、環境光、近接、電子コンパス、気圧、心拍、虹彩、NFC、指紋認証センサー
SIMカードNano-SIM
幅 x 厚さ x 高さ76.4 x 8.8 x 161.9mm
本体重量201g (Sペン収納時204.1g)
防水・防塵性IP68等級の防水・防塵性
カラーミッドナイト・ブラック、ラベンダーパープル、メタリックコッパー、オーシャンブルー

Sony Xperia XZ3

「Xperia XZ3」は、XZ2に引き続きSnapdragon 845を搭載したSonyのフラッグシップモデルで、2018年10月12日現在はauとソフトバンクが取扱を表明しています。いずれも11月上旬発売予定。

旧型XZ2との最大の違いはディスプレイで、Xperiaシリーズとしては初となる有機ELディスプレイを採用することで、液晶よりも鮮明で奥深い色を再現できるようになりました。解像度は2,880 x 1,440、しかもHDRコンテンツにも対応し、同社がこれまで培った映像技術を惜しみなくつぎ込んでいる印象です。

一方、性能面に関しては全くもって進化しておらず、RAM 4GBとストレージ64GBという構成もXZ2と変わらず。

Xperia XZ3の仕様表↓

OSAndroid 8.0
プロセッサーQualcomm Snapdragon 845
ストレージ64GB
メモリ4GB
ディスプレイ対角6インチ 2,880 x 1,440ピクセル 有機ELトリルミナスディスプレイ for mobile/Quad HD+
内側カメラ1,320万画素 f/1.9
外側カメラ1,920万画素 f/2.0
バッテリー容量3,200 mAh USB-PDとQiワイヤレス充電に対応
拡張USB Type-C x1
SDカードMicroSD/SDHC/SDXC 最大512GB対応
センサーGPS、加速度、ジャイロ、環境光、近接、電子コンパス、気圧、NFC(FeliCa対応)、指紋認証センサー
SIMカードNano-SIM
幅 x 厚さ x 高さ73 x 9.9 x 158mm
本体重量193g
防水・防塵性IP68等級の防水・防塵性
カラーブラック、ホワイトシルバー、フォレストグリーン、ボルドーレッド

Sony Xperia XZ2 / XZ2 Compact / XZ2 Premium

Sonyの「Xperia XZ2」「XZ2 Compact」「XZ2 Premium」はいずれもキャリア専売機種で、SIMフリーモデルとしては売られていません。ただし、3モデル全ての取り扱いを表明しているのは今のところドコモのみで、auはXZ2とXZ Premiumのみ、ソフトバンクはXZ2のみ。それぞれの発売時期と一括価格は以下のとおり↓

XZ2 XZ2 Compact XZ2 Premium
ドコモ 発売:5月下旬
価格:94,608円
発売:6月下旬
価格:79,056円
発売:18年夏
価格:112,752円
au 発売:5月下旬
価格:95,040円
発売:未定
価格:不明
発売:8月中旬
価格:不明
ソフトバンク 発売:6月上旬
価格:102,720円
発売:未定
価格:不明
発売:未定
価格:不明

筐体の大きい順に並べると、Premium(5.8型) > XZ2(5.7型) > Compact(5型)。全モデル4K動画のHDR撮影に対応しているだけでなく、それを表示するディスプレイもしっかりHDR対応で、映像の質に力が入ったシリーズです。

XZとXZ Compactは、今流行りの18:9縦長FHD+ディスプレイを採用。XZ Premiumは縦長でこそ無いものの、フルHDの4倍=4Kという驚異的な高精細ディスプレイを採用し、撮った4K動画をそのまま原寸表示できるほか、YouTubeの4K HDR動画にも対応しています。

XZ Premiumは、Xperia初となるデュアルカメラを背面に搭載し、1,920万画素F1.8カラーカメラ + 1,220万画素F1.6モノクロカメラの組み合わせで色情報と輝度情報を合成して処理する仕組み。静止画はISO感度最高51200、動画ではISO最高12800で、人間の肉眼には見えないほどの暗所も捉えられるとのこと。

