
海外通販に便利なPayPal(ペイパル)の登録方法と使い方
- 2017-02-18
- 2017-02-18
日本人にとって海外通販は馴染み薄いので、初めて個人輸入に挑戦する方にとって不安は付き物だと思います。品物が届くまでに、いくつかのプロセスを経るわけですが、最も重要なのが金銭のやり取りでしょう。
業者と安心で安心な取引をするために、オンライン決済サービスの「PayPal」(ペイパル)がオススメです。プライバシーを強固に保護しつつもスムーズな取引が可能な決済システム、購入後のトラブルにも応じてくれる「買い手保護制度」など、海外通販においてPayPalは大活躍です。
国内でもDMMやhulu、GreeなどでPayPal決済が使えますので、海外通販以外でも何かと役に立つかもしれませんね。
この記事では、PayPalの基本的な仕組みや登録方法まで、ざっくりですが分かりやすく説明します。
目次
PayPalの特徴
カード情報を入力せずに知らせずに決済できる
PayPalの大きな特徴は、自分のカード情報を販売者へ知らせずに決済できることでしょう。品物の代金はカードから引き落とされるわけですが、金銭の受け渡しはPayPalが仲介するため、業者側へあなたのカード情報が伝わることはありません。
カード番号やセキュリティコードをいちいち入力せずとも、通販サイトのPayPal決済システムもしくはメールアドレスだけで簡単に振り込むことが出来ます。
銀行口座への反映がもの凄く速い
PayPalの決済システムは非常に迅速で、銀行口座への反映もほぼリアルタイムです。
代金の支払いを確定したわずか数分後、いや数秒後には、銀行の入出金明細の欄にPayPalの文字が現れます。本当に仲介しているの?と思うくらい速いです。
買い手保護制度で万が一の時も安心
やはり海外の見知らぬ通販サイトで買い物するなら、やはり安全な取引が補償されていないと不安ですよね。PayPalでは、「買い手保護制度」という独自のプログラムを導入しており、買い手側の安全性を第一に考えています。
もし、代金を支払ったのに商品が届かなかったり、送られてきた現物が明らかに写真と異なっていた場合、異議を申し立てることが出来ます。最悪の場合はPayPal側が審査し、販売側に非があると認められれば商品代金が返金されます。
どちらかと言えば買い手に優しいPayPalさん、逆に売り手側には厳しい姿勢を見せています。お客さんから挙がったクレームを解決しなければ売上金を一時凍結されてしまうので、業者としては誠意をもって対応しなくてはなりません。
為替手数料が高い
ここまではPayPalの良いところを挙げてきましたが、悪いところもあります。残念だなと感じているのが、為替手数料として代金に4%上乗せされるという点で、これはかなり高いと思います。日本円の商品を日本円で決済すれば手数料は掛かりませんが、米ドルのものを日本円で買うと、本来の値段より4%高くなるのです。
今の米ドル/日本円レートは1ドル=112.7円ですが、これに4%上乗せすると117.2円になります。300ドルの商品を購入した場合の差額を計算してみましょう。
- 1ドル=112.7円:300ドル x 112.7 = 33,810円
- 1ドル=117.2円:300ドル x 112.7 = 35,160円
本来33,810円で買えるはずの商品は、為替手数料が加算され35,160円となり、1,350円もの差額が生まれてしまいました。これは結構痛いですね。
しかし実は、代金を支払う際にドル払いを選べば、カード会社が定める為替手数料で決済できます。カードのブランドによって率が異なりますが、大体1%〜2%ほどで、手数料を半額ほどに収められます。決済時に「その他の通貨オプション」から「売り手の請求書に記載されている通貨で支払う。」を選ぶと良いです。
2つのアカウントタイプ
PayPal口座と一口に言っても、実は2つの種類のアカウントがあります。その違いは以下のとおりです。
パーソナルアカウント
