
MacBook Proに外部モニター2台繋ぐとめっちゃ幸せになれる
- 2016-10-12
- 2017-10-26
筆者はいつも、MacBook Pro Retina 15インチに外部モニターを繋いでブログ更新を行っており、もうかれこれ4年ほど前の型落ち機種ですがパワフルなマシンなので不便なく使えています。
自宅での作業スタイルを説明すると、23インチの外部モニターでWordpress(ブログ)の投稿画面やアプリケーションドックを表示させ、MacBook Pro側でFinderでファイルの管理やFTPソフトのウィンドウを表示させる感じ。メインとして使う作業スペースはあくまでも外部モニター、サブとしてMacBook Proのディスプレイを活用しています。
これでほぼ困ることは無いのですが、更なる作業の効率化とちょっとした検証も兼ねて、しばらく使っていなかった23インチのモニターをもう一台MacBook Proに繋ぎ加えました。MacBook Pro内蔵ディスプレイと2台の液晶ディスプレイ、計3枚のトリプルディスプレイを導入してみたら文句なしの快適環境を築くことが出来ましたので、構築までの様子と作業場のビフォー・アフターをご紹介したいと思います。
目次
増設した液晶ディスプレイについて
今回新たに増設した液晶ディスプレイは、三菱電機のDiamondcrysta WIDE RDT231WLM-Dというもの。
TN方式のパネルに消費電力は51Wと、現在の液晶ディスプレイと比べるとスペックに時代を感じますがそれもそのはず、調べてみたところ6、7年ほど前のモデルでした。ディスプレイ表面はノングレア加工が施されており、基本的に文字がメインの作業(CSSやPHP等の編集や情報収集など)で活用したいと考えているため嬉しい仕様です。
画面サイズは23インチ、現在メインで使っているPHILIPSの234E5QHSB/11とほぼ同じサイズなので違和感なく使えそうです。
MITSUBISHI 23型三菱液晶ディスプレイ(ノングレア) RDT231WLM-D
MacBook Pro + 2台外部モニター 設置までの様子
Mini DisplayPort to DVIケーブル
MacBook Pro側の出力端子はHDMIが1つにThunderbolt兼Mini DisplayPortが2つ。既に設置済みのPHILIPSモニターへの出力でMacのHDMIは埋まっているためMini DisplayPortを使いたいところ、だがしかし問題発生!
今回増設するモニター側の入力端子はHDMI、ミニD-sub 15ピン、DVI-Dがそれぞれ1つずつ、Mini DisplayPort入力は見当たりません。そこで用意したいのが「ちゃちゃらちゃっちゃちゃー!!!! へ・ん・か・んあだぷたー!!!!」(ドラえもん風)…..片方がMini DisplayPostでもう片方がDVIの変換アダプターです。
こんな感じのを使うと良いでしょう↓
MacLab. Mini Displayport (Thunderbolt) - DVI-D 変換ケーブル 1.8m
こちらがMini DisplayPort端子、MacBook Proに繋ぎます。
そしてこちらがDVI-D(Dual Link)端子、DVIケーブルと接続します。
モニター側に接続するDVIケーブルと変換アダプターを接続します。
MacBook ProのMini DisplayPortポートに接続
MacBook Pro左側のThunderbolt兼Mini DisplayPort端子(稲妻マークのやつ)にアダプタを差し込みます。ポートは2つ備わっていますが、どちらでも問題なく出力出来るはずです。
モニターに電源コードとDVIケーブルを接続
アダプターで変換されたDVIケーブルと電源コードを本体裏側に接続します。これで一連の配線作業は完了です。
Macのディスプレイ設定を最適化
上手く接続出来たらディスプレイ側の電源スイッチを入れて動作確認をしましょう。
もし両画面に同じ映像が映されていた場合は「ミラーリング」が有効になっているので、設定アプリケーションを立ち上げてディスプレイ設定の中の「ディスプレイをミラーリング」のチェックを外します。
最後にモニターの位置調節やメニューバーの位置、表示解像度の設定を見直します。
トリプルディスプレイ環境、構築完了!!
無事MacBook Proの内蔵ディスプレイと2台の外部モニター、合わせて3台のトリプルディスプレイ環境の構築が完了しました。作業スペースがめちゃくちゃ広いですね!!
