レビュー

OnePlus 6 レビュー:外観、ディスプレイ、性能や発熱について(Part1)

  • 2018-06-27
  • 2018-07-17
8/10
  • SDM845搭載で怪物スペックなのに、お財布に優しい
  • 発色優れる有機ELディスプレイ
  • デュアルカメラは格段に良くなり、4K60fps動画も撮れるように
  • 100%日本語対応で便利機能満載のOxygenOS
  • 3.5mmイヤホンジャック搭載
  • au VoLTE回線では使えない(Mi MIX 2Sは使える)
  • ガラスボディなのに無線充電には非対応(Mi MIX 2Sは対応)
  • カメラアプリが少し素っ気ない
  1. 外観、ディスプレイ、性能や発熱について
  2. 著しく進化したデュアルカメラ
  3. 便利機能、セキュリティ、通信面について
  4. 購入方法と販売リンク、割引クーポン情報

中国OPPO傘下のOnePlusが今年5月中旬にリリースした最新スマホ「OnePlus 6」。8GB RAM + 128GB ROMのミッドナイトブラックモデルを自腹で購入したので、詳しい実機レビューをお届けします。

スマホの頂点に君臨するSnapdragon 845チップ、発色に優れる有機ELディスプレイ、光学手ブレ補正や4K60fps動画撮影にも対応した高性能なデュアルカメラなどなど、ロマン溢れるハイエンド要素を詰め込みまくったこの機種ですが、お値段は5万円台~7万円弱。iPhone XやGalaxyなど他社のフラッグシップ機よりも安価で、お財布に優しいのが最大の魅力です。

Googleサービスや日本語ロケールが最初から入っているうえ、ドコモやソフトバンクの回線をほぼ完璧にカバーしているので、国内未発売ながら日本人ライクな仕上がり。レビュー前にも関わらず、既に当ブログのリンク経由で売れまくっている一台です!

OnePlus 6 / 6GB RAM + 64GB ROM SIMフリースマホ

OnePlus 6の主な仕様

OSAndroid Oreo / Oxygen OS
プロセッサーQualcomm Snapdrgaon 845
CPU:8コア 4x Cortex A75@2.8GHz + 4x Cortex A55@1.8GHz
GPU:Adreno 630
ストレージ64GB、128GB、256GB UFS 2.1 2-LANE
メモリ6GB、8GB LPDDR4X
ディスプレイ6.28インチ 2,280 x 1,080ピクセル AMOLEDディスプレイ
内側カメラ1,600万画素 1.0µm f/2.0 電子式手ぶれ補正対応 (IMX371センサー)
外側カメラメイン:1,600万画素 1.22µm f/1.7 光学式+電子式手ぶれ補正対応 (IMX519センサー)
サブ:2,000万画素 1.0µm f/1.7 (IMX376Kセンサー)
バッテリー容量3,300mAh DashCharge(5V 4Aの急速充電)対応
拡張USB Type-C(2.0) x1、3.5mmオーディオジャック x1
SDカード非対応
センサーGPS、指紋認証、ホール、加速度、ジャイロ、近接、周囲光、コンパス、センサーハブ、NFC
SIMカードNano-SIM x2
幅 x 厚さ x 高さ75.4 x 7.75 x 155.7mm
本体重量177g
防水・防塵性生活防水に対応(IP等級は非公開)
カラーMirror Black(ミラーブラック)、Midnight Black(ミッドナイトブラック)、Silk White(シルクホワイト)、Red(レッド)

パッケージと付属品

筆者が初めて手にしたOnePlusスマホは3Tでしたが、それから今までパッケージデザインは一切変わること無く、真っ白な箱にナンバリングが薄っすら描かれています。

OnePlus 6 パッケージ

付属品を並べてみました↓ USB充電器とUSB-Cケーブルはもちろんのこと、専用のソフトケースまでもが付いてきます。

OnePlus 6 同梱物

同梱される充電器とケーブルは、OnePlus独自の充電規格「Dash Charge」に対応しており、この2つを組み合わせることで急速充電が可能です。充電器には「DASH」のロゴが描かれていて、ケーブルは紅白の塗装が施されているので、他の機器と見間違えようがありません。

OnePlus 6 充電器とケーブル

新しいけど揺るがないボディ

「ミッドナイトブラック」は金属っぽさ残したガラスボディ

OnePlus 6のカラーバリエーションは「ミッドナイトブラック」「ミラーブラック」「シルクホワイト」の3色展開で、すべて背面はガラスで覆われています。

【追記】新たにレッドモデルが追加され、計4色展開に!

