レビュー

レビュー:AC出力付きでパソコンも可!RAVPower 20100mAhバッテリー

  • 2017-07-14
  • 2017-10-25
8/10
  • ノートパソコンも充電できるパワフルなバッテリー
  • 3台のデバイスを同時に充電可能
  • 指紋が目立ちにくいボディ
  • 大きくてズッシリ重い
  • インジケーターランプが常時点灯しない
  • お値段1万円超えで、容量あたりのコスパは悪い

今月に入って2度目のモバブネタですが、また面白い一品を手に入れました。

モバイルバッテリーといえば、USB端子から電力を供給するタイプが殆どですが、今回購入した「RAVPower 20,100mAhバッテリー」はコンセントプラグを備え、なんとAC出力での充電が可能です。どうです、強そうでしょ?

そう、これがあればスマホだけでなくノートパソコンも充電できてしまいます。また、消費電力の低いものに限られますが、一部の電気器具も動かせるので、旅やアウトドアのお供としても最適ですね。

現在は、ノートパソコンのサブバッテリーとして絶賛活躍中で、もう外出先での電源確保に悩まなくなり嬉しい限りです。

この記事では、当バッテリーの購入に至るまでの経緯や、使用感等をお届けしていきます。

RAVPower 20100mAhモバイルバッテリー (AC出力 + USB ポート + USB-C) RP-PB054

なぜ「RAVPower 20100mAhバッテリー」を買ったのか

レビューへ入る前に、筆者はなぜ「RAVPower 20,100mAhバッテリー」を買ったのかをざっくり説明。

筆者の手元には、使い切れないほど多くのモバイルバッテリーがあります。災害が起きて停電…なんて事態へ出くわしても、上手くすれば一ヶ月ほどは充電やりくり出来そうです(笑) ただし、スマホやタブレットに限った話。

以前に新しいノートパソコン「Xiaomi Mi Notebook Air 12」を買いまして、こちらに関しても真っ先に電源確保について検討。よくよく考えてみれば、パソコンに対応するバッテリーはまだ一つも所持していませんでした。

ひとまず「RAVPower 26800mAhモバブ」を注文。これは、USB Type-Cでの出力が可能なバッテリーで、12インチMacBookも可とのことなので、Mi Notebook Airでもいけるのかな?みたいな軽いノリでした。

ところがどっこい。実際届いた現物を試してみると、Mi Notebook Air 12には充電どころか給電すらされる気配無く、次なるモバブを探す羽目に。

「USB-Cがダメなら、もうACしかないじゃん!」という訳で、今回の製品へ行き着きました。パソコンに限らず、一部の家電も動かせてしまうパワフルなバッテリーです。

せっかく意気込んで買った26800mAhバッテリー。ノートパソコン用としては無駄になってしまいましたが、スマホやタブレットは充電できるため、長期の旅行用としては今後大活躍しそうです。これまたそのうちレビューしたいですね。

梱包状態と付属品について

まずは梱包状態と付属品について見ていきます。

写真では伝わりづらいですが、パッケージは想像以上の大きさで、ぎっしり詰まってる感があります。

RAVPower 20100mAhバッテリー パッケージ

箱の中には正方形のケースが。

RAVPower 20100mAhバッテリー ケース

ポーチを開けると、やっとこさバッテリー本体のお出ましです。他にも、持ち運び用のソフトケースや充電器一式、説明書や保証書などが入っていました。

RAVPower 20100mAhバッテリー ケース

同梱物は下の写真のとおり。

RAVPower 20100mAhバッテリー 同梱物

取扱説明書は日本語表記なので、戸惑うことはありません。

RAVPower 20100mAhバッテリー 説明書

一般的なモバイルバッテリーの場合、MicroUSB等でバッテリー本体を充電しますが、今回の場合は例外。

ノートパソコンに付いてきそうな本格的な充電器が同梱されており、これを用いて20,100mAhの内蔵バッテリーを蓄える仕組みです。持ち運びも現実的な大きさではあるものの、嵩張ってしまうのは難点ですね。

RAVPower 20100mAhバッテリー 充電器

なぜ2本も付いてきたのか分かりませんが、おまけ程度のMicro USBケーブル。

RAVPower 20100mAhバッテリー MicroUSBケーブル

水筒みたいな外観・持ち心地。作り込みは本格的

いよいよバッテリー本体を見ていきます。

大きさや重量は、まるで「水筒」

ふと目にした第一印象は「まるで水筒」。いや、これ冗談じゃなくて、知らない人が見たら水筒と間違えてしまいそうな外観となっています。

表面は滑り止め効果のあるゴムっぽい素材なので、指紋は目立ちにくくなっており、外部からの衝撃にも強そうです。ただし、部屋の隅っこに放置しておくとホコリが目立つので、付属のソフトケースの中に入れて保管すると良いでしょう。

RAVPower 20100mAhバッテリー 本体

20,100mAhの大容量バッテリーに加えAC出力対応ともあり、並のバッテリーよりも大きく、ずっしり重いです。重量は585gとのことで、これはスマホx4台ほどに匹敵。

