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GPDPocketパクりつつ360度ヒンジ搭載の「One Netbook One Mix」爆誕

  • 2018-05-11
  • 2018-08-21

毎度お世話になっているGeekbuying.comの担当者から新製品の知らせが届いたので、早速概要をチェックしてみたのですが、これはかなり面白い!

その品が「One Netbook One Mix」で、一言で表すと「GPD Pocketクローン」。Pocketと同じく7インチ・WUXGA解像度(1,920 x 1,200)の液晶ディスプレイやAtomプロセッサを、たった500gほどの筐体へ収める超小型パソコンで、いわゆる「UMPC」(ウルトラモバイル)の部類に属します。

しかし単なるパクリではありません。Pocketには無い360度回転するヒンジの採用により、パソコンとしてもタブレットとしても使える2in1スタイルを実現しているほか、同等性能でありながらPocketよりも50ドルほど安価です。この手のパソコンって選択肢限られますから、期待の新人として注目が集まりそうですね。

ざっと性能や特徴をチェックしてみます。

One Netbook One Mixの仕様・GPD Pocketとの比較表

One Netbook One Mix GPD Pocket
OS Windows 10
CPU Atom x5-Z8350 4C/4T
1.44GHz ~ 1.92GHz
Atom x7-Z8750 4C/4T
1.6GHz ~ 2.56GHz
GPU HD Graphics
メモリ 8GB LPDDR3
ストレージ 128GB eMMC
画面 7インチ 1,920 x 1,200 IPSディスプレイ
ペン 2,048段階筆圧検知のスタイラスペンに対応 非対応
ポインティング
デバイス
光学式 感圧式
バッテリー容量 6,500mAh 7,000mAh
公称駆動時間 12時間
USB-PD 非対応…?(※1) 対応
Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth v4.0 v4.1
Micro SD 最大128GBまで対応 非対応
本体寸法 182 x 110 x 17mm 180 x 106 x 18.5mm
本体重量 512g 480g

※1:充電はMicro USBで行うもよう。

外装はこんな感じ↓

360度回転ヒンジの採用でタブレットとしても使える

One MixとGPD Pocketの最大の違いは、キーボード面とディスプレイを繋ぎ合わせているヒンジ部分。

Pocketは165度くらいが限界ですが、One Mixは360度回転するヒンジを採用しているため、液晶面をひっくり返してタブレットスタイル(俗に言うYOGAスタイル)で使うことも可能です。両機種ともディスプレイはタッチ操作対応ですが、変形できるOne Mixのほうが活用の幅が広がります。

ただ、一つ懸念点を挙げると、液晶を反転させたときキーボードは背面側へまわることになりますが、物理キーからのアクセスがしっかり遮断されるのか?という点。考えすぎですかね…。

入力系統について

2048段階筆圧感知のスタイラスペンにも対応

タッチ操作に加え、スタイラスペンにも対応しており、筆圧感知は2,048段階となかなか頑張ってます。GPD Pocketは非対応なので、これもまた本気ならではの強み。

で、こちら↓がそのペン。

中華モノ詳しい方ならピンと来たかもしれませんね。これ、何処かで見たような気がして探し回ったのですが、案の定VOYOというメーカーのVBook i3やi8 Plus向けのスタイラスペンと全く同じ。VOYOのペンはAAAA battery(単6乾電池)一本で動くようなので、おそらくこちらもそうでしょう。

残念ながら同梱はされず、別売りで19.99ドル。

キーボードはPocketそっくりだが、若干配置が異なる

一見GPD Pocketのキーボードをそのまま移植したように思えますが、よく見てみると、左下のfnキーが大きかったり右側のCtrlおよびAltが省かれていたりと、僅かに異なります。

ポインティングデバイスの位置も異なります。Pocketは左右分割されたスペースキーの中央にありますが、One Mixの場合はスペースとBキーとNキーの間に組み込まれており、若干右側に寄ってますね。

ポインティングデバイスは光学式。これは賛否両論ありそう

ポインティングデバイスを注視してみると、Pocketのような出っ張り(イボ)がないので、お馴染みの感圧式ではなく光学式と推測できます。これれは賛否両論ありそうです。

CPUはPocketよりも省性能な「Atom x5-Z8350」を搭載

この手のパソコンにCore i5やらi7やら積むのは排熱やバッテリーの関係上さすがに厳しいので、省電力で低発熱なInetl Atomが載っています。厳密に言うと、GPD Pocketに載っているx7-Z8750よりも省性能で発熱の抑えられた「x5-Z8350」で、CHUWI Hi10 ProやTeclast X98 Plus IIなどメジャーな中華タブレットに採用例が多いCPUです。

Z8750とZ8350、両方とも4コア/4スレッドですが、ずばりクロック周波数が異なります。Z8750はベース1.6GHz ~ ターボ2.56GHzに対し、Z8350はベース1.44GHz ~ ターボ1.92GHz。

PassMarkのスコアで比べると、Z8750が1944点(シングル599)に対しZ8350は1285(シングル415)なので、動作クロックの違いがそのまま数字に現れています。

冷却ファンは内蔵されている(確認済み)

製品画像では排気口らしきものは見受けられなかったので、これは静音性に期待できる!?と胸を膨らませましたが、担当者に確認をとったところ「ファンは内蔵されている」とのこと。

メールのやり取りを添付します↓

この機種は、Intelの省電力型プロセッサ「Atom x5-Z8350」を搭載しているとのことですが、筐体内部に冷却ファンは内蔵されていますか?x5-Z8350を搭載するパソコンは他にもたくさんありますが、その多くが冷却ファンを持たない「ファンレス型」です。もしOne Mixがファンレス設計であれば、GPD Pocketよりも静音性に優れるということになりますから、その旨を大々的にアピール出来ますね。

→はい、 筐体内部に冷却ファンは内蔵されています。しかし、サンプルはまだ届いておりませんので、 GPD Pocketより静音か否かは確認できません。原理上、この機種はうるさくないと思います。

先程も書いたとおり、GPD Pocketよりも発熱が抑えられたCPUが載っているので、熱暴走の心配は少ないかなと思います。

現在Geekbuying.comにてプリセール中。価格は459.99ドル

現在はGeekbuying.comにてプリセール(予約受付)の段階で、価格はOne Mix本体のみ(Laptop Only)が459.99ドル = 約5万円、本体 + スタイラスペンのセット(Laptop + Stylus Pen)が475.99ドル = 約5.2万円。

クラウドファンディングであれば、出資したからといって必ず現物を手にできるとは限りませんが、業者を介せば、万が一(可能性は低いですが)ボツになっても返金されるので安心です。出荷が始まるのは6月以降とアナウンスしていますが、見慣れない新製品の場合は先延ばしになる可能性も高いので、もし購入される方は気長に待ちましょう。

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