
ThinkPad X1 Carbon (2018)をもっと便利に使うための周辺機器
- 2018-07-12
- 2018-07-12
これからThinkPad X1 Carbonを購入する方へ向けて、いちユーザーの筆者がお薦めする“もっと便利に使うための周辺機器”をリストアップしてみました。非常に拡張性に長けたパソコンですので、優秀な周辺機器があってこそ真価を活かせるってモンです。
ThinkPad ベーシック/プロ ドッキングステーション
ThinkPad X1 Carbonの最新型2018年モデルは、Intel第8世代CPUを搭載することでデスクトップPC並の処理性能を有しているので、外付けモニターやキーボード・マウス等を用意すればデスクトップPCとしても使い倒せます。
X1 Carbonをデスクトップ化するなら、周辺機器を直に本体へ繋ぐのが最も手っ取り早い方法ですが、機器が増えるにつれてケーブルも増えてしまい見た目も使い勝手もよろしくない!という訳で、それらを一纏めにできるドッキングステーションをお薦めします。
Lenovo公式ショップにて、ThinkPad専用に開発された「ベーシックドッキングステーション」と「プロドッキングステーション」が販売されており、価格は前者が21,600円で後者が25,920円。いずれも、ドック左側にあるレバーをスライドさせるだけでX1 Carbon左側面に付いている3つの端子と繋がる仕組みで、面倒なケーブルの抜き差しを行うことなく着脱が可能です。
ベーシックドッキングステーションの拡張端子はUSB 3.1(Gen1) x2基、USB 2.0 x2基、RJ-45有線LAN x1基、DisplayPort 1.4 x1基、VGA x1基、3.5mmオーディオジャック x1基、そして電源ポートが1基で、90WのACアダプターが同梱されます。プロドッキングステーションは、USB 3.1(Gen1)とUSb Type-CとDisplayPort 1.4がそれぞれ1基増設され、より強力な135WのACアダプターが同梱されます。
ドッキングステーションの販売ページ↓
Anker PowerPort I PD
モバイルバッテリーで知られるAnkerの「PowerPort I PD」は、USB Power Delivery(USB-PD)に対応したUSB Type-C端子1つに加え、通常のUSB端子4つ、合計5つのUSB端子を装備する据え置き型充電器です。
ThinkPad X1 Carbonに付属する充電器は45Wなのに対しPowerPort I PDのUSB-C端子は最大30Wで、数字だけ見れば明らかに力不足ではあるものの、充電そのものには支障無し。充電速度の低下さえ我慢すれば問題ありません。iPhone XやiPad Proシリーズ、Huawei P20 ProやMate 10 Pro、Xperia XZ2やGalaxy S9/S9+などなど、最新スマホの多くはPDに対応しており、今後の標準規格になるとも言われていますね。
4基のUSB端子は、接続するデバイスを認識して適した電力を供給するテクノロジー「PowerIQ」に対応していて、各ポート最大2.4Aで出力されます。X1 Carbonと同時にスマホやタブレットを複数台充電したいならうってつけの一台です。
Anker PowerPort I PD Power Delivery対応 60W 5ポート USB-C急速充電器
Xiaomi 45W USB-C PD & QC3.0 充電器
持ち運びやすさを考慮して充電器をチョイスするなら、Xiaomi(シャオミ)の45W USB-C充電器なんて如何でしょう。端子はUSB-C一つしか備わっておらず、同時充電はできませんが、USB-PDとQuickCharge 3.0の両方に対応している優れものです。PDもしくはQC3.0対応のデバイス + X1 Carbonのコンビで持ち歩くなら、この充電器さえあれば完璧。
PDの場合は最大45W出力で、X1 Carbonに付属する充電器と変わらぬハイパワー。USB-Cを搭載するMacBookシリーズやDell XPS 13、Huawei MateBook X、それからXiaomiのMi Notebook Airシリーズなどなど、PD対応のノートパソコンほぼ全てを充電できますし、PD対応のスマホやタブレットも同様に急速充電可能。
Androidスマホの場合、PDに対応していなくてもQualcommのQuickCharge 3.0に対応していればマックススピードで充電できます。Xperia XZ、LG G5、ZTE Axon 7、Xiaomi Mi5s等がPD 3.0をサポートしています。
本製品の難点を挙げるとすれば、そもそも現物を手に入れるのが大変難しいということ。日本のアマゾンでは売っていないため、GearBest.com等の中華系通販サイトから個人輸入するか、それとも現地のXiaomiストアで購入!?
