レビュー

OnePlus 5 レビュー:性能も使い心地も大満足!Mi6から乗り換えます

  • 2017-08-17
  • 2017-11-05
9/10
  • Snapdragon 835をはじめとするAndroid最高峰スペック
  • 大画面の割に軽量。持ち易いメタルボディ
  • 黒の沈み込みや色彩豊かな有機ELディスプレイを採用
  • イヤホンジャックを装備
  • 完全に日本語対応したOxygenOS
  • スクロール時に映像が歪む「ジェリースクロール問題」発生
  • VoLTE非対応。UQmobileで使えない

既にTwitterにも載せていますが、中国メーカーOnePlusがグローバル向けとして展開するスマートフォン「OnePlus 5」を購入したので、実機を用いたレビューをお届けしていきます。

Androidとしは最高峰の性能を持つQualcommの最上位SoC「Snapdragon 835」を搭載するほか、大容量かつ高速なメモリやストレージを内蔵。iPhone 7やSamsung Galaxy S8等と対等に戦える性能を盛り込みつつ、価格を5万円台に抑えており、そのコストパフォマンスの良さ故に生まれたフレーズが「フラッグシップキラー」

これまで、同じくスナドラ835を載せる「Xiaomi Mi6」を使ってきましたが、OnePlus 5の使いやすさはそれを上回ると実感しました。実勢価格を比べると、Mi6よりやや割高であるものの、買って良かった!と大満足です。

書きたい事が山盛りで、とても一記事に纏められそうにありません。初めてのレビューとなる今回は、外観を含めOnePlus 5の全貌をご紹介し、パフォーマンスおよびベンチマークについては後日じっくりチェックしていく予定です。

OnePlus 5

目次

注文〜届くまでの流れ・開封の儀

毎度おなじみGearBest.comにて購入

OnePlus 5は国内未発売のスマホなので、もし国内で手に入れるならば、秋葉原のショップやヤフオク辺りが狙い目。ただ、その殆どが開封済みだったり割高だったりするので、海外から取り寄せてしまったほうが手っ取り早くて安上がりなのです。

という訳で、当ブログではお馴染みの中国の通販サイトGearBest.comより個人輸入し、お値段は467.82ドル(約5.1万円)。配送方法に関してですが、DHLは高いので「Priority Line」を選びましたが、注文した5日後に無事受け取ることが出来ました。新製品なのでしばらく掛かるかな〜なんて思っていましたが、案外と早く着いてびっくり。

開封の様子

まずは開封の様子と付属品についてご紹介します。

箱は一見すると旧型のOnePlus 3Tそっくりで、届いた時は「え、間違えて3T買っちゃった!?」と焦りましたが、表には薄っすらと「5」の文字が。

OnePlus 5 パッケージ

同梱物を広げると、下のような感じ。

OnePlus 5 同梱物

iPhoneに触発されたのか、OnePlusオリジナルのステッカーが付属。中華スマホでありながらグローバル向けの機種なので、クイックスタートガイドは中国語ではなく英語表記でした。

OnePlus 5 説明書やステッカー

充電器は「Dash Charge」対応。ケーブルは赤くてお洒落

同梱されるUSB充電器は、OnePlus独自の急速充電規格「Dash Charge」に対応しており、最大5V/4Aで出力されます。

また、この充電器さえあれば汎用のケーブルでも高速充電されるので、充電器とケーブル共に純正品を使わなければならない「Huawei スーパーチャージ」よりも扱いやすいです。OnePlus 3T同様に、付属のUSB-Cケーブルはパッケージ色と同じく赤+白のツートン仕上げでなかなかお洒落。

OnePlus 5 充電器とケーブル

所有感を満たしてくれる高品質なボディ。デザインは無難だが好感度高い

前面には5.5インチのディスプレイ。スマホとしては大型だがiPhone 7 Plusよりもスリム

本体前面には、5.5インチのOptic AMOLEDディスプレイが備えられています。

5.5型ということは、最も大きなiPhoneである7 Plusと同じですが、OnePlus 5は左右のベゼル(画面縁)を狭めることにより、本体横幅は7 Plusよりも4mmほどスリムです。尚且つ、7 Plusと同じくらい薄型(7.25mm)なので、iPhone Plusよりも確実なグリップ感を得られます。

