レビュー

激安ベゼルレススマホ「MAZE Alpha」レビュー:性能、カメラなど

  • 2018-01-09
  • 2018-01-11
6/10
  • スタイリッシュなデザイン、良質なガラスボディ
  • 文字も映像も見やすい6インチディスプレイ
  • 2万円前後という安さ
  • 指紋認証の精度がすこぶる悪い
  • 電池持ちがいまいち
  • スピーカーの音質が悪い
  • 重量200gオーバーで、スマホとしてはかなり重たい

通販サイトGeekbuying.com様より、中華スマホ「MAZE Alpha」をお借りすることが出来ましたので、その実機レビューをお届けします。

2万円前後で売られている機種ですが、今流行りの「ベゼルレスデザイン」を取り入れることで、「安くても格好良い」を全面に押し出しています。側面のメタルフレームを表と裏のガラスでサンドすることで、メリハリあるデザインに仕上がっており、ビルドクオリティもなかなかのもの。

更には、背面にはデュアルレンズカメラ、4GBメモリに8コアのHelio P25など、値段の割にはなかなか充実しているので、中華スマホ好きな方にとっては惹かれる一台かと。

MAZE Alpha

今回レビュー用として「MAZE Alpha」の実機をGeekbuying様よりお貸し頂いたため、タイアップ記事となっています。ステルスマーケティングではありませんし、中立で率直なレビューを致します。

パッケージと同梱物

今の中華スマホには総じて言えることですが、たとえ格安であっても丁寧にパッケージングされており、メーカーの心ゆきを感じることが出来ます。MAZE社のスマホを手にするのは今回が初めてですが、文句なしの梱包です。

充電器とケーブル、英語で書かれた簡素な取説、SIMトレイの取り出しピン、さらには専用の画面保護ガラスまでもが同梱されていました。

充電器とケーブル共に白色で、とても清潔感のある作り。

充電器は欧州仕様のプラグなので、日本のコンセントで使うためには変換アダプターが必要になります。とはいえ、iPhoneなどに付属するような汎用のUSB充電器でも問題なく充電できるので、このまま箱に戻してしまいましょう。

ケーブルはUSB Type-C端子。両面リバーシブルな形状のため、表裏を確認せずに済みます。一年前まではMicro USBばかりだった格安中華スマホですが、徐々にUSB-Cが浸透してきたので、ケーブルを統一出来るのは有り難いこと。

指紋目立つけど、ボディの出来栄えは上等

MAZE Alpha最大の売りは、6インチという大きなディスプレイを搭載しつつ、ボディサイズを極力抑えることで持ちやすさとスタイリッシュさも追求している点。

「持ちやすい」とは言ってもiPhone 8 Plusより大きく、やはり大型スマホには変わりないわけですが、上辺と左右のベゼルが狭められているため、引き締まった外観となっています。ただし、ベゼル幅は左右3mm、上辺は5mmほどあるので、「ベゼルレス」やら「オールスクリーン」というと多少語弊がありますね。(記事のタイトルは大目に見て下さい…)

ディスプレイの下には、指紋認証センサーと自撮り用カメラが設けられています。

一つ残念なのが、この本体下部の余白がありすぎること。もうちょいスリムアップすれば、「6インチなのにiPhone Plusよりも小さいぞ!」とアピール出来た気がします…。

上部には小さな受話口が設けられており、この辺はXiaomi Mi MIX 2似。

ひっくり返して背面を見てみましょう。

背面はガラスの一枚板で覆われており、純粋な光沢感が美しいです。見る角度によって波打つように模様が変わる「Elephone S8」も悪くはありませんが、ちょっと派手すぎてわざとらしさを感じてしまったので、個人的にはMAZE Alphaのシンプルデザインが好みですね。

ただ、長時間持っているとどうしても指紋が目立ってしまうので、背面ケースが同梱されていれば尚嬉しかったです。

背面左上には、2つのカメラレンズを横並びにしたデュアルレンズカメラが設けられており、これもMAZE Alphaの強みの一つ。実際の画質については後ほどご紹介しますが、同価格帯のスマホよりもワンランク上の写真が撮れます。

底面には、充電とデータ転送を担うUSB Type-Cポートが1つあり、その両側にはスピーカーが付いています。表裏はガラスに対し、底面含む側面はメタルフレームで囲われており、マットな質感となっています。

