レビュー

小柄な10.8型中華タブPC「Jumper EzPad 6 M6」実機レビュー

  • 2017-04-06
  • 2017-10-25
6/10
  • 嵩張らないコンパクトなボディ
  • 背面の仕上がりが値段の割に良い
  • 拡張端子がそこそこ充実している
  • キーボードカバーのマグネットが弱い
  • 電池持ちがあまり良くない
  • トラックパッドのスクロール感度はやや難あり

当ブログではこれまで中華製ガジェットのレビューを幾度となく投稿してきましたが、今回もそのシリーズの一環として、有名どころJumperから発売された10.8インチタブレットPC「EzPad 6 M6」の実機レビューです。

以前にEzBook Airというノートパソコンをご紹介しましたので、Jumper製品はこれで2回目となります。ただし、今回ご紹介するのは液晶面とキーボードカバーを脱着できる2in1デバイスで、より幅広いスタイルで使うことが出来ます。

本来EzPad 6 M6はタブレット単体のみの販売ですが、今回レビューにあたってキーボードカバーも入手しました。タブレットとして、そしてパソコンとしての使い勝手を詳しくお届けします。

Jumper EzPad 6 M6

今回レビュー用として「EzPad 6 M6」の実機をGearBest様より提供頂いたため、タイアップ記事となっています。ステルスマーケティングではありませんし、中立で率直なレビューを致します。

パッケージと付属品について

それではさっそく開封していきます。EzBookと同じくパッケージは黒色で、銀色の文字で「EZpad」と書かれています。

箱を開けるとこんな感じ。ビニールに包まれた本体とUSBケーブルが、発泡スチロールの型に固定されており、梱包の状態はしっかりしています。

ユーザーマニュアルや合格証などが入っています。一応保管しておきます。

最後に、本体を充電するためのケーブル。片方は通常のUSBで、もう片方は本体へ接続するMicro USB端子となっており、特筆すべき点のない平凡なつくりとなっています。

外観とつくりをチェック

EzPad 6 M6の外観とつくりを細かくチェックしていきます。

前面には10.8インチの液晶ディスプレイ

本体前面には10.8インチの液晶ディスプレイが備えられており、その下にはWindowsボタン、上にはWebカメラなどが見受けられます。

ディスプレイの発色は極めて良好で、色合いもちょうど良くチューニングされています。また、IPS方式を採用しており視野角も十分に確保されていて、とても見やすい液晶です。

解像度は横1,366 x 縦768ピクセルのWXGAで、これは一昔前のノートパソコンでよく見られる仕様ですね。今主流のフルHDに比べて作業スペースが狭まるため、確かに窮屈さは感じますが、10.8インチという小柄な画面にはむしろこれくらいが良いかなとも思えます。

下の画像は、スケーリング100%=ドットバイドット表示でブラウジングしたときのスクリーンショットです。フルHDよりも情報量は限られますが、全画面表示すれば十分快適に使えます。

ディスプレイの上には、200万画素のWebカメラが取り付けられています。あくまでもおまけ程度なので、画質についてはお察しください。

メタリックな背面はCHUWIのHiシリーズ似?

背面は全面アルミニウム製で、表面はさらさらとした手触りです。見た目も質感もCHUWIのHiシリーズ(タブレット)にそっくりで、ロゴが無かったら同一メーカーのものかと疑ってしまいそうなほど。

背面上部にはカメラっぽい突起がありますが、ただの飾りです。何のためにあるのかはよく分かりません。

右側面

右側面には3.5mmオーディオジャックとMicroSDカードスロットが設けられており、スピーカーの穴も見受けられます。

また、オーディオジャックの辺りを見ると、僅かに膨らんでいるのが分かります。あくまでも筆者の憶測ですが、本体をよりスタイリッシュに見せるためか、キーボードと合体させたとき安定するように重心を調整するためかと思われます。

左側面

反対の左側面には、フルサイズのUSB 3.0ポート、Micro USBポート、Micro HDMIの出力ポートが設けられており、こちらにも同じくスピーカーの穴があります。

先ほども説明したように、本体への電力供給はMicro USBポートが担います。USB充電器は付属しませんが、よくあるスマホ用の充電器で代用できるので、問題ありません。

電源ボタンと音量調節ボタン

上部には電源ボタンと音量調節ボタンが取り付けられており、いずれもプラスチック製です。正直言って押し心地はあまり良くはなく、カチカチよりかはフニャフニャした感じで安っぽさを感じます。