OnePlus 5 デザイン ディスプレイ面

指紋認証センサーを兼ねるホームボタン

ディスプレイの下には、指紋認証センサー内蔵式のホームボタンが取り付けられています。物理的に押し込めそうな雰囲気ですが、あくまでもタッチ操作のみ。

また、下の画像からは分かりませんが、ホームボタンの左右にそれぞれバックライト付きのタッチボタンが内蔵されています。片方は「戻る」、もう片方は「タスク」という、Androidではお馴染みのボタン配列です。

OnePlus 5 デザイン ホームボタン周り

フロントカメラと受話口

画面の上には、OnePlus 3より強化された1,600万画素のフロントカメラと、受話口が設けられています。この辺のパーツ配置はiPhoneとほぼ同じ。

OnePlus 5 デザイン フロントカメラと受話口

マットな手触りが心地よい背面。アンテナバンドは3Tよりも控えめに

従来と比べ特に変化が大きいのは本体背面で、左上には双眼鏡型のデュアルレンズカメラが新設されたほか、アンテナバンドが目立たなくなりました。色合いやマットな手触りは3Tと同じなので、基本的な風合いは引き継ぎつつも、より今っぽくなった変身した感じです。

全体的にはiPhone 7 Plusに激似で、OnePlusのオリジナリティなるものは感じられませんが、まあ格好良いので良しとしましょう。

OnePlus 5 デザイン 背面

ちなみに、下が一世代前のモデルにあたるOnePlus 3T。デザインに関しては人それぞれ好みの別れるところですが、個人的にはゴツい印象の3Tよりもスッキリまとまった5の方が好きですね。

OnePlus 3Tの背面の様子

OnePlusシリーズ初のデュアルレンズカメラ

今やトレンドと化した「デュアルレンズカメラ」ですが、OnePlus 5は同シリーズ初の採用となり、本体背面の左上に取り付けられています。カメラユニットが表面よりも若干盛り上がっているため、ケースを付けずに机へ置くとガタついてしまうのは難点。

その横には、白色+褐色の2灯式フラッシュライトと、ビデオ撮影時に使うマイクの穴があります。

OnePlus 5 デザイン 背面カメラ

USB-Cポートは底面に配置。イヤホンジャックもあり

充電とデータ転送を担う端子は、本体側面に備えられたUSB Type-Cです。両面リバーシブルなので、繫ぐ度に裏表を確認せず済みます。

また、個人的にとても喜ばしいのが、3.5mmイヤホンジャックをしっかり装備している点。iPhone 7やXiaomi Mi6にはこれが無いため、従来の有線イヤホンを使うにはいちいち変換ケーブルを挟まなくてはならず、さもなければBluetooth接続の機器が必要になるのです。

イヤホンジャックと引き換えに、防水・防滴には非対応なOnePlus 5ですが、「イヤホンと防水のどっちを選ぶ?」と聞かれたら、筆者としてはイヤホンを優先しますね。

5つ空いている穴はスピーカー。音質はイマイチで、iPhone 7やZTE AXON 7みたいなデュアルスピーカーでもないため、ゲームや動画の迫力を楽しみたいならイヤホン・ヘッドホン必須となります。

OnePlus 5 デザイン 底面

音量調節ボタンとマナーモードスイッチ

本体左側面には、音量調節ボタンと3段トグルスライダーがあります。スライダーはOnePlus独自の3段階構造で、標準モード・おやすみモード・マナーモード(サイレント)を順に切り替えられる仕組みです。

OnePlus 5 デザイン 音量調節ボタンとマナーモードスイッチ

SIMスロットはNano-SIM x2枚構成。その近くに電源ボタン

反対の右側面には電源ボタンがあり、その上にはSIMカードを入れるスロットが設けられています。中身は2つのNano-SIMスロットで、4G+3GのDSDS(2回線同時待ち受け)が可能です。

通信面の仕様や検証結果に関しては、後ほど詳しくご紹介します。

OnePlus 5 デザイン SIMカードスロット

OnePlus 5

ディスプレイの発色は素晴らしい!が、しかし…

OnePlus 5 Optic AMOLEDディスプレイ

有機ELを改良した「Optic AMOLEDディスプレイ」。視認性も発色も良好

AMOLEDとは有機ELパネルの一種で、発色や省電力性に優れているという利点はあるものの、屋外では視認性が悪くなると言われています。その弱点を改善すべく、2枚の偏光板を組み込むことで視認性を向上させた「Optic AMOLED」が用いられており、この技術はOnePlus 3や3Tから継承しています。

