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中国のスマホメーカーOPPOが日本参入!初弾「R11s」ってどんな機種?

  • 2018-01-22
  • 2018-02-01

数日前に日本向けのTwitterアカウント(@OPPOJapan)が開設されたことで、ここ最近の動向注目されていた中国のスマホメーカーOPPOですが、遂に国内市場への参入が決まりました。第一弾としては、同社のメインストリーム「R11s」が投入されるとのこと。

OPPOとはどんな会社なのか?そしてR11sとはどんなスマホなのか?ざっくりではありますが、チェックしてみましょう。

世界のスマホシェア4位に輝く中国メーカー「OPPO」

OPPO(広東欧珀移動通信)は2004年に設立された中国の電子機器メーカーで、現在は主にスマホやオーディオ機器などの開発を行っています。OPPO←の読み方は、そのまま「オッポ」。

中国国内の至るところに実店舗を構える戦略と、具体的で分かりやすいキャッチコピーで販売促進を行った結果、かつて中国国内でトップシェアを誇っていた小米科技(シャオミ)を追い抜き(2015年→2016年)、今や中国国内では1位、そして世界4位の座に輝いています。

中国国内における2016年の売り上げランキングは、1位:OPPO R9、2位:iPhone 6S、3位:Huawei HONOR Joy 5S、4位:Oppo A33、5位:Xiaomi Redmi Note 3といった具合で、強豪iPhoneさえも凌いでいるのだから驚き。

ちなみに、爆発的ヒットを記録した「OPPO R9」は、カメラの画質と急速充電を売りにした機種でした。

日本進出の第一弾「R11s」ってどんなスマホ?

カメラ画質は前面も背面も抜かりなし

「カメラスマホ」をキャッチフレーズにしてきたOPPOのRシリーズですが、R11のカメラもかなり充実しています。

背面には、デュアルレンズカメラが備えられています。メインカメラ1,600万画素+暗所に強いサブカメラ2,000万画素という構成で、十分な光量の得られるシーンではメインカメラで撮影し、暗所ではサブカメラに切り替わる仕組み。

そして、両カメラともf/1.7と非常に明るいレンズを用いているため、ノイズの少ない写真を撮影可能とのこと。

背景をぼかして被写体を浮き立たせる「ボケエフェクト」は2眼カメラならではの撮影方法ですが、これもしっかり実装されています。

自撮り用のフロントカメラにも相当力が入っており、2,000万画素と十分な解像度を確保し、レンズの明るさはf/2.0。

いわゆる「美白効果」のエフェクトは、AIによる画像解析を駆使した本格的なシステムが導入されており、254もの顔の特徴を捉えて分析することで、適したチューニングが施されます。

2,160 x 1,080ピクセル・縦横比18:9のAMOLEDディスプレイ

本体前面には、対角6.01インチの大きなディスプレイが備えられており、解像度はフルHDを縦に伸ばした2,160 x 1,080ピクセル。

また、AMOLED(有機EL)方式を採用することで、沈み込みの深い黒色を再現します。

ZenFone 4と同じSoC「Snapdragon 660」を採用し、ミドルレンジとしてはかなり高性能

SoCとしては、Qualcommのミドルレンジチップ「Snapdragon 660」を採用しており、同じものがASUS ZenFone 4にも載っています。

ミドルレンジとは言っても、Antutuベンチマークは10万点台を記録するので、数世代前のSD800番台に匹敵する高い処理性能を持ちます。参考までに、性能と燃費の良さに定評のある「SD625」は6万点前半なので、実に6割も向上。

なお、実行用メモリは4GBと必要十分。

「5分充電すれば2時間通話できる」急速充電技術

マーケティング上の理由(?)から、QualcommのQuickChargeには非対応ですが、代わりにOPPO独自の急速充電技術「VOOC Flash Charge」をサポート。「5分充電すれば2時間通話できる」と謳います。

5V / 4Aのハイパワーな専用充電器と専用ケーブル(いずれも同梱される)を組み合わせることで、3,000mAhのバッテリーなら30分で75%も充電が可能とのこと。OPPO R11sは3,205mAhのバッテリーを内蔵するので、1時間もあればフル充電できそうです。

グローバルモデルのスペック表

OPPO Globalより、グローバル版R11sのスペックを転載します。

OSAndroid 7.1 Nougat / ColorOS 3.2
プロセッサーQualcomm Snapdrgaon 660
CPU:8コア 2.2GHzx4 + 1.8GHzx4
GPU:Adreno 512
ストレージ64GB
メモリ4GB
ディスプレイ6.01インチ 2,160 x 1,080ピクセル (401ppi) AMOLEDディスプレイ
内側カメラ2,000万画素 f/2.0
外側カメラメイン:1,600万画素 1.12µm f/1.7 電子式手ぶれ補正対応 (IMX398センサー)
サブ:2,000万画素 1.0µm f/1.7 (IMX350センサー)
バッテリー容量3,205mAh VOOC Flash Charge(5V 4Aの急速充電)対応
拡張Micro USB x1、3.5mmオーディオジャック x1
SDカード最大256GBのMicro SDカードに対応
センサーGPS、指紋認証、ホール、加速度、ジャイロ、近接、周囲光、電子コンパス
SIMカードNano-SIM x2
幅 x 厚さ x 高さ75.5 x 7.1 x 155.1mm
本体重量153g
カラーブラック、シャンパーニュ(ゴールド)、レッド

価格は2999元だが、国内向けの価格設定は見もの

OPPO R11sの中国国内での販売価格は、2999人民元。現在の日本円レートでは約5.2万円、つまり国内版ZenFone 4とちょうど同じくらいになりますが、国内向けの価格設定がどうなるのか、見ものですね。

フラッグシップキラーこと「OnePlus」はどうなる?

個人的にとても気になるのが、OPPOの子会社であるOnePlusによるフラッグシップスマホ「OnePlus」シリーズ。

現行のOnePlus 5Tには、Snapdragon 835に最大8GBのメモリなど、スマホとしては現状最高峰の怪物スペックが詰め込まれています。しかし、お値段は約6~7万円と、他社のフラッグシップスマホよりも安い価格設定から、「フラッグシップキラー」との愛称で親しまれています。

もし、OPPOが本格的に国内展開となれば、OnePlusシリーズの日本上陸も現実味を帯びてきますね。

ハードウェア(対応周波数帯)もソフトウェア(日本語化など)も、既に国内発売されてもおかしくないレベルまで仕上がっていますから、「技適マーク」さえ付いてしまえば、国内で大手を振るうこと間違いないでしょう。

さて…どうなる!?

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