
どうなる!?登場間近(?)のiPhone 8。新要素や価格など、噂を基に予想
- 2017-08-26
- 2017-10-16
今年もこの時期がやって来ました。そう、毎年恒例の新型iPhoneの発表です!と言っても、Appleはまだ何もアナウンスしていませんが、iPhone 4s以降は毎年決まって9〜10月に新型が投入され続けてきたので、その流れを崩すとは考えづらいですよね。
初代iPhoneが登場した2007年から数えて、今年はちょうど10年の節目。アニバーサリーを記念する特別モデルとして、また次なる時代の開拓に相応しい新モデルとして、従来の集大成でありつつも”これまでに無い何か”に挑戦するようなiPhoneを望む声は多いですが、果たしてどうなることでしょう。
おそらく、あと数週間もすれば待ちに待った発表会。でも、新しい物好きの筆者としては気になって気になって仕方がないので、ネット上に出回っている噂を基に新要素やデザイン、価格などなど、勝手に予想してみた!という記事になります。信憑性の高そうなネタをチョイスしましたが、あくまでも噂話の領域ですのでご容赦下さい。
目次
他のiPhoneとは一線を画したプレミアムモデルになるかも
「Edition」や「Pro」なる新たな呼び名で、他モデルとの差別化を図るか
真っ先に気になるその名称ですが、今ネット上では様々な仮称が飛び交っています。そのうち、最も多いのが「iPhone 8」で、この記事の題名にもそう書いていますが、これならば現行のiPhone 7の後継機に相応しい呼び名です。
ただ、最近の情報では「iPhone 7の後継機として7sと7s Plusがデビューするが、それとは別に10周年を記念した特別モデルが出る」との見方が強まっており、筆者もそれには同感。確かに、「iPhone 8」では同時に登場するであろう7sや7s Plusとごっちゃになりそうですし、何のメッセージ性も感じられないので、「iPhone Edition」もしくは「iPhone Pro」などの新名称が生まれる可能性は高いでしょう。
名前に関しては諸説ありますので、ひとまず「iPhone 8」に統一したいと思います。
お値段は最安でも11万円!? 史上最も高価なiPhoneになる可能性
プレミアムモデルとして登場するならば、そのお値段もこれまでにないほど高額になりそうです。現状で最も有力とされている最安価格は999ドル、現在の為替レートを基に日本円換算するとなんと11万円で、もし本当なら史上最も高価なiPhoneに。
ちなみに、iPhone 7は72,800、7 Plusは85,800円(いずれも32GBモデルの税別価格)で、いずれもスマホとしてはかなりお高い部類。それよりも更に2〜3万円高価となれば、文字通りのプレミアムモデルつまり超高級スマホとなりそうです。
デザインが刷新され、より未来チックに!?
前面はほぼディスプレイになるかも
iPhone 7sと7s Plusは現行の7同様のデザインになると予想されますが、特別モデルでは前面がほぼディスプレイになるとみられ、これはぼぼ確定と言って良いでしょう。
というのも、Appleが今年6月のWWDC 2017にて発表した「HomePod」のファームウェア内に見慣れないiPhoneアイコンが含まれていると判明。それを見てみると、噂通り本体前面はほぼ全てディスプレイで埋め尽くされ、お馴染みの丸いホームボタンは無し。また、上部にはカメラや受話口などを収めるための凸型切り欠けが見受けられます。
これを発見したのは開発者のSteve T-Sさんで、Twitterにてその現物を公開しています。ツイートによると、PassKitUIFoundation.frameworkの中のPayment_glyph_phone-D22.caarというファイルからこれが見つかったとのこと。
The bezel-less iPhone image can be extracted from Payment_glyph_phone-D22.caar in PassKitUIFoundation.framework with the code pictured pic.twitter.com/HAyDO0E931
— Steve T-S (@stroughtonsmith) July 31, 2017
画面サイズは7と7 Plusの中間の5.15インチで、解像度は1,125 x 2,436
Leak Confirms iPhone 8 Will Be Larger Than iPhone 7 in Every Way
iPhone 4から5そして6/6 Plusと、スマホ大型化の波に乗ってiPhoneも昔に比べれば随分と大きくなりましたが、今度の特別モデルは片手操作も現実的な程よいサイズに仕上がりそうです。
具体的に言うと、画面サイズはiPhone 7と7 Plusの中間あたりである5.15インチとなり、解像度は横1,125 x 縦2,436(3倍スケーリング)。スマホやパソコンのアスペクト比(縦と横の比率)は16:9というのが一般的ですが、もし新iPhoneが噂通りの解像度なら19.5:9となり、18.5:9のSamsung Galaxy S8よりも縦長になります。
背面はワイヤレス充電に対応すべくガラス張りに?
後述する「ワイヤレス充電」に対応する場合、背面は従来のような金属製ではなくガラスが用いられると見られます。
となれば、光沢感に溢れたボディになりそうですが、「指紋と傷が付きやすい!」と一部ユーザーから不満の声が挙がった「ジェットブラック」の再来とならないか心配。綺麗な状態で使い続けるために、保護ケースは必須アイテムとなりそうです。
デュアルカメラが横並びから縦並びに
I have an iPhone 8 mockup, and we really need to talk about it – BGR
iPhone 7 Plusに導入されたデュアルカメラも、ほぼ間違いなく搭載されると思われますが、その配置が若干変更されそうです。現在は双眼鏡みたくレンズが横並びで配置されていますが、これが90度回転して縦並びになるようで、更にはフラッシュライトが2つレンズの間に挟まるなど、背面のカメラユニットは刷新されるでしょう。
カラーはブラックとシルバー、そして赤みがかったゴールド?
Copper Blush Gold iPhone 8 Model Hands On (ALL COLORS) – YouTube
iPhone 7は(PRODUCT)REDモデル含め計6色のカラーバリエーションとなりますが、iPhone 8では選択肢が限られ、ブラック、ホワイト、ゴールドの3色がラインナップされると言われています。
もしこれが本当なら、現行のローズゴールドは廃止されますが、どうやらローズゴールドとゴールドを足して2で割ったような「コッパーゴールド」または「ブラッシュゴールド」なる新色が誕生するとのリーク情報もあります。しかし、iPhone 7登場の前にも「ディープブルー」や「チェスナット」などが加わるなんて話がありましたから、カラバリに関しては何とも言えませんね。
YouTuberのDanny Wingetさんがモックアップを用いて紹介していますが、動画内で登場する新色は個人的にかなり好みなので、ぜひとも実現して欲しい…!
指紋認証センサー(Touch ID)が廃止され、代わりに顔認証を採用
iPhone史上、機能面での最も大きなイノベーションと言えば、指紋認証システム「Touch ID」でしょうか。面倒なパスコード要らずでロックを解除出来る上、Apple Payによる支払いにも使えますから、大変重宝する機能です。遂には去年からの新MacBook Proにまで採用され、今後もセキュリティ機能の主流として活躍し続けると思いきや、ここに来て新たなシステムが導入されるようです。
先ほどもお伝えしたとおり、おそらくiPhone 8の前面には丸いホームボタンがありません。つまり、Touch ID導入のためにはセンサーを別の場所へ移さなくてはならず、「背面に移される」や「リンゴマークに内蔵される」との話や、それを裏付けるとされるリーク画像までもが出回りました。
もちろん、それらの可能性は否定できませんが、最近になって「顔認証システムが新設され、Touch IDは廃される」という大胆な予想が注目を集めています。iPhone 8には赤外線を用いた3Dセンサーが搭載され、数百分の1秒という驚異的なスピードでユーザーの顔を読み取れるほか、明かりの無い場所でも機能するらしいので、期待しても良い…かも?
現状の顔認証はまだまだ問題点が多くお遊び程度のクオリティなので、どうしても地雷臭を感じてしまいますが、Touch IDに代わるほどの実用性はあるのでしょうか。
カメラも劇的に進化!?
年々劇的な進化を重ね、もはやコンデジの一歩手前までに迫ったスマートフォンのカメラですが、iPhoneシリーズもモデルチェンジを重ねるごと着実にレベルアップしています。iPhone 8でも更なる画質向上と機能強化が望めますが、いよいよスマホの域を飛び越えた「高性能カメラ」として位置付けても遜色ない完成度にまで達するようです。
前面・背面共に4Kの60fps撮影に対応
iPhone 6s以降のモデルでは、背面カメラで4K動画を撮影できますが、フレームレートは依然として30fps止まり。これを倍の60fpsに引き上げるためには、高性能なカメラだけでなく高負荷に耐えうる処理能力が必要となるわけですが、後述する「A11チップ」ほどの能力をもってすれば十分に現実的です。
既に、SONYのハイエンドスマホ「Xperia XZ Premium」が4K/60fpsの撮影に対応しているので、Appleとしてはそれに負けるわけにはいかなでいしょう。
更に、背面カメラだけでなく自撮り用の前面カメラまでもが4K/60fpsに対応するとの驚くべき情報もありますが、真相のほどは…!?
望遠レンズも光学式手ぶれ補正に対応してくれると嬉しい
iPhone 7 Plusで初めて導入されたデュアルカメラに関しては、まだまだ改善の余地があり、手を加えるとするならば望遠レンズでしょう。というのも、7 Plusでは望遠レンズを使った2倍ズームが可能としていますが、暗い場所ではこれが機能せず、ズームしているのにも関わらず標準(広角)レンズが使われてしまいます。
理由として考えられるのが、望遠レンズが光学式手ぶれ補正に対応しておらず、F値2.8の暗いレンズを用いている点。レンズが暗い→シャッタースピードを遅くして光を取り込もう→でも手ぶれ補正付いていないからブレやすい→標準レンズを使おう…といった感じで、光量が不足している場面だと7 Plus望遠レンズは役に立ちません。
この問題は多くのユーザーから指摘されているため、iPhone 8ではもしかすると望遠レンズも光学式手ぶれ補正に対応、あわよくばレンズの明るさも向上するかもしれませんね。
撮影するものを認識し適した撮影モードを呼び出す「SmartCam」なる新機能
これもHomePodのファームウェアからですが、「SmartCam」なる新機能が発見されています。
開発者のGuilherme Rambo(@_inside)さんは「ファームウェア内にSmartCamという記述が見つかった」とツイートしており、Fireworks(花火)やPet(ペット)、Sky(空)、SunsetSunrise(夕日と日の出)などのワードも見受けられ、同氏曰く「撮影シーンを自動認識して、それに適した撮影モードを呼び出す機能では?」とのこと。
iOS 11 (or the next iPhone) will have something called SmartCam. It will tune camera settings based on the scene it detects pic.twitter.com/7duyvh5Ecj
— Guilherme Rambo (@_inside) August 2, 2017
AIを用いた画像検索は既に実装されているので、それを更に強化した「SmartCam」が備わっても不思議ではありませんね。
ワイヤレス充電に対応
既に多くのAndroidスマホによって実現されているので、今更感はありますが、遂にiPhoneもワイヤレス充電に対応しそうです。本体がガラスなのもこのワイヤレス充電が大きく関係しており、金属筐体だとコイルで発生した磁束を遮断してしまうんだとか。
Qi(チー)を策定する団体Wireless Power Consortiumが公表しているメンバーリストを見ると、そこには何気なく「Apple Inc.」の名前があるので、もしiPhone 8が無線充電に対応するならば規格はQiで間違いないでしょう。
性能はまたもや大幅向上で、スマホ最高峰の性能か
スペックはこんな感じ?
OS | iOS 11 |
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プロセッサー | Apple A11チップ 4コア 3GHz 10nmプロセス |
ストレージ | 64GB、256GB、512GB(?) |
メモリ | 3GB |
ディスプレイ | 横1,125 x 縦2,436 OLEDディスプレイ 3倍スケーリング |
内側カメラ | デュアルレンズカメラ 4K/60fpsでの動画撮影に対応 |
外側カメラ | 広角+望遠のデュアルレンズカメラ 4K/60fpsでの動画撮影に対応、光学式手ぶれ補正 |
バッテリー容量 | 2,700mAh ワイヤレス充電技術「Qi」に対応 |
拡張 | Lightning端子x1 |
SDカード | 非対応 |
センサー | GPS、気圧計、ジャイロ、加速度、近接、環境光、顔認識 |
SIMカード | Nano-SIM |
幅 x 厚さ x 高さ | 143.4〜143.59 x 7.51〜7.57 x 70.77〜70.94 |
本体重量 | 150g前後 |
カラー | ブラック、ホワイト、コッパーゴールドorブラッシュゴールド |
新SoC「A11」は旧世代A10に比べ3〜4割ほど性能向上で爆速に
iPhone 8の内部スペックの中でも、特に注目されているのが搭載されるであろうSoC「Apple A11 (Fusion)チップ」で、人間で言えば頭脳にあたるパーツ。既にスマホトップクラスの性能を誇るiPhone 7のApple A10 Fusionチップですが、後継機のA11チップはそれよりも更にハイスペックとなり、パソコン並の処理性能へ達すると見られます。
数多くのリーク情報を発信しているIce Universeさん(@UniverseIce)によると、ベンチマーク「Geekbench 4」のスコアはシングルコアが4,300〜4,600、マルチコアスコアが7,000〜8,500とのこと。
Apple A11 Geekbench4,:4600,8500 and 4300,7000,This is two different clock frequencies, and the final result may be between the two
— Ice universe (@UniverseIce) July 27, 2017
マルチコアスコアで比較するとiPad Proに搭載されているA10Xチップには劣るものの、シングルコアスコアでは上回り、iPhone 7のA10比では3〜4割ほど伸びています。
ストレージ容量は倍増され、64/256/512GBの3展開
そしてもう一つ気になるのがストレージ。現状では32/128/256GBの3種類ですが、これがそれぞれ倍増され64/256/512GBになるのではとの見方が有力です。
鍵となるのが先ほども挙げた4K 60fps動画撮影への対応で、単純計算で30fpsの2倍の容量へ膨れ上がるため、1分ちょい撮るだけでも1GBほど消費してしまいます。
動画を撮る機会が少ない筆者は、128GBのiPhone 7で十分事足りていますが、人によっては256GBあっても心もとないと感じるかもしれません。一部の”プロユーザー”のハートをも掴むべく、極みに極めた512GBの超大容量iPhoneが出てもおかしくはありませんね。
アマゾンではケースや保護フィルムがフライングして登場
これまた毎年恒例になりつつありますが、iPhone 8の登場が迫ってきたこの頃は、アマゾンにて対応する(?)アクセサリーがフライングして販売されています。
実は昨日、強化ガラスと保護カバーをポチってしまいました…。まあ合わせて2,000円ほどなので、万が一使えなくても諦めつきますから(笑)
下がその強化ガラスですが、iPhone 7と並べてみると本体そのものの大きさはさほど変わっていないことが分かります。そして、前面ほぼ全てを埋める画面は強烈なインパクト!
こちらは保護カバー。