底面にはドッキングコネクタ

底面には、本体とキーボードカバーを合体させるためのドッキングコネクタが設けられており、接続するとキーボードとトラックパッドが機能する仕組み。その両脇にある溝も、キーボードカバーと接続するための機構です。

キーボードカバーについて

付属しないので別途購入しましょう

まず注意しなくてはならないのが、EzPad 6 M6に専用のキーボードカバーは付属しないという点。通販サイトGearBestの販売ページにも「Note: The keyboard in the pictures is not included.」としっかり明記されています。

キーボードとトラックパッドを使いたければ専用のキーボードカバーを別途買わなくてはなりませんが、気になる価格は3,000円ちょっとなので、まあ許せる範囲かなと。専用カバーがあれば活用の幅がぐんと広がるので、併せて用意しておくと便利ですよ。

脱着方法と活用例

脱着方法は簡単で、EzPad 6 M6の底面にあるコネクタ部分と、カバー側にある5ピンの端子を合わせるだけ。近づけると磁石の力でピタッと合体し、特別な設定などせずともキーボードとトラックパッドが使えるようになります。

背面のカバーを折りたたむことで、ノートパソコンみたいなスタイルで使えます。

膝の上に乗せても安定感があり、快適に作業出来ます。

折りたたむとこんな感じ。カバーの分だけ厚みは増しますが、コンパクトに収まるので持ち運びには苦を感じません。

キーボードのストロークは2mmほど。打ち心地は問題なし

キーボードのストロークは約2mm(目測)設けられており、打鍵するとそれなりの手応えを感じます。キーボードカバーと聞くと何となくペタペタとしたゴムっぽいキーを思い浮かべますが、EzPad 6 M6のキーは確実に押し込めるつくりで、予想以上の完成度でした。

ただ、キートップの印字はシールで貼り付けられているようで、使い込んでいくうちに剥がれてしまわないか心配です。

トラックパッドはスクロール動作が覚束ない

キーボードの下にはトラックパッドも設けられており、カーソル飛び等なく使えていますが、一つだけ気になる点が。2本指でのスクロールが上手く出来ないことがあり、Webブラウジングではスクロールを拡大縮小と勘違いされることがありました。

パッドの感度の問題なのかそれともソフトウェア的な問題なのか、原因は分かりませんが、トラックパッドはあともう一歩頑張ってほしかったです。

マグネットの力は弱めで、やや心もとない

あともう一つ残念な点。それはカバーと本体を接合するマグネット部分で、磁力が弱いかなと感じました。また、iPadのSmart Coverみたく本体を支えるためにカバーを三角形に折るのですが、これも接点部分のマグネットが弱いです。

ノートパソコンスタイルへ変形してしまえば安定して使えますが、慎重に開閉しないと本体が外れてしまいそうなので、磁力をもっと強化すべきだと思いました。

性能は並の中華タブと同じ

EzPad 6 M6はJumperのエントリーモデルともあり、性能はよくある中華タブレットと同等。お世辞にもハイスペックとは言えませんが、スペックに見合った用途に限れば実用的に使えるので、それほど悲観的になる必要はありません。

CPUはIntel Atom x5-Z8350

EzPad 6 M6に採用されているCPUはIntel Atom x5-Z8350で、パソコンとしてみた場合はほぼ底辺クラス。反面、省電力性に優れているというメリットもあるので、モバイルPC御用達のCPUです。

以前レビューした同社のEzBook Airと全く同じ型番ですので、性能や使い心地に関して知りたい方は「Atom x5-Z8350搭載Jumper EzBook Airの実力、ベンチマーク」の記事をお読み下さい。ベンチマークを交えて、その性能を検証しています。

この下位版としてZ8300がありますが、違いはバースト周波数の僅かな違いだけなので、両者とも互角の性能と捉えて良いでしょう。

ストレージはeMMC。容量はスマホ並

幸い、ストレージとしてeMMCというフラッシュタイプのものを採用しているため、体感速度が酷く落ち込むことはありませんでした。容量は32GBと64GBの2ラインナップで、スマホ並みに少量です。

今回レビューしているのは32GBモデルで、その内の半分がシステムファイル等で食われているため、実質使えるのは20GB弱。Webメインとして使うのであれば問題ありませんが、出来れば余裕のある64GBを選びたいところ。