今の時代、ノートパソコンと一緒にバッテリーも持ち歩きたい!なんて願望を持つのは、ノマド族くらいしか思い付きません。これよりもコンパクトで軽量、つまりモバイル性に優れた大容量バッテリーは探せばいくらでも見つかるため、ユーザーは限られるでしょう。

インジケーターランプは5段階。常時点灯しないのはイマイチ

RAVPower 20100mAhバッテリー インジケーターランプ

バッテリーの残量を確認できるインジケーターランプは5段階で、それぞれ青色のLEDが埋め込まれています。

本体天面のPowerボタンを押すと光りますが、よくある常時点灯式ではないため、気がついたら残量切れといった事態も想定されます。不要な消耗は徹底的に省く主義なのでしょうか。

ポートやボタンは本体天面に集約されている

ポートやボタンなどは本体天面、水筒で言うと飲み口(笑)の部分に集約されています。

出力は3つで、110V/60Hz 最大70WのAC出力、iSmartテクノロジー採用のUSB Type-A、そして最大5V/3AのUSB Type-Cがそれぞれ1つずつ備わっています。本体を充電する入力口は、inputと書かれた端子です。

ACから充電する場合は、機器を接続した状態でPowerボタンを長押しします。最初、いくらポチポチしても反応が無いので焦りましたが、後に長押しだと気づきました。

RAVPower 20100mAhバッテリー ポート

裏面

裏側には各仕様や認証等のマークが記載されています。

RAVPower 20100mAhバッテリー 裏面

実際に使ってみた

Xiaomi Mi Notebook Airの充電を試す

何はともあれ、充電できてナンボという訳で、本製品を買った最大の目的であるXiaomi Mi Notebook Air 12への充電を試してみました。

RAVPower 20100mAhバッテリー Xiaomi Mi Notebook Airを充電

使用した機器は以下のとおり。

結果は…無事に充電・給電出来ました!

まあ、家庭用として広く普及している110V AC出力なので、互換性によるトラブルはほぼ考えられませんが、Mi Notebook Air側のインジケーターランプが光ったときはホッとしましたね。

RAVPower 20100mAhバッテリー Xiaomi Mi Notebook Airを充電

3台同時充電も可!ただし注意点も

もちろん、スマートフォンやタブレットの充電も可能。ノートパソコンと合わせて計3台の同時充電に対応しており、頼もしい電源基地といった感じ。

下の写真では、Xiaomi Mi Notebook Airに加え、iPhone 7とXiaomi Mi6(Androidスマホ)へ同時に電力供給している様子です。3台共に、問題なく充電されました。

RAVPower 20100mAhバッテリー 3台同時充電

ただ、アマゾンの製品ページには以下のような質問と回答が↓

【質問】注記にAC出力ポート・USB出力ポートは同時に使用しないでくださいとありますが、説明の写真に接続されている写真がありますがどちらが正解ですか

【回答】 AC出力ポートとUSB出力ポートは同時に使用できます。 しかし、バッテリー残量が60%より低い時、バッテリー性能を保つため、AC出力ポートとUSB出力ポートは同時に使用しないでください。

Amazon | ポータブル電源 RAVPower 20100mAh モバイルバッテリー 

残量のあるうちは同時充電しても問題無さそうですが、インジケーターが3つになったらACかUSBどちらかの充電を止め、内蔵バッテリーをいたわってあげる必要があるとのこと。

今後も、このバッテリーとは末永くお付き合いしたいので、当分はノートパソコン専用のバッテリーとして活用したいと思います。

QuickChargeには非対応だが、遅いと感じることは無い

QuickCharge等の急速充電には非対応ですが、別段遅いと感じることはなく、至って平凡。

Android向けの測定アプリ「Ampere」でチェックしたところ、1,500〜2,000mAを推移していたので、よくあるUSB充電器と同水準です。

RAVPower 20100mAhバッテリー Ampere

製品の完成度には大満足。ネックとなるのはお値段

ここまで、ざっくりではありますが、RAVPower 20,100mAhモバイルバッテリーの概要と使用感をご紹介してきました。

製品そのものの完成度と充電能力に関してはとても満足しており、今後も出張の度に持ち運び、ガッツリ使い込んでいきたいと考えています。また、現在手元にあるバッテリーの中で唯一Xiaomi Mi Notebook Airを充電できるため、大変重宝しています。

ただ、最大のネックとなり得るのはその価格。アマゾンでの2017年7月14日現在の販売価格は13,999円で、ギーク向けな製品であることは明白です。

何度もお伝えしているとおり、バッテリー容量は20,100mAh。AC出力は持たぬものの、同容量を備える「Anker PowerCore 20100」は3千円台で売られているのが現状で、容量換算すると実に4倍も割高という計算に。

お値段以上の価値を見いだせるか、それは使い方次第という訳ですね。電源確保に注力している筆者としては、とても良い買い物をしたと納得しています。

詳しいスペックや最新の販売状況は、下のリンクから製品ページをご覧ください↓

RAVPower 20100mAhモバイルバッテリー (AC出力 + USB ポート + USB-C) RP-PB054

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