ミラーブラックは、ガラスの質感をそのまま活かした光沢仕上げで、iPhone 7のジェットブラックに近い風合いです。ミッドナイトブラックとシルクホワイトは、一見するとメタルボディにも思える艶消し仕様で、ミラーブラックよりも指紋は目立ちにくくなっています。3色とも実に気品のあるデザインに仕上がっていますが、宝飾感が最も際立つのはシルクホワイトで、指紋認証センサーやロゴやフレームは金色に塗装されています。

筆者が今回選んだのは、最も無難であろう「ミッドナイトブラック」。現物を目にしたときは、本当にガラスボディなのか?と疑いたくなるほどガラスっぽさは感じられず、メタルOnePlusのDNAを引き継いでいる印象を受けました。これほどまでに指紋が目立たないガラスボディは初めてです。

OnePlus 6 背面

こう見えても正真正銘のガラスです↓

OnePlus 6 背面 OnePlus 6 背面

背面のデュアルカメラは飛び出しており、指紋リーダーはほんの少し凹んでいます。

OnePlus 6 背面カメラ

下部には「Designed by OnePlus」の刻印が。

OnePlus 6 背面 刻印

各端子や物理ボタンの配置

底面にはUSB Type-C端子、3.5mmイヤホンジャック、スピーカーとマイクが設けられています。ここら辺の配置はOnePlus 3以降揺るぎなく、今回もまたイヤホンジャックを温存してくれました。

OnePlus 6 底面

OnePlus特有の3段トグルスイッチも健在。ただ、5Tまでは本体左側面に設けられていましたが、6では反対側へ移され、SIMカードスロットと入れ替わるようなかたちに。電源ボタンは従来同様、右側面にあります。

OnePlus 6 右側面

左側面には、音量調整ボタンとNano-SIMカードスロットが設けられています。よく見ると、スロットとボタンの間にアンテナバンドが新設されていることがわかりますね。

OnePlus 6 左側面

なお、側面フレームとボタン類はすべて金属製です。

ガラスボディで従来機よりも重いのに、ワイヤレス充電は無し

本体重量の移り変わりを振り返ってみると、OnePlus 3および3Tは158g、OnePlus 5は153g、5Tは162g、そして今回の6は177g。5Tに比べ15g、3・3Tと比べると20gほど重くなっており、ガラスボディの採用がその要因であることは言うまでもありません。

同等サイズのiPhone 8 Plusが202g、Xiaomi Mi MIX 2Sが189gであることを考えると、まあ許容範囲内ではあります。しかしながらワイヤレス充電が盛り込まれた訳ではないので、ガラス採用やそれに伴う重量化は、どうしても道理にかなったものとは思えないのです。

ディスプレイ

5Tよりも縦長になり、ノッチが付いた

一般的だった縦横比16:9のフルHDディスプレイから脱し、18:9 = 2:1の2,160 x 1,080縦長画面へ変わったのが前作の5T。今回の6は、5Tよりも更に縦に長い19:9の2,280 x 1,080ピクセルへ変更され、OnePlus史上最も大きな6.28インチになりました。

ただし、画面上部にはカメラや受話口を収める「ノッチ」(切り欠け)が設けられていて、四隅はボディのフォルムに沿って丸く切り取られているので、表示領域そのものは2,280 x 1,080よりも少なくなります。(スクリーンショットは2,280 x 1,080でした)

OnePlus 6 ディスプレイ

左にOnePlus 5T、右にiPhone Xを並べ、サイズ感を比較↓ iPhone Xにならってノッチスタイルを導入することで、ボディサイズそのものは維持しており、持ち心地を損なうことなく大画面化しています。

OnePlus 5T、OnePlus 6、iPhone X

ノッチが気に食わないなら、設定→ディスプレイ→ノッチ表示で「ノッチ領域を非表示」を選べばOK。

鮮明な色と黒の沈み込みが美しい有機EL

これまで同様、AMOLED(Active Matrics Organic Light Emitting Diode)という有機EL方式のディスプレイが採用されています。

通常の液晶ディスプレイは、バックライトから照射された光がカラーフィルタを通ることで“色”を再現する仕組みに対し、有機ELは画素そのものが発光するシンプルな構造。両者の違いが顕著に現れるのは“黒色”で、液晶では白っぽくくすんだ黒色になってしまいますが、画素ごと消灯できる有機ELの場合、沈み込みのある“ホンモノの黒色”を映し出せます。

