これは実用性の塊だ!ThinkPad X1 Carbon(2016)実機レビュー
- 2017-01-14
- 2018-06-03
LenovoのThinkPadと言えば、世界的に有名なビジネス向けのノートパソコンで、日本でも利用ユーザーの多い機種です。
このたび、ThinkPadシリーズの主力機種である「ThinkPad X1 Carbon」の2016年モデルをLenovo様よりお借りすることが出来ましたので、実機を使ったレビューをしたいと思います。
X1 Carbonは、長時間の作業でもストレスを感じない14インチの高精細ディスプレイを備えつつ、ボディを1.18kgという持ち運びやすい重量に抑えた、実用性とモバイル性の両方を兼ね備えたバランスの良いノートパソコンです。
良いところだけでなく、悪いところもしっかりとチェックしました。また、おすすめのカスタマイズ構成やクーポンに関してもまとめましたので、ThinkPad X1 Carbonのご購入を検討されている方はぜひこの記事をお読み下さい。
目次
ThinkPad X1 Carbonのスペック
ThinkPad X1 Carbonのスペックを表にまとめました。今回レビューするモデルのスペックは、太文字+下線で強調させています。
OS | Windows 10 Home 64bit |
---|---|
プロセッサー | Intel第6世代Core i5またはi7 Uプロセッサ レビュー機:Core i7-6500U 2コア/4スレッド 2.5GHz |
ストレージ | 128GB、192GB、256GB、512GB、1TBのSATA SSDまたはPCIe NVMe SSD レビュー機:256GB PCIe NVMe SSD |
メモリ | 4GB、8GB、16GB LPDDR3 1866MHz |
ディスプレイ | 14インチ 1,920 x 1,080(FHD) IPS液晶ディスプレイ レビュー機:14インチ 2,560 x 1,440(WQHD) IPS液晶ディスプレイ |
グラフィックチップ | Intel HD Graphics 520 |
光学ドライブ | 無し |
バッテリー駆動時間 | 52Wh 最長9.8時間駆動(公称値) |
接続端子 | USB 3.0 x3(1つはPowered USB)、Lenovo OneLink+ x1、MiniDisplayPort x1、HDMI x1、オーディオ端子 x1、Micro SDカードスロット x1 |
サイズ | 横333 x 縦229 x 厚み16.45mm |
本体重量 | 約1.18kg |
Lenovo ThinkPad X1 Carbonは下のリンクから購入できます。
- Lenovo公式ショップでチェック:ThinkPad X1 Carbon | Windows 10 搭載、超軽量ビジネス・ウルトラブック| レノボジャパン
ThinkPad X1 Carbonを開封。付属品など
それでは早速、ThinkPad X1 Carbonを開封する様子をざっくりとお届けします。同梱品についても軽く説明しますね。
黒いパッケージにThinkPad X1のロゴ
ThinkPad X1 Carbonは黒い箱にパッケージングされており、ThinkPadとX1のロゴがプリントされています。
箱の中は目立つ赤色で、なかなか凝った作りになっています。
最初に登場するのは、スタートアップガイド。ここにもX1のロゴが。中身は全て英語ですが、別に読まなくても良いです。
X1 Carbon本体は、黒くて薄い保護シート(?)に包まれていました。慎重に取り出します。
本体の構造や保証に関して書かれた説明書「安全上の注意と保証およびセットアップについての手引き」です。分からないことがあったら、ひとまずこれを読めば大丈夫そうです。
付属品
次に付属品です。写真の左から電源コード、充電アダプター、ThinkPad OneLink+ イーサネットアダプターの3つが同梱されていました。
充電アダプターはよく見かける一般的なものです。持ち運びにはあまり適していません。
充電アダプターは単体では機能せず、この電源コードと合体させて使います。これもよくあるタイプ。
充電アダプターと電源コードを組み合わせると、かなり嵩張ってしまいます。もうちょっとコンパクトにして欲しいですね。
最後に、ThinkPad OneLink+ イーサネットアダプターです。X1 CarbonにはLenovo OneLink+という独自の端子が備えられており、それを有線LANポートへ変換するためのアダプターとなります。
Lenovo ThinkPad X1 Carbonは下のリンクから購入できます。
