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P20 liteは本当にお買い得?P10 liteやnova lite 2と比較してみた

  • 2018-06-14
  • 2018-06-14

Huaweiより、新たな低価格モデルとして「P20 lite」が日本市場へ投入されましたが、ここでひとつ、旧型の「P10 lite」、それからP20 liteとスペックの似通った「nova lite 2」を引き合いに出して比べてみましょう。

Huawei P20 lite 国内版SIMフリーモデル

P20 lite / P10 lite / nova lite 2 比較表

まずは3機種の主なスペックを比較してみましょう↓

P20 lite P10 lite nova lite 2
SoC Kirin 659 Kirin 658 Kirin 659
ストレージ 32GB、64GB(au版のみ) 32GB 32GB
メモリ 4GB 3GB
ディスプレイ 5.8インチ
2,280 x 1,080
LTPS液晶
5.2インチ
1,920 x 1,080
IPS液晶
5.65インチ
2,160 x 1,080
TFT液晶
メインカメラ 1,600万画素 + 200万画素 1,200万画素 1,300万画素 + 200万画素
インカメラ 1,600万画素 800万画素 800万画素
バッテリー 3,000mAh
USB端子 USB Type-C Micro USB
イヤホンジャック あり
MicroSDカード 最大256GB 最大128GB 最大256GB
SIMカード Nano-SIM x2
DSDS 2G + 4G
(国内では非対応)
VoLTE ソフトバンク、au au 非対応
Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac 802.11b/g/n
筐体寸法 幅71mm
厚み7.4mm
高さ149mm
幅72mm
厚み7.2mm
高さ146.5mm
幅72.05mm
厚み7.45mm
高さ150.1mm
本体重量 145g 146g 143g

P20 liteの魅力は大画面とUSB-C端子

Huawei P20とP20 Proには、従来よりも更に縦長になったワイドディスプレイが備わり、上部にはiPhone Xを思わせるノッチ(切り欠け)が設けられました。

同じ系列であるP20 liteもそれにならって、2,280 x 1,080ピクセル = 縦横比19:9の縦長ディスプレイを搭載すると共にノッチスタイルを採用しており、P10 liteやnova lite 2よりも得られる情報量が増えています。ノッチデザインは賛否両論ありますが、前面の殆どが画面で埋め尽くされたことで、格安機とは思えないほどスタイリッシュに仕上がっていることは確かです。

もう一つ、決定的な改善点を挙げるとすれば、底面の端子がMicro USBからUSB Type-Cへ変わったこと。P10 liteもnova lite 2もMicro USBで、挿すたびに表と裏を確かめねばなりませんでしたが、このP20 liteに備わっているUSB-C端子は両面リバーシブルなので、煩わしさが無くなりました。耐久性の面でも、USB-Cは優れています。

残念ながらスペック面は殆ど変化無し

SoCは「Kirin 659」で性能変わらず

SoC(システム・オン・チップ)は人間で言えば頭脳にあたるパーツで、端末の処理性能を大きく左右します。

これまでP8 lite → P9 lite → P10 liteと歩んできたP liteシリーズが、いきなりP20 liteへジャンプして訳ですから、中身もそれなりにパワフルになったのか!?と思いきや、実のところP10 liteと同じ。いや、正確にはKirin 658から659へ進化しています。しかしながら、ベンチマークスコアでみれば1割ほどの僅差で、nova lite 2(Kirin 659)とP10 lite(Kirin 658)を両方使ってみたところ、体感では分からないレベルでした。

お馴染みのベンチマーク「Antutu Benchmark v7」で比べてみるとこんな感じ↓

  • CPUスコア
  • GPUスコア
  • UXスコア
  • MEMスコア
  • Huawei P20 ProHiSilicon Kirin 970
    206033
  • Apple iPhone XApple A11 Bionic
    202949
  • Huawei Mate 9HiSilicon Kirin 960
    156852
  • Huawei nova lite 2HiSilicon Kirin 659
    88782
  • Huawei novaSnapdragon 625
    78062
  • Huawei P10 liteHiSilicon Kirin 658
    77381