お手軽に登録できるのはこの「パーソナルアカウント」です。パーソナルアカウントでは10万円以下の支払いに対応しており、本人確認をせずにすぐ使い始められます。例えば、海外製のスマートフォンを個人輸入したり、オンラインサービスの決済をするならパーソナルアカウントが最適です。
デメリットとしては、10万円以上の買い物が出来ない点、他人からの金銭を受け取れない点です。PayPalの本格的な機能を使うためには、もう一方のビジネスアカウントが必要になります。
ビジネスアカウント
ビジネスアカウントでは、PayPalの全機能が使えます。10万円以上の買い物も出来ますし、支払いだけでなく受け取りも可能で、利便性で言えばビジネスアカウント一択と言って良いでしょう。
ただ、ビジネスアカウントを使うためには、本人確認書類の提示(データのアップロード)が必要です。また、本人確認後に認証コードの書かれたハガキが届くのですが、時と場合によっては手元に届くまで数週間かかる場合もあるとか。
手間はそれほどではないものの、使い始めるまでに少々時間を要します。
登録後でもビジネスへアップグレード出来る
ここでポイントとなるのは、登録後でもパーソナルアカウントからビジネスアカウントへ変更出来るということ。掛かる手間と時間は新規開設時と何ら変わらないため、最初からビジネスアカウントを作っても、後からアップグレードしても、どちらでも構いません。
おすすめは、最初にパーソナルアカウントを開設し、必要があれば後にアップグレードする手順です。
PayPalのパーソナルアカウントを開設してみた
PayPalのパーソナルアカウントを開設してみたので、その手順をご紹介します。まずは、PayPalの公式ホームページを開きます。
- PayPalの公式ページ:クレジットカード決済-PayPal(ペイパル)
「新規登録はこちら」というボタンがあるので、クリック。
パーソナルアカウント or ビジネスアカウント
アカウントのタイプを選べます。今回は10万円以下の支払いのみに対応した「パーソナルアカウント」にチェックし、「続行」をクリック。
国とログインアカウントを登録
国は「日本」を選びます。
メールアドレスとパスワードは後のログイン時に必要になるので、忘れないようにメモっておきましょう。不正アクセス防止のためにも、パスワードは英数字混合で出来るだけ桁数の多いものが好ましいです。
そして「次へ」をクリック。
名前・住所・連絡先を入力
個人情報の入力欄が現れますので、1つずつ間違いなく埋めていきます。
さて、ここで気になるポイント。個人情報は日本語で入力するのか、それとも英語で入力するのか…?
結論から言うと、どちらでも良いです。ただ、本人確認不要のパーソナルアカウントを海外通販サイトで使うことを考えると、英語が好ましいと思います。というのも、相手側へ日本語の名前が送られたとき、システムによっては文字化け(正常に文字が表示されないこと)してしまう恐れがあるため、円滑な取引のためにも英語で入力すると良いでしょう。
ちなみに、登録後でも英語または日本語表記の住所を追加できます。名前の変更は、その旨をサポートセンターへ伝える必要があるとか。
住所を書く際、日本語表記と英語表記とでは並び順が異なりますので注意しましょう。もし英語に自身のない方は、住所を自動で日本語から英語に変換するサイトを活用しましょう。
入力し終えたら「同意して、アカウントを開設」をクリック。
クレジットカードかデビットカードの情報を登録
クレジットカードまたはデビットカードの情報を登録します。買い物をする際、ここで登録したカードの口座から商品代金が引き落とされます。
入力情報に間違いなければ「カードを登録する」ボタンをクリック。
確認メールのリンクをクリックし、マイページへログイン
一連の登録作業が終わると、PayPalより「PayPalへようこそ!今すぐアカウントの利用を開始しましょう」というメールが送られてきます。「メールアドレスを確認」というリンクがあると思いますので、クリックします。
無事にマイページへログインできたら、登録作業は全て終了です。お疲れ様でした!
下のリンクからPayPalの口座を開設出来ます。
- PayPalの公式ページ:クレジットカード決済-PayPal(ペイパル)