
9月16日発売開始の「ポケモンGOプラス」とは?メリットや注意点
- 2016-09-10
- 2016-09-16
スマホで遊べるポケモンアプリ「ポケモンGO」が日本向けに配信開始されてから1ヶ月半ほどが経ちましたが、配信開始直後の異様なまでの熱気は一先ず落ち着きを見せつつあります。飽きてしまった方も居るでしょうし、まだまだガッツリと楽しんでいる方も居るでしょう。ちなみに筆者は、外に出向いてはちょくちょくポケモンを捕まえ続けており、何だかんだでレベルは20を超えて図鑑の埋まり具合は104体と、総プレイ時間にしてはなかなか良い進み具合かと。
これからもポケモンGOを楽しみたい方へ、ちょっとしたニュースが舞い込んできました。アプリ配信時から発売が期待されていた、ポケモンGO専用の腕時計型ウェアラブル端末「Pokémon GO Plus」(ポケモンGOプラス)が、9月16日金曜日に発売される事が決定しました。価格は税別3,500円、ポケモンセンターやポケモンストアの実店舗で取り扱うほか、ポケモンセンターオンラインやアマゾンでも購入可能との事です。
この記事では、ポケモンGOプラスとは一体何なのか、使うことによるメリットやデメリット・注意点などを詳しく解説します。
Pokémon GO Plus|『Pokémon GO』公式サイト
目次
Pokémon GO Plus (ポケモンGOプラス)とは
ポケモンGO起動中のスマホと無線接続する腕時計型ウェアラブル端末
ポケモンGOプラスとは、ポケモンGOプレイヤーのために作られた専用の腕時計型ウェアラブル端末です。本体内部にヴァイブレーション、モンスターボールイラスト中央にはLEDランプが搭載されています。
省電力なBluetooth Low Energyによってスマホと接続し、ゲーム進行と連動して様々な通知を振動とランプで知らせます。
本体のデザインは、おそらく位置情報の象徴でもある”マップのピン”をイメージしていると思われ、赤と白のモンスターボールの下側が先細ったフォルムとなっています。
「Pokémon GO Plus」は、スマートフォンの画面を見続けなくても『Pokémon GO』を遊ぶことのできるデバイスです。「周囲にポケモンが現れた」「ポケストップがある」という情報を、ランプと振動でお知らせします。ボタンを押すことでポケモンの捕獲を試みたり、ポケストップで道具を手に入れたりできます。
対応環境
iOSでの対応環境
- 対応OS:iOS 8以降のバージョン
- 対応デバイス:iPhone 5以降の機種 (5、5c、5s、SE、6、6 Plus、6s、6s Plus、7、7 Plus)
- ポケモンGOアプリのバージョン:1.7.0以上
Androidでの対応環境
- 対応OS:Android 4.4以降のバージョン
- 対応デバイス:Bluetooth 4.0以上に対応した、メモリ(RAM)2GB以上搭載した機種
- ポケモンGOアプリのバージョン:0.37.0以上
価格と購入方法
メーカー希望小売価格は税込み3,500円、予約販売は実施されず2016年9月16日金曜日より発売を開始します。
ポケモンセンターやポケモンストア、ポケモンEXPOジムの実店舗にて、9月16日と17日の2日間は数量限定で販売され、2日間で準備数に満たなかった場合は18日以降に通常販売されます。またネットで購入する場合は、ポケモンセンターオンラインとAmazon.co.jpで注文が可能とのこと。
実店舗
オンラインストア
Pokémon GO Plusで出来る事、使うことによるメリット
スマホの画面を見ること無くポケモンGOを遊べる
歩きスマホ防止の為に本体をポケットに仕舞って、もし歩いている最中にポケモンに遭遇した場合は、その都度スマホを再度取り出して捕まえなければなりません。長時間プレイしているうちに、「ポケットに仕舞う→遭遇→捕獲→再びポケットに仕舞う」この一連の作業を面倒と感じる方も多いのではないでしょうか。