- Lenovo公式ショップでチェック:ASUS ZenBook3 UX390UA-256G - ASUS Shop
黒一色!ThinkPad X1 Carbonの外観をじっくり眺める
黒色に統一された本体の外観や拡張ポートなど、じっくり見ていきます。
天板
天板は黒一色で、端にはThinkPadのロゴマークが配置されています。とてもシンプルなデザインです。
サラサラとした質感で手触りが良く、指紋の目立ちを抑える仕上げとなっています。
ディスプレイ面
ディスプレイを開けてみました。ベゼルやキーボード面も天板と同じ黒色で、手触りも変わりません。
液晶ディスプレイの上には、HD解像度(1,280 x 720ピクセル)のWebカメラが備えられています。ビデオチャットやアカウントの顔写真の撮影などに使います。なお、Windows Helloの顔認識には対応していないもよう。
キーボード・トラックパッド周り
GキーとHキーの間には、ThinkPadではお馴染みの「ポインティングスティック」が取り付けられています。上下左右に力を入れてマウスを動かすポインティングデバイスで、使い慣れるとトラックパッドに一切触れず、効率的に作業を進められるようです。
トラックパッドの広さは可もなく不可もなくといったところ。MacBookシリーズよりもスペースは狭いですが、実用面では特に問題ありません。
右クリックと左クリックの物理ボタンは、トラックパッドの下ではなく上に取り付けられています。ポインティングスティックと併せて使うことで、キーボードから手を離さずに操作できます。
ちなみに、物理ボタンを使わずとも、トラックパッドの右下をクリックすることで右クリック出来ます。トラックパッドメインで使う方にも優しい作りです。
電源ボタンはキーボードから独立しており、Deleteキーの右隣りに備えられています。電源ボタン中央の丸い点にはLEDランプが組み込まれていて、起動中は緑色に光ります。
排気口・ヒンジ
本体裏面には、空気を取り込む吸気口と、スピーカーのグリル穴が備えられています。四隅にはゴム足が取り付けられており、裏面は接地面に触れない作りとなっています。
また、裏面を固定するネジも見受けられ、形状からして通常の十字ドライバーで取り外せそうです。よって、簡単に内部構造を確認できそうですが、実機はお借りしたものなので分解はしません。
後ろ側には排気口が設けられています。動画編集やベンチマークテストなどの高負荷な処理をさせるとCPUが発熱するため、ここから暖かい空気が出てきます。
X1 Carbonにはドロップダウンヒンジが採用されていますが、ディスプレイは180度まで開くことが出来ます。
拡張ポート
左側面には電源ポート、Lenovo OneLink+ポート、MiniDisplayPort、USB 3.0が備えられています。
実は、左側にあるUSBポートは「Powered USB 3.0」というちょっと特別な仕様で、スマホやタブレットの高速充電に対応しています。更には、パソコンの電源が入っていなくても充電できるという優れものです。
そして右側面には3.5mmオーディオ端子、USB 3.0(Powered USB 3.0非対応)が2基、HDMIポートが備えられています。2つのUSBには約2.5cm離して設置されているので、USB機器同士が物理的に干渉しにくくなっています。
裏面の保護キャップを開けると、Micro SDカードスロットが姿を見せます。ただ、装着しづらいのが難点。
そして、Micro SDカードスロットの隣には、ノートパソコンでは珍しくSIMカード(Micro SIM)スロットが設けられています。しかしこの件に関して調べてみたところ、残念ながら日本では使えないようです。公式サイトの仕様表を見ても、米国向けページでは確かに「Micro SIM」の記述が見つかりますが、日本向けページには一切ありません。
Lenovo ThinkPad X1 Carbonは下のリンクから購入できます。
- Lenovo公式ショップでチェック:ThinkPad X1 Carbon | Windows 10 搭載、超軽量ビジネス・ウルトラブック| レノボジャパン
実用性の塊!安心して持ち運べる一台
ThinkPad X1 Carbonには目新しい機能や特徴はありませんが、場所に囚われず安心して作業が出来る完成度の高い一台です。モバイル性、堅牢性、パフォーマンスなどなど、様々な面で実用性の高さが光ります。
14インチなのに1.18kg!モバイル性の高さに惚れた
ThinkPad X1 Carbonの筐体は、カーボンファイバーという特殊な素材で作られており、14インチなのに重量1.18kgの軽量なマシンに仕上がっています。ストレスフリーでどこへでも持ち運べる、素晴らしい機動性です。