有機ELの特性上、直射日光下では見えづらくなると言われがちですが、それを改善したのが「Optic AMOLED」。周囲光にあわせてコントラストや色合いをチューニングすることで、視認性を高めているのだとか。

外へ持ち出して使ってみたところ、液晶のMi MIX 2Sよりも見やすいと感じたくらいなので、危惧する必要は全く無いでしょう。そこへPDA工房さんの反射低減・防指紋フィルム「Perfect Shield OnePlus 6」を貼れば、真っ昼間であっても快適に使えますよ。

PDA工房 防気泡・防指紋!反射低減保護フィルム 『Perfect Shield OnePlus 6』

ボタンを表示せず操作できる「ナビゲーションジェスチャー」

設定アプリ→ボタン→ナビゲーションバーとジェスチャーでは、画面下部にある操作ボタンの表示スタイルをカスタマイズ可能。

初期状態では「固定ナビゲーションバー」にチェックが入っていますが、「ナビゲーションジェスチャー」を選べば、ボタンを一切使わないiPhone X風(というかほぼiPhone Xと同じ)のジェスチャーモードを体験できます。完全なフルスクリーン表示となるので、Webページやニュースアプリ等ではより多くのコンテンツを一気見できますし、異なるアプリを2つ分割表示する「マルチウィンドウ」との相性も抜群です。

  • ホームへ戻る:画面下部中心を上へスワイプ
  • アプリ履歴を表示:画面下部中心を上へスワイプした後、指を止める
  • 一つ前の画面へ戻る:画面下部右または左を上へスワイプ

実際の動作↓

パフォーマンス

Snapdragon 845チップ搭載なのにお財布に優しい

OnePlusはOPPO社のハイエンドブランドとして発足し、「リリース時点で可能な限りの高性能を詰め込み、より安価で提供する」という姿勢は、初代「OnePlus One」から現在に至るまで一寸もブレていません。

OnePlus 6には、Qualcomm製の最上位チップ「Snapdragon 845」が搭載され、Galaxy S9やXperia XZ2といった名だたるフラッグシップと同等の処理性能を実現。にも関わらず、定価は529ドル~629ドル(5万円台~7万円弱)と他社のSDM845搭載機よりも控えめで、「フラッグシップキラー」との愛称で親しまれるのにも十分納得できるハイコスパっぷりです。

ベンチマークテスト結果

処理性能を比較するうえで欠かせないベンチマークテスト。今回はひとまずAntutu Benchmark v7と旧バージョンのv6、そしてCPUの処理能力を測るGeekbench 4で、各回のバラツキを見るため3回連続で測りました。

まずは最もポピュラーなAntutu v7↓ なんと28万点を超えました。

  • CPUスコア
  • GPUスコア
  • UXスコア
  • MEMスコア
  • OnePlus 6 (8GB RAM)Snapdragon 845
    289018
  • Xiaomi Mi MIX 2S (6GB RAM)Snapdragon 845
    270138
  • OnePlus 5T (8GB RAM)Snapdragon 835
    214590
  • OnePlus 5 (6GB RAM)Snapdragon 835
    213448
  • Huawei P20 ProHiSilicon Kirin 970
    206033
  • Apple iPhone XApple A11 Bionic
    202949
  • Elephone U ProSnapdragon 660
    141339
  • Huawei novaSnapdragon 625
    78062

旧バージョンのAntutu v6もテスト↓

  • 3Dスコア
  • UXスコア
  • CPUスコア
  • RAMスコア
  • OnePlus 6 (8GB RAM)Snapdragon 845
    228706
  • Apple iPhone XApple A11 Bionic
    211072
  • Xiaomi Mi MIX 2SSnapdragon 845
    211063
  • OnePlus 5T (8GB RAM)Snapdragon 835
    187131
  • OnePlus 5 (6GB RAM)Snapdragon 835
    184504
  • Huawei P20 ProHiSilicon Kirin 970
    175829
  • Apple iPhone 7Apple A10 Fusion
    166093
  • OnePlus 3TSnapdragon 821
    162356
  • Huawei Mate 9HiSilicon Kirin 960
    136192
  • Elephone U ProSnapdragon 660
    117533
  • Huawei nova lite 2HiSilicon Kirin 659
    68298
  • Xiaomi Redmi 5 PlusSnapdragon 625
    60777