ポケモンGOプラスを使えば、ポケモン捕獲の度にスマホを取り出す手間を省くことが出来ます。
プレイヤーの近くにポケモンが出現すると、ヴァイブレーションが振動しランプが緑色に点滅します。緑に点滅する中央のボタンを押すことでポケモンの捕獲モードに移行、捕獲の成功と失敗もランプの色と発光・ヴァイブレーションの振動によって教えてくれます。
ポケストップにも立ち寄れる
ポケモンGOプラスはポケモンの捕獲だけでなく、ポケストップへ立ち寄った際にも機能します。ヴァイブレーション+青いランプ点滅はポケストップが近くにあるサイン、ボタン一つでアイテムの回収を済ますことが出来ます。
スマホをスリープ状態にしていても接続は切れない
ポケモンGOのアプリは、スマホの画面を常時表示させながら遊ぶ必要がありました。
しかし、スマホをポケモンGOプラスとペアリングすればスマホをスリープ状態にしても無線接続は切断されません。液晶ディスプレイ発光による電池消耗は非常に大きいので、ポケモンGOプラスは少なからずスマホの電池持ち改善に役立つ事が期待されます。
Pokémon GO Plusを使うことによるデメリットと注意点
「おこう」を焚いた時の効果は受けられない
ポケモンを引き寄せる効果が30分間続くゲームアイテム「おこう」がありますが、ポケモンGOプラスはおこうによって出現したポケモンには反応しません。おこうによる効果を受けるためには、スマホ側のアプリ画面を表示させる必要があることをお忘れなく。
卵の孵化には対応しない 仕様変更により対応しました!
これはかなり残念仕様になりますが、ポケモンGOプラスを装着しながら歩いたとしても、アプリ画面が表示されていなければ移動距離はカウントされません。何気に一番電池残量を食うのが卵の孵化作業だと思うので、技術的に改善できれば今後のアップデートに期待したいところです。
筆者の考察的に、スリープ状態でポケモンの捕獲が出来るのならば移動距離のカウントも不可能では無い気がするので、この点はアプリ側の問題なのかもしれませんね。
【2016年9月15日 追記】朗報です。ポケモンGOプラス仕様変更により、スマホをロックしていてもアプリがバックグラウンドで動作していれば移動距離をカウントしてくれるようになりました!スマホの画面を点けっぱなしにしなくても卵の孵化が出来るので、電池消耗を大幅に抑えてくれることでしょう。
デザインがおもちゃっぽい
これはデメリットというより注意点に属しますが、やはりポケモン関連のグッズだけあってデザインはおもちゃっぽい仕上がりになっています。子供が腕に付けても何ら違和感は無いと思いますが、大人の方によっては装着することに多少の後ろめたい気持ちを感じるかもしれません。デザインに関しては完全に個人好みの分かれ目ですので、一概にダメ出しは出来ませんが。
電池持ち改善目的でポケモンGOプラス買うなら、モバイルバッテリーを買ったほうが良い
先程も触れたように、スマホのディスプレイをスリープ状態にしていても、ポケモンGOプラスを使えば最低限のゲーム進行は出来ます。結果的にスマホのバッテリー消耗が多少軽減される事が予想されますが、電池持ちを改善する目的でポケモンGOプラスに3,500円投じるくらいなら、同じ予算でモバイルバッテリーを買った方が遥かに幸せになれると思います。
3,000円あればスマホを最低2、3回はフル充電できる大容量モバイルバッテリーが買えますし、ポケモンGO以外の用途でも活用出来ます。
9月21日追記:ポケモンGOプラス発売されました!
いよいよ発売日である9月21日を迎えましたが、朝の7時頃に突然Amazon.co.jpにてポケモンGOプラスの販売が開始され、追記している時点(午前9時)で初回販売予定分は全て売り切れてしまいました。相当な人気っぷりが伺え、オンラインストアでは一時混線によりページが表示出来ないなどのトラブルが続いたようです。
次回入荷は未定とのこと、Amazonでは個人出品者により定価を大幅に超える価格で出品されていますが、出来れば再入荷を待ったほうが良いでしょう。