mineo Dプランを契約!選んだ理由から申し込み方法まで詳しく解説
- 2017-02-11
- 2017-10-07
一昨年あたりから急激に普及が進んでいる格安SIM。大手キャリアよりもスマホの維持費を安く抑えられることから、格安SIMへ乗り換える方も続々と増えていますね。今や、ユーザーの数はもちろんのこと、業者の数も相当なものになっています。
やはり、この時代の流れに乗っかって記事を書きたい!ということで、割と有名どころな「mineo」(マイネオ)の格安SIMを使い始めました。プランは「Dプラン」で、データ通信と音声通話が使える「デュアルタイプ」を契約してみたので、プランの選び方から申し込みまでの流れをご紹介します。
今回はかなり初歩的な部分からじっくり解説していきますので、「格安SIMを使いたいけど、仕組みや手順がよく分からない…。」といまいち踏み出せない方は、この記事を参考にして頂ければ幸いです。
目次
mineoを選んだ5つの理由
それでは、筆者がmineoを選んだ理由を5つ挙げてみました。5つとも、格安SIM全般において選び方のポイントとなる部分で、mineoはそれらをしっかり満たしています。
プラン構成やWebページが非常に分かりやすい
まず、mineoの公式ページ
どうですか?サイトの作りが非常に分かりやすいですよね?
サイトはその業者の玄関、つまり第一印象です。サイトがしっかり作り込まれていれば、「ユーザー目線でサービスを提供しているんだな!」と好印象を持てますね。
もちろん、サイトだけでなく、mineoはプランの仕組みも非常にシンプルで分かりやすいです。プランについてはこの後ご紹介します。
情報が豊富
見知らぬ業者で回線を契約するなら、事例や情報が豊富に出揃っていたほうが安心できます。初めて格安SIMを契約しようと迷っている方にとっては尚更で、分からないことやトラブルが発生した時に、先駆者達のレビュー記事や口コミは大きな支えとなります。
mineoはかなり有名な格安SIMなので、ユーザー数が多くて情報も豊富です。契約の方法や初期設定、使える端末やトラブルの解決法などなど…GoogleやYahooで調べれば大概の情報は見つけられます。
料金は他社と同等に安くて妥当
格安SIMを契約する以上、やはり大手携帯キャリアよりも料金面で差を付けたいですよね。安さを求める方にも、このmineoはおすすめできます。
mineoの料金プランは、一般的な格安SIMを肩を並べる安さです。他社に比べ飛び抜けて安い!なんてことはありませんが、全プランにおいて十分に妥当な値段です。
もっと劇的な安さを求めるなら、nuroモバイルの「0 SIM」やfreetelの「使った分だけ安心プラン」なんて選択肢も有りですが、プランの仕組みが少々特殊なので初心者向きではありません。
なんと、最低利用期間と違約金が無い!
多くの格安SIMでは、音声通話プランに1年間の最低利用期間を設けており、その期間内に解約すると解約手数料が掛かります。なので、音声通話プランは最低でも1年使い続けることを想定して契約しましょう!というのが一般的な認識ですね。
しかし、なんとこのmineoには最低利用期間そのものが存在しません。データSIMはもちろんのこと、音声通話SIMにも最低利用期間は無く、いつでも自由に解約できます。違約金無しで!
ただし、mineoからMNP転出(他社へ電話番号をお引っ越し)をする際には注意が必要です。利用開始月の翌月から数えて12ヶ月以内にMNP転出をすると、もれなく手数料として12,420円が請求されます。13ヶ月目以降は2,160円の手数料でMNP転出が出来ます。
ドコモプラン(Dプラン)は3日間制限が無い!
