レビュー

格安ノートPC「Jumper EzBook Air」開封!想像以上に完成度高し

  • 2016-12-17
  • 2017-10-25

一昨日の記事にて、中国のJumperというメーカーが発売した2in1「Ezpad 6」を取り上げましたが、今回も同じくJumper製品をご紹介します。

ご紹介するのは、格安ノートパソコン「Jumper EzBook Air」です。以前に、某リンゴメーカーのノートPCそっくりな「EzBook 2」を発売して話題となったJumperですが、EzBook Airはその後継機にあたります。

プロセッサはIntel Atomで非力さは否めないものの、フルHD液晶128GBのフラッシュストレージ960gの軽量・スタイリッシュボディに取り込みつつ、お値段は約3万円と非常にリーズナブル。この記事では、開封の様子と約一日使ってみた感想をお伝えします。

今回レビューに使用するEzBook Airの実機は、海外のデジタルガジェットを幅広く取り扱う通販サイト「GearBest」(ギアベスト)様より提供頂きました。以前から気になっていた製品なので、こうしてレビューの機会を頂けること、非常に嬉しく思います。

今回レビュー用として「Jumper EzBook Air」の実機をGearBest様より提供頂いたため、タイアップ記事となっています。ステルスマーケティングではありませんし、中立で率直なレビューを致します。

Jumper EzBook Airのスペック

OSWindows 10
プロセッサーIntel Atom x5-Z8350 4コア4スレッド 1.44GHz
ストレージ128GB eMMC 東芝製
メモリ4GB DDR3L
ディスプレイ1,920 x 1,080ピクセル IPS液晶ディスプレイ アンチグレア
グラフィックチップIntel HD Graphics 400
光学ドライブ無し
バッテリー駆動時間8,000 mAh
接続端子USB Type-Cx1、オーディオ端子x1
サイズ横294 x 縦200 x 厚み14.9mm
本体重量960g

Jumper EzBook Air 開封の儀

早速、Jumper EzBook Airを開封する様子をお届けします。文章よりも写真多めです。

「EzBook」と書かれた黒い化粧箱に包まれて届きました。

パッケージは割りと簡素な作りで、本体と付属品が発泡スチロールで保護されています。

EzBook Air本体を取り出します。

写真では表面がツルツルテカテカに見えますが、これは保護フィルムによる反射です。天板と裏面は透明な保護フィルムに包まれています。

USB Type-Cケーブルとアダプターが一体となった充電器です。出力は5V/3Aで、一般的なスマホ用充電器よりも高出力になっています。

他の充電器と比較するのを忘れてしまいましたが、ノートパソコン用充電器にしてはかなり小ぶりです。ストレス無く持ち運べるサイズ感です。

有り難いことに、フルサイズUSB 3.0とUSB Type-Cの変換アダプターも付属してきました。EzBook Airの色に合わせて、アダプターもゴールドです。

USB-Cポート側には、ホコリの混入を防止するキャップまで付いてます。

100円玉との大きさ比較です。かなり小さいので、無くさないように注意します。

予想以上の作り込み!Jumper EzBook Airの外観

国産とは比べ物にならないほど安く買える中華製品はとても魅力的ですが、リスクは付きまといます。

製品写真は素敵でも現物はイメージとかけ離れた粗悪品で、実際手元に届いてからがっかりされる方も居るようです。最近の中華製デジタルガジェットは随分とクオリティが上がってきているので、詐欺レベルの粗悪品を掴まされる可能性は低いと思われますが、やはり見知らぬメーカーの製品には気をつけたいところです。

筆者がJumperの製品を手にするのは、今回のEzBook Airが初めてとなります。実物がどの程度の完成度なのかは届いてみないと分からないのですが、価格からしてプラっぽいチープな作りを想像していました。しかしいざ実機を手にしてみると、表面の処理や細かい作り込みがしっかりとしていて、良い意味で予想を裏切られました。

MacBookほどの存在感はありませんが、下手な国産製パソコンより比べ物にならないほど上質です。最近の中華パソコンは侮れませんね。

天板

天板にはJumperのロゴが刻印されています。スッキリしていますね。

裏面

裏面の四隅には、白いゴム足が取り付けられています。写真は真上から撮ったため分かり辛いのですが、本体横から見るとこのゴム足の出っ張りが強調されてしまうので、ちょっとダサいかなと思いました。

右側面

右側面にはUSB Type-Cポートが1つ備えられています。既にお気づきの方も居るかと思いますが、EzBook Airの拡張端子はこのUSB-Cポート1つと3.5mmオーディオ端子1つのみとなります。

この辺は12インチMacBookそっくりな仕様ですが、よく見るとポートの配置が左右反転しています。MacBookの場合、右側面にオーディオ端子で左側面にUSB-Cポートですからね。

左側面

左側面には3.5mmオーディオ端子1つのみ。

ヒンジ部分

ヒンジ部分までもがゴールド一色。統一感のあるデザインで良いと思います。

トラックパッド

11インチなので仕方ないのですが、トラックパッドはあまり大きくありません。Macの広々トラックパッドに慣れていると、どうしても窮屈と感じてしまいます。

パッド縁の反射処理はなかなか良さげです。

インジケーターランプ

インジケーターランプは、電源ボタンの左上あたりに配置されています。充電中は、電池マークのランプが赤く光ります。

バックスペースキーの右側には、マイクの穴が見受けられます。

気になる使い心地は!?

軽くて薄くてコンパクト。モバイル性は最高

EzBook Airはかなり軽量で、本体重量は僅か960gに収まっています。EzBook Airとよく似た容姿のApple MacBookは920gですので、ほぼ同じ重量になります。もちろんのことながら、MacBook Airの11インチモデルよりも軽量です。

厚みは1.49mmと、何気に薄型なのもポイント。これは裏面のゴム足を含まない数値ですが、MacBook Air並に薄いボディです。また、ヒンジ側から手前にかけて傾斜が設けられているため、かなりスタイリッシュに見えます。

小ぶりなサイズ感も魅力的です。ディスプレイサイズが11.6インチということもあり、タブレットのような感覚で気軽に持ち運べます。

下の画像では、EzBook AirとMacBook Pro Retina 15インチモデルの大きさを比較しています。軽い出張の際には、EzBook Airの機動力が大いに活かせそうです。

EzBook Airは軽量・薄型・コンパクトの3拍子で、モバイル性に関しては文句なしのノートパソコンだと感じました。

CPUは非力だが、ネットや動画視聴ではさほどストレスを感じない

スペックの要となるプロセッサですが、EzBook AirにはIntelのAtom x5-Z8350が搭載されており、省電力性には優れている反面、お世辞にも高性能とは言い難いですね。この辺は価格相応といったところ。

省電力プロセッサ「Core M」が実用的か否かという議論はよく耳にしますが、AtomはCore Mにすら届かぬ性能で、遂にはIntelが開発を中止してしまったという…なんとも残念なプロセッサです。

用途を軽いネットブラウジングに限定していても、タスクマネージャーを開くとCPUの稼働率は常に50%前後を推移しています。YouTubeの動画を再生すると、稼働率は80%〜100%に達します。

しかし幸いなことに、EzBook AirのストレージはSSDの一種である「eMMC」を使っていますので、体感速度が極度に落ち込むことはあまりありませんでした。つくづく、フラッシュストレージの偉大さを実感しました。

CPU稼働率は高い水準を推移しつつも、YouTubeの動画をフルHD解像度で視聴するだけのパワーはあります。また、ブログ更新程度の軽作業であれば難なくこなせるので、この記事の一部もEzBook Airで書いています。

フルHD液晶搭載は嬉しい

個人的にかなり嬉しく感じているのが、11インチながらフルHD(1,920 x 1,080ピクセル)の液晶ディスプレイを搭載している点です。

標準ではスケーリング解像度が150%に設定されていますが、100%のドットバイドット表示へ変更することで、一般的なデスクトップモニター同等の作業スペースを得られます。同等サイズのMacBook Air 11インチは1,440 x 900でしたので、それよりも一回り広い画面です。

筆者の場合、左側にWordPressの記事作成画面、右側に資料やWebページを置くといったスタイルでブログを執筆しています。フルHDであれば、ウィンドウがもう片方のウィンドウに遮られることが無いため、かなり快適に作業を進められます。

解像度だけでなく、IPS方式のノングレアタイプ(見方によってはハーフグレア?)の液晶を採用している点も評価できます。視野角が広くて表面の反射も少ないので、非常に見やすく作業が捗ります。

キーボードの打ち心地は予想以上に良かった

価格が価格なので、正直EzBook Air のキーボードにはあまり期待しておらず、なんとなく「ペコペコ」みたいなイメージを持っていました。しかし実際触れてみると、予想以上に打ちやすくて、現にこうしてブログの執筆で活躍しています。「ペコペコ」ではなく、しっかり「カチカチ」と打鍵音で応えてくれます。

ストロークも一般的なノートパソコン並に奥行きがありますし、キーピッチにも全く違和感を感じていません。

US配列で、よく見かけるキーボードと何ら変わらない平凡な配列なので、戸惑いは感じませんでした。

ただ、キートップのプリントには頼り無さを感じます。なにやら文字の書かれたシールっぽいものが貼られており、使っていくうちに擦れて剥がれてしまわないか心配です。ちょっと残念。

また、コスト削減のためか、キーボードのバックライトはありません。これは重々承知していたので、今更文句を言うつもりはありません。

難点はトラックパッド!2本指スクロールが出来ない

開封してから間も無く、EzBook Air最大の難点に気づいてしまいました。

ノートパソコンにおけるトラックパッドは、かなり重要な役目を担うと考えています。実際、筆者がMacBookを長年使い続けてきた理由の一つに、トラックパッドの使いやすさが挙げられます。マルチタッチ操作がめちゃくちゃ快適なんですよ。

そもそも、Windows機のトラックパッドに、Macを超える使いやすさは求めていません。けれど、2本指のスクロールには対応してほしかった!

かといって、まるっきりマルチタッチ操作に対応していない訳ではないようで、2本指でのピンチイン・ピンチアウトや右クリックは出来ます。なぜか、2本指でのスクロールには非対応という謎仕様。

ここまでさほど減点を与えていなかったEzBook Airですが、トラックパッドの操作性は他のWindowsラップトップに比べ明らかに劣っています。本当に惜しいです。

ひとまず総評。テクニカルな部分はまた後日

ここまで、EzBook Airをざっと一日使ってみた感想を書き連ねてきましたが、如何だったでしょうか。使い始めて間もないですが、筆者が感じたEzBook Airの長所と短所を箇条書きでまとめます。

EzBook Airの良いところ

  • 安い
  • 値段の割に作りがしっかりしている
  • 軽くて薄くてコンパクト
  • フルHD液晶搭載
  • USB to USB-C変換アダプタが付属する

EzBook Airの悪いところ

  • 性能はちょっと残念(短所というよりかは妥協点)
  • キーボードのプリントが心もとない
  • トラックパッドで2本指スクロールが出来ない

ベンチマークや電池の持ちなどのテクニカルな部分は、また後日に別の記事として投稿する予定です。お楽しみに!

【2016年12月27日】EzBook Airはどこまで使えるのか。様々なアプリケーションを動かしてみた使用感と、各種ベンチマークの測定結果を「Atom x5-Z8350搭載Jumper EzBook Airの実力、ベンチマーク」の記事にまとめました。当記事とあわせて、ぜひこちらもお読み下さい。

EzBook Airの販売価格

最後に、EzBook Airの販売価格に関してです。

今回、EzBook Airの実機を提供して頂いたGearBest(ギアベスト)にて、249.99ドル=約29,000円で販売されています。3万円の格安ノートパソコンに対して、あまり良い印象を持っていなかった筆者ですが、EzBook Airの完成度はその予想を遥かに上回るものでした。サブノートとして使うのであれば、コストパフォマンスの高い一品かと思います。

また、価格はあくまでも2016年12月17日現在のもので、GearBestが実施するキャンペーンや、日本円対米ドルレートの影響を受けて今後変動する可能性があります。購入時には、必ず日本円換算で価格チェックをお願いします。

おまけ:GearBestでお買い物する方法

「海外ガジェットは面白そうだけど、個人輸入には不安を感じる...」と、いまいち踏み出せない方へ。GearBestの使い方や決済方法について下の記事にまとめていますので、参考にして頂ければ幸いです↓

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