本体外装に関しては賛否両論あります。本体厚11.1mm・重量198gのXZ2はまだしも、XZ2 Premiumに至っては11.9mm・236gと近年稀に見るヘビー級。小柄を売りにするXZ2 Compactでさえ、12.1mm・168gで、iPhone 8よりも約5mm分厚いうえに20gも重たいのです。

また、背面に移された指紋認証センサーは、本来あるべき位置よりも下に寄っているため、「指が届きにくい!」「カメラに触れてしまう!」とこれまた不評を買っているもよう。ユーザーそれぞれ好みの問題ではあるものの、万人受けする作りとは到底思えません。

Xperia XZ2の仕様表↓

OSAndroid 8.0
プロセッサーQualcomm Snapdragon 845
ストレージ64GB
メモリ4GB
ディスプレイ対角5.7インチ 2,160 x 1,080ピクセル トリルミナスディスプレイ
内側カメラ500万画素 f/2.2
外側カメラ1,920万画素 f/2.0
バッテリー容量3,060 mAh QuickCharge 3.0とQiワイヤレス充電に対応
拡張USB Type-C x1
SDカードMicroSD/SDHC/SDXC 最大400GB対応
センサーGPS、加速度、ジャイロ、環境光、近接、電子コンパス、気圧、NFC(FeliCa対応)、指紋認証センサー
SIMカードNano-SIM
幅 x 厚さ x 高さ72 x 11.1 x 153mm
本体重量198g
防水・防塵性IP68等級の防水・防塵性
カラーリキッドブラック、リキッドシルバー、ディープグリーン

Xperia XZ2 Compactの仕様表↓

OSAndroid 8.0
プロセッサーQualcomm Snapdragon 845
ストレージ64GB
メモリ4GB
ディスプレイ対角5.0インチ 2,160 x 1,080ピクセル トリルミナスディスプレイ
内側カメラ500万画素 f/2.2
外側カメラ1,920万画素 f/2.0
バッテリー容量2,760 mAh QuickCharge 3.0対応
拡張USB Type-C x1
SDカードMicroSD/SDHC/SDXC 最大400GB対応
センサーGPS、加速度、ジャイロ、環境光、近接、電子コンパス、気圧、NFC(FeliCa対応)、指紋認証センサー
SIMカードNano-SIM
幅 x 厚さ x 高さ65 x 12.1 x 135mm
本体重量168g
防水・防塵性IP68等級の防水・防塵性
カラーブラック、ホワイトシルバー、モスグリーン、コーラルピンク

Xperia XZ2 Premiumの仕様表↓

OSAndroid 8.0
プロセッサーQualcomm Snapdragon 845
ストレージ64GB
メモリ6GB
ディスプレイ対角5.8インチ 3,840 x 2,160ピクセル(4K) トリルミナスディスプレイ
内側カメラ1,320万画素 f/2.0
外側カメラメインカメラ:1,920万画素 f/1.8 カラー
サブカメラ:1,220万画素 f/1.6 モノクロ
バッテリー容量3,400 mAh QuickCharge 3.0とQiワイヤレス充電に対応
拡張USB Type-C x1
SDカードMicroSD/SDHC/SDXC 最大400GB対応
センサーGPS、加速度、ジャイロ、環境光、近接、電子コンパス、気圧、NFC(FeliCa対応)、指紋認証センサー
SIMカードNano-SIM
幅 x 厚さ x 高さ80 x 11.9 x 158mm
本体重量234g
防水・防塵性IP68等級の防水・防塵性
カラークロムブラック、クロムシルバー

ASUS ZenFone 5Z ZS620KL

台湾ASUS(エイスース)のフラッグシップスマホ「ZenFone 5Z」は、日本国内で売られているSDM845搭載スマホとしては最安で、税込み75,384円。6月下旬に発売される予定です。

