OnePlus 5 遂に登場!スナドラ835に8GB RAM、デュアルカメラを装備
- 2017-06-21
- 2017-10-25
中国のスマートフォンメーカー「OnePlus」は日本時間の今日早朝、同社の新スマホ「OnePlus 5」を正式に発表し、早くもその全貌が明らかとなっています。
モデルチェンジの度にスマホの頂点に君臨するハイスペックな仕様を盛り込み、品質やソフトウェアを洗練させ続けてきたOnePlusシリーズですが、今作もまた現状のAndroid端末としては最高峰のスペックを搭載。SoCとしてQualcommによる最新型「Snapdragon 835」を採用するほか、実行用メモリは6GBまたは8GBを、ストレージは超高速なUFS 2.1規格の64GBまたは128GBを内蔵します。
また、背面には1,600万画素と2,000万画素の2つのカメラを組み合わせた「デュアルレンズカメラ」を新設。イメージセンサーも変更され、ソニーとOPPO(OnePlusの親会社)によって共同開発された「IMX398」を採用し、以前よりもカメラ能力に力が入っています。
価格は下位版(6GB RAM + 64GB ROM)が479ドル、上位版(8GB RAM + 128GB ROM)が539ドルで、いずれもOnePlus 3Tよりも値上げされています。今月の27日より米国・欧州にて発売予定ですが、いつもの如く日本向けのアナウンスは無し。
OnePlus 5
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OnePlus 5 – OnePlus (United States)
目次
高性能極めたOnePlus 5、スペックの全貌は?
仕様表
基本的なスペックは下の表のとおりです。
OS | Android 7.0 / Oxygen OS |
---|---|
プロセッサー | Qualcomm Snapdrgaon 835 CPU:8コア 2.45GHzx4 + 1.90GHzx4 GPU:Adreno 540 |
ストレージ | 64GB、128GB UFS 2.1 |
メモリ | 6GB、8GB LPDDR4X |
ディスプレイ | 5.5インチ 1,920 x 1,080ピクセル AMOLEDディスプレイ |
内側カメラ | 1,600万画素 1.0µm f/2.0 電子式手ぶれ補正対応 (IMX371センサー) |
外側カメラ | 広角:1,600万画素 1.12µm f/1.7 電子式手ぶれ補正対応 (IMX398センサー) 望遠:2,000万画素 1.0µm f/2.6 (IMX350センサー) |
バッテリー容量 | 3,300mAh DashCharge(5V 4Aの急速充電)対応 |
拡張 | USB Type-C(2.0) x1、3.5mmオーディオジャック x1 |
SDカード | 非対応 |
センサー | GPS、指紋認証、ホール、加速度、ジャイロ、近接、周囲光、コンパス、センサーハブ |
SIMカード | Nano-SIM x2 |
幅 x 厚さ x 高さ | 152.7 x 7.25 x 74.7mm |
本体重量 | 153g |
カラー | スレートグレイ(Slate Gray)、ミッドナイトブラック(Midnight Black) |
徐々に増えてきたSnapdragon 835搭載機。これもそのうちの一つ
Androidでは現状トップを誇るQualcommの最新SoC「Snapdragon 835」ですが、徐々に搭載機が増えてきましたね。Galaxy S8やXiaomi Mi6などに先を越されたものの、遂にOnePlusでも採用され、ハイエンド族の仲間入りというわけです。
OnePlus 3に載っていたSnapdragon 820に比べると、CPUは20%、GPU(グラフィック)に至っては25%もの性能向上を実現しつつも、消費電力は25%抑えています。高性能化と省電力化、いずれもプロセスルールが14nmから10nmへ小型化された恩恵でしょう。
コア8つを束ねるオクタコアSoCで、その内訳は高性能な2.45GHzが4コアと効率重視の1.9GHzが4コアとなっています。
メモリはなんと最大8GB搭載
実行用メモリも強化され、下位版の6GBは従来と変わらぬものの、上位版ではスマホとしては最大級となる8GBを内蔵、メモリ規格はいずれもLPDDR4X。もはやパソコンと言い表しても過言ではないスペックに仕上がっています。