筆者はあまりカーボン素材について詳しくはないのですが、調べてみたところ、ノートパソコンにはもってこいな素材であることが分かりました。カーボン素材は軽量な上に頑丈という特性を持っており、ロケットや航空機の開発に用いられていたようです。製造コストが嵩むという難点はあるものの、とても魅力的な素材です。
Wikipedia先生によると…
炭素繊維の長所を一言で言うと、「軽くて強い」という点である。鉄と比較すると比重で1/4、比強度で10倍、比弾性率が7倍ある。その他にも、耐摩耗性、耐熱性、熱伸縮性、耐酸性、電気伝導性に優れる。
短所としては、製造コストの高さ、加工の難しさ、リサイクルの難しさが挙げられる。また、素材自体が異方性を持ち、どういった形で積層するかか、また、損傷を受けた場合の破損の判断が難しく、クリティカルな状況での使用は細心の注意が必要である。
特別薄くは無いが、拡張ポートはそこそこ充実している
最近は超薄型でスタイリッシュなノートパソコン(Ultrabook)が流行っていますが、ThinkPad X1 Carbonの厚みは16.45mmで、薄型ではあるものの特筆すべき程ではありません。参考までに、Apple MacBook 12インチは13.1mm、ASUS ZenBook 3は11.9mm、HP Spectre 13は11.2mmです。
確かに、ノートパソコンの薄型化は技術革新の賜物に違いありませんが、その技術が必ずしも利便性へ繋がるとは言えません。薄型化の大きな代償の一つとして拡張ポートの欠乏が挙げられ、これは利用者によってはとても重大な問題です。
X1 Carbonは薄さよりも実用性を重視したノートパソコンで、拡張ポートの数はそこそこ充実しています。フルサイズのUSBを3基搭載していますし、ディスプレイ出力においてはMiniDisplayPortとHDMIを装備しています。欲を言えば通常サイズのSDカードスロットが欲しいところですが、それを除けば完璧と言って良い拡張性です。
また、Lenovo OneLink+端子を使って別売りのドックへ接続すれば、デスクトップ並の拡張性を得ることだって出来ます。
- USB 3.0 x2
- Powered USB 3.0 x1
- Lenovo OneLink+ x1
- MiniDisplayPort x1
- HDMI x1
- オーディオ端子 x1
- Micro SDカードスロット
フルHDを超えるWQHDの高精細ディスプレイ。アンチグレアで屋外でも見やすい
ThinkPad X1 Carbonのエントリーモデルでは、フルHD = 1,920 x 1,080ピクセルの14インチディスプレイを備えており、殆どの利用用途では十分に事足ります。
しかし、モデルによっては更に高解像度を手に入れることもできます。今回レビューしているのは、フルHDよりも70%ほど広いWQHD = 2,560 x 1,440ピクセルのディスプレイを搭載する高解像度モデルです。動画や写真を見るときにはもちろんのこと、細かい文字も潰れること無く表示されるので、ウェブブラウジングでもその威力を発揮します。
下の画像は、左側でブログ更新をしながら、右側で他のウェブサイトや資料を表示させる例です。スケーリング解像度を125%に設定しているので、表示領域は2,048 x 1,152相当となります。フルHDよりも僅かに広い作業スペースですね。
(画像をクリックすると、実寸大のスクリーンショットが表示されます。)
また、ディスプレイの表面はアンチグレア加工が施されていて、周囲光の反射を和らげます。MacBook Proにアンチグレアフィルムを貼り、自宅で2台のアンチグレアディスプレイを使い、iPhoneにサラサラフィルムを貼っている非光沢派の筆者としては、とても評価できるポイントです。
実際に屋外で使ってみたところ、画面の明るさ80%ほどで快適に作業できました。
Intelの第6世代Core・最大16GBメモリ搭載で、まずまずの性能
プロセッサはIntelの第6世代Coreが採用されており、型番は以下の4つのうちのどれかです。(上から性能の低い順)
今回レビューしているモデルは、Core i7-6500Uが搭載されています。
- Core i5-6200U 2コア/4スレッド 2.3GHz
- Core i5-6300U 2コア/4スレッド 2.4GHz
- Core i7-6500U 2コア/4スレッド 2.5GHz
- Core i7-6600U 2コア/4スレッド 2.6GHz
そして、メモリは4GB、8GB、16GBのいずれかを搭載します。このモデルでは、8GBのメモリを積んでいます。