こちらはSIMフリースマホのため、キャリア契約に縛られず本体のみを購入できます。ドコモ・au・ワイモバイル(ソフトバンク回線)で通信可能なうえ、2回線をVoLTEで同時待ち受けする「DSDV」にも対応しているので、基本的に回線の種類や組み合わせを気にすること無く運用できてしまう優れもの。

画面上部には自撮りカメラや受話口を収めるためのノッチ(切り欠け)が、背面には縦並びのデュアルカメラが設けられており、遠目で見たら区別付かないくらいiPhone Xに酷似しています。デザインに関しては好みの分かれそうなところです。

防水性が謳われていない点ではGalaxyに一歩引けを取りますが、イヤホンジャックとMicro SDカードスロット、いずれも備わっており、拡張性においては対等。

ZenFone 5Zの仕様表↓

OSAndroid 8.0
プロセッサーQualcomm Snapdragon 845
ストレージ128GB
メモリ6GB
ディスプレイ対角6.2インチ 2,246 x 1,080ピクセル Super IPS+液晶ディスプレイ
内側カメラ800万画素 f/2.0
外側カメラメインカメラ:1,200万画素 f/1.8 光学式手ぶれ補正
サブカメラ:800万画素 f/2.0 広角
バッテリー容量3,300 mAh
拡張USB Type-C x1、3.5mmオーディオジャック x1
SDカードMicroSD/SDHC/SDXC 最大2TB対応
センサーGPS、加速度、ジャイロ、環境光、近接、電子コンパス、気圧、RGB、NFC、指紋認証センサー
SIMカードNano-SIM x2
幅 x 厚さ x 高さ75.6 x 7.7 x 153mm
本体重量165g
カラースペースシルバー、シャイニーブラック

HTC U12+

つい先日リリースされた「HTC U12+」は、早くも米国にて予約受付が始まり、気になる価格は799ドル~。国内での販売は未定ですが、日本版公式ページに「日本のみなさま、乞うご期待」と書かれたティーザーが載っていることから、投入は決まったも同然といって良いでしょう。

【2018年6月27日追記】日本での発売が決まりました。SIMフリー端末として7月20日発売され、参考価格は95,000円(税込み102,600円)です。

特筆すべきは、やはりカメラ。カメラ業界標準の格付けサイト「DxOMark」(dxomark.com)によれば、HTC U12+はデュアルカメラスマホとしては最も優れた画力を持つとされ、総合スコアは103点。参考までに、Huawei P20(無印版)が102点、Galaxy S9+が99点、iPhone Xは97点です。

背面のデュアルカメラは、1.4μmの大型センサー・1,200万画素のメインカメラと、1.0μm・1,600万画素の望遠カメラのコンビで、劣化の少ない1.85~2倍ズーム撮影を可能にしています。前面カメラもデュアルカメラ(800万画素 x2)。

本体側面にはU11同様に圧力センサーが組み込まれていて、活用の幅をさらに高めた「Edge Sense 2」へ進化。本体を握るだけで地図の拡大や音楽の再生・一時停止をコントロールできたり、握り続けている間は画面の自動回転がオフになったりなど、従来のスマホには無い操作感が特徴的です。

HTC U12+の仕様表↓

OSAndroid 8.0
プロセッサーQualcomm Snapdragon 845
ストレージ64GB、128GB
メモリ6GB
ディスプレイ対角6.0インチ 2,880 x 1,440ピクセル 液晶ディスプレイ
内側カメラ800万画素 f/2.0 + 800万画素 f/2.0
外側カメラメインカメラ:1,200万画素 f/1.75 光学式手ぶれ補正
サブカメラ:1,600万画素 f/2.6 望遠
バッテリー容量3,500 mAh QuickCharge 3.0対応
拡張USB Type-C x1
SDカードMicroSD/SDHC/SDXC 対応
センサーGPS、加速度、ジャイロ、環境光、近接、電子コンパス、NFC、エッジセンサー、指紋認証センサー
SIMカードNano-SIM
幅 x 厚さ x 高さ73.9 x 9.7 x 156.6mm
本体重量188g
防水・防塵性IP68等級の防水・防塵性
カラートランスルーセントブルー(半透明カバー)、セラミックブラック、フレイムレッド

