MacでAndroidスマホのファイルを転送・管理する方法

  • 2016-09-26
  • 2017-10-26

筆者はメインパソコンとしてMacBook Proを日々愛用しておりまして、今現在もMacを使ってこの記事を書いているわけですが、最近ちょっと困った事態に遭遇しました。それは、Androidスマホで撮影した長時間の動画ファイルをMacに移そうとした時の出来事です。

iPhoneのiTunes同期や写真読み込みと同じような流れで、Androidスマホもケーブルで接続するだけでデータ吸い出しが出来るものと思い込んでいたのです。USB↔microUSBケーブルでスマホとMacを繋いでしばらく様子を見ていたのですが、スマホ側の充電は開始されたもののMac側は認識する気配皆無…。

これはどうしたものかと、いつもの如く何でも知ってるGoogle先生に「Android Mac データ転送 方法」と聞いてみたところ、何やらMac側に専用のアプリケーションをインストールする必要がある他、スマホの設定も確認してみる必要があるとの事でした。この記事では、MacでAndroidスマホやタブレットのファイルを転送・管理する方法を順を追って解説しようと思います。

Macアプリ「Android File Transfer」をインストール

調べたところ、どうやらMacでAndroidデバイスのストレージの中身を見るためには「Android File Transfer」というMac専用アプリをインストールする必要があるとのこと。導入の手順を説明します。

ファイルを転送するには、パソコンに Android File Transfer をインストールする必要があります。Android File Transfer は、Mac OS X 10.5 以降および Android 3.0 以降と互換性があります。

引用:パソコンと Android 搭載端末間のファイル転送 – Nexus ヘルプ

1. 配布サイトからダウンロード

Android File TransferはAndroid開発元であるGoogleが配布しているアプリ、Android公式サイト中の配布ページよりダウンロード出来ます。グリーンの「DOWNLOAD NOW」をクリックすればダウンロードが始まります。

Android File Transfer

Android File Transfer 配布サイト

2. アプリケーションフォルダーへコピー

ダウンロードが完了したandroidfiletransfer.dmgをダブルクリックでインストーラーを開き、指示通りAndroid File Transfer本体をアプリケーションフォルダーへドラッグアンドドロップでコピーしましょう。
Android File Transfer dmgファイル
Android File Transfer ドラッグアンドドロップ

3. 起動

おそらく初回起動時には「インターネットからダウンロードしたアプリを開きますが良いですか〜?」のようなポップアップが出ると思いますが、Google開発なので安心して開きましょう。

Android File Transferはアプリ起動時に接続されているAndroidデバイスを自動スキャン、今回は何も接続していないため「No Android device found」と通知されました。これでアプリのダウンロードから導入まで、下準備は一通り完了です。

Android File Transfer 起動

Android File Transferを使ったファイル転送方法

1. AndroidデバイスとMacをUSBケーブルで接続

MacにAndroid File Transferを無事インストール出来ましたら、スマホやタブレットをMacと有線接続してみましょう。

最近の多くスマホの場合、USB↔micro USBまたはUSB↔USB Type-Cどちらかのケーブルを使って接続すれば良いのですが、充電専用のケーブルでは端末を認識出来ません。もし充電専用のものしかお持ちでない場合、データ通信に対応したケーブルを別途用意する必要があります。

mac-android-fire-browse-android-file-howto-connect

スマホ用のケーブルを購入する場合、充電に加えデータ通信に対応した製品を選びましょう。

Anker PowerLine+ Micro USBケーブル

 

2. MTP接続をオン

Macとの接続時、Androidデバイス上に接続の確認を要求するようなポップアップが表示された場合、タップして接続モードを確認しましょう。この時必ず確認してほしいのがMTPの項目、もしオフになっていた場合はオンに切り替えます。

MTPとは、Androidをメディアデバイスとしてパソコンに認識させるための接続モードで、オフにしているとAndroid File Transferがデバイスを認識しませんので注意しましょう。

mac-android-fire-browse-android-file-howto-mtp

3. Androidデバイス内のファイルをブラウズ

AndroidをMacが正常に認識すれば、Android File Transferのメインウィンドウが自動で表示され、ウィンドウ上部には接続したデバイス名が表示されます。もし接続しても無反応な場合、手順2のMTP接続を再度確認するか、アプリケーションフォルダーからAndroid File Transferを直接起動させてみて下さい。

MacのFinderと同じような操作感でAndroid内のファイル・フォルダーをブラウズ出来ます。ウィンドウ左上の切り替えタブ「Internal storage」で内蔵ストレージを、「SD card」でSDカード内のファイルを参照出来ます。

Android File Transfer ブラウズ

4. 転送したいファイルをドラッグアンドドロップ

Android File Transferで転送したいお目当てのファイルを見つけることが出来たら、MacのデスクトップかFinderのウィンドウにドラッグアンドドロップで保存しましょう。この場合、移動保存ではなくコピー保存ですので、Macへ転送したファイルはAndroid上にもしっかり残ったままとなります。

転送に要する時間は使用するケーブルやAndroidデバイスによって異なりますが、ちょっと長めの動画ファイルでも数分で完了するでしょう。

また、撮り溜まった写真や動画などを一括してバックアップしたい時には、複数ファイルを選択して一括転送すれば手間要らずです。

mac-android-fire-browse-android-file-howto-save

コメントお待ちしています

記事に関係あることでしたら、なんでもお書き下さい!頂いたコメントは公開前に管理人が一読し、問題がなければ承認します。

誠にお恥ずかしながら、たまに記事の誤記などを指摘して頂くことがあり、とても助かっております。どんなに小さなミスでも構いませんので、もし誤記や誤報を見つけましたらぜひお知らせ下さい。

批判には誠意をもって対応致しますが、アンチはスルーします。スパムはシステムのフィルターに引っ掛かるため、確認すらしていません。スパムは嫌いです。