
Philipsの31.5インチ4Kモニター328P6VJEB/11がめっちゃ魅力的な件
- 2016-12-10
- 2017-10-26
出来れば発売された直後にニュース記事として取り上げたかったのですが、今回はPhilipsの新4Kモニターについていろいろ書こうかと思います。
4Kモニター界隈では、LGやDELL、EIZOあたりの大御所メーカーが人気を博している中、オランダに本社を置くPhilips(フィリップス)というメーカーもなかなか健闘しています。以前に、テレビ並にデカい40インチ・43インチの4Kディスプレイを発売して話題になりましたが、今年の秋には31.5インチの4Kモニター「328P6VJEB/11」が登場したようです。
4Kモニターと言えば、23インチ〜28インチあたりの一般的なフルHDのモニターと同等のサイズ、もしくは大型テレビ並にデカい40〜50インチが主流のようですが、あえて31.5インチというサイズを狙ってきました。
そして、最も着目すべきはその価格。2016年12月10日現在、Amazon.co.jpでは68,215円で販売されています。サイズによっては10万円超えも珍しくない4Kモニターですが、328P6VJEB/11は7万円以下で買えるコストパフォマンスに優れた製品です。
Philips 31.5インチ 4Kモニター VAパネル 328P6VJEB/11
Philips 328P6VJEB/11のスペック
ディスプレイサイズ | 31.5インチ 横698.4 x 縦392.85mm |
解像度 | 横3,840 x 縦2,160ドット |
ドットピッチ | 0.181mm 139ppi |
応答速度(GTG) | 4ms |
リフレッシュレート | 60Hz |
パネル | VA LCD |
視野角 | 横178度 縦178度 |
明るさ | 300cd/m² |
コントラスト比 | 3,000:1 |
消費電力 | 42.4W |
本体寸法(スタンド高さ最大) | 742 x 657 x 270mm |
本体重量 | スタンド付き:9.23kg、モニター単体:6.27kg |
筆者が328P6VJEB/11に魅せられている理由
筆者が現在使っているメインモニターがまさにPhilipsなのですが、かれこれ購入から3年が経ちました。近いうちに来るであろう(←お金が貯まったら…)機材の新調に向けて、最近になって4Kモニターの選別を始めました。
迷って迷って迷いまくるほど多くの製品が販売されている中、現状での第一候補は328P6VJEB/11かなと思います。その理由を詳しくご紹介します。
Philipsというメーカーに馴染みがある
筆者が現在メインで使っているモニターは、同じくPhilipsの23インチフルHD解像度のもので、型番は234E5QHSB/11になります。3年ほど前、パソコン買い替えと同時に購入したものと記憶しています。
「IPSモニターは視野角が広いし発色も良い」と聞いて、IPS方式のものに限定して探していたわけですが、購入当時は今ほど出回っていませんでした。価格とレビューの兼ね合いを考慮しつつ、数少ないIPSモニターの中から選んだのが234E5QHSB/11だったのです。そしてアンチグレア仕様が幸いして、今でも快適なブログ更新を支える必須アイテムとして活躍中です。
自分にとって馴染み深いPhilips製品なら、安心して買い換えが出来るかな…と。
31.5インチという絶妙なサイズ
328P6VJEB/11のドットピッチは139ppiで、今使っている23インチモニター(95ppi)よりも約1.5倍密度が高いです。そのため、ドットバイドット表示させると、現状よりも7割ほど縮小された映像になるということですね。小さい文字は読みづらくなりそうです。
筆者はそこそこ視力が良いので、少しくらい文字が小さくなっても使っているうちに慣れると思います。
ちなみに、現在と同じ表示サイズで4Kの作業スペースを実現する場合、23インチの2倍で46インチになります。これはデカすぎます…。4Kという高解像度をなるべくコンパクトに収めるならば、31.5インチは絶妙なサイズ感だと思います。
今は、フルHDの23インチモニターを2台横に並べて作業をしていますが、4Kもの広大な解像度+31.5インチのこれ1台に集約出来る気がするのです。
23インチと31.5インチの大きさの違いをイメージしやすくするため、簡単な比較画像を作ってみました。
4Kの表示領域の凄まじさは、皆さん既によくご存知の事と思いますが、比較するとこんな感じです。下画像をご覧下さい。ちなみに、先日ご紹介した「QuickRes」という疑似解像度での表示を可能にするアプリを使って、スクリーンショットを撮影してみました。
画像をクリックすると、別ウィンドウで原寸大表示が出来ます。
フルHD(1,920 x 1,080)のスクリーンショット
4K(3,840 x 2,160)のスクリーンショット
お値段7万円以下!31.5インチの4Kモニターとしては格安
31.5インチ前後の4Kモニターを探すと、他社の製品もあれやこれや出てくるため、決して328P6VJEB/11一択という訳ではありません。しかし、328P6VJEB/11は競合製品よりも割安で、2016年12月10日現在Amazon.co.jpでは68,215円で販売中です。

Philips 31.5インチ 4Kモニター VAパネル 328P6VJEB/11
Dell、EIZO、BenQの3社とも、31.5インチに4Kの解像度を備えた液晶ディスプレイを販売していますが、比較してみると328P6VJEB/11のコスパの良さは際立ちます。現在のAmazon.co.jpでの販売価格を比較すると、以下のようになります。
- Dell UP3216Q:176,043円
- EIZO FlexScan EV3237:152,667円
- BenQ BL3201PT:89.800円
- Philips 328P6VJEB/11:68,215円
同社の40インチ、43インチの大型モニターという選択肢は?
Philipsは今回ご紹介した328P6VJEB/11以外にも沢山の液晶ディスプレイを販売していて、4Kディスプレイでは40インチのBDM4065UC/11と43インチのBDM4350UC/11の登場が記憶に新しいです。
筆者は、もし新しいモニターに買い換えるとしたら解像度は4Kと決めているのですが、やはり画面サイズには悩みます。
まず、40インチ級の大型モニターのメリットは、文字が読みやすい事でしょう。ドットピッチは通常のPCモニターと同等なので、ちょうど今使っている23インチモニターを4枚合体させたようなイメージです。
でも40インチは流石にデカすぎやしません!?というのが筆者の考えです。既にデュアルモニター環境によって横向きの視線移動には慣れていますが、加え縦方向にも大きく視線を動かす必要がありそうなので、首や肩に負担が掛からないか心配です。しかし、今よりも椅子の高さを上げて、机を見下ろす姿勢で使うならば、40インチ以上の大型モニターという選択肢もありかもしれません。
ちなみに価格は、BDM4065UC/11(40インチ)が5万円台、BDM4350UC/11が7万円後半あたりで、どちらもコスパはなかなか良いと思います。
買ってから後悔しないよう、じっくりと検討してみます。

Philips 40インチ 4Kモニター VAパネル BDM4065UC/11

Philips 43インチ 4Kモニター IPSパネル BDM4350UC/11