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iPhone 8、8 Plus 発表。ガラス背面で無線充電に対応&高性能化

  • 2017-09-13
  • 2017-10-04

Appleが9月12日10:00(日本時間13日2:00)より実施したスペシャルイベントにて、自社の新たなスマートフォン「iPhone 8」と「iPhone 8 Plus」を公開しました。

10周年記念モデル「iPhone X」の前置き(?)的な流れで発表されましたが、こちらは普及モデルとして展開されてきた7および7 Plusの後継機という位置付け。本体や画面の大きさは従来と変わらぬものの、内部スペックの増強やワイヤレス充電への対応、カメラの強化など、順当な進化を遂げています。

SIMフリーモデルの販売価格(税別)は、iPhone 8が78,800円〜、8 Plusが89,800円〜。

iPhone 8 – Apple(日本)

iPhone 8の主な仕様

OSiOS 11
プロセッサーApple A11 Bionicチップ
ストレージ64GB、256GB
メモリ現在確認中
ディスプレイ4.7インチ 横1,334 x 縦750 IPSディスプレイ
内側カメラ700万画素
外側カメラ1,200万画素 光学式手ぶれ補正対応
バッテリー容量容量は現在確認中 ワイヤレス充電技術「Qi」に対応
拡張Lightning端子x1
SDカード非対応
センサーGPS、気圧計、ジャイロ、加速度、近接、環境光、顔認識
SIMカードNano-SIM
幅 x 厚さ x 高さ138.4 x 7.3 x 67.3mm
本体重量148g
カラーゴールド、シルバー、スペースグレイ

iPhone 8 Plusの主な仕様

OSiOS 11
プロセッサーApple A11 Bionicチップ
ストレージ64GB、256GB
メモリ現在確認中
ディスプレイ5.5インチ 横1,920 x 縦1,080 IPSディスプレイ
内側カメラ700万画素
外側カメラ1,200万画素 広角 + 1,200万画素 望遠 光学式手ぶれ補正対応
バッテリー容量容量は現在確認中 ワイヤレス充電技術「Qi」に対応
拡張Lightning端子x1
SDカード非対応
センサーGPS、気圧計、ジャイロ、加速度、近接、環境光、顔認識
SIMカードNano-SIM
幅 x 厚さ x 高さ158.4 x 7.5 x 78.1mm
本体重量202g
カラーゴールド、シルバー、スペースグレイ

フォルムや大きさは変わらぬものの、背面は刷新

両モデルとも画面サイズは7/7 Plusと変わらず。ただし、本体が若干大きく重くなった

画面の大きさはiPhone 8が4.7インチ、8 Plusが5.5インチで、両モデルとも7/7 Plusと変わりありません。全体的なサイズ感もほぼ同じですが、筐体が僅かに大きくなったことで、重量も若干増しています。

7や7 Plusのケースが流用できるかは不明ですが、柔らかいTPUソフトケースであれば使い回し出来そうです。

ワイヤレス充電に対応すべく、背面はガラス張りに

本体背面の素材は、従来のマットな質感のアルミからガラス張りへ変更されました。これは、後述するワイヤレス充電への対応に起因していると思われ、同時に発表されたiPhone Xも同じような筐体構造です。

光沢感のある仕上がりで高級感が増した一方、指紋が付きやすいというデメリットはありますし、硬度や耐久性はいかなるものか気になりますね。

また、iPhone 7同等の耐水、防沫、防塵性能も健在です。

アンテナバンドが控えめに

本体上下部よく見てみると、背面からアンテナバンドが消えていることに気づきます。側面のバンドだけが担っているのか、それともガラス背面によって補われているのか、真相は定かでありませんが、以前よりも見栄えがスッキリしたのは嬉しいポイント。

カラーバリエーションは3色展開

iPhone 7では光沢と非光沢に分かれていたブラックが「スペースグレイ」へ統合され、「ゴールド」は従来のゴールドとローズゴールドを合わせたような色合いへ変わったことで、結局iPhone 8は3色展開に落ち着きました。

情熱的な赤色「(PRODUCT)RED」を望む声も少なからずありそうですが、今後追加されるかは不明。

Apple A11 Bionicチップ搭載

モデルチェンジする以上SoCのアップグレードは必至といえますが、iPhone 8でも着実にスペックが底上げされています。

7では4コアCPU内臓の「A10 Fusionチップ」が用いられましたが、8には高効率コアを2基増やしてヘキサコア化した「A11 Bionicチップ」が採用され、AppleによればCPU能力はA10 Fusionに比べ20%向上したとのこと。グラフィック能力の伸びは更に大きく、従来比で30%向上。

公称値をそのまま当てはめると、Androidスマホにおける最高級SoC「Qualcomm Snapdragon 835」と同等もしくはそれ以上の性能が期待できます。

Qiによるワイヤレス充電に対応

「Qi」(チー)によるワイヤレス充電に対応したのも注目ポイントで、マット状の充電器の上にiPhone本体を乗せるだけで、内蔵バッテリーが充電される仕組みです。

スマホやパソコンの周辺アクセサリーを開発・販売するBelkinとMophieから、iPhone 8/8 PlusおよびiPhone Xに対応したワイヤレス充電器がリリースされるとのことで、こちらは別売り。iPhoneとApple WatchとAirPodsを同時に充電できる「AirPowerマット」なるApple純正の充電器も明かされていますが、こちらは2018年に登場とのこと。

4K@60fpsに対応した高性能カメラ

7 Plusのデュアルカメラほどのインパクトはありませんでしたが、カメラも着実にグレードアップ。特に大きく進化したのは動画機能で、従来は30fps止まりだった4K動画は、2倍のフレームレート=60fpsで撮影できるようになりました。

スローモーション撮影に関しても強化され、以前は720p止まりだった240fps撮影が、iPhone 8/8 PlusではフルHDでも可能になりました。

また、プレミアムモデルiPhone Xのデュアルカメラは両カメラ共に光学式手ぶれ補正に対応していますが、8 Plusは7 Plus同様に広角カメラのみの対応なので、この点は注意が必要です。

容量は64GBと256GBで、価格は7とほぼ変わらず。9/15予約開始、9/22発売

最後に気になるお値段ですが、以下のとおり。予約注文の受け付けは今月9月の15日16:01から始まり、実際に販売が開始されるのは9月22日です。

  • iPhone 8 64GB:78,800円(税込み85,104円)
  • iPhone 8 256GB:95,800円(税込み103,464円)
  • iPhone 8 Plus 64GB:89,800円(税込み96,984円)
  • iPhone 8 Plus 256GB:106,800円(税込み115,344円)

最低容量が32GBから64GBへ引き上げられたことにより、当然のごとくエントリーモデルは値上がりしています。しかし、最上位の256GBモデルで比べると7が94,800円に対し8が95,800円なので、容量あたりに換算するとほぼ据え置きと言って良いでしょう。

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