超巨大バッテリー備える中華スマホ「OUKITEL K6000 Plus」登場
- 2017-04-05
- 2017-10-25
日本じゃあまり見られない個性派機種を選べるのも、中華製スマートフォンの面白さですよね。変態的な性能を持つ超ハイエンド機や、耐衝撃性と防水性に優れるタフネス型、著名メーカーのものを実に忠実にパクったネタ機などなど…..。多くのメーカーが乱立する中、差別化を図るために各社とも様々な工夫を凝らして開発に勤しんでいるわけです。
個性派スマホと言えば、大容量のバッテリーを備える「ハイスタミナ」というカテゴリを忘れてはいけません。ニッチなジャンルなので選択肢は狭まりますが、中にはモバイルバッテリー級の巨大バッテリーを搭載する機種もあり、電池持ちを第一に考えるユーザーにとってはもってこいの品々です。
中国メーカー「OUKITEL」から発売されたハイスタミナスマホ「K6000 Plus」が個人的に気になるので、ざっくりではありますが概要をご紹介しますね。
OUKITEL K6000 Plus
目次
バッテリーは一般的なスマホの2倍!6080mAhを搭載
K6000 Plusの何が凄いのかと言えば、6080mAhもの超大容量なバッテリーを備えているということ。ただ単に数値だけ見てもイマイチよく分からないので、他のスマホと比較してみます。下のグラフをご覧下さい。
一般的なAndroidスマホは3000〜4000mAhのバッテリーを積んでいますが、K6000 Plusはその倍近く。2ヶ月前に発売されたFREETEL RAIJINは5000mAhのバッテリーを積み、「スタミナモンスター」のキャッチコピーを掲げていますが、それよりも1080mAh多いK6000 Plusはラスボス感を漂わせています。
また、急速充電もサポートし、対応する充電器を使えば最大で12V/2Aで充電できるとのこと。公式ページには「5分間の充電で2時間通話出来る」と書かれており、充電能力に関しても大々的にアピールされています。
さらに驚いたことに、過去にOUKITELは更にハイスタミナなスマホ「K10000」を発売しています。その名のとおり、10000mAhものモバイルバッテリー並の超容量を誇りますが、本体が重かったりデザインがゴツかったりとかなり癖のある機種なので、残念ながら万人受けはしないでしょう。
それに比べ、K6000 Plusは全体的にバランスの良いつくりとなっており(詳細は後述します)、より実用的に使える機種に仕上がっています。
液晶ディスプレイは5.5インチ。本体サイズも大きい
スタミナ系スマホではHD解像度(1,280 x 720)が多い中、K6000 Plusの画面解像度は縦1,920 x 横1,080ピクセルのフルHDとなっています。HDとFHDの差はっきりと体感できるので、より精細なFHD採用は嬉しいポイントです。
ディスプレイサイズは5.5インチで、スマホとしては大きな部類に属しますが、他の機種を凌駕するバッテリーを鑑みれば妥当なところでしょう。
ミドルスペックだが、実用的に使えるレベル
次は気になるスペックを見ていきます。
K6000 Plusはあくまでも電池持ちを重視した機種なので、処理性能に関してはあまり期待できず、快適にゲームで遊びたい方には不向きだと思います。ただ、ネットブラウジングや動画視聴などであれば、十分実用的に使えるはずなので、用途を限定して割り切って使えば問題ありません。
CPUはMediaTekのMTK6750T
CPU(SoC)はMediaTek製の「MTK6750T」で、1.5GHzの8コア=オクタコア構成となっています。同じくOUKITEL社のU15Sにも同型のものが採用されています。
性能は如何ほどか気になりますが、調べてみたところQualcomm Snapdragon 430と同じくらいだそうです。Antutuベンチマークでは4万点ちょいで、ランク付けで言えば中の下あたりでしょうか。
メモリは4GB、ストレージは64GB搭載
メモリはかなり奮発しており、なんと4GBも搭載しています。フラッグシップモデルでは別段珍しい話ではないものの、ミドルスペックのSoCに対してメモリ4GBとは良い意味でアンバランスな気がします。
ストレージは余裕のある内蔵64GBに加え、最大256GBのMicroSDに対応しており、こちらも不満ない仕様となっています。
OSは最新のAndroid 7.0
OSはAndroid 6.0ではなく最新の7.0がインストールされており、最新機能をしっかりサポートしているのは嬉しいポイントです。
詳細スペック表
その他のスペックは以下の表のとおりです。OUKITELの公式ページとGearBestの販売ページより引用しました。
OS | Android 7.0 |
---|---|
プロセッサー | MediaTek MT6750T 8コア 1.5GHz |
ストレージ | 64GB |
メモリ | 4GB |
ディスプレイ | 5.5インチ 1,920 x 1,080ピクセル |
内側カメラ | 800万画素 |
外側カメラ | 1,600万画素 |
バッテリー容量 | 6,080mAh |
拡張 | MicroUSBx1、オーディオジャックx1 |
SDカード | MicroSDカード 最大256GB |
センサー | GPS、環境光、重力、近接、指紋(フロントボタンに内蔵) |
SIMカード | Nano-SIMx2 |
幅 x 厚さ x 高さ | 157 x 9.8 x 76mm |
本体重量 | 207g |
カラー | ゴールド、グレイ |
約2万円という中華プライス
最後に気になるお値段ですが、2017年4月5日現在のGearBestでの販売価格は179.99ドル=20,641円となっています。圧倒的なバッテリーと実用的なスペックを備えたスマホを、2万円というリーズナブルな価格で市場投入とは、やっぱりいつもの中国メーカーといった感じですね。いざという時のサブスマホとして、また変わり種として、楽しめそうな一台です。
GearBestでは、ちょうど今日からK6000 Plusのプリセールを始めたようで、通常よりも30ドル安く買えるもよう。気になる方はチェックしてみてはいかがでしょう。

OUKITEL K6000 Plus