最近省かれがちな3.5mmイヤホンジャックですが、MAZE Alphaは本体天面にしっかりと装備。

SIMカードスロットは、片方がNano-SIM+もう片方がNano-SIM or microSDというよくある組み合わせ。4G+3Gのデュアルスタンバイに対応しています。

大迫力の6インチ フルHDディスプレイ

MAZE Alpha前面の大半を占めるのが、対角6インチの大きなディスプレイ。iPhone 8が4.7インチ、Xperia XZ1が5.2インチ、iPhone 8 Plusでさえ5.5インチですから、いかにデカいかがお分かりいただけるでしょう。

解像度はiPhone 8 Plusと同じフルHD(1,920 x 1,080ピクセル)なので、画素の荒っぽさを感じることは無く、映像本来の精細さや臨場感を失うこと無く楽しめます。試しにiPhone 8を並べてみましたが、映像の迫力が段違いに増します。

文字の可読性も著しく増すので、Webページを見たり電子書籍を読む場面でも、6インチの威力は大いに発揮されます。

3Dゲーム除けば不満を感じない処理性能

SoCは、中華スマホのミドルレンジ機種によくある「Helio P25」

処理性能の要となるSoC(システムオンチップ)としては、MediaTekの「Helio P25」というものが採用されており、SNSや動画視聴それから2Dゲームなら快適にこなせるだけの性能は持ち合わせています。

CPUは、2.5GHz駆動のCortex-A53コア4基と1.4GHzのA53コア4基からなるオクタコア(8コア)構成で、グラフィック処理を担うGPUはMali-T880 MP2。

Qualcomm社のSnapdragon 625に非常に似通ったスペックとなっており、実際の処理性能も肉薄しています。

MAZE Alpha以外でも採用例は多く、「DOOGEE MIX 2」「Vernee Mars Pro」「Elephone P8」などの格安中華スマホによく見られるSoCです。

Antutu Benchmarkは6万点前後

Antutu Benchmarkのテストを3回連続で測定したところ、スコアは6万点前後をうろつきました。3Dスコアは約1万点、CPUスコアは2万点前後、UXスコアは2万点強。

Geekbench 4

続いてプロセッサの処理能力を調べるGeekbench 4のスコアですが、シングルコアスコアは800点前後、マルチコアスコアは3,000点前後を記録しました。

RAM 4GB + ストレージ64GB

実行用メモリとしては4GBを内蔵しているので、いくつかのアプリを切り替えながら使う場面においても、不足する心配はありません。

最近は6GBを搭載する機種も珍しくありませんが、それに釣り合う高性能なSoCと組み合わせなければ意味がないので、このクラスの機種には4GB程度がベストなのかなと。

データやアプリを保存するストレージは余裕たっぷりな64GBを内蔵するうえ、microSDカードによる拡張も可能なので安心です。

2万円のスマホにしてはよく撮れるカメラ

MAZE Alphaは一応デュアルカメラを搭載した機種ですが、はっきりいってそれは売り文句に過ぎず、2眼の恩恵にあやかる場面は皆無と言って良いでしょう。

とはいえ、肝心の画質はなかなかのもの。流石に暗所撮影には弱いですが、SNSに軽いノリで投稿する程度であれば十分満足できるクオリティなので、2万円のスマホにしてはかなり頑張っているな〜!という印象です。

撮影モードはそれなりに充実しており、計7つの機能が備わっていました。

  1. Photo:標準の撮影モード(最大1,300万画素)
  2. Video:動画撮影(解像度は144p、720p、1080pのいずれか)
  3. FaceBeauty:いわゆる「美白モード」
  4. Blur:対象物をくっきり・周囲をぼかす撮影方法だが、不自然な仕上がりになる
  5. Mono:味のあるモノクロ写真が撮れる
  6. パノラマ:パノラマ撮影
  7. Pro:露出、ISO感度、ホワイトバランスを調節できるマニュアルモード