CPUの処理能力を測るGeekbench 4↓

  • マルチコアスコア
  • シングルコアスコア
  • Apple iPhone XApple A11 Bionic
    10167 4193
  • OnePlus 6 (8GB RAM)Snapdragon 845
    9090 2476
  • Xiaomi Mi MIX 2SSnapdragon 845
    8894 2425
  • OnePlus 5 (6GB RAM)Snapdragon 835
    6874 1968
  • Huawei P20 ProHiSilicon Kirin 970
    6781 1891
  • OnePlus 5T (8GB RAM)Snapdragon 835
    6330 1995
  • Elephone U ProSnapdragon 660
    5831 1630
  • OnePlus 3TSnapdragon 821
    4464 1883
  • Huawei novaSnapdragon 625
    4133 865

最大8GBのRAM + 高速なUFS 2.1ストレージ

64GBモデルには6GB、128GBと256GBモデルには8GBもの実行用メモリ(RAM)が内蔵されており、アプリの同時起動にも物ともせず耐えます。(今回入手したのは、8GB RAM + 128GB ROM)

そして、ストレージにおいても抜かりなく、パソコンのSSD並に速いUFS2.1規格を採用。ストレージ速度を測る「AndroBench」では、シーケンシャルリード700MB/s超えを叩き出しました。

一つ残念な箇所を挙げるとするならば、Micro SDスロットが備わっていない点。4K動画を撮りまくってると、あっという間にストレージ圧迫されるので、ビデオカメラとして活用したいなら256GBモデルを選びたいところ。

Mi MIX 2SよりもCPU温度高めだけど、実用上支障なし

SDM845仲間であるMi MIX 2Sは、3Dゴリゴリのゲーム(PUBG Mobileなど)を長時間プレイしていると筐体全体がそこそこ熱を持つため、OnePlus 6に対しても同様の懸念を抱いていました。

PUBG Mobileを最高設定(HDR画質 + ウルトラfps)でプレイし、「CPU Monitor」というアプリを用いてCPUとバッテリーの温度を1分ごと測ったところ、このような結果に↓ ●がCPUの温度で、xがバッテリーの温度。赤がOnePlus 6、灰がMi MIX 2S、そして青がOnePlus 5T。

まずCPUの温度ですが、Mi MIX 2Sよりも5℃ほど高くなっており、5Tよりも10℃以上高温。CPU温度だけ見ればアツアツなのか?と思いきや、一方のバッテリー温度はMIX 2Sのほうが若干高温で、5Tと大差ない水準であることが分かります。

5Tよりも発熱しやすい傾向はあるものの、体感上ではMi MIX 2Sよりも低熱で動作も安定している印象を受けるので、チップうんぬんよりも筐体構造が大きく影響しているのかもしれません。

そこそこ長持ちするバッテリーと爆速充電「DashCharge」

気になる電池の持ち具合は、ごく一般的な水準。

Web閲覧や写真編集といった日常作業を自動で繰り返し、100%のバッテリー残量が20%に達するまでの駆動時間を測る「PCMark Work 2.0 Battery life」で調べたところ、旧型5Tと大差無い結果に。性能引き上げつつも電池持ちは維持しています。

  • Xiaomi Redmi 5 PlusSnapdragon 625
    12:16
  • Huawei P20 ProHiSilicon Kirin 970
    10:00
  • Xiaomi Mi MIX 2SSnapdragon 845
    9:48
  • OnePlus 5Snapdragon 835
    9:29
  • Xiaomi Mi MIX 2Snapdragon 835
    9:03
  • OnePlus 5TSnapdragon 835
    8:58
  • OnePlus 6Snapdragon 845
    8:45
  • Elephone U ProSnapdragon 660
    8:28
  • Huawei P10 liteHiSilicon Kirin 658
    7:41
  • OnePlus 3TSnapdragon 821
    7:03
  • Huawei nova lite 2HiSilicon Kirin 659
    6:50

OnePlus独自の急速充電テクノロジー「Dash Charge」は凄まじく、たとえバッテリー残量が1桁でも、1時間半あればフル充電が可能です。

ただ残念なことに、Dash Charge以外の急速充電は受け付けてくれません。SDM845チップは本来QuickCharge 3.0/4.0とUSB-PDをサポートしているものの、いずれも端末側で無効化されているようです。

また、Dash Chargeを発動させるためには充電器とケーブルの両方を純正品で揃えねばならず、万が一どちらか一方が壊れてしまったら単品で取り寄せねばなりません。純正品はごく一部の海外ショップでしか手に入らず、サードパーティ製品は出回っていないのが現状ですので、あまりユーザーライクとはいえませんね。

OnePlus 6 / 6GB RAM + 64GB ROM SIMフリースマホ

次のページでは、新しくなったデュアルカメラの実力をチェックしていきます!

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