バッテリーの持ちにも期待できない

バッテリーに関しても全くもって進化無しで、P10 liteやnova lite 2と同じ3,000mAhを内蔵。

Kirin 658や659は燃費に優れたチップではなく、以前実施したP10 liteやnova lite 2のバッテリーテストは、いずれもパッとしない結果となりました。実機を確かめないと何とも言えないところではありますが、スペックから推するにこの2機種と同等の電池持ちと思われます。

ベンチマーク「PCMark」のバッテリーテスト機能「Work 2.0 battery life」で計測したリアルな駆動時間です↓

  • Xiaomi Mi6Snapdragon 835
    10:22
  • Huawei P20 ProHiSilicon Kirin 970
    10:00
  • Huawei novaSnapdragon 625
    9:07
  • Huawei Mate 9HiSilicon Kirin 960
    9:05
  • OnePlus 5T (8GB RAM)Snapdragon 835
    8:58
  • Huawei nova liteHiSilicon Kirin 655
    8:15
  • Huawei P10 liteHiSilicon Kirin 658
    7:41
  • Huawei P10HiSilicon Kirin 960
    7:23
  • Huawei nova lite 2HiSilicon Kirin 659
    6:50
  • MAZE AlphaMediaTek Helio P25
    6:09
  • Vernee ApolloMediaTek Helio X25
    4:21

デュアルカメラに過度な期待は禁物

P10 liteは前後共にシングルカメラでしたが、最近のデュアルカメラトレンドに乗っかったP20 liteは、背面カメラが2眼になりました。

メインカメラは1,600万画素・f/2.2と標準的なスペックですが、そのサブカメラは200万画素・f/2.4と控えめで、背景ぼかし撮影における距離測定のみに徹しています。上位機種のP20みたくサブカムで捉えたモノクロ映像を合成するスタイルでもないですし、当然ながらP20 Proみたいな光学望遠はありません。

さらには、被写体を判別して適したチューニングを施す目玉機能「マスターAI」も省かれており、“P20”冠している割には貧相かなという印象で、どちらかといえばnova lite 2寄り。

従来同様DSDS非対応なP20 lite

SIMフリー版とUQ版のP20 liteは2つのNano-SIMスロットを備えていて、Nano-SIMカードを2つ装着できますが、片方のSIMはGSM(2G)待ち受けオンリーのため、日本国内では両回線の同時待ち受け(DSDS)ができません。P10 liteやnova lite 2も同じく、国内でのDSDS不可です。

3万円以上のP20 liteと、それよりも1万円ほど安いP10 lite・nova lite 2

そして最大の焦点は価格。

まずはP20 liteですが、SIMフリーモデルの定価は31,980円(税込み34,538円)で、6月14日現在はアマゾンにて9%割引の31,386円(税・送料込み)で予約受付中です。

対するP10 liteは発売から一年ほど経ち、在庫状況はまちまちですが、ざっと23,000円~26,000円で新品が手に入ります。

廉価版のnova lite 2はさらに安くて、今しがた調べたところ、OCNモバイルONEのSIMカードセット(契約不要)で19,764円でした。P20 liteよりも1万円以上安く買えてしまいます。

コスパ優先なら、見送る or 待つのが賢明か?

型落ち機種を引き合いに出して値段がどうこういうのは少々分が悪い気もしますが、事実、P20 lite同等の性能を有するHuaweiスマホが1万円ほど安く買えてしまうわけですから、コストパフォーマンス追求するなら絶対そちらのほうが良いですよね。

P20 lite、決して悪い端末ではありませんが、それよりお買い得なP10 liteとnova lite 2も有力候補になるでしょう。両面リバーシブルなUSB-C端子を必ずしも欲しなければ、なおさらです。

HUAWEI nova lite 2 SIMフリー OCNモバイルONE SIMカード付

Huawei P10 lite SIMフリースマートフォン

“待つ”という選択肢も大いにありでしょう。新チップKirin 710を搭載した「Nova 3」が今夏登場するかも?なんて囁かれていますので、Huaweiの低価格機はそれまでお預けかな?なんて思ったり…。

また、Huaweiの本拠地中国では、Kirin 970チップ搭載でP20同等性能を確保しつつも安価な「Honor 10」がリリースされていますから、こいつの日本上陸にも期待したいところ。honor 8とhonor 9はいずれも国内投入されているので、可能性は低くありませんよ。

 

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