試し撮りしてきたので、下にいくつか添付しておきます↓ クリックすると原寸大表示できますが、データ量が大きいので、読み込みに時間が掛かります。

安いが故の粗雑さも感じる。MAZE Alphaの残念なポイント4つ

1. 指紋認証センサーの精度がすこぶる悪い

まずこの端末の欠点として挙げられるのが、指紋認証センサーの精度の悪さ。全く認識してくれない訳ではありませんが、指をあてる位置や角度にものすごくシビアなため、かなりの頻度で失敗します。

幸い、最大5つまでの指紋を登録できるので、同じ指を複数回覚えさせることで認識率をアップさせる事が可能です。位置・角度をずらしながら右手親指を5回登録したところ、8割くらいの確率で認識してくれるようになりました。

2. 電池の持ちがあまりよろしくない

4,000 mAhの比較的大容量なバッテリーが搭載されているにも関わらず、肝心の電池持ちはいまいちで、YouTubeで動画を観ているとかなりのペースで減っていきます。

試しに、「PCMark」というベンチマークアプリのバッテリーテスト「Work 2.0 battery life」で計測してみました。Webブラウジングやデータ解析などの日常作業を永遠と繰り返して、電池残量100%の状態から20%に達するまでの所要時間を測るというもので、MAZE Alphaの結果は6時間9分となりました。

同じ4,000 mAhでも、筆者の愛機「Huawei Mate 9」は9時間ほど、「Xiaomi Redmi 4」は15時間も持つので(これは別格ですが)、MAZE Alphaの電池持ちは「悪い」の部類に入るでしょう。

電力モリモリ食っている正体はおそらくSoCと思われ、MediaTekチップを搭載したスマホは、どれも電池持ちが残念な傾向にあります。同じミドルレンジ級のSoCでも、Snapdragon 625あたりは非常に燃費が優れているので、4,000mAhもあれば確実に10時間以上は動いてくれるはず。

3. オマケ程度のスピーカー

中華スマホにはありがちな問題点ですが、スピーカーの質は良くありません。音が薄っぺらく、中低音あたりが歪んでいるような気がします。

4. 重量200gオーバーでずっしり重たい

手持ちのはかりに乗せてみたところ、重量は225.5gありました。ほぼ公称値どおりですね。

そもそも200g超えのスマホは少数で、あの大きなiPhone 8 Plusでさえ202g、6.44型の超大型ファブレット「Xiaomi Mi Max 2」でさえ211gに収まっているので、MAZE Alphaを手に持つと物凄い重厚感を感じます。

MAZE Alphaのスペック

今回ご紹介したのは4GB RAM + 64GB ROMモデル。6GBモデルも存在しますが、若干割高になります。

主なスペックは以下のとおり↓

OSAndroid 7.0 (日本語対応)
プロセッサーMediaTek Helio P25
16nmプロセス
CPU:Cortex-A53@2.5GHz x4 + Cortex-A53@1.6GHz x4 オクタ(8)コア
GPU:Mali-T880 MP2
ストレージ64GB、128GB
メモリ4GB、6GB
ディスプレイ対角6インチ 1,920 x 1,080ピクセル 376ppi
内側カメラ500万画素
外側カメラ1,300万画素 + 500万画素
バッテリー容量4,000 mAh
拡張USB Type-C、3.5mmオーディオジャック
SDカード最大256GBのMicro SDXCカードに対応
センサーGPS、GLONASS、BeiDou(北斗)、指紋認証、ホール、重力、ジャイロ、近接、環境光、加速度、電子コンパス
SIMカードNano-SIM x2 (片方はMicro SDカードスロット兼用)
幅 x 厚さ x 高さ159.8 x 8.1 x 82.5mm
本体重量225g
カラーブラック

対応周波数帯は以下のとおり↓

  • GSM:850/900/1,800/1,900MHz
  • WCDMA:B1/B8
  • FDD-LTE:B1/B3/B7/B8/B20

MAZE Alpha

コメントお待ちしています

記事に関係あることでしたら、なんでもお書き下さい!頂いたコメントは公開前に管理人が一読し、問題がなければ承認します。

誠にお恥ずかしながら、たまに記事の誤記などを指摘して頂くことがあり、とても助かっております。どんなに小さなミスでも構いませんので、もし誤記や誤報を見つけましたらぜひお知らせ下さい。

批判には誠意をもって対応致しますが、アンチはスルーします。スパムはシステムのフィルターに引っ掛かるため、確認すらしていません。スパムは嫌いです。