8GBメモリを備えるスマホといえば、今月23日にASUSより「ZenFone AR」という化け物スマホが発売されますが、こちらはお値段約10万円。OnePlus 5の8GB搭載版は約6万円と高価ですが、比べると安い買い物にも思えてしまうから怖い…。
ストレージは公式サイトにしっかり「UFS 2.1」の表記有り
ストレージもハイスペックに相応しいもので、「UFS 2.1」というパソコン用SSD並の転送速度を叩き出す高速なフラッシュメモリが用いられています。容量は下位版が64GB、上位版が128GBで、従来同様Micro SDカードには非対応です。
Huaweiが自社スマホの製品ページに「UFS 2.1搭載」と書きつつ実はそれ以外の規格も混じっていた…という、詐欺まがいの事件があったのはごく最近の話で、各社ともシビアになっているはず。そんな中でもOnePlus 5のスペックシートには確かに「UFS 2.1」との記載があるため、これは信じたいところ。
対応周波数帯も強化
次に対応周波数帯について。旧世代のOnePlus 3/3Tでも数多くのバンドに対応していましたが、OnePlus 5では更に強化され、特にLTEのバンドが大幅に拡張されているため、グローバル向け端末として十分通用する仕様となっています。
ドコモのメインバンドであるLTE B1/B3はもちろんのこと、ソフトバンクで用いられているB8や、auのプラチナバンドであるB18/B28などをカバーします。更には、WiMAXエリアのB41や、海外スマホでは珍しいCDMA2000までもをカバーするなど、技適問題はあるものの”技術的には”日本国内でも不便なく使えそうです。
- FDD LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/25/26/28/29/30/66
- TDD LTE:B38/39/40/41
- TD-SCDMA:B34/39
- UMTS(WCDMA):B1/2/4/5/8
- CDMA EVDO:BC0
- GSM:850/900/1800/1900MHz
背面にはデュアルレンズカメラを新設
内部スペック以外の目立った変更点といえば、双眼鏡のような形をしたデュアルカメラ。
OnePlus 5の背面には2つのカメラレンズが取り付けられています。片方は1,600万画素(IMX398センサー)の広角、もう片方は2,000万画素(IMX350センサー)の望遠で、2つのレンズから得た映像をデジタル処理によって組み合わせ、1枚の画像を作り出す仕組みです。
メインの広角カメラには、OnePlusの親会社にあたるOPPOとソニーが共同開発した「IMX398センサー」が用いられており、同様のものがOPPO R9sというスマホにも組み込まれています。f値が従来(IMX298)のf/2.0からf/1.7となったため、より明るくそしてノイズの目立たない映像が期待出来ます。
また、劣化の無い2倍ズームや、背景をボカして人物を浮き立たせるポートレートモードなど、デュアルレンズカメラならではの技も実装されています。OnePlus 5は同ブランド初の2眼カメラ搭載機となるわけですが、それをどこまで活かせているか、実際の撮影能力が気になりますね。
ちなみに、当ブログでは以前にOnePlus 3Tのレビューをしていますが、動画撮影能力はなかなかのものでしたよ。各記事へのリンクをぽちっとな↓
メタルデザインは踏襲するも、更にスリムなボディへ
根底にあるデザインコンセプトはOnePlus 3/3Tと変わらないようで、メタル背面も従来のものを踏襲しますが、全体的に更にスリムになった印象。カラーバリエーションも若干の変更があり、従来のガンメタル(Gunmetal)はスレートグレイ(Slate Gray)へと置き換わり、ミッドナイトブラック(Midnight Black)は健在です。
OnePlus 5の公式ページより、製品の写真を引用します。
旧機種では背面上下を横切っていたアンテナバンドの位置も見直され、側面の目立たない場所へ移ったので、この辺はiPhoneライクといったところでしょうか。

OnePlus 5
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