
思わず口開けて魅入ってしまう!建築が凄いマイクラ動画・実況者
- 2016-09-19
- 2017-10-26
スウェーデンのMojang ABにより開発されたパソコンゲーム「Minecraft」(マインクラフト)は、サンドボックスゲームの代表格として知られるようになり、世界的な大ブームを引き起こしました。日本国内にも多くのクラフターが居るのですが、ゲーム実況が盛んな日本では自ら創作した建築物等を動画で撮影、YouTubeやニコニコ動画には多くのマイクラ動画が投稿されています。
中にはとんでもなく完成度の高い建築物を作られている方も居りまして、今回はプロクラフターによる建築動画と投稿した実況者さんたちをご紹介したいと思います。思わず口を開けて魅入ってしまうような迫力、そしてセンスに満ちた動画を厳選してみました。
目次
クラフター:hagiさん「断崖絶壁の村を城塞都市にする」シリーズ
断崖絶壁に自動生成された村をベースに城塞都市を作っていく動画で、最初の1、2話あたりまでは何処にでも有りそうなクラフト動画ですが、ある時を境に建築物の規模がどんどん大きくなっていきます。最終話では初期の村の面影はすっかり無くなり、ファンタジックな城塞都市が完成します。動画が進むに連れて、物凄い建築物がポンポコ建ってゆく様子に視聴者は動揺を隠せないようですが、本人曰く”手が滑った”とのことです。
建築も凄いのですが、動画中のトークが面白かったり編集も手が込んでいたりと、最後まで吸い込まれるように観てしまいます。
タイトルから分かる通り山岳バイオーム上に生成された村というインパクトのあるシードを選定した。本来山岳バイオーム上に村は生成されないが、オープニングで特殊なMODは確認できないため、草原を起点に村が生成され、たまたま山岳上となったと考えられる。発生の可能性は非常に低いと思われる。
最終的にはイエメンの城塞都市、アル・ハジャラを目指す。
クラフター:mihuneさん「渓谷に城郭都市を作る」「繋げて遊ぼう!鉄道MODでジオラマクラフト」など
「渓谷に城郭都市を作る」シリーズ
「渓谷に」とタイトル付けされているものの、実際は創作に行き詰まりヤケクソになったところTNTで爆破してみたら渓谷っぽい形になったそうです。初回の”仮拠点”の段階でもmihune流建築センスがメラメラ感じられ、パートが進むごとに目覚ましい発展を遂げていきます。
最初にご紹介したhagiさんのややメルヘンチックな建築に対しmihuneさんの建築はリアル志向、とはいってもファンタジック要素も盛々です。緑と建築物の組み合わせ方がとても上手くて、木も一本一本手作りするという拘りっぷりから植林魂も感じられます。
「繋げて遊ぼう!鉄道MODでジオラマクラフト」シリーズ
リアルな外観で走らせる事も出来る鉄道Real Train Modを使ってジオラマを作っていくシリーズです。限られた領域をモジュールとして作り込み、複数のモジュールを繋げて眺めるという鉄道模型のような楽しみ方をされています。
mihuneさんお一人で作られている「渓谷に城郭都市を作る」シリーズとは違い、ご本人が自作されたモジュールの制作風景に加えて、建築力に長けたクラフターさんたちから提供されたモジュールの紹介もあります。
クラフター:ぷんすけさんMinecraftで東京ディズニーランドを再現プロジェクト
東京ディズニーランドをMinecraftで完全再現するという考えると気が遠くなるレベルの壮大なプロジェクトですが、ぷんすけさん率いる大勢のクラフターたちによって開始から3年半を掛けて見事完成されました。外観だけでも相当な完成度の高さですが、内装もきちんと作り込まれており、更にはアトラクションで遊ぶことも出来るようです。
また建築はディズニーランドだけに留まらず、最寄り駅である舞浜駅や周辺のホテルなどの建造物も再現、そのクオリティの高さはもはやマイクラの領域を逸脱しています。
クラフター:甘みやさん「四角い世界に◯◯を築いてみた」シリーズ
四角い世界に海にきらめく魔法の城を築いてみた
2016年9月現在、甘みやさんの最新作である「四角い世界に海にきらめく魔法の城を築いてみた」は魔法の城「ミルフィオリ城」をテーマとしたプロモーションビデオで、建築もさることながらカメラワークや音楽、編集もナイスです。
城単体でも十分な完成度と規模ですが、本人曰く「新作の国の中心にそびえる(予定)の魔法の城で、城の完成度は95%ほどなのですが、国としての完成度は10%」とのこと。甘みやさんのTwitter(@amamiya1335)では随時ワールドの制作状況が投稿されており、着々と国の大規模建築は進んでいるようなので完成が待ち遠しいですね!
四角い世界に王国を築いてみた
甘みやさんの初投稿動画である「四角い世界に王国を築いてみた」、最新作に比べると規模は小さいものの建築センスが至るところで光っています。RPGゲームのような世界観がとても魅力的、視聴者目線を意識した動画の見せ方でまるで旅をしているかのような感覚になります。
まだまだある!どれも完成度高い「四角い世界に◯◯を築いてみた」シリーズ
クラフター:PON☆Pさん「ゆっくり街を広げていくよ」「スパフラにお城を生やしてみたよ」など
「ゆっくり街を広げていくよ」シリーズ
パートごとに建築テーマを限定して作り込み、少しずつ街を発展させていく「ゆっくり街を広げていくよ」シリーズ。スッキリとまとまった外観の建物、随所に見られる植林によって自然でクリーンな町並みに統一されています。また他の投稿者さんがあまり意識しないトイレの設備も驚くほど丁寧に作っていることから、”トイレの人”なんて呼ばれることも(笑)
街作りに使われているテクスチャは「Halcyon Days」というもの。配置によって見た目が変わったり、メタデータというパラメーターを弄ることによって同じブロックで最大16のオブジェクトを表現出来る非常に便利なテクスチャですが、扱いが難しいのです。PON☆PさんはHalcyon Daysの特性を隅々まで理解されているようで、テクスチャ本来の力を最大限活かしていると思いました。
「スパフラにお城を生やしてみたよ」シリーズ
「ゆっくり街を広げていくよ」シリーズの番外編として、スーパーフラットをベースに一から地形を生成し城を建てる「スパフラにお城を生やしてみたよ」シリーズも投稿されています。本編の街づくりとは違って、城という一つの超巨大建造物を建てるのですが、これまたリズミカルにぽんぽんブロックを配置、見る見るうちに城がニョキニョキと”生えて”いきます。