Google Pixel 3 / 3 XL

「Pixel 3」と「Pixel 3 XL」はAndroidの開発元Googleが手がけるスマートフォンで、AOSPベースいわば“素のAndroid OS”に導入されいるほか、最低3年間はOSとセキュリティのアップデートが約束されています。

初代PixelとPixel 2は惜しくも国内投入へ至らず、長らく純正リファレンス機不在という状況が続いていましたが、このたびやっとこさ念願の日本上陸を果たしました。キャリアやGoogleストアにて2018年11月発売予定で、価格はPixel 3が95,000円~、3 XLは119,000円~となります。

どちらかといえばソフト面に力が入っており、何よりもの強みはAIシステム。今流行りのデュアルカメラではなくシングルカメラを搭載していながら、「デュアルのiPhone XSよりも綺麗に撮れる」と豪語しています。具体的には、画像認識技術によって一眼レフのような背景ボケを演出したり、火星探査に用いられる超解像度技術によって劣化の少ないズーム撮影が可能とのこと。

それから、カメラで写したものに関連する情報を探してくれる「Googleレンズ」がついに日本でも解禁されました。花を写すとその名前を教えてくれえたり、文字を写すとテキスト化してくれたり、商業施設を写すと営業時間などを調べてくれたりと、Google自慢のAIや検索技術をフル動員した機能です。

Pixel 3の仕様表↓

OSAndroid 9.0
プロセッサーQualcomm Snapdragon 845
ストレージ64GB、128GB
メモリ4GB
ディスプレイ対角5.5インチ 2,160 x 1,080ピクセル 有機ELディスプレイ
内側カメラ800万画素広角 f/2.2 + 800万画素標準 f/1.8
外側カメラ1,220万画素 f/1.8 1.4μm 光学手ブレ補正対応
バッテリー容量2,915 mAh USB-PDとQiワイヤレス充電に対応
拡張USB Type-C x1
SDカード非対応
センサーGPS、加速度、ジャイロ、環境光、近接、電子コンパス、Active Edge、指紋認証センサー、NFC、FeliCa
SIMカードNano-SIM x1
幅 x 厚さ x 高さ68.2 x 7.9 x 145.6mm
本体重量148g
防水・防塵性IPX8等級の防水性
カラーダークブラック、クリアリーホワイト、ノットピンク

Pixel 3 XLの仕様表↓

OSAndroid 9.0
プロセッサーQualcomm Snapdragon 845
ストレージ64GB、128GB
メモリ4GB
ディスプレイ対角6.3インチ 2,960 x 1,440ピクセル 有機ELディスプレイ
内側カメラ800万画素広角 f/2.2 + 800万画素標準 f/1.8
外側カメラ1,220万画素 f/1.8 1.4μm 光学手ブレ補正対応
バッテリー容量3,430 mAh USB-PDとQiワイヤレス充電に対応
拡張USB Type-C x1
SDカード非対応
センサーGPS、加速度、ジャイロ、環境光、近接、電子コンパス、Active Edge、指紋認証センサー、NFC、FeliCa
SIMカードNano-SIM x1
幅 x 厚さ x 高さ76.7 x 7.9 x 158mm
本体重量184g
防水・防塵性IPX8等級の防水性
カラーダークブラック、クリアリーホワイト、ノットピンク

SHARP AQUOS R2

台湾ホンハイ傘下のSHARPが開発した「AQUOS R2」は、2018年6月にリリースされた同社のフラッグシップモデルで、国内ではドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアが取り扱います。

