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OPPO R17 Pro登場:可変絞り3Dカメラに画面指紋センサー、爆速充電

  • 2018-08-24
  • 2018-08-27

日本国内では「R15 Pro」の市場投入でざわついている最中ですが、中国ではその後継機「R17 Pro」がリリースされ、あまりの進化ぶりに各国のガジェッターたち驚愕。

まず注目すべきは背面のデュアルカメラで、メインカメラはF1.5とF2.4の可変絞り式となったほか、2つのカメラに加え新たに「ToFセンサー」という奥行きを捉える機構が設けられたことで3D撮影が可能に。

トレンド要素となりつつあるディスプレイ内蔵式指紋センサーや、2基のバッテリーへ同時充電する超急速充電「SuperVOOC」など、惜しみなく注ぎ込まれた最新技術にも注目です。

【OPPO R17|R17 Pro 随光而变,心动所在】报价_配置参数_图片-OPPO 智能手机官网

OPPO R17 Proの主なスペック

OSAndroid 8.1 / ColorOS 5.2
プロセッサーQualcomm Snapdragon 710 (10nmプロセス)
CPU:Kryo 360 2x 2.2GHz(A75) + 6x 1.7GHz(A55) オクタコア
GPU:Adreno 616
ストレージ128GB
メモリ8GB
ディスプレイ対角6.4インチ 2,340 x 1,080ピクセル AMOLED(有機EL)ディスプレイ
内側カメラ2,500万画素
外側カメラ1,200万画素 F1.5↔F2.4 + 2,000万画素 F2.0
バッテリー容量3,700mAh (2x 1,850mAh) 最大50WのSuperVOOC急速充電に対応
拡張USB 3.1 Gen1 Type-C
SDカード非対応
センサーGPS、地磁気、環境光、近接、ジャイロ、NFC、画面内蔵式指紋認証センサー、ToFセンサー
SIMカードNano-SIM x2
幅 x 厚さ x 高さ74.6 x 7.9 x 157.6mm
本体重量183g
防水・防塵性無し
カラー雾光渐变色

中国版の対応周波数帯は以下のとおり↓

  • 2G GSM:850, 900, 1800, 1900MHz
  • 2G CDMA:BC0
  • 3G WCDMA:B1, B2, B4, B5, B6, B8, B19
  • 3G TD-SCDMA:1900, 2000MHz
  • 3G CDMA2000:BC0
  • 4G FDD-LTE:B1, B2, B3, B4, B5, B7, B8, B12, B13, B17, B18, B19, B20, B25, B26, B28
  • 4G TD-LTE:B34, B38, B39, B40, B41

画面占有率は91.5%で上部には水滴型ノッチ

前面の殆どがAMOLED(有機EL)ディスプレイで覆われており、画面占有率は実に91.5%に達しています。画面サイズは対角6.4インチ、解像度は2,340 x 1,080ピクセルでアスペクト比19.5:9、ピクセル密度は402ppi。

自撮りカメラを収めるため、ディスプレイ上部には案の定ノッチ(切り欠け)が設けられていますが、他のノッチフォンに比べるとその存在感は薄く、メニューバーの通知表示を邪魔しない設計となっています。水滴のようなフォルムから、OPPOは「水滴屏」(水滴型ディスプレイ)と命名。

P20 Proっぽいグラデカラーだが、すりガラスによる非光沢仕上げ

カラー展開は紫と水色のグラデーションカラー「雾光渐变色」一択。グラデスマホ、じわじわキテますね。

どことなくHuawei P20 Proを思わせる色合いですが、あちら側はツルテカのガラスコーディングであるのに対し、R17 Proはすりガラスによる非光沢仕上げで指紋のベタつきを抑えています。OnePlus 6みたく、S時の反射模様もあしらわれていて、ガラスというよりもメタルっぽい風合いです。

背面カメラが凄い!F1.5↔F2.6可変絞りにToFセンサー

これまでのOPPOスマホといえば、“自撮り”でファンを獲得してきたイメージが強いのですが、最近の機種は背面カメラもなかなかのもの。

今回のR17 Proも勿論デュアルレンズカメラを採用し、メインカメラ1,200万画素 + サブカメラ2,000万画素という構成で、背景をぼかすポートレートモードにおいて真価が発揮されます。メインカメラ側のイメージセンサーはソニー製「IMX362」と至って平凡ではあるものの、F1.5とF2.6を物理的に切り替えることが可能。Samsung Galaxy S9やNote 9同様に、明るい場所ではピントの合わせやすいF2.6、暗い場所ではF1.5といった具合で、光量にあわせて切り替わる仕組み。

さらに、「ToFセンサー」という奥行きを捉える機構を組み込んだことで、3D撮影も可能になりました。

ディスプレイ内蔵型指紋認証センサー

従来機に備わっていた背面の指紋認証センサーは取り除かれ、ディスプレイ内蔵式へ変更されました。(無印版R17も同じく画面内蔵式)

画面上の特定の場所へ指をあてると、マイクロレンズが画面越しにユーザーの指紋を読み取り、ロック状態からわずか0.14秒でアンロックされるとのこと。

バッテリー2基へ同時充電する「SuperVOOC」は、たった10分で40%まで回復

OPPOスマホに欠かせない急速充電「VOOC」は、今回更にレベルアップし、「SuperVOOC」へと名を改めました。と同時に、やっとこさMicro USB端子からUSB Type-C端子へ変更されました。

R17 Proには1,850mAhのバッテリーが2つ組み込まれており、両方に分散して充電することで、最大50W(25W + 25W)という驚異的な高出力を果たしています。バッテリーの総量は3,700mAhとそこそこ大容量でありながら、残量ゼロの状態でもたった10分の充電で40%まで回復でき、フル充電は1時間掛からないとか。QuickChargeやUSB-PD対応のスマホをフル充電するとなると、1時間半ほど待たされるので、半分ほど時短できてしまう計算です。

ありそうでなかった分散充電。急速充電においては合理的そのものなので、今後の主流になりえるでしょう。

SDM710 + 8GB RAM + 128GB ROM

肝心のスペックですが、現状Androidトップを走る「Snapdragon 845」は採用されず、Snapdragon 800番台と600番台の中間に位置する「Snapdragon 710」が組み込まれました。Antutu Benchmark v7のスコアだと、SDM845が27~28万点、SDM660が14万点ちょい、SDM710が16万点後半をマークするので、言葉どおりミドルハイのスペックです。

(ちなみに、無印版R17はSnapdragon 670を搭載。)

実行用メモリ(RAM)としては大容量8GB、ストレージとしては128GBを搭載。Micro SDカードスロットはありません。

価格は4299元。R17よりも高く、Find Xよりも安い

R17 Proの気になるお値段は、4299人民元 = 約7万円。無印版R17(3,199元 = 約5.2万円)よりも高く、カメラがせり出すFind X(4,999元 = 約8.1万円)よりも安い価格付け。

日本での発売は未定ですが、既にR11sとR15 Proを投入してきた実績を踏まえると十分あり得る話ですね。

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