Core i5およびi7のUシリーズの性能ですが、ノートパソコンの中ではミドルハイ程の位置付けになるのでしょうか。同等の性能を備えた有名なマシンを挙げるならば、MacBook Pro 13インチや、Surface Pro 4などです。
ウェブブラウジングや文書作成、Officeでの資料作成等なら余裕でこなします。Photoshopで画像編集をしてもさほどストレスを感じませんでした。
しかし、動画編集やゲームなどには向いていません。プロセッサの力不足も一因ですが、X1 Carbonは独立したグラフィックチップを持っていないので、グラフィック処理には弱いと感じました。
ベンチマークやパフォーマンスについては、後日別の記事にて詳しくご紹介する予定です。
パスコード不要でログイン出来る指紋認証センサー
ThinkPad X1 Carbonには、矢印キーの下辺りに指紋認証センサーが設置されています。これにより、センサーへ1秒ほど指を置くだけで、パスワードを入力せずアカウントへログインできます。
指紋認証センサーでのログインを使うためには、下のようにWindows Hello 指紋認証を設定する必要があります。指紋認証及びパスワードに関する設定は、設定アプリ→アカウント→サインインオプションで行います。
十分に設けられたキーボードのストローク
キーボードのストロークも薄型化によって失うものの一つでしょう。キチキチにパーツを詰め込んだノートパソコンでは、設計の都合上、沈み込みが1mmにも満たない超薄型キーが採用されます。例えば、MacBookのバタフライキーなど…。
しかし、ThinkPad X1 Carbonは極度な薄型化を図っていないので、約2mmの適度なキーストロークが設けられています。(おおよその測定です。)
タイプした時にしっかりとした押し込み感があり、キーは中央に沈み込むように湾曲しているので、打ち間違えの少ない安定感のあるタイピングが出来ます。なかなか良いです。
ただ、筆者の好みを言えば、もうちょっとタッチに重みを持たせても良かったのではと思います。ちょっと軽いかな…?
Lenovo ThinkPad X1 Carbonは下のリンクから購入できます。
- Lenovo公式ショップでチェック:ThinkPad X1 Carbon | Windows 10 搭載、超軽量ビジネス・ウルトラブック| レノボジャパン
ThinkPad X1 Carbonを軽く使ってみて感じた残念な点
ここまで、ThinkPad X1 Carbonの良い所を重点的に紹介してきましたが、次は残念な点・改善して欲しい事をまとめてみます。ただ、これはあくまでも筆者個人の意見ですので、一概にあれがダメ!これがダメ!とは言えません。
タイプ感良い。キーピッチも良い。しかし、配置がイマイチ
先ほどキーボードのタイプ感が良いと書いたばかりですが、配置に関してはあまり評価できません。個人的に、以下の3点が気に入りません。
- 変換キーが小さい
- Ctrlボタンが左下隅に配置されていない(Fnキーと入れ替えて欲しい)
- ファンクションキーがキツキツ
まあ長く使っていれば配列には慣れそうなので、大きな減点ポイントではないですね。
赤丸のポインティングスティックは慣れが必要。トラックパッドの方が快適
GキーとHキーの中間に配置されている赤丸のポインティングスティックですが、慣れるにはある程度の時間を要すると思いました。力のかけ具合でポインターの速度が変化するので、あともうちょっと!というところでズレたり、届かなかったりするんですよね…。
どうしてもトラックパッドを使ってしまいます。
スリープ中はThinkPadロゴの赤ランプが絶えず点滅している
これはかなり気に食わないです。
ディスプレイをぱたんと閉じると、パソコンはお休みしてスリープ状態になりますよね?システムは一時停止して、ディスプレイは消えて、冷却ファンは止まって…。しかしそんな中、ずーっと働き続ける奴が居ます。
天板のThinkPadロゴのiの点の部分に赤色のLEDランプが埋め込まれているのですが、こいつがスリープ中にも関わらずピコピコと点滅し続けるのです。おそらく不具合ではなくThinkPad側の仕様だと思うのですが、少しでもバッテリーを節約するためにもこの点滅は要らないと思います。
フルサイズのSDカードスロットが無い
先ほどもちらっと触れましたが、やはりSDカードスロットは欲しいですね。Microではなく、フルサイズの方です。
カメラのデータをパソコンへ移す時、SDカードスロットがあればアダプター無しで写真を取り込めるので便利です。筆者の場合、SDカードを使う頻度は少ないですが、人によってはSDカードスロットの有無は重大な問題かと思われます。
スペース的には余裕があると思うので、何とか頑張ってくださいLenovoさん!