同社の特許技術「IGZO液晶」を100Hz駆動へ高めた「ハイスピードIGZO」なるディスプレイが採用されており、画面転移やゲーミングにおいて滑らかな映像が楽しめます。背面には静止画用カメラと動画用カメラから成るデュアルカメラが搭載されており、一方のカメラ動画を撮影しながらもう片方のカメラで高解像度な写真を撮りまくることができます。

OSAndroid 8.0
プロセッサーQualcomm Snapdragon 845
ストレージ64GB
メモリ4GB
ディスプレイ対角6.0インチ 3,040 x 1,440ピクセル ハイスピードIGZOディスプレイ
内側カメラ1,630万画素 f/2.0
外側カメラ2,260万画素静止画用カメラ f/1.9 + 1,630万画素動画用カメラ f/2.4
バッテリー容量3,130 mAh USB-PDとQuickCharge 3.0に対応
拡張USB Type-C x1、3.5mmオーディジャック x1
SDカードMicroSD/SDHC/SDXC 最大400GB対応
センサーGPS、GLONASS、BeiDou、GALILEO、QZSS、加速度、ジャイロ、環境光、近接、電子コンパス、指紋認証センサー、NFC、FeliCa
SIMカードNano-SIM
幅 x 厚さ x 高さ74 x 9 x 156mm
本体重量181g
防水・防塵性IP68等級の防水・防塵性
カラーブルーシルバー、ピンクゴールド、プレミアムブラック、プラチナホワイト、ローズレッド

OPPO Find X

vivo NEX Sの後を追うようにリリースされたOPPOの「Find X」も可動式カメラを備えたモデルですが、こちらは本体上部がまるごとスライドする仕組みで、前面カメラのみならず背面カメラも普段は筐体内に隠れています。画面占有率はVivo NEX Sを上回る93.8%で、現状ではこれが世界で最もベゼルレスなスマホです。

NEX Sよりも可動範囲が広がったことで、やはり耐久性に懸念を抱いてしまいますが、OPPO曰く「30万回以上の開閉テストをクリアした」とのことなので、その辺とことん考えられて開発されたのでしょう。

前面カメラ付近には、iPhone XやXiaomi Mi8と同じく3Dスキャン式の本格的な顔認証モジュールが組み込まれており、真っ暗闇でも識別可能。驚いたことに指紋認証をきっぱり廃してしまったため、ロック解除の手段は顔認証もしくはパスコード入力のいずれか。顔認証に頼り切るとなれば、ロック解除するたびに前面がせり上がるので、それを煩わしく感じてしまわぬか心配なところではあります。

今年の11月上旬より日本でも発売される予定で、アマゾン(amazon.co.jp)での価格は税込み119,730円。中華スマホとしては類稀な高額です。ただしNFCとFeliCaは非搭載なので注意。

OPPO Find Xの仕様表↓

OSAndroid 8.1 Oreo / ColorOS 5.1
プロセッサーQualcomm Snapdragon 845
ストレージ128GB、256GB、512GB
メモリ8GB
ディスプレイ対角6.42インチ 2,340 x 1,080ピクセル AMOLEDディスプレイ(有機EL)
内側カメラ2,500万画素 f/2.0 ポップアップ式カメラ
外側カメラポップアップ式デュアルカメラ
メインカメラ:1,600万画素 f/2.0 光学手ブレ補正対応
サブカメラ:2,000万画素 f/2.0
バッテリー容量128GB:3,730mAh VOOC Flash Chargeに対応
256GB・512GB:3,400mAh(1,700mAh x2機) SuperVOOC Flash Chargeに対応
拡張USB Type-C
SDカード非対応
センサーGPS、電子コンパス、近接、環境光、加速度、ジャイロ
SIMカードNano-SIM x2
幅 x 厚さ x 高さ74.2 x 9.6 x 156.7mm
本体重量186g
防水・防塵性不明
カラーレッド(波尔多)、ブルー(冰珀蓝)、ブラック(兰博基尼版)

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