レビュー

Huawei P20 Proのゲーミング性能や電池持ち、充電時間を検証

  • 2018-05-22
  • 2018-06-09

Huawei P20 Proは「カメラ」ばかりが語られがちですが、新チップ「Kirin 970」の採用でパフォーマンス面にも力が入っているので、性能に関しても見逃せませんよ。今回の記事では、各種ベンチマークアプリの結果と、ゲームとの相性等をチェックしていきたいと思います。

また、バッテリー容量は4,000mAh(ドコモ版は3,900mAh)と大容量で、急速充電もしっかりサポートしています。気になる電池持ちや充電時間も徹底調査してみました。

Huawei P20 Pro 6GB RAM + 128GB ROM 海外版SIMフリーモデル

Kirin 970の性能をベンチマークでチェック

Antutu Benchmark v7

ベンチマークといえばこれ!Antutu Benchmarkの最新バージョンv7を試してみました。

CPUスコアは7万点ちょい、GPU(旧3D)スコアは7万点半ばをマークし、総合スコアは20万点の大台を超えて20.5~20.6万点を推移しました。

残念ながら、Galaxy S9やZenFone 5ZやMi MIX 2Sなどに搭載されているSnapdragon 845には、及びませんでした。しかし、その一世代前にあたるSD835(OnePlus 5TやZenFone 4 Proなど)や、A11 Bionicチップ搭載のiPhone Xと同等のスコアを叩き出したので、フラッグシップの座に恥じない結果といえるでしょう。

ちなみに、旧世代Kirin 960チップを搭載しているMate 9やP10は15万点半ばをマーク。それに比べると30%ほど向上しています。

  • CPUスコア
  • GPUスコア
  • UXスコア
  • MEMスコア
  • Xiaomi Mi MIX 2S (6GB RAM)Snapdragon 845
    270138
  • OnePlus 5T (8GB RAM)Snapdragon 835
    214590
  • Huawei P20 ProHiSilicon Kirin 970
    206033
  • Apple iPhone XApple A11 Bionic
    202949
  • Huawei Mate 9HiSilicon Kirin 960
    156852
  • Elephone U ProSnapdragon 660
    141339
  • Huawei nova lite 2HiSilicon Kirin 659
    88782
  • Huawei novaSnapdragon 625
    78062

Antutu Benchmark v6

去年年末まで現役活躍していた旧バージョン「Antutu v6」でも調べてみました。

総合スコアは17.3万点~17.5万点を推移し、こちらも同じくSnapdragon 835に並ぶ結果です。

  • 3Dスコア
  • UXスコア
  • CPUスコア
  • RAMスコア
  • Apple iPhone XApple A11 Bionic
    211072
  • Xiaomi Mi MIX 2SSnapdragon 845
    211063
  • OnePlus 5T (8GB RAM)Snapdragon 835
    187131
  • Huawei P20 ProHiSilicon Kirin 970
    175829
  • Samsung Galaxy S8Snapdragon 835
    166503
  • Apple iPhone 7Apple A10 Fusion
    166093
  • Huawei P10HiSilicon Kirin 960
    137044
  • Apple iPhone SEApple A9
    124999
  • Apple iPhone 6Apple A8
    78581
  • Huawei nova lite 2HiSilicon Kirin 659
    68298
  • Huawei novaSnapdragon 625
    65301
  • Huawei nova liteHiSilicon Kirin 655
    57247

Geekbench 4

続いて、CPUの処理能力を測る「Geekbench 4」。1コアあたりの性能を示すシングルコアスコア(Single-Core Score)は1,900点前後、総合力を測るマルチコアスコア(Multi-Core Score)は約6,700点をマーク。

やはりこちらもSnapdragon 835とほぼ同じ結果で、マルチコアスコアはiPhone 7・7 Plusに搭載されているA10 Fusionチップを上回ります。しかし、iPhone XのA11チップはシングル・マルチ共に他のチップを(ベンチマーク上では)凌駕しており、Apple独自チップとiOSと親和性の高さが顕となっています。

  • マルチコアスコア
  • シングルコアスコア
  • Apple iPhone XApple A11 Bionic
    10167 4193
  • Xiaomi Mi MIX 2SSnapdragon 845
    8894 2425
  • Samsung Galaxy S9 (Exynos)Samsung Exynos 9810
    8548 3356
  • Samsung Galaxy S9 (SDM)Snapdragon 845
    7990 2237
  • Huawei P20 ProHiSilicon Kirin 970
    6781 1891
  • Xiaomi Mi6Snapdragon 835
    6619 1925
  • OnePlus 5T (8GB RAM)Snapdragon 835
    6330 1995
  • Huawei Mate 9HiSilicon Kirin 960
    6258 1928
  • Apple iPhone 7Apple A10 Fusion
    5960 3522
  • Apple iPhone SEApple A9
    4238 2506
  • Huawei novaSnapdragon 625
    4133 865
  • Elephone S7 (3GB RAM)MediaTek Helio X20
    3921 1497

人気のゲームを5タイトルをプレイしてみた

デレステ

アイドルリズムゲーム「デレステ」は、3Dグラフィックの処理能力のみならず、ディスプレイのタッチ精度や放熱性等も要求される非常にシビアなゲームなので、端末のゲーミング性を測るにはもってこい。

まず表示に関してですが、ご覧のとおり↓ノッチ周囲の画面上部分は黒く塗りつぶされて、タイトル画面や曲選択画面、ルーム、コミュなどは18:9(2,160 x 1,080)で表示されます。

しかし、3Dでの楽曲プレイやMV再生の際は16:9(1,920 x 1,080)にクロップされてしまうので、フルスクリーン対応のゲームに慣れている目には少々物足りなく感じてしまいますね。

肝心の楽曲プレイについて。タッチの精度は良好で、連打や連続フリックが続く場面でも判定漏れは一切確認出来ませんでした。

がしかし、シャンシャンという判定音がほんの僅かに遅れ、ノーツの多い場面では特にばらつきが目立ちます。Snapdragon搭載のハイエンドAndroidやiPhone Xのほうが、その辺のレスポンスは素直かな?という印象を受けました。

ちなみに、ノーツと音楽のタイミングは「+35」に設定しています。だからといって特に支障はありませんが、iPhone Xでは0、OnePlus 5Tでは+18で遊べているので、気になる部分ではありますね。

初期状態では「3D標準」にチェックが入っているので、長時間快適に遊ぶならそれがベストな設定といえます。3D標準で「Frost」のMasterをプレイする様子↓

最高設定の「3Dリッチ」も特に問題なく動きましたが、3曲ほど連続プレイすると発熱が目立ってくるとともに判定が怪しくなってくるので、お奨めはできません。3Dリッチで「We’re the friends!」のMasterをプレイする様子↓

そうそう、一時期問題視されたHuaweiスマホでの「ジャギ」現象ですが、去年の6月のアップデートで既に解決済みですのでご安心を。

ミリシタ

ミリシタの挙動もデレステとほぼ変わりありませんが、こちらの方が新しくリリースされたため、プレイ画面とMVも18:9表示にしっかり対応しています。

こちらのタイミング調整は+8で、前述したノーツ音のズレはデレステよりも少しばかり抑えられている…気がします。

PUBG Mobile

最近リリースされたFPS「PUBG Mobile」もプレイしてみました。試しにHDR表示 + ウルトラフレームレートに設定してみましたが、iPhone XやOnePlus 5Tと比べても遜色ないレベルで、目立ったカクツキ等無く快適に遊べます。

しかしながら、試合終盤に差し掛かると発熱と電池の消耗が目立つので、標準もしくはHD辺りが無難でしょう。

ポケモンGO

P20 Proはジャイロセンサーを内蔵しているので、ポケモンGOのARモードも問題なく動きました。GPSの精度も全く申し分ありません。

また、メニューバーが透けて表示されるため、電池残量を常に把握できるのは嬉しいポイント。

Minecraft PE

今回試した3Dゲームの中で、最も快適に動いたのは「Minecraft PE」でした。フレームレートは常に安定していて、長時間プレイしていても極めて安定していました。

省電力化のおかげでMate 9よりも電池持ちが良い

続いてバッテリーについて。

P20 Proに採用された新チップ「Kirin 970」は、プロセスルールを旧型Kirin 960の16nmから10nmへ微細化することで、性能向上と同時に省電力化も果たしています。

これまでメインスマホとして使ってきたMate 9には、4,000mAhの大容量バッテリーが載っていますが、チップは旧型のKirin 960です。対するP20 Proにも、4,000mAh(ドコモ版は3,900mAh)のバッテリーが積まれていますが、こちらは新設計のKirin 970を採用したため、Mate 9よりも明らかに電池持ちが伸びています。

PCMarkというベンチマークアプリのバッテリーテスト「Work 2.0 battery life」は、Web閲覧や写真編集といった日常的な作業を自動で繰り返し、残量100%から20%に至るまでの時間を測るというもの。これで調べてみたところ、結果は10時間ちょうど。

Mate 9に比べると1時間近く伸びていますし、P10比では実に2時間半(30%ほど)も向上しています。

P20 Pro片手に半日散歩することの多いココ最近ですが、写真や動画撮りまくっていても電池不足には陥っておらず、予備の為に持ち歩いているモバイルバッテリーも結局使わずじまい。体感上ではiPhone Xよりも長持ちしている印象です。

  • Xiaomi Mi6Snapdragon 835
    10:22
  • Huawei P20 ProHiSilicon Kirin 970
    10:00
  • OnePlus 5 (6GB RAM)Snapdragon 835
    9:29
  • Huawei novaSnapdragon 625
    9:07
  • Huawei Mate 9HiSilicon Kirin 960
    9:05
  • OnePlus 5T (8GB RAM)Snapdragon 835
    8:58
  • Huawei P10 liteHiSilicon Kirin 658
    7:41
  • Huawei P10HiSilicon Kirin 960
    7:23
  • Huawei nova lite 2HiSilicon Kirin 659
    6:50

Huaweiスーパーチャージによる超急速充電

Mate 9やP10同様、P20 ProもHuawei独自の急速充電テクノロジー「Huaweiスーパーチャージ」をサポートしています。

専用の充電器とケーブルが必須になりますが、その両方を合体させて充電することで、電池残量一桁の状態でもたった50分で80%、1時間半でフル充電できてしまいます。爆速です。

Battery Mixの計測画面

密かにUSB-PDもサポートしている

スーパーチャージばかりが脚光を浴びる一方で、実はもう一つ「USB-PD」(USB Power Delivery)という高出力充電にも対応しています。

Google PixelやGalaxy S9シリーズ、HTC U11、Xperia XZ2など最近のメジャーなスマホに加え、iPhone X・8・8 PlusやiPad Proシリーズ、さらにはMacBookはじめとするUSB-C搭載ノートパソコンにも相次いで採用され始めたので、おそらく今後の主流規格になるでしょう。

スーパーチャージはHuawei完全独自の規格で、対応機器を見つけ出すのは至難の業ですが、PD対応のUSB-C充電器と両端USB-Cのケーブルならいくらでも出回っています。肝心の充電速度はスーパーチャージと大差ないため、それならば汎用性が高くてユーザーライクなPDに頼ってしまおうという訳です。

dodocool 60W 6ポートUSB-PD対応充電器 DA124

Anker PowerLine II 3.1(Gen2)

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