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Core m3搭載・ペン対応の7インチ2in1「One Netbook One Mix 2」発売

  • 2018-10-16
  • 2018-10-22

超ニッチではあるもののガジェヲタの心を惹きつけて離さないUMPC(ウルトラモバイルパソコン)というジャンルに、期待の新人「One Netbook One Mix 2」が参戦です!

中国深センの新興メーカーONE-NETBOOK Technologyが今年の5月リリースした「One Mix」は、中華UMPCの代名詞とも言える「GPD Pocket」に限りなく似た容姿とスペックでありながら、本家には無い360度回転ヒンジと2,048段筆圧検知のスタイラスペンがセールスポイントでした。その後継機となるのが今回の「One Mix 2」で、基本設計はほぼ変わらぬものの、CPUが従来のAtom x5-Z8350からCore m3-7Y30へ変更されたほか、指紋認証センサーが加わりました。

日本での発売は未定ですが、日本発送対応の通販サイトGeekbuying.comでは既に予約販売が始まっており、価格は649.99ドル = 約7.3万円から。

従来同様、360度回転ヒンジとスタイラスペンが魅力

初代のOne Mix同様、キーボード面と液晶面を繋ぎ合わせているヒンジは360度回転します。ノートパソコンスタイルで使うも良し、液晶面をひっくり返してタブレットスタイル(俗に言うYOGAスタイル)で使うも良し、GPD Pocket 2よりも幅広いシーンで活躍できそうです。

それから、スタイラスペンもGPD Pocket 2には無い魅力で、初代同様に2,048段階の筆圧検知に対応しています。どうやらOne NetbookはVOYOの系列ブランドらしく、One Mix 2のペンは正真正銘VOYO製。(VBook i3やi8 Plusのペンと全く同じもの)

Core m3-7Y30と256GBのPCIe SSD

Intelの超省電力CPU「Atom x5-Z8350」を積んでいた初代One Mixは、惜しくも性能面でGPDに引けを取っていましたが、One Mix 2にはGPD Pocket 2と同じ「Core m3-7Y30」が搭載されています。12インチMacBookクラスの性能が7インチの筐体へ収まってしまったわけですから、目を見張る進化っぷりです。

参考までに、当ブログが集めたGeekbench 4のベンチマークスコアで比較。Atom x5-Z8350搭載のJumper EzBook Airはシングルコア736点・マルチコアスコア2077点に対し、Core m3-7Y30搭載のTeclast F6 Proは2658点・5336点で、シングルコアでは約3.6倍・マルチコアでは約2.5倍もの伸びを見せています。

  • マルチコアスコア
  • シングルコアスコア
  • Teclast F6 ProCore m3-7Y30
    5336 2658
  • Jumper EzBook X4Celeron N4100
    5133 1828
  • Xiaomi Mi Notebook Air 12Core m3-6Y30
    4527 2159
  • Jumper EzBook 3 ProCeleron N3450
    4268 1391
  • Teclast M89MediaTek MT8176
    3624 1510
  • GPD PocketAtom x7-Z8750
    3462 1165
  • Amazon Fire HD 10 (2017)MediaTek MT8173
    2237 1233
  • Jumper EzBook AirAtom x5-Z8350
    2077 736
  • Teclast P10 (2GB RAM)Rockchip RK3368
    1694 515

そしてストレージとしてはeMMCよりも断然高速なPCIe SSDを採用しており、容量は余裕ある256GB。速度も容量もGPD Pocket 2を凌駕します。

GPD Pocket 2には無い指紋認証センサーが加わる

見た目は初代One Mixと変わり映えしませんが、スペースバーの下に新たに指紋認証センサーが設けられ、Windows Helloによる指紋認証ログインに対応。肝心の精度については実物に触れてみないと何とも言えない部分ですが、GPDよりも一歩ウワテであることは確かです。

Micro USB廃止と共にUSB-CはPD充電に対応

初代One MixにはMicro USB端子が設けられており、充電はそこから行う仕組みでした。一方のOne Mix 2はというと、既存のUSB Type-C端子がUSB-PD(USBでハイパワーな電源供給を可能にする技術)に対応した一方で、Micro USB端子は省かれ、別々だったデータ通信と充電がUSB-Cへ一本化されました。

その他の端子は、フルサイズUSB 3.0、Micro HDMI、Micro SDカードスロット、3.5mmオーディオジャック。

One Mix 2とGPD Pocket 2のスペックを比較

One Mix 2と対抗馬GPD Pocket 2のスペックを比較してみました↓

One Mix 2 GPD Pocket 2
OS Windows 10
CPU Intel Core m3-7Y30
2コア4スレッド 1.0~2.6GHz
GPU HD Graphics 615
メモリ 8GB DDR3 4GB、8GB DDR3
ストレージ 256GB PCIe SSD 128GB eMMC
画面 7インチ 1,920 x 1,200 IPSディスプレイ
ペン 2,048段階筆圧検知のスタイラスペンに対応 非対応
ポインティング
デバイス
光学式 無し
バッテリー容量 6,500mAh 7,000mAh
公称駆動時間 12時間
USB-PD 対応
Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth v4.0 v4.1
Micro SD 対応
指紋認証センサー 搭載 非搭載
本体寸法 182 x 110 x 17mm 181 x 113 x 14mm
本体重量 512g 465g

Geekbuyingにて予約販売はじまる

日本発送にも対応している中国のガジェット通販サイトGeekbuying.comでは、早くもOne Mix 2の予約販売(pre-order)が始まっています。本体単体だと649.99ドル、本体とスタイラスペンのセットは659.00ドルで、いずれも出荷予定は11月15日以降。

【2018年10月22日追記】Geekbuyingのスタッフから割引クーポンをご提供頂きました!「QNBCZZOX」を適用すると、One Mix 2本体とペンのセットが629.99ドルで購入できます。

気になる方は下のリンクより覗いてみてください↓

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