大手キャリアや格安SIMでは、一ヶ月の通信量を超えた場合に通信を制限する「速度制限」に加え、直近3日間で規定値以上の通信をした場合に発動する「3日間制限」を導入していることが多いです。
しかし、mineoのドコモプラン(Dプラン)においては、この3日間制限がありません。これは大きなメリットと言えます。
例えば、最も大容量な10GBプランを使っているとしましょう。仮に1GBの3日間制限が設けられていた場合、月10GBの高速通信が出来る事に変わりないものの、3日間あたり1GBを超えると月の範囲内でも制限を受けます。しかし、mineoのDプランに3日間制限は存在しませんので、月の範囲を超えなければ突発的な通信も快適に利用できます。
mineoの料金
基本使用料
ドコモプラン |
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---|---|
auプラン |
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利用料金と初期費用
月々の利用料金は、以下のものを全て合計すると算出できます。
- 基本使用料(プランによって変わる)
- 通話料(30秒20円または通話定額)
- 端末の分割代金(端末を分割で購入した場合のみ)
- ユニバーサルサービス料(2円)
また、SIMを1枚発行する度に、初期費用(契約事務手数料)として3,000円が掛かります。これは初月の利用料金と合わせて請求されます。
今回の支払い事例
今回はドコモプランのデュアルタイプの3GBコースに申込んだので、利用料金と初期費用は以下のようになります。
- 毎月の支払い:1,600円
- 初期費用:3,000円
- ユニバーサルサービス料:2円
- 初月の請求額:4,602円(税込み4,970円)〜
- 2ヶ月目以降の請求額:1,602円(税込み1,730円)〜
どうですか、お安いでしょ!?
mineoにはDプランとAプランの2つがある
上に載せた料金表でも分かるように、mineoにはドコモプラン(Dプラン)とauプラン(Aプラン)の2つのプランが存在します。
Dプラン=ドコモ、Aプラン=au
格安SIMの仕組みに関しては、既に理解しておられる方も多く居ると思いますが、一応おさらいしておきますね。
そもそもMVNO(格安SIM)は、大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)から回線設備を借りて運営しています。例として「楽天モバイル」と「DMMモバイル」という業者を挙げてみますが、実はどちらも回線はドコモの物を使用しているため、異なるのはブランド名だけでぶっちゃけ中身は一緒です。(業者によって通信速度には違いが出ます。)
つまり、mineoのDプランはドコモ回線を、Aプランはau回線を使っています。「mineo」という同じ業者でも、ドコモかauのどちらかをユーザーが選べるということになります。
ドコモ回線のMVNOが大半を占める中、ドコモとauの2回線で提供するmineoはかなり珍しい存在です。
どちらを選べば良い?
では、DプランとAプラン、どちらを選べばよいのでしょう。
それはずばり、SIMを装着する端末によりけりです。端末側がドコモ回線に対応していればDプランを、au回線に対応していればAプランを、どちらにも対応していればお好きな方を選べばOKです。
過去にドコモまたはauが発売したスマホは、そのまま対応するどちらかのプランで使える機種もあります。原則として、ドコモが販売するスマホならDプランのSIMで使えますし、auが販売するスマホならAプランが使えます。しかし、古い機種(目安として3、4年以上前)には対応していなかったり、VoLTE対応のau端末ではSIMロック解除が必要だったりしますので、契約前には必ず対応状況をチェックしましょう。
動作確認済みの端末は、mineoの公式ページより「動作確認端末一覧」から確認できます。
シングルタイプとデュアルタイプ
mineoのDプランとAプランは更に細分化され、シングルタイプとデュアルタイプに分かれます。これは俗にいうデータSIMと通話SIMにあたり、シングルタイプではデータ通信のみ、デュアルタイプではデータ通信と音声通話を利用できます。