万が一ストレージ不足に直面しても、Micro SDカードを用いれば最大128GBまで容量を拡張出来ますし、USBメモリ等も差し込めます。容量に関しては、使い始めてから考えても遅くありませんね。

メモリは2GBまたは4GB

メモリもスマホ並の小容量で、今回レビューしている下位版では2GB、上位版では4GBを搭載します。コストを削りに削った結果でしょう。

Windows 10を快適に使うなら、最低でも8GBのメモリは欲しいところです。

ネットブラウジングにおいてはさほど不満なし

こういった格安中華タブレットの使い道と言えば、ネットブラウジングなどの軽作業に限られると思いますが、用途を限って使えばそこそこ実用的に動いてくれます。ブログの更新など試してみましたが、複数タブで作業していてもフリーズしたり怪しい挙動を見せることはありませんでした。YouTubeのフルHD動画視聴も一応いけました。

逆にEzPad 6 M6で出来ないことは何なのかといえば、負荷のかかるゲームや、画像・動画などを扱うクリエイティブな作業などです。ただしブラウザーベースのゲームやアプリであれば割りと軽快に動くはずなので、物によりけりといったところ。

バッテリーの持ちはイマイチ

持ち運びを考えるなら、バッテリーの持ち具合は重要なポイントです。

先ほども書いたとおり、Intel Atomプロセッサは省電力性に優れたCPUなので、通常のノートパソコンよりも消費電力は抑えられています。しかし、EzPad 6 M6は小柄な本体にあわせてバッテリーも少なめとなっており、長時間の使用を考えた設計とは言えません。

バッテリー容量は6,000mAhで、同CPUを積んだEzBook Air(8,000mAh)に比べると確かに消耗は速いです。あくまでも体感上の数値ですが、Webブラウジングメインで使うと5〜6時間くらい持ちます。

小型なボディでありながら、拡張端子はそこそこ充実

EzPad 6 M6は10.8インチという小型なタブレットでありながら、拡張端子はそこそこ充実しています。中でも嬉しいのはフルサイズのUSB 3.0ポートで、マウスのレシーバーやUSBメモリなどをアダプター無しで使えるため、よりパソコンらしく使えるのです。

更には外部モニターへ出力できるMicro HDMIポートや、容量を拡張できるMicro SDカードスロットなど、小柄なボディの割には頑張っています。

Jumper EzPad 6 M6の詳細スペック表

OSWindows 10 Home 64bit
プロセッサーIntel Atom x5-Z8350 4コア 1.44GHz
ストレージ32GB(レビュー機)または64GB eMMC
メモリ2GB(レビュー機)または4GB DDR3Lメモリ
ディスプレイ10.8インチ 1,366 x 768ピクセル
グラフィックIntel HD Graphics 400
内側カメラ200万画素 Webカメラ
外側カメラ無し
通信Wi-Fi 802.11b/g/n、Bluetooth 4.0
バッテリー6,000mAh
拡張USB 3.0x1、Micro USBx1、Micro HDMIx1、SDカードスロットx1、3.5mmオーディオジャックx1
サイズ278 x 9 x 176mm
本体重量600g
カラーバリエーションシルバー

まとめ:Jumper EzPad 6 M6の総評と販売価格

最後に総評です。今回レビュしたJumper EzPad 6 M6の良いところと悪いところを箇条書きすると、下のような感じになります。

良いと感じたポイント

  • モバイルPCとしてもタブレットとしても使いやすい小柄なボディ
  • 背面の仕上がりが値段の割に良い
  • 拡張端子がそこそこ充実している

今後の改善に期待したい残念なポイント

  • キーボードカバーのマグネットが弱い
  • バッテリーの持ちがあまり良くない
  • トラックパッドのスクロール動作にはやや難あり

Jumper EzPad 6 M6は2017年4月6日現在、中国深センの通販サイトGearBest(ギアベスト)にて116.99ドル = 13,416円で販売されています。低価格製品を多く売り出すJumperですが、その中でもこのEzPad 6 M6は同社最安の機種と思われ、スマホと変わらぬ価格帯で買えてしまいます。残念ながら性能もスマホ並みですが、サブノートとして割り切るならば良い選択肢でしょう。

気になる方は、下のリンクから販売ページをチェックしてみて下さい。

Jumper EzPad 6 M6

おまけ:GearBestでお買い物する方法

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