Lenovo ThinkPad X1 Carbonは下のリンクから購入できます。
- Lenovo公式ショップでチェック:ThinkPad X1 Carbon | Windows 10 搭載、超軽量ビジネス・ウルトラブック| レノボジャパン
屋外へThinkPad X1 Carbonを持ち出し、バッテリー持ちと使い心地を検証しました
【2017年1月19日追記】ThinkPad X1 Carbonレビュー記事の第2回目を投稿しました。より実践的なレビューとして、屋外へX1 Carbonを持ち出してブログ更新や写真編集を行い、バッテリー持ちや使い心地などを検証しました。詳しく「屋外へThinkPad X1 Carbonを持ち出し、がっつり作業してみた結果」の記事にまとめていますので、こちらもぜひお読み下さい。
ThinkPad X1 Carbonのおすすめ構成と販売価格
最後に、ThinkPad X1 Carbonのおすすめのカスタマイズ構成と、販売価格についてです。購入を検討されている方は後に後悔することの無いよう、自身の用途に見合った構成を選びましょう。
人によりけりだが、CPUはCore i5-6200Uで十分使える
もちろんこれは人によりけりですが、ビジネス用途ならCPUは最小のCore i5-6200Uでも十分満足できます。また、i7を選んだとしても、高負荷な作業には向いていないことに変わりありません。
そもそもSSDの速度がとても速く、Core i5でもi7でも体感速度はさほど変わらないため、コストパフォマンスを考えるとi5を選ぶべきだと思います。
WQHDディスプレイは魅力的。しかし、電池持ちを考えるならフルHD
確かに、高精細なWQHD解像度のディスプレイは綺麗です。しかし、決してメリット尽くめではなく、バッテリーの減りが速くなるという欠点もあります。
電源の確保が難しい屋外で使用することを考えると、解像度よりも省電力性を優先すべきなので、より長時間使いたい方はフルHD搭載モデルを選ぶべきだと思います。
メモリとストレージの容量は?
メモリの容量ですが、Windows 10を快適に使うには8GB以上のメモリを搭載したいところです。ストレージは使用用途によって求められる量が大きく変わりますが、256GBか512GBあたりが良いでしょう。
まずメモリに関してです。4GBでは複数のアプリを立ち上げた時に一杯一杯になってしまうので、余裕を持てる8GBがおすすめです。
16GBメモリはどうなの?って話ですが、筆者としてはあまりおすすめできません。メモリ8GBを16GBにするなら、ストレージ容量を256GBから512GBにした方がより満足できると思います。よって、ひとまず8GBメモリを搭載したモデルを選び、もし予算に余裕があればストレージを優先してカスタマイズしたいところ。
販売価格とEクーポンについて
ThinkPad X1 Carbonの気になるお値段ですが、安くて10万円、20万円台は当たり前なので、ノートパソコンとしてはお高めです。
しかし、Lenovoは頻繁にEクーポンの発行を行っており、これを適用することで数割引きの割安価格で購入できます。購入を検討されている方は、公式サイトの販売ページを随時チェックし、なるべく割引率の高い時を狙いましょう。
※注文手続きを勧めているとEクーポンの入力欄が現れますので、必ずクーポンを入力して「クーポンを利用」ボタンを押しましょう。
ちなみに現在は、明日の1月15日までの期間限定になりますが、「JPWE0115」と入力すると44%オフで購入できます。その割り引きを反映した上での販売価格は以下のようになります。
Lenovo ThinkPad X1 Carbonは下のリンクから購入できます。