ただ、DプランとAプランでは、シングルタイプの仕様がやや異なりますので解説しておきます。
Dプランのシングルタイプでは、利用できるのはデータ通信のみです。もしSMS(ショートメッセージサービス)を使いたい場合、申し込み時に月額120円のSMSオプションを付け加える必要があります。なので、月額料金は基本使用料 + SMS使用料120円となります。
対するAプランのシングルタイプでは、予めSMS機能が組み込まれています。よって、SMSオプションもありません。
mineoのプランの選び方を図にすると…
mineoのプランの選び方を図(フローチャート)にすると下のようになります。
mineoのDプラン デュアルタイプ 3GBを申し込む
mineoの概要に関してはしっかりお伝えできたと思うので、次は実際に申し込む様子をご紹介します。今回契約したのはmineoのDプラン デュアルタイプ 3GBですが、その他のプランでも基本的な作業の流れは変わりません。
公式ページより申し込み
mineoの公式ホームページ
すると、どのように申し込むかを選べるので、今回は「エントリーコードをお持ちでないお客様」をクリック。
プラン構成を選ぶ
プラン構成を選びます。今回の構成は以下のとおりです。
- プラン:ドコモプラン(Dプラン)
- タイプ:デュアルタイプ(データ通信+音声通話)
- コース:3GB
- 通話定額:無し
- 端末のセット購入:無し(SIMカードのみ)
SIMカードの形状を選ぶ
SIMカードの形状は、かなり重要なポイントです。上から標準SIM、microSIM、nanoSIMと並んでおり、mineoで使う予定のスマホに合ったものを選びます。
現在の殆どの機種ではリスト一番下の「nanoSIM」を採用していますが、2、3年前の機種ではmicroSIMや標準SIMに対応しているものも多くあります。なので、必ず契約前には端末のSIMスロットの形状を調べ、それに対応するSIMを選びましょう。
端末のSIMスロットの形状を知りたい場合、メーカーの公式ページを確認すれば間違いありません。
(たまにmini-SIMとの記載が見つかりますが、mini-SIMと標準SIMは同じものです。)
MNPの申し込み
もし現在利用中の携帯電話から番号を引き継ぎたい場合、MNP(番号ポータビリティ)を申し込みましょう。今回は新規の回線として契約したいので、「MNPしない(新しい番号を利用する)」を選びます。
契約者情報の入力
契約者本人の個人情報を入力します。文字一つ間違っていても審査でハネられますので、一つ一つ注意深く入力しましょう。
料金の確認・支払い情報の入力
個人情報を入力すると、初期費用と月額費用の明細が表示されます。自分の申し込んだプランに間違いは無いか、しっかり確認しましょう。
支払い情報を入力します。クレジットカード会社、番号、有効期限、名義人、セキュリティーコードを注意深く確認しながら埋めていきます。
ちなみに、使えるのはクレジットカードのみとされていますが、一部のデビットカードでも登録できるようです。今回試しに、楽天銀行のVISAデビットカードで申し込んだ結果、すんなり審査に通ってしまいました。
本人確認書類のアップロード
最後に、契約者本人の身分を示す本人確認書類をアップロードします。今回は、運転免許証をスマホのカメラで撮影、パソコンへ転送してアップロードしました。
しかし書類の種類によっては、別途補助書類が必要になる場合があります。
申し込みの完了
申し込み内容に間違い無いかよく確認し、問題なければページ下の「申し込みを確定する」ボタンをクリック。
申し込みを確定すると、mineo側から「サービス仮申し込みのお知らせ」というメールが届きます。メールの中に申し込み完了のURLが記載されているので、リンクをクリックしましょう。
申し込みが完了すると、「サービスへのお申し込みありがとうございます」とのメールが届きます。これで一連の作業は終わりです。
3日後に封筒が届いた!次回は端末にSIMカードを入れてセットアップ
申し込みから3日後、我が家にmineoのSIMカードと書類諸々が届きました。対応の速さはごく普通といったところでしょうか。
次の記事では、SIMカードをSIMフリースマホへ装着して初期セットアップを済ませ、通信と通話が出来るようになるまでの様子をレポートしたいと思います。
mineoは下のリンクから契約できます。