トリプルディスプレイ環境を作ってみた感想
とにかく作業スペースが広い!むしろ使いこなせるか心配
まず驚いたのが、作業スペースがとにかく広いということ!体感的には情報量が一気に2倍になった感じ、想像していたよりも広々なデスクトップを目の前にしてみて、むしろ使いこなせるか心配になるほどです。
下にモニター増設前と増設後の比較画像を貼りました。
とりあえず現状ではMacBook Proのスケーリング解像度は標準の1,280 x 800ピクセルに設定しており、加え1,920 x 1,080ピクセルのFHD解像度のモニターが2枚ですので、横幅は合計5,120ピクセル!(5Kの横幅と一緒)
合計5,171,200ピクセルという、FHDモニター1枚の2.5倍分の情報量を一気に得ることが出来ます。
デスクスペースがかなり占有される。圧迫感は否めない
モニター増設によって、デスクスペースはかなり専有されてしまいました。
先日机を買い替えまして、横160 x 縦70cmとやや大きめのものを選びました。MacBook Proとモニター1台置く程度であれば開放感たっぷりなデスクスペース、そこにモニターを1台追加設置してみると思いの外圧迫感を感じます。
まあでも、スマホや机上の引き出しは問題なく置けますので、実用面での不便は全く感じていません。
カクつきやもたつきは感じられず。なかなかやるじゃんMacBook Pro
今回一番の心配点といえば、モニター増設によって出力する解像度が増え、結果的にMacBook Proの動作や体感速度が遅くなってしまわないかということ。MacBook Pro内蔵のRetinaディスプレイもそこそこ大きい解像度なのにも関わらず既に1台の外部ディスプレイを接続済み、そこにもう1台増えれば当然GPUへの負荷も大きくなります。
実際に増設してしばらく使ってみたのですが、驚くほどサックサク安定して動いてくれました。これがもし4Kディスプレイだった場合、流石に体感速度の低下を招きそうですが、内蔵RetinaディスプレイとフルHD2枚分を出力する程度のパワーは十分備えています。なかなかやるじゃん、MacBook Proくん!
ちなみに、現在使用しているMacBook ProはCPUオンボードのIntel HD Graphicsに加えて、より高性能な独立グラフィックチップ「GeForce GT 650M」を搭載しています。本体のモニターを使う場合は、基本的に内蔵GPUで高負荷が掛かる場合のみ独立GPUに切り替わるといった挙動ですが、外部モニターを繋ぐと常に独立GPUが働くようです。
リーズナブルかつ高品質な液晶ディスプレイ
手軽にマルチディスプレイ環境を構築したい方に向けて、リーズナブルかつ高品質な液晶ディスプレイをいくつかご紹介します。
BenQ 21.5インチ フルHD非光沢LEDディスプレイ GW2265
LG 23インチ AH-IPSパネル超狭額液晶モニター 23MP68VQ-P
Dell 27インチ 非光沢IPSパネルディスプレイ SE2717H
ノートパソコンのデスクトップ化を考えている方に向けて「ノートパソコンのデスクトップ化に便利なおすすめ周辺機器」という記事を書きました。本来持ち運びに特化したノートPCをデスクトップ並に快適に使えるマシンに変貌させる、筆者イチオシのアイテムを紹介しています。
大変有益な記事で助かります。
当方はFXの専業トレーダーをしております。今はMac book pro retina 2015 midモデルを使っていて15インチのディスプレイだけでチャートを見ていますが視力が悪くノートは常に下を向く体制になることからモニタ2台増設を検討していました。GPUの負荷が心配でしたが接続モニターはFHDで1920X1020程度ですし、記事を読ませていただいていけそうだと感じた次第です。アップルストアの店員に聞きましたところ、4Kクラスでなければ問題にならないとの回答を得ています。
コメント、ありがとうございます。
FXチャートといえば「MetaTrader」や「TradingView」等を思い浮かべますが、パソコンの処理としては軽作業の部類になりますね。
アップルストアの定員さんの仰るとおり、2015年のMacBook ProならFHD x2台は余裕でこなしてくれるはずです。
小生は仕事先のせいでウィンドウズのMS-Wordを使わざるを得ない仕事環境なのですが、ウィンドウズはウィルスが多くて嫌になり、マックに変更しました。ただし、マックで複数モニターにつなげた場合、マック用のMS-Wordで「行間のオプション」を使用すると画面がフリーズします。なので、文書のフォーマットは、モニターを外してからでないとやれません。
この「OSXのバグ(だと思います)」を直してもらいたいです。皆さんは、このような経験はありませんか? ちなみに、1912年ごろのMacBook Air(OSXはSnow LeopardからEl Capitanのころか…)ではこういう問題はありませんでした。