nuroモバイルが進化!5時間プランや5分かけ放題、新機種など追加
- 2017-02-06
- 2017-10-16
先月の末、nuroモバイルは5時間/日プランや5分かけ放題オプションの追加と、2つの新機種投入を発表しました。
中でも一番の注目を浴びたのは「5時間/日プラン」で、これは1日5時間まで高速通信が出来るという斬新なプラン。期間あたりの容量の枠で高速通信を提供するのが一般的ですが、5時間プランでは容量ではなく時間の枠で制約を設けており、MVNOが時間制のプランを導入するのは今回が初めてと思われます。料金は月額2,500円から。
また、nuroモバイルでんわの「5分かけ放題」のオプションサービスが加わりました。料金は月額800円です。1回5分の通話がかけ放題となり、超過後は30秒につき10円の通話料が発生するという、MVNOでは見慣れた一般的なシステムです。
そして端末も増強されました。以前は3機種しか用意されていなかったnuroモバイルのセット端末ですが、新たにASUS ZenFone 3 MaxとSHARP AQUOS ケータイ SH-N01が加わり、計5機種の中から選べるようになりました。
誕生してからまだ4ヶ月ほどしか経っていない新来のMVNOですが、プランや端末のバリエーションが増えて着実にパワーアップしていますね。
- nuroモバイルの公式サイト:nuroモバイル
目次
5時間/日プラン
5時間/日プランの概要、利用料金についてまとめました。
容量ではなく時間。1日5時間の高速通信が出来る
5時間/日プランの大きな特徴は、容量ではなく時間の枠が設けられているという点。
従来のキャリアやMVNOでは、1ヶ月に数GB、1日に数MBなど、期間あたりの高速通信容量に応じてプランの料金が設定されていました。そして規定の容量を超えると、速度制限が実施されます。
対しこのプランでは、1日5時間は自由に高速通信が出来るので、突発的な通信でも速度制限の心配がありません。容量の規定が一切ないため、Twitterを1日5時間見ても、YouTubeの高画質動画を1日5時間観ても、料金は変わらない上に制限もありません。
1日が終わるとカウントはリセットされ、翌日には再び5時間の高速通信が使えるようになります。
システムが高速通信の必要性を判断し、自動で切り替え
1日5時間の通信というのは、1日に5時間の高速通信が出来るということ。低速通信はどうなの?と気になるところですが、高速通信の必要性をシステム側が判断し、高速と低速が自動で切り替わるようです。
テキストメインの軽作業は低速通信で行い、動画やブラウジングなどの通信量の多い作業をすると、システムが検知して自動で高速通信へ切り替えるとのこと。一度高速通信へ切り替わると、それから5分間は高速通信が続く = 時間が消費され、5分後も容量の多い作業をしている場合はそのまま継続される仕組みです。
ただ、切り替えの明確なしきい値は示されておらず、その仕組はブラックボックスです。挙動に関しては実際使ってみないと何とも言えませんね。
3日間制限無し
nuroモバイルのプランでは、直近3日間あたりに規定以上の通信をした場合に速度を制限する「3日間制限」を設けているのですが、この5時間/日プランは例外です。これは嬉しい仕様です。
先ほども解説したとおり、このプランでは1日5時間であればいくらでも高速通信が出来ます。時間内でやりくりすれば、3日間で1GB通信しても10GB通信しても、制限を一切受けません。
料金と最低利用期間
やはり自由度が高いだけあり、料金は割高です。10GBプランよりも200円高い月額料金で、現状ではnuroモバイルが用意するプランの最上位に位置しています。
月額料金は以下のとおりです。
- データ通信のみ:2,500円(税込み2,700円)
- データ通信 + SMS:2,650円(税込み2,862円)
- 音声通話:3,200円(税込み3,456円)
また、音声通話プランには最低利用期間が設定されます。期間は利用開始から12ヶ月後までで、その期間内に解約すると解約金が請求されてしまうので注意しましょう。解約金は契約からの経過月数によって変動し、1ヶ月目が12,000円で毎月1,000円ずつ減っていきます。


5分かけ放題
これまでオプションサービスが貧弱だったnuroモバイルですが、新たに5分かけ放題オプションが加わり、通話を頻繁にする方にもやさしいMVNOになりました。
1回5分までの通話がかけ放題となるオプションで、5分を超過した場合は30秒10円の通話料が発生します。月額料金は800円(税込み864円)なので、月に20分以上の通話をすれば元が取れる計算になります。(通常の通話料は30秒20円です。)
端末が2機種加わり、合計5機種から選べる
プランだけでなく、端末のラインナップも増しました。新たに追加されたのはASUSの「ZenFone 3 Max」とSHARPの「AQUOS ケータイ SH-N01」で、合計5機種の中から選べるようになりました。
端末ラインナップと月額料金は以下のとおりです。
- ZTE Blade E01:540円 x24回
- ASUS ZenFone 3 Max:864円 x24回
- AQUOS ケータイ SH-N01:1,188円 x24回
- 富士通 arrows M03:1,404円 x24回
- ASUS ZenFone 3:1,620円 x24回
ZenFone 3 Maxは、4,100mAhの大容量バッテリーを内蔵しているので、電池持ちの良さが光る一台です。人気の高いZenFone 3と同じシリーズでありつつも価格はその半分ほどで、初めて格安SIMに手を出す方にもおすすめできます。
AQUOS ケータイ SH-N01はかなりの変わり者です。容姿や操作方法は二つ折りのガラケーそのものですが、LTEやテザリング等に対応していて、ガラケーとスマホの間の子「ガラホ」に分類されます。おまけに、耐衝撃・防水・防塵の三拍子揃ったタフネス仕様なので、長期に渡って安心して使えそうです。
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