Xiaomi 45W USB-C充電器
dodocool DP13 20100mAh PD対応モバイルバッテリー
USB-PD対応のモバイルバッテリーはまだまだ数少ない中、筆者が最も推したいのがdodocoolの「DP13」。
最大45WのUSB-Cポートに加え、USB-Aを2基搭載。PD対応デバイスだけでなく、急速充電非対応のスマホ・タブレットやモバイルルーターまで、ありとあらゆるデバイスを充電できます。20,100mAhの大容量バッテリーを内蔵するので、いまや決して手放すことの出来ない相棒となりました。
しかも、競合製品であるAnker PowerCore Speed 20000 PD(7,999円)やRAVPower RP-PB058(6,999円)に比べ割安なので、現状ではベストチョイスかと。
dodocool DP13 USB-PD対応 45W 20100mAhモバイルバッテリー
Anker PowerLine II 3.1(Gen2)
充電器やバッテリー側がPDに対応していたとしても、肝心のUSB-Cケーブルが非対応ではお話になりません。
品質に定評のあるAnkerのケーブル「PowerLine」は耐久性の高さを売りにしたシリーズで、そのうちの一つ「PowerLine II USB-C & USB-C 3.1(Gen2)」は、最大10Gbpsという超高速な転送速度を誇るUSB 3.1 Gen2に対応したUSB-C端子を備え、最大100WのPDに対応しています。
- 数が示すその強さ:約80kg以上の重さを持ち上げられるほどに耐久性を向上させました。ケーブル内部のワイヤーを断線から保護し、安心して充電することができます。
- 究極の耐久性:一般的なケーブルより12倍以上の耐久性をもち、12000回以上の厳しい折り曲げテストもクリアしました。
- USB-IF認証取得:USB-IFが設定するUSB製品が正しく稼働するための安全基準をすべて満たしています。
Amazon | Anker PowerLine II USB-C & USB-C 2.0 ケーブル(0.9m)【USB-IF認証取得 / 超高耐久】
現状出回っているPD対応ケーブルとしては、この上ないクオリティですので、コイツ一本あれば間違いありませんよ。
Anker PowerLine II 3.1(Gen2)
換装用のM.2 Type2280 SSD
OS再インストールの手間やDIYによる故障のリスクを考えれば、多少金額が嵩んだとしてもLenovo公式でのカスタマイズが無難なのかもしれませんが、大容量になればなるほど“手間賃”が割高になります。仮に128GB(最小)から1TB(最大)へアップグレードするとなると、SSD代だけで10万円を優に超すため、それは流石に散財と言わざるを得ないでしょう。
そこでお奨めしたいのが、購入後の自己換装。コスパの良いSATAタイプのSSD、例えば「WD Blue」ならば3万円ちょいで夢の1TBを実現できますし、速度を追求してPCIeタイプの「WD Black NVMe SSD」や「Samsung 970 EVO SSD」を選んだとしても5万円あればお釣りが来ます。
X1 Carbonは某林檎パソコンと違って分解しやすい構造になっており、プラスドライバーと少しばかりの勇気さえあれば、ものの数分でSSD換装できるのです。しかも嬉しいことに、自己換装後もLenovoの製品保証を受けられます。(Lenovo側としては推奨しておらず、半ば黙認状態ではありますが…)
WD SSD 内蔵SSD M.2 2280 1TB WD Blue WDS100T1B0B
SSD換装に関しては、別記事『ThinkPad X1 CarbonのSSDをWD Blue 1TBへ換装したので、手順を解説』にまとめているので、詳しくはそちらをチェック!