先日、記事に使う写真の撮影も兼ねて外へ持ち出しましたが、直射日光をもろに浴びなければ、通常のディスプレイと変わらぬ見やすさだと感じました。アンチグレア・防指紋タイプの保護フィルムを貼れば、視認性も操作性もさらに良くなりそうなので、先日PDA工房さんのフィルムを注文。到着が待ち遠しいです。

有機ELならでは発色良さは、一度みたらやみつきになるでしょう。通常のLEDディスプレイに比べ黒色の深みが素晴らしく、高いコントラスト比も特徴的です。

フルHD解像度で、非常に高精細

ディスプレイ解像度は縦1,920 x 横1,080のフルHDで、ピクセル密度は401ppi。いずれもiPhone Plusと全く同じ仕様です。

最近では、WQHD(Vernee Apolloなど)や4K(Xperia XZ Premiumなど)という超高解像度を備える機種もありますが、消費電力が増してしまうというデメリットも併せ持ちます。実用性やバランスを考えると、FHD程度がちょうど良いのかなと。

OnePlus 5最大の欠点は「ジェリースクロール」だ!

決定的な欠点が見当たらないだけに、「ジェリースクロール」だけは本当に残念。言葉で説明するより観てもらった方が早いので、下の動画をどうぞ。

調べてみたところ、ディスプレイの設置方法、つまりハードウェアの問題であるとの見方が有力です。配線の都合上、OnePlus 5のディスプレイユニットは上下逆向きに取り付けられているようで、上から下へ更新される映像と噛み合わず、スクロール時に映像がジェリー状に歪んでしまいます。

「気になって仕方ない!」という方も居れば、「面白いエフェクトじゃん」と軽視している方も居り、違和感には個人差があるようで、幸い筆者はさほどストレスを感じていません。ただ、言われなくても気付くレベルであることは確かなので、割り切って使うか慣れるほかありませんね。

モノクロで目に優しい「閲覧モード」

夜、電子書籍を読んだりWebページを閲覧する際に重宝しそうなのが「閲覧モード」という機能で、オンにすると映像は全てモノクロ化され、紙っぽい色合いになります。暖色寄りの色へチューニングし、目を保護するための機能はよく見かけますが、それに加えてモノクロ化は良いアイディアだと思います。

OnePlus 5 閲覧モード

スマホトップクラスの性能が約5万円で手に入る幸せ

冒頭でも触れたように、中華系通販サイトにおけるOnePlus 5の実勢価格は、今回レビューしている下位版で約5万円ほど。

国内の格安スマホに当てはめると、Huawei Mate 9やZTE AXON 7、iPhone SE辺りが買える訳ですが、OnePlus 5はそれらを遥かに凌駕する処理性能を持っており、現状あるスマホの中でもトップクラスのスペックです。この抜群なコストパフォマンスこそ、人気を博す理由と言えるでしょう。

目玉はAndroid最高峰のSoC「Snapdragon 835」

やはり、何と言っても目玉は「Snapdragon 835」。これは、Qualcommが今年の冬に公開したハイエンドSoCで、Samsung Galaxy S8やHTC U11などの名の知れたフラッグシップスマホにも載っています。

CPUは、8つのKryo 280コアから成るオクタコアで、内訳は高性能な2.45GHzと効率重視の1.9GHzそれぞれ4コアずつ。Snapdragon 820/821は4コアだったので、大幅なリニューアルです。グラフィック処理を担当するGPUとしては、Adreno 540を内蔵します。

Qualcommによれば、2世代前のSnapdragon 820に比べCPUは20%、GPUは25%もの性能向上を果たし、プロセスルールを14nmから10nmへ微細化することにより25%の省電力化も実現したとのこと。

競合相手は、やはり同一SoCを搭載する中華スマホ「Xiaomi Mi6」や「ZTE Nubia Z17」になりますね。

Antutu Benchmarkは18万点超え!

毎回おなじみのAntutu Benchmarkのスコアは、なんと18万点超えを記録。性能ほぼ同じのXiaomi Mi6は、筐体が防滴仕様になったのと引き替えに発熱が大きく、その影響を受けてかスコアは17万点台で頭打ち。

OnePlus 5 Antutu

Xiaomi Mi6、Mi5s、iPhone 7の実機が手元にあるので、スコアを比べてみました。総合スコアに劇的な違いは見られないものの、特に差が出たのはGPUの性能を示す3Dスコアで、OnePlus 5はiPhone 7の約1.6倍、スナドラ821搭載のXiaomi Mi5sの約1.3倍となりました。

OnePlus 5、Xiaomi Mi6、Xiaomi Mi5s、iPhone 7 Antutuスコア比較

【2017年8月30日追記】この記事を投稿してから2週間ほどが経ちましたが、OnePlus 5のベンチマーク結果や発熱具合、そして電池持ちなど、パフォーマンス面に特化した別記事「OnePlus 5の性能・発熱・電池持ちなど検証。Xiaomi Mi6との比較も」を投稿しました。

Xiaomi Mi6との比較もありますので、どちらにしようかと迷っている方にもお薦めです↓

6GBメモリでも十分だが、8GBモデルも有り

実行用メモリにおいても抜かりなく、レビューしている下位版でさえも6GBと超大容量ですが、上位版は更に多い8GBを積載。Xiaomi Mi6は6GBモデルのみなので、現状スペックで対等に戦えるのはZTE Nubia Z17だけ。

しかし、ヘビーな3Dゲームを動かすにしても流石に8GBはオーバースペックに思えますし、これほどまでの大容量メモリを活かせる場面がほぼ無いのが実情。要するに「ロマン」の領域ですね。もちろん、実際の動作はこの上なく快適で、いくらアプリを立ち上げても弱音を吐かないのは非常に心強いです。

まあ、時代はカタログスペックの戦いに入ろうとしていますから、「OnePlusここにあり!」というメーカーの意気込みでしょうか。

ストレージは超高速な「UFS 2.1」採用

極めつけはストレージで、パソコンのSSDに匹敵するほど超高速な転送速度が自慢の「UFS 2.1」を採用しています。公式サイトにて「UFS 2.1 2-LANE」と明記されていますが、念のため「AndroBench」という計測アプリを用いて調べてみました↓

OnePlus 5 AndroBench

シーケンシャル読み込みで700MB/s以上を記録しているので、確かにUFS 2.1で間違い無さそうです。

バッテリー容量は3Tとほぼ同じだが、駆動時間は伸びている

性能と同じくらい大切な電池持ち。以前レビューしたOnePlus 3Tは、3,400mAhと5.5インチスマホとしては妥当な容量のバッテリーを内蔵していましたが、実際の持ち具合はそれほど良くなく、一日がっつり使い込むには力不足を感じていました。

対する今回のOnePlus 5は、3Tとほぼ同じというか若干減量した3,300mAhで、この数値だけで比較するとスペックダウン。ただ、先ほどもお伝えしたとおり、SoCのSnapdragon 835は以前よりも電力効率に長けており、その違いが駆動時間にも現れるのでは?期待し、その真相を確かめるべく購入へ踏み切りました。

まだ厳密な調査をしていないので、断言は出来ません。がしかし、明らかにOnePlus 3Tよりも消耗が少なく、体感で言えば2時間ほど長持ちしています。今メインスマホとして大活躍中の「Huawei Mate 9」は、本体にあわせてバッテリーも大きく持ち具合も良好ですが、それと比べても遜色ないので、現状では満足です。

【2017年8月30日追記】実際に「PCMark」というベンチマークアプリのバッテリーテストで測ってみたところ、OnePlus 3Tよりも2時間半ほど長持ちすることが分かりました↓

OnePlus 5 PCMark バッテリーベンチマーク

Xiaomi Mi6よりかは1時間ほど劣るものの、筆者のメインスマホ「Huawei Mate 9」とほぼ同等で、一日外出する程度であれば心配要りませんね。

また、以前レビューしたOnePlus 3Tは電池持ちがイマイチだったので、OnePlus 5購入前にも同様の懸念はありましたが、実のところ3Tよりも2時間半も長持ちなのです。

OnePlus 5の性能・発熱・電池持ちなど検証。Xiaomi Mi6との比較も

OnePlus 5

まだ未熟さは否めないものの、2眼カメラ搭載で綺麗な写真が撮れる

OnePlus 5の背面には2つのカメラレンズが備わっており、1,600万画素 IMX 398センサーを用いた広角カメラと、2,000万画素のIMX 350センサーを用いた望遠カメラという組み合わせ。

  • 広角:IMX 398センサー/1,600万画素/ピクセルサイズ1.12µm/f1.7
  • 望遠:IMX 350センサー/2,000万画素/ピクセルサイズ1.0µm/f2.6

標準のカメラアプリにて1倍↔2倍を切り替えられる仕組みとなっていますが、光学ズームの上限は2倍ではなく1.6倍であることが明らかになっています。(1.6倍までは光学で、ソフトウェア側の処理によって2倍ズーム)

とはいえ、ズーム機能で撮った写真は細部まで綺麗に写っており、メインカメラ(1倍)と比べても遜色ない仕上がりです↓

標準のカメラアプリは至って平凡な作りで、Huawei機に備わっている多彩な撮影モードに比べると物足りなさは感じるものの、特に設定せずともバランスの良い綺麗な写真が撮れますし、UIも分かりやすくて好印象です。また、マニュアル撮影を可能とする「プロモード」を駆使すれば物撮りもいけるので、不満は感じていません。

下にいくつか作例を貼っておきます↓ 各写真をクリックorタップすると原寸大で表示できますが、容量が大きいのでスマホの方はご注意下さい!

幅広い対応周波数帯。ただしVoLTEには非対応

対応周波数帯

OnePlus 5の対応周波数帯は以下のとおり。

  • FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/25/26/28/29/30/66
  • TDD-LTE:B38/39/40/41
  • TD-SCDMA:B34/39
  • UMTS(WCDMA):B1/2/4/5/8
  • CDMA EVDO:BC0
  • GSM:850/900/1,800/1,900MHz

FOMAプラスエリアには非対応ですが、そのLTE版であるB19はカバーしているため、ドコモ回線なら広いエリアで快適に使えるでしょう。また、LTEのB8やB28にも対応しているため、ソフトバンク回線を用いるワイモバイルとの相性も良いです。

ドコモ系MVNOで通信・通話を確認

OnePlus 5 楽天モバイル

現在、楽天モバイルを2回線持っているので、そのうちの1つをOnePlus 5で運用することにしました。公式のAPN設定方法(rmobile_jp)というページを参照し、各項目を正確に入力すると、通信と通話共に問題なく動作。

上の画像は、回線が空いている10時頃に撮ったものですが、下り速度は約30Mbps・上りは約10Mbps出ており、YouTubeの動画も快適に視聴できるレベル。本音を言うと、速度に定評のあるUQ mobileを使いたかったのですが…(次へ進みます)

au VoLTE SIMは使えず

これまで、Xiaomi Mi6にUQ mobileのVoLTE SIMを挿して使ってきましたが、これをOnePlus 5へ移したらどうなるか、試してみました。結果から言うと、通信・通話共に不可で、APN設定するもアンテナピクトさえ反応ありません。

Androidについてめちゃくちゃ詳しいサイトandroidlover.netさんも同様の検証結果を公表されており、そもそもOnePlus 5はドコモとauのVoLTEに対応していないとのこと。

OnePlus 5のVoLTE対応状況まとめ【ドコモ・au】

2枚のNano-SIMカードを装着すればDSDSも可能

OnePlus 5 DSDS

au回線は使えませんが、ドコモまたはソフトバンク回線のNano-SIMを2枚装着し、2回線を同時待ち受けさせる「DSDS」には対応しています。DSDSはすっかり国内にも浸透したので、これを重視される方は多いはず。

仕事とプライベート用を分けたり、片方にかけ放題のSIMを入れるなど、様々な工夫が可能です。また、海外へ頻繁に出向く方であれば、現地で調達したSIMと国内SIMの両方を入れておくと便利ですね。

OnePlus 5

Xiaomi大好きな筆者が、Mi6よりもOnePlus 5を推す理由

OnePlus 5の購入を検討されている多くの方は、おそらくXiaomi Mi6も視野に入れていることと思います。

当ブログを開設した当初から、数々のXiaomi製品を手にしレビューしてきた筆者。すっかりXiaomiの大ファンになってしまった訳ですが、「Mi6とOnePlus 5のどっちが良い?」と聞かれれば、私は間違いなく後者を選ぶでしょう。その理由は主に3つあります。

イヤホンジャック搭載

Xiaomi Mi6とOnePlus 5 イヤホンジャックの有無

スマホに何を求めるかは人それぞれですが、筆者はイヤホンジャックの有無を重視し、Mi6からOnePlus 5へ乗り換えたのもこれが理由です。

音楽視聴であれば、Bluetoothイヤホンを使えば問題ありませんが、どうしても電池という制約に縛られます。また、無線通信の場合は少なからずレイテンシー(遅延)が生まれてしまい、その状態で音ゲーをプレイすると、曲とタップ音が合わずストレスを感じるのです。

あのiPhoneまでもがイヤホンジャックを廃したことにより、無線化トレンドはより一層強まると思われます。しかし、現状では従来のイヤホンに代わるような規格が定まっておらず、イヤホンジャックを求める声は当分消えそうにありません。

大画面の割に本体が軽い

OnePlus 5は大画面の割に筐体そのものは軽く、一回り小さなXiaomi Mi6よりも15gも軽量。アルミボディのOnePlusに対し、Mi6はガラスなので、背面素材の違いが一番の要因でしょう。

Mi6は横幅がスリムなので、持ちにくいということは無いですが、最近のスマホに慣れてしまうとかなりの重量感を感じます。大きさは全然違いますが、8年前「iPhone 3GS」を手にした感触を思い出しました(笑)

それに対し、大きくても軽いOnePlus 5は片手操作でも安定感があり、しっかり「最近のスマホを持ってる」感じを得られます。また、背面に設けられて緩やかなカーブも相まって、大画面ながら確かなグリップ感を得られます。

Xiaomi Mi6とOnePlus 5 本体サイズと重量

参考までに、iPhone 7 Plus(5.5型)は188g、Galaxy S8(5.8型)は150g、Huawei P10 Plus(5.5型)は165gなので、5.5型でありながら153gのOnePlus 5は、画面インチあたりで換算すると軽い部類に入りますね。

完全日本語対応のOxygenOS

OxygenOS 日本語対応

そして、皆さんにOnePlus 5を勧めたい最大の理由はこれ。

Xiaomiのスマホには、Androidを基に独自の改造を施した「MIUI」がインストールされていますが、初期状態では日本語ロケールを選べず、英語環境で使わなくてはなりません。一応、「MoreLocale 2」というアプリとパソコンを使えば日本語化も出来ますが、一部項目などは英語のまま。

OnePlus 5にも、メーカー製カスタムOS「OxygenOS」が入っていますが、初期設定にて「日本語」を選ぶだけで日本語化できるのは嬉しいポイント。しかも驚いたことに、OxygenOS独自の機能や設定画面までもが完全に日本語対応しており、ぶっちゃけ今すぐ国内投入されてもおかしくない出来栄えです。

価格は5万円台から。Xiaomi Mi6より値は張るが相応の価値あり

「Xiaomi Mi6に比べ若干割高ではあるものの、選ぶならモバイル性や使い勝手に優れたOnePlus 5」というのが、両機種を購入し使ってみた筆者の感想です。現状ある中華スマホの中では、「決定版」と評すに値する一台だと思いました。

記事を執筆している2017年8月17日現在の販売価格は、GearBestが475.99ドル〜、Geekbuyingが472.99ドル〜、Etorenは輸入消費税と関税込みで58,338円〜となっており、5万円半ば辺りで肩を並べていますね。更にハイスペックな上位版は、6万円台で出回っています。

以下、最新の価格情報と販売ページへのリンクをまとめました。

OnePlus 5

業者によっては、割引クーポンを配布している場合もあるので、事前にチェックしてみると良いでしょう。ちなみに、GearBestのクーポン情報は、当ブログの特設ページでも随時公開しているので、覗いてみて下さい。

おまけ:GearBestでお買い物する方法

「海外ガジェットは面白そうだけど、個人輸入には不安を感じる...」と、いまいち踏み出せない方へ。GearBestの使い方や決済方法について下の記事にまとめていますので、参考にして頂ければ幸いです↓

購入から2ヶ月後、総評を書きました

【2017年10月19日】この記事を書いてから2ヶ月ほどが経ちましたが、相変わらず筆者のメインスマホとして活躍中のOnePlus 5。

2017年秋の中華スマホ決定版とも言えるこの機種を、様々な角度からレビューし、良いところも悪いところも含めて総評した記事「2017秋の中華スマホ決定版はOnePlus 5!魅力をたっぷり紹介します」を書きました。ぜひこちらもどうぞ!

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