ニュース

しずく型ノッチと画面内指紋センサー搭載「OnePlus 6T」発表

  • 2018-10-30
  • 2018-10-30

中国のスマホメーカーOnePlus(一加)より、新型「OnePlus 6T」がリリースされました。

ディスプレイ上部には滴(しずく)型のノッチが設けられたほか、背面にあった指紋認証センサーの代わりにディスプレイ内蔵式センサーを搭載。ノッチはより小さくなって背面から指紋センサーが消えたことで、以前よりもすっきりしたルックスとなっています。

3→3T→5→5T→6→6Tの流れで、メジャーチェンジを施した“無印版”とそれを基にマイナーチェンジを施した“T版”を交互に売り出してきたOnePlusですが、今回も同様にOnePlus 6の改良版として6Tが登場。スペックは殆ど変わらず、OnePlus 6同様にQualcommのハイエンドチップ「Snapdragon 845」に6GBまたは8GBの実行用メモリを搭載します。

OnePlus 6T – OnePlus (United States)

OnePlus 6T vs OnePlus 6 スペック比較表

OnePlus 6T OnePlus 6
SoC Snapdragon 845 AIE
CPU:8コア 4x 2.8GHz + 4x 1.8GHz
GPU:Adreno 630
ストレージ 128GB、256GB UFS2.1 64GB、128GB、256GB UFS2.1
メモリ 6GB、8GB LPDDR4X
有機ELディスプレイ 6.41インチ 2,340 x 1,080 6.28インチ 2,280 x 1,080
背面メインカメラ 1,600万画素・IMX519・1.22µm・f/1.7
背面サブカメラ 2,000万画素・IMX376K・1.0µm・f/1.7
手ぶれ補正 光学式 + 電子式
4K動画撮影 最高60fps
スローモーション撮影 1080p@240fps、720p@480fps
インカメラ 1,600万画素・IMX371・1.0µm・f/2.0
バッテリー容量 3,700mAh 3,300mAh
急速充電 OnePlus Fast Charge (最大5V/4A)
USB端子 USB 2.0 Type-C
イヤホンジャック 無し 有り
SDカード 非対応
SIMカード Nano-SIM x2
筐体素材 ガラス
カラー ミラー・ブラック、ミッドナイト・ブラック ミラー・ブラック、ミッドナイト・ブラック、シルク・ホワイト
筐体寸法 幅74.8mm
厚み8.2mm
高さ157.5mm
幅75.4mm
厚み7.75mm
高さ155.7mm
本体重量 185g 177g

対応周波数帯は変わらず以下のとおり↓

  • FDD-LTE:B1, B2, B3, B4, B5, B7, B8, B12, B17, B18, B19, B20, B25, B26, B28, B29, B30, B32, B66, B71
  • TD-LTE:B34, B38, B39, B40, B41
  • TD-SCDMA:B34, B39
  • WCDMA:B1, B2, B4, B5, B8, B9, B19
  • CDMA:BC0, BC1
  • GSM:850MHz, 900MHz, 1800MHz, 1900MHz

滴形ノッチのある有機ELディスプレイ

目に見える最大の変化はディスプレイのノッチ。OnePlus 6にはiPhone XっぽいM字型ノッチが備わっていましたが、今回の6Tは極限まで小型化した滴形ノッチへと変わり、より“ベゼルレス度”が高まりました。

有機ELディスプレイはOnePlus 6(6.28型・2,280 x 1,080)よりも縦長な6.41インチ・2,340 x 1,080ピクセルとなり、表示できる情報が増しています。

指紋認証センサーは背面からディスプレイ内蔵式へ

OnePlus 5Tと6は背面に指紋認証センサーを搭載していましたが、6Tでは遂にディスプレイ内蔵式センサーが組み込まれ、背面からは綺麗サッパリ姿を消しました。ロック画面には指紋のアイコンが表示され、予め登録した指でタッチするとロック解除されるという仕組み。

vivo NEX SやXiaomi Mi8 Proでは既に画面指紋センサーが採用されているものの、軒並みスピードはいまいちなので、6Tにも過度な期待はできません。幸いにも高速な顔認証をサポートしているため、真っ暗闇でなければ指紋認証を待たずにロック解除できます。

イヤホンジャック、遂に消える

見逃せないのがイヤホンジャック。永らく温存されてきたイヤホンジャックが遂に消え失せ、6TはUSB Type-C端子のみとなりました。同梱されるUSB-C to 3.5mmジャックアダプターを挟んで有線イヤホンを使う、USB-C接続のイヤホンを購入する、思い切ってBluetoothへ乗り換える、選択肢はこの3つです。

OnePlus側としてもしっかり代替策を用意していて、ワイヤレスイヤホン「OnePlus Bullets Wireless」は69ドル、USB-Cイヤホン「Type-C Bullets Earphones」は19.95ドルといずれも手頃なお値段。

もしかして、バッテリー容量が400mAh増えたのはイヤホンジャック廃止の恩恵かな…?

デュアルカメラはソフト面で強化

背面のデュアルカメラはレンズもスペックも変更ありませんが、ソフトウェア面で進化しています。

新たな撮影モード「Nightscape」では、ノイズ軽減やHDRや手ぶれ補正を組み合わせることで手持ちでも綺麗な夜景が撮れるとのこと。ポートレートモードで撮影した写真のライティングを調節できる「Studio Lighting」モードも追加されました。

動画に関してはOnePlus 6と何ら変わらず、4K@60fps撮影に対応しているほか、1080p@240fpsまたは720p@480fpsのスローモーション撮影を楽しめます。

価格はほぼ据え置き

最も安価な6GB RAM + 128GB ROMモデルは549ドル = 約6.2万円、8GB + 128GBは579ドル = 約6.5万円、8GB + 256GBは629ドル = 約7.1万円。11月1日よりoneplus.comにて販売予定です。

ちなみに前回のOnePlus 6は6GB + 64GB:529ドル、8GB + 128GB:579ドル、8GB + 256GB:629ドルというラインナップでした。最安モデルは64GBから128GBへ倍増されたことで価格も20ドル高くなっていますが、後の2モデルは据え置きで、純粋に中身だけパワーアップしたことになりますね。

OnePlus 6 / 6GB RAM + 64GB ROM SIMフリースマホ

コメントお待ちしています

記事に関係あることでしたら、なんでもお書き下さい!頂いたコメントは公開前に管理人が一読し、問題がなければ承認します。

誠にお恥ずかしながら、たまに記事の誤記などを指摘して頂くことがあり、とても助かっております。どんなに小さなミスでも構いませんので、もし誤記や誤報を見つけましたらぜひお知らせ下さい。

批判には誠意をもって対応致しますが、アンチはスルーします。スパムはシステムのフィルターに引っ掛かるため、確認すらしていません。スパムは嫌いです。