レビュー

Huawei P20 Proカメラ画質レビュー:iPhone Xとの比較(Part5)

  • 2018-07-02
  • 2018-07-02
  1. 建物/植物/自然/食べ物の写真
  2. 夜景と長時間露光撮影
  3. ズーム/ぼかし/モノ/パノラマ
  4. 動画撮影
  5. iPhone Xとの比較

※この記事は5ページ目です。初めてご訪問された方は、1ページ目からお読み頂いたほうが分かりやすいかと思います。

最後となる5ページ目では、Huawei P20 ProとiPhone Xのカメラ画質を比較。どちらも10万円超えのスマホですが、どれほどの違いが出るのか!?

dxomark.comが公表するDxOMark Mobileで現状ぶっちぎりのトップ109点を誇るP20 Proに対し、iPhone Xは97点。この12点差が全てを物語っている気もしますが、撮り比べてみないと実感が沸かないので、様々なシーンで試してみました。

ページ内に掲載されている写真は、リサイズしたうえ圧縮率を高めたものになります。オリジナルを閲覧したい方は各写真をクリックして別ウィンドウにて原寸大表示して頂ければと思いますが、どれもこれも数MBあるので、モバイル回線で閲覧される際は通信量にご注意くださいね!

Huawei P20 Pro 6GB RAM + 128GB ROM 海外版SIMフリーモデル

すべて左側がP20 Proで右側がiPhone Xとなります。

昼間撮った写真で比較

スカイツリーの近くにあるスーパードライホール(金のンコ)と吾妻橋。iPhone Xのほうが明るく写ってますが、P20 Proのほうが肉眼に近い仕上がりです。

端の影や鉄骨に注目。P20 Proのほうがノイズ少ないことがお分かりいただけるでしょうか?

彩度の違いを見るため、花を撮影してみました。AIモードを有効にしたP20 Proは派手な色合いで、ノンエフェクトなiPhone Xのほうが現物に近い仕上がりです。

紫陽花を接写↓ iPhone Xのほうが明るくて肉眼に近い写り。両機種ともオートで撮影しましたが、背景のボケ度合いはP20 Proのほうが強くなってます。

緑生い茂る公園↓ AIモードオンにして撮ったP20 Proは緑がものすごく鮮やかなのに対し、iPhone Xは肉眼よりも冷たい色合いで、個人的にはP20 Proのほうが断然好みです。

西陽に照らされる新宿のビル↓

拡大してみても大差ありませんね。

木の陰から撮ったお堂で、両方とも手動でフォーカスを合わせずに機械任せ。iPhone Xのほうは自動露出が変な所に合ってしまったためか、異常に暗くなってしまいました…。

バーガーを撮り比べ↓ P20 ProはAIが「食べ物」と認識してくれたおかげで飯テロ向きな写真に。

暗所・夜景で比較

さて、本命は暗所撮影です。

あまりにも違いが顕著に現れてしまったのがコチラ↓ 遠目で見てもP20 Proのほうがしっかりとした写り。

拡大してみると差は歴然。P20 Proは看板や歩道橋の手すり、建物の中までもがしっかり写っているのに対し、iPhone Xは白飛びやボケが目立ちます。

こちらは水面の反射や奥にあるビルの壁面部分に注目↓

こちらも圧倒的にP20 Proのほうが再現率高し↓

P20 Proは文字の一つ一つまでもがクッキリ写し出されている一方で、iPhone Xは殆ど白飛びしてしまって読めない部分も。

上野仲通り商店街の入り口↓

P20 Proは「上中」のゴツゴツ感をしっかり再現できていますが、iPhone Xは詰めが甘い感じ。

店内までしっかり再現できているP20 Proに対し、iPhone Xは白飛び。

上野の高架下にある居酒屋↓ やはりこちらもiPhone Xは白飛び…。

ズームを比較

続いてズームを比較してみました。

まずは5倍ズームで撮ったスカイツリー↓ iPhone XはP20 Proよりも明るく写ってますが…

拡大して見比べてみると、P20 Proのほうが丁寧な仕上がりです。

3倍ズームで撮影したこちらの写真は大差ありませんね↓

3倍ズームで撮った新宿のビル↓

窓の辺りを注視してみると、P20 Proのほうが輪郭はっきりしてますね↓

日没後の東京都庁舎を3倍ズームで↓ 遠目で見れば大差無いように思えますが…

壁面を拡大してみると、P20 Proのほうがノイズ少ないことが分かります。

手前に写る葉の部分にも注目。

動画を比較

静止画においては全体的にP20 Pro優勢となりますが、動画撮影、特に4Kに関してはiPhone X側へ軍配上がるなと感じました。

最大の違いは4Kの60fpsが出来るか否かで、これはiPhone Xの大きな強みでしょう。これはカメラの性能うんぬんというより、チップの処理性能に依存するため、Kirin 970チップよりもA11 Bionicのほうが動画処理に適しているのかもしれません。

また、手ぶれ補正の能力にも違いがあります。iPhone Xの場合、フレームレートと解像度を問わず電子式手ぶれ補正と光学式手ぶれ補正が同時に働き、4Kであってもある程度ブレを抑えて撮影できます。しかしP20 Proの場合、電子式手ぶれ補正が使えるのは1080p@30fpsまでで、1080p@60fpsと4K@30fpsは光学式頼りとなってしまうため細かなブレが頻発。ソフトウェア見直しで改善できそうな部分ではあるので、今後